ハイスクール牙狼《GARO》   作:エルドラス

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プールの物語後半戦です。
お次は朱乃さんと風牙くんが…
そして新たなカップル誕生の予感が…!?
タイトル変更しました。


子作り

それから少しして、風牙は何回か泳いだ後プールから上がって少し休んでいた。

 

「ふぅ、久々に泳ぎましたね」

 

『最近はあんまり泳ぐ機会が無かったからな』

 

風牙はザルバとそうして話していたが、その隣に、先程まで泳いでいた朱乃が座った。

 

「ふふふ♪久しぶりに泳いでみたけど、やっぱり気持ちいですわね」

 

そう言いながらうーんと蹴伸びをする朱乃は先程まで泳いでいた影響か濡れており、その風貌は少しばかり妖艶さを見せており、風牙は少しドキドキしていた。

 

そんな彼に、朱乃は手に持っていたオイルの容器を見せる。

 

「ねぇ風牙くん。貴方が良ければだけど…オイルを塗ってくれないかしら?」

 

「…へ///!?」

 

その魅力的すぎる提案に、風牙は一瞬意識が飛びかけたが朱乃は間髪入れず上目で問いかける。

 

「…ダメ?」

 

「是非やらせて頂きます!」

 

(…最近、風牙がポンコツになって来ている気がする…)

 

ザルバは心の中でそう思った。

 

「ふふ、じゃあお願い♪」

 

朱乃はそう言うと、胸の部分の水着を取ってそのままうつ伏せの状態に寝転んだ。

 

その状態の朱乃は先程以上に魅力的で、少し乳輪が見えていた。

 

そんな朱乃を見て性欲が刺激される風牙だったが、襲ってはいけないと何とか理性をフル稼働させ、両手にオイルを垂らすと、そのまま朱乃の背中にオイルを塗りこんでいく。

 

「んっ…あっ…」

 

背中に塗りこんでいく度に、朱乃の口から溢れる息遣いや声が風牙の理性を破壊しようとしてくるが、そこは最強の黄金騎士牙狼を受け継いだ男。

 

何とか何事も無く背中全てにオイルを塗っていく。

 

「ふふ、風牙くんってば、意外といやらしい触り方をしますのね…」

 

「も、もう!揶揄わないでください!」

 

「ふふふ、ごめんない。可愛かったから少し意地悪しちゃった♪」

 

「むぅ…」

 

その後、風牙は何とか朱乃の背中全体にオイルを塗り終えた。

 

「はぁ、はぁ、何とか終わった。危うく理性が吹き飛ぶところでした…」

 

「お疲れ様、風牙くん♪…ねぇ、もし良ければだけですけど…前の方も塗ってくれないかしら♪」

 

その発言に、風牙は深い思考に入った。

 

(まっ、前ですって!それはつまり…む…むむむ胸の方を塗ると言う事ですか!まっ、未だ付き合って半年も経ってないのにいきなりそこまで…いやでも嫌ではないですし、寧ろ嬉しい…って!何を考えてるんですか私は…!)

 

ガッシャーン!

 

と、思考を巡らせていた風牙だったが、突如大きな物音が聞こえた。

 

「っ!何事ですか!」

 

風牙は急いで物音がした方へと走り、そして朱乃達もそれに続いて行った。

 

そして物音がしたであろう用具室へと足を踏み入れた。

 

「一体何…が…」

 

そしてそこには…

 

「あ、風牙!いや、あの、これは…事情があって…!」

 

「ん?どうした胡座。早く子作りをしよう」

 

「君はもう少し空気を読んで!?」

 

そこには半裸のゼノヴィアを押し倒している胡座がいた。

 

 

 

 

 

 

 

時刻は数十分前…

 

ゼノヴィアを呼びに行った胡座は、女子更衣室の前で彼女の名を呼んだ。

 

「ゼノヴィア。まだ着替え終わらないのか?」

 

するとガチャっとドアが開き、ゼノヴィアが顔を出した。

 

「ん?楠神胡座か。すまない、初めて水着を着たから慣れなくて時間が掛かってしまった」

 

「っ!そ、そうなんだね」

 

そんな彼女は、リアスや朱乃には及ばないが、露出の多いビキニに、そんじょそこらのグラビアアイドルなどとは比べ物にならないほど美しい身体つきで、胡座も少しばかりドキッとした。

 

「そ、そう言えば、水着を初めて着ると言うのは、やはり教会の規則は厳しかったって事かい?」

 

「そうだね。と言うよりも、こういう物に私自身興味が無かったんだ」

 

何とか話題を逸らした胡座は、ゼノヴィアに皆んなが待っている事を伝えようとしたが、その前にゼノヴィアが胡座に言葉をかけた。

 

「なぁ、楠神胡座」

 

「別に胡座で構わないよ。僕達は仲間だからね」

 

「そうか…では胡座。少しついて来てくれるか。少し話したい事がある…」

 

「?まぁ良いけど…」

 

少し不思議に思った胡座だったが、ゼノヴィアに着いていく。そして、用具室へと入って行った。

 

「それで、話したいことって?」

 

「…私は今まで、夢なんて物は無かった。それは主の為に人生の全てを捧げる覚悟だったからに他ならない。しかし、私の信じていた主はすでに死んでいた。だから、これからの生き方を…夢を探したんだ」

 

「ふむふむ」

 

「そして遂に、私は夢を見つけたんだ…!」

 

「おぉ、それは良かったじゃないか。それで?夢って言うのは一体何なんだい?」

 

神への信仰一途だった彼女の成長に、少しばかりの嬉しさを感じていた胡座は、そう問いかける。

 

「それに着いて何だが?…胡座。私と…

 

 

 

 

…子作りしてくれないか?」

 

 

 

 

 

「……は?」

 

その一瞬、胡座は思考が完全に止まってしまった。何かの間違いだろうと聞き直そうとするが…

 

「もう一度言うぞ。私と子作り…」

 

「いや!聞こえなかったわけじゃないから!聞こえたけど理解できなかっただけだから!」

 

聞き間違いでは無かった事に驚きを隠さなかったが、何とか胡座は理由を聞こうとする。

 

「ち…因みにだけど、理由を聞いてもいい?」

 

「うん。さっきも言ったが、私は子供の頃から夢や目標を持っていなかった。全てを信仰に捧げていてからね。でも、主が死んだことを知ってそれら全てを失ってしまった」

 

「う、うん」

 

「悪魔になった今、どうすればいいか分からなくなった私は部長に訊ねたんだ。そしたら部長はこう言ってくれたんだ」

 

 

 

『悪魔は欲を持ち、欲を叶え、欲に生きる存在。難しく考えることはないわ、貴女の好きに生きていいのよ』

 

 

 

「だから私は今まで信仰のためにと封じてきたものを解き放ち、味わいたいと思っている」

 

「うん…?」

 

「そうだ、私は女の喜びを解き放ち、知り、子供を産む!それが私の答えだ!」

 

「何ですとぉお!?」

 

余りにも驚き過ぎて少し大きめの声を出してしまった胡座はハッとして口元を抑えた。

 

「いや待って待って!?話が飛躍しすぎじゃないかな!?封じてきたものなら他にもあるんじゃないのかい!?」

 

「そうだ、オシャレ、娯楽、その他ごろごろ…。今までは宗教上の貞操観念があってできなかったがやはり女として生まれた以上、女にしかできないことをしたいんだ」

 

ごろごろじゃなくて諸々だろうとツッコミをしようとした胡座だったが、ふと疑問に思ったことがあったので問いかけた。

 

「し、しかし、なんで僕なんだい?僕よりも良い男なんて沢山いると思うんだけど…」

 

言ってて悲しくなる様な事を言う胡座だったが、ゼノヴィアはそれに答えた。

 

「うん。コカビエルを圧倒できる実力のある道外風牙に頼もうと思ったのだが、彼には朱乃さんがいるからね。あの人の目を盗んで子作りを迫るのは流石にリスクがあり過ぎるからね。それに…君は私よりも強い。それにあの時、君は私を身を挺して守ってくれた。だから、そのお礼も兼ねてと言うことだ」

 

「えぇ、お礼に抱かれるってあんまり良くないんだけど…」

 

「不服か?これでもスタイルには自信があるんだ。部長ほどではないがアーシアよりは胸はあるぞ」

 

「…っ!」

 

ゼノヴィアはそう言いながら指を滑らかに動かし、谷間もできるサイズの胸が弾力に揺れる。

 

「い、いやでもダメだよ!僕達はまだ高校生だし…」

 

「大丈夫だ、基本的に私が育てる。だが父の愛情を子が望んだ時はしっかり注いでやってほしい」

 

「そう言う問題じゃ無いんだけど!?」

 

「悪魔の出生については調べてある。なかなか子供が出来ないそうだが私は転生悪魔で君は人間、生まれる確率は純血よりも遥かに高いはずだ。思春期の性欲があればかなりのペースで行為ができるだろうな。そうすれば最低でも10年以内に一人はできる。子供は男の子と女の子1人ずつが良いかな?」

 

あまりにも壮大すぎる未来予想図を聞いて、胡座は空いた口が塞がらなかった。

 

するとゼノヴィアは胸の部分の水着を脱ぎ出した。

 

「ちょ…!」

 

「こういったことをするのは初めてだが手順をしっかり踏んでくれれば好きにしてくれてかまわない、さあ」

 

そう言うと、ゼノヴィアは胡座動揺して倒れた胡座の上に跨った。

 

「い、いやいやいやいや!ちょっと待っ!」

 

「胡座、私を抱いてくれ」

 

もうこれは不味い!と思った矢先、胡座が倒れた衝撃でか用具室の棚が倒れ出したのだ。

 

「っ!危ない!」

 

すると胡座は、ゼノヴィアに覆い被さるようにして何とか落ちて来た棚から彼女を守った。

 

運が良かったのか、ほとんど荷物が置いていなかったので落ちて来てもそこまで痛くはなかった。

 

「っっ、大丈夫?ゼノヴィア」

 

「う、うん。ありがとう…」

 

怪我がなくて良かったと思っていたが、胡座は今の自分とゼノヴィアの体制を思い出して冷や汗を流し出した。

 

そう、今胡座は、ゼノヴィアに覆い被さっている状態。つまり、彼女を押し倒しているような構図になっていたのだ。

 

「一体何…が…」

 

しかも運が悪いことにそこにオカ研の全員が来てしまった。

 

「…胡座、何をしてるんですか?」

 

風牙から少し冷ややかな目を向けられて何とが弁明しようとした胡座だったが…

 

「ん?どうした胡座。早く子作りをしよう」

 

ゼノヴィアのその一言で場は再び凍りついた。

 

「胡座?」

 

「ひゃい!」

 

するとリアスが赤いオーラを出しながら胡座に喋りかけた。

 

「…ちょっと貴方に訊きたいことがあるわ。着いて来なさい」

 

「はい…」

 

流石に逃げられないので、胡座はリアスへと着いて行く事にした。

 

因みに、武はそんな胡座を見て少し口元を抑えてプルプルと震えていた。

 

(アイツ絶対笑ってる!)

 

そんなことを考えていた胡座だったが、リアスについて行く彼の背を見ながらゼノヴィアは呟いた。

 

「私は諦めないぞ…」

 

勘弁してくれ。彼は心の中でそう呟いた。

 

そしてその後、胡座はリアスに説教をされ、その間小猫から冷たい目を向けられ精神的にかなり辛そうにしていたのだった。




ザルバ『龍を身体に宿す者は何かしらの大事件を起こして来た。今回もそうなんのかねぇ』

次回、白龍

また厄介ごとになりそうだな、風牙

R18のお話は書くべきか

  • 書いて欲しい!
  • 別に書かなくても良い
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