ハイスクール牙狼《GARO》   作:エルドラス

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まじでそろそろこの章も終わりが見えてきました。


黒金

風牙は魔戒剣を構えると、コカビエルに切り掛かる。

 

対するコカビエルは、光の槍を生み出しそれを風牙に投げつけて攻撃をする。

 

しかし、風牙はその槍を避けながらコカビエルに近づいて行く。

 

「なに!」

 

その後もコカビエルは何本も光の槍を生み出すとそれを投げつけるが、その全てを風牙は避けた。

 

「はぁ!」

 

ガキィン!

 

「ぐぅ!」

 

そして風牙はコカビエルの目の前に迫ると、魔戒剣を振り下ろし、コカビエルはギリギリのところで光の槍を生み出しその攻撃を受け止めた。

 

そして風牙は一旦コカビエルから距離を取る。

 

「くくく、やるじゃないか魔戒騎士。殺す前に貴様の名を教えてもらおうか…」

 

コカビエルはそう笑いながら言うが、それを聞いたザルバは口を開く。

 

『全く、お前はあの時から変わらず傲慢だな。誰も彼もがお前みたいに戦争を望んでる訳じゃないって少し考えれば分かるだろうが…』

 

ザルバのその発言を聞くと、コカビエルの顔色が少し変わった。

 

「その声…貴様まさか魔導輪ザルバか!」

 

『あぁ、久しぶりだなコカビエル。まさかまだ戦争に未練があるとは思わなかったがな』

 

「魔導輪ザルバを持つ魔戒騎士…貴様まさか!」

 

風牙がザルバを所持している事を知ったコカビエルは、風牙の正体を知った。

 

「えぇ、お察しの通りです」

 

風牙はそう言うと、魔戒剣を天に掲げ円を描く。

 

そして描かれた円は光出し、その光から鎧が現れ、風牙はその鎧を身に纏った。

 

その鎧は、身体の大部分が漆黒に染まっていたが、狼を模した顔の上半分や胸部と腕の一部が黄金に染まっていた。

 

その姿を見たコカビエルは顔を引き攣らせ、身体も少しばかり震えていた。

 

「まさか…黄金騎士…牙狼!?」

 

「牙狼?…武…風牙って一体何者なんだ?」

 

コカビエルが戦慄している少し遠くで、一誠は武にそう問う。

 

「…風牙はな。俺達魔戒騎士団の騎士団長にして、最強の魔戒騎士だけが所持し、名乗る事を許されている魔戒騎士…黄金騎士牙狼だ」

 

そう言った武を他所に、コカビエルは今度は笑顔を浮かべ始めた。

 

「まさか牙狼が現れるとは思わなかったが…寧ろこれは好奇!貴様をこの場で打ち取れば新魔界派は崩壊するだろう!」

 

そう言うと光の槍を二本生み出すとそれを風牙に向かって投擲する。

 

「…残念ながらそれは不可能です」

 

しかし風牙はその槍二つを魔戒剣で叩き切った。

 

「何だと!?」

 

コカビエルは動揺しながらも次々と光の槍を生み出し投擲するが、風牙はその全てを叩き切りながらコカビエルに近づいて行く。

 

「ならば!コレならどうだぁぁぁあ!!」

 

そしてコカビエルは切り札と言わんばかりの気迫で巨大な光の槍を生み出すと、それを風牙に向かって投擲する。

 

「っ!あれをまともに受けたら幾らなんでも耐えられないわ!」

 

リアスがそう叫ぶが、風牙は冷静に魔戒剣を構える。

 

アレ(・・)、やるのか風牙…』

 

「…えぇ、それぐらいしないと今の私ではあれを破壊出来ませんからね」

 

そう言うと、風牙は剣を構えたまま独特の舞を踊る。

 

すると、黒い霧が魔戒剣の中央にある赤い宝石に吸収され、辺りに黄金の霧が立ちこめる。

 

すると魔戒剣は黄金の光を放つ。

 

「その構え…!何故貴様が『あの騎士と同じ技』を!」

 

「…闇よりいでし貴方の因果…光を受けて闇に帰りなさい!」

 

すると風牙は剣に溜まった光を槍に向かって放つ。

 

すると光の槍はその場に静止したように動かなくなる。

 

そしてその場から一気に飛び上がると、光の槍を一刀両断する。

 

そしてその勢いを保ったまま風牙はコカビエルの横を通り過ぎる。

 

すると次の瞬間、コカビエルは気を失い地面に落ちた。

 

「ご安心を…術をかけてありますので致命傷は流れています…と言っても、もう聞こえないでしょうが…」

 

そして風牙は鎧を解除する。

 

ピキ…ビキビキ…パリィン!

 

すると次の瞬間、結界にヒビが入ったと思うとその後直ぐに破壊された。

 

「コカビエルを回収しに来たが…これは思ったより面白い状況だな…」

 

その声に全員が上を向くと…そこには白き全身鎧を纏った背中から生える八枚の光の翼が神々しい輝きを発している者がいた。

 

そしてその姿は、一誠の赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)に酷似していた。




ザルバ『秘密と言うものはいつかはバレる物だ。それは秘密の大きさ関係なくだ』

次回、終結

今回の秘密はバレたら不味い気がするが…
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