ハイスクール牙狼《GARO》   作:エルドラス

30 / 42
ここからオリジナルの展開になっていくので書くのが大変。

今回も深夜テンションで駄文です。


異形

突如この場に現れた風牙。

 

リアス達は勿論驚愕していた。

 

そしてリアスはそのまま叫ぶ。

 

「風牙くん!貴方なんでここに!?」

 

「…その節はどうもお世話になりました。リアス・グレモリー様。何でここにと言われたら、助っ人として来たからです」

 

助っ人。その言葉に心当たりがあった一誠は武に問う。

 

「武!お前が言ってた助っ人ってもしかして…!」

 

「……あぁ。ったく、来るのが遅いんだよ!風牙!」

 

「…すみません。おば…メラシア様との会談が思ったよりも長引いてしまいまして…しかし、ここからは役立たせてもいます!」

 

しかし、そう意気込む風牙をアスモダイは嘲笑う。

 

『はっ!助っ人に魔戒騎士を選ぶとは、お前も運がないな。忘れたのか?この宝玉がある限り、お前達は鎧を召喚できないんだぞ』

 

そう言って馬鹿にしていたが実際その通りで、素体ホラーならともかく、魔獣騎士相手では鎧なしで戦うのは無謀と言っても良いだろう。

 

……そう。相手が他の魔戒騎士ならの話だが…

 

『まぁ良い。お前が魔戒騎士である以上ここで死んでもらうけどな』

 

そう言うとアスモダイは風牙へと飛び掛かり、手に持つ剣で切り掛かる。

 

このままでは殺れる。そう思ったリアスは彼を守ろうとしたが、朱乃がそれを止める。

 

「何をするの朱乃!このままじゃ彼が…!」

 

「…大丈夫ですわ、リアス。彼にはまだ…切り札がありますもの…」

 

そしてこの時、朱乃はあの日のことを思い出していた。

 

そう、それは風牙が自身の秘密を話し朱乃と恋仲になったあの日の事。

 

あの日、風牙は自身が魔戒騎士である事とホラーと人間のハーフである事意外にも、重大な秘密を話していたのだ。

 

 

 

 

ガキィィン!

 

次の瞬間、なんと風牙はアスモダイが振り下ろした剣を片手(・・)で受け止めたのだ。

 

『なに!?』

 

これには流石にアスモダイも、そしてリアス達も驚いたが…彼らが驚いたのは片手で受け止めた事ではない。

 

「…何だ…あれ…?」

 

一誠がそう言うのも無理はない。

 

何故なら、風牙の手は……人間とはかけ離れた異形の物になっていたからだ。

 

『その手…貴様まさか!』

 

ドゴォォオ!

 

アスモダイが何かを言う前に、風牙は反対の手を変化させて腹を殴り、吹き飛ばした。

 

『良いのか風牙。朱乃は兎も角、他の奴等への説明は面倒だぞ』

 

ザルバはそう言うが、風牙は気にしていないようだった。

 

「この状況なら仕方がないですよ。…それに、いつからバレることでしたからね」

 

風牙はそう言うと、両腕をクロスして力を溜め始める。

 

「ハァァァァア!」

 

すると、風牙の身体は徐々に変化していった。

 

肌は灰色となり、顔は牙を剥き出しにした狼のように変化し、胸の部分は肋骨が剥き出しになり、まるでホラーの様だった。

 

『きっ…貴様!まさかホラーか!』

 

『…そんな事、あなたに話す必要がありますか?』

 

そう言うと風牙は、アスモダイへと切り掛かる。

 

ガキィィン!ガキィィン!と、剣同士がぶつかり合う音がするが、アスモダイは風牙に少し押されていた。

 

『この剣技…まさか貴様!』

 

『ハァァア!』

 

そして風牙は、アスモダイの胸の部分に剣を振り下ろした。

 

『くぅ!』

 

パリィィン!

 

アスモダイはギリギリ剣を避けたが、胸にしまっていた宝玉は今の攻撃で砕け散ってしまった。

 

『…ちっ!仕方がないか!』

 

アスモダイはそう言うと何と地面に円を描き、その円が光るとそのまま消えてしまった。

 

『どうやら逃げたようだな』

 

『えぇ、そのようですね」

 

そして人の姿に戻った風牙はコカビエルの方を向いた。

 

「堕天使コカビエル。次は貴方の番です」

 

「ふふふ、魔戒騎士でありながらホラーになるとは…面白い!この手で貴様を殺したくなったぞ!」




ザルバ『戦争とは、悲しみと同時に狂気をも生み出すものだ』

次回、黒金

断ち切れ!若き魔戒騎士よ!

久々にザルバを喋らせた気がします…

因みに、風牙のホラー態は尊士のホラー態と酷似しています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。