今回も深夜テンションで駄文です。
突如この場に現れた風牙。
リアス達は勿論驚愕していた。
そしてリアスはそのまま叫ぶ。
「風牙くん!貴方なんでここに!?」
「…その節はどうもお世話になりました。リアス・グレモリー様。何でここにと言われたら、助っ人として来たからです」
助っ人。その言葉に心当たりがあった一誠は武に問う。
「武!お前が言ってた助っ人ってもしかして…!」
「……あぁ。ったく、来るのが遅いんだよ!風牙!」
「…すみません。おば…メラシア様との会談が思ったよりも長引いてしまいまして…しかし、ここからは役立たせてもいます!」
しかし、そう意気込む風牙をアスモダイは嘲笑う。
『はっ!助っ人に魔戒騎士を選ぶとは、お前も運がないな。忘れたのか?この宝玉がある限り、お前達は鎧を召喚できないんだぞ』
そう言って馬鹿にしていたが実際その通りで、素体ホラーならともかく、魔獣騎士相手では鎧なしで戦うのは無謀と言っても良いだろう。
……そう。相手が他の魔戒騎士ならの話だが…
『まぁ良い。お前が魔戒騎士である以上ここで死んでもらうけどな』
そう言うとアスモダイは風牙へと飛び掛かり、手に持つ剣で切り掛かる。
このままでは殺れる。そう思ったリアスは彼を守ろうとしたが、朱乃がそれを止める。
「何をするの朱乃!このままじゃ彼が…!」
「…大丈夫ですわ、リアス。彼にはまだ…切り札がありますもの…」
そしてこの時、朱乃はあの日のことを思い出していた。
そう、それは風牙が自身の秘密を話し朱乃と恋仲になったあの日の事。
あの日、風牙は自身が魔戒騎士である事とホラーと人間のハーフである事意外にも、重大な秘密を話していたのだ。
ガキィィン!
次の瞬間、なんと風牙はアスモダイが振り下ろした剣を
『なに!?』
これには流石にアスモダイも、そしてリアス達も驚いたが…彼らが驚いたのは片手で受け止めた事ではない。
「…何だ…あれ…?」
一誠がそう言うのも無理はない。
何故なら、風牙の手は……人間とはかけ離れた異形の物になっていたからだ。
『その手…貴様まさか!』
ドゴォォオ!
アスモダイが何かを言う前に、風牙は反対の手を変化させて腹を殴り、吹き飛ばした。
『良いのか風牙。朱乃は兎も角、他の奴等への説明は面倒だぞ』
ザルバはそう言うが、風牙は気にしていないようだった。
「この状況なら仕方がないですよ。…それに、いつからバレることでしたからね」
風牙はそう言うと、両腕をクロスして力を溜め始める。
「ハァァァァア!」
すると、風牙の身体は徐々に変化していった。
肌は灰色となり、顔は牙を剥き出しにした狼のように変化し、胸の部分は肋骨が剥き出しになり、まるでホラーの様だった。
『きっ…貴様!まさかホラーか!』
『…そんな事、あなたに話す必要がありますか?』
そう言うと風牙は、アスモダイへと切り掛かる。
ガキィィン!ガキィィン!と、剣同士がぶつかり合う音がするが、アスモダイは風牙に少し押されていた。
『この剣技…まさか貴様!』
『ハァァア!』
そして風牙は、アスモダイの胸の部分に剣を振り下ろした。
『くぅ!』
パリィィン!
アスモダイはギリギリ剣を避けたが、胸にしまっていた宝玉は今の攻撃で砕け散ってしまった。
『…ちっ!仕方がないか!』
アスモダイはそう言うと何と地面に円を描き、その円が光るとそのまま消えてしまった。
『どうやら逃げたようだな』
『えぇ、そのようですね」
そして人の姿に戻った風牙はコカビエルの方を向いた。
「堕天使コカビエル。次は貴方の番です」
「ふふふ、魔戒騎士でありながらホラーになるとは…面白い!この手で貴様を殺したくなったぞ!」
ザルバ『戦争とは、悲しみと同時に狂気をも生み出すものだ』
次回、黒金
断ち切れ!若き魔戒騎士よ!
久々にザルバを喋らせた気がします…
因みに、風牙のホラー態は尊士のホラー態と酷似しています。