この頃旅行の準備などで忙しくて投稿できてませんでした!
今回のサブタイトル変えました。
それと今回からオリジナルの設定がちょくちょく出てきます。
「フッ!ハッ!ゼァッ!」
此処は異空間、その中で剣を振る者…道外風牙がそこに居た。
この異空間は風牙が持つ魔道具を使って作り出した特殊空間で、風牙はここでよく授業をしている。
『グルルルル…』
すると、何処からともなく怪物が数匹現れた。
その怪物は四足歩行で狼のようだったが毛はなく、所々に鎧のようなものを装備していた。
『ガァァァア!』
次の瞬間、怪物達は風牙に向かって襲い掛かってきた。
「…ハァッ!」
しかし、風牙は怪物達の攻撃を避けながら剣を胴体に当てて斬りつける。
しかし、一度斬りつけられただけでは倒す事はできず、またこちらに向かってきたので、今度は爪による攻撃を剣で受け止め、すかさず蹴りを入れて距離を取り、隙ができた所で剣を腹に突き刺した。
他の個体もそうやって腹に剣を刺すと、皆霧のように消えていった。
「はぁ、はぁ、はぁ」
怪物達をなんとか倒した風牙はその場に膝をついていた。
『風牙、今回はここまでにしときな』
「…えぇ、そうですね」
そう言うと風牙は空間から出ていく。
出た先は彼が住んでいるアパートで、空間を作り出していた魔道具は巻物のようなものだった。
修行場から出た風牙は近くに置いていたタオルで汗を拭く。
『…なぁ風牙、お前最近何悩んでんだ?』
突然のザルバの問いに少し目を丸くしたが、すぐにいつも通りの笑顔でその問いに風牙は答える。
「悩み、何のことですか?」
『とぼけんな。さっきの修行だっていつもならあの程度の数の魔獣、簡単に斬れただろう?』
「……」
『お前が言いたくないなら当ててやろうか?……姫島朱乃の事だろう?』
「っ!」
『やっぱりな。そうだろうと思ったぜ』
予想が当たったザルバはそのまま続ける。
『風牙、お前は今朱乃の事で頭がいっぱいになっている。そしてその理由もお前なら分かってるだろう?』
「……」
風牙はザルバの言葉を黙って聞いていた。
『風牙、お前は
姫島朱乃に『惚れている』』
ザルバのその言葉を聞いた風牙は少し動揺したような顔をした。
『図星ってやつか?だかよぉ風牙、別に俺様はお前の恋路に文句が言いたい訳じゃねえ。むしろ応援したいと思ってるんだぜ。恋愛ごとに全く興味のなかったお前がやっと大人の階段を登ったんだからよ』
ザルバはそう言うが、風牙の顔は暗かった。
『やれやれ、何が不安なんだよ。側から見てもお前らはお似合いだと思うぜ』
「……彼女には、相応しくないですよ。私なんて…」
『……』
ザルバは呆れていた。
確かに、『彼の正体』を知れば朱乃が彼から離れる確率は無いとは言い切れない。
ボオォォ!
が、次の瞬間ザルバは緑色の炎を風牙の頬に吹きかけた。
「アッツアッツ!何するんですかザルバ!いきなり魔導火を吹きかけるなんて…!」
『なーに、お前が寝ぼけたこと言い出したからよ。少し喝を入れてやったんだよ』
「喝って…」
風牙が文句を言おうとした所でザルバは話を続けた。
『…なぁ、風牙。お前はそうやって朱乃に嫌われるのを怖がってるけどなぁ、お前から見て朱乃は種族だけで相手を判断する奴に見えるか?』
「違う!…と、思いたいですね…」
風牙には自信がなかった。当然だろう、異性を好きになったのは初めてなのだから色々不安になっても仕方が無いというものだ。
「だったら伝えるべきだと思うぜ。ま、これ以上とやかく言わねえがな…」
ザルバにそう言われて目を閉じてしばらく考えていた風牙だったが、気配を感じると目を開けて部屋の隅を見る。
そこには、仮面をつけた小柄な子供のような姿をした人物がいた。
そしてその人物は、風牙に赤い手紙を渡してきた。
『おいおい、こんな時に限って『メラシア様』からの指令かよ。彼のお方もタイミングが悪いぜ』
文句を言うザルバをよそに、風牙はその人物から赤い手紙を受け取る。
「ありがとうございます。『ミミ』さん」
風牙にお礼を言われた人物…ミミはいつの間にか消えていた。
『で、どうするよ風牙』
ザルバにそう言われた風牙は、魔戒剣を手にし、漆黒の魔法衣を羽織ると外へと出た。
「行きますよ。それが…魔戒騎士としての私の使命です」
そして風牙とザルバはホラー出現の報告が出た場所へと赴くのだった。
そして、この日が風牙と朱乃の運命が大きく変わる日となると、この時の彼らは知らない。
ザルバ『恋の悩みってのは難しいよな。素直に好きだと言うだけなのに時間がかかるんだろ?俺様には理解できないぜ』
次回、決意2
ま、俺様にできるのは応援してやることだけだがな。
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ハイスクールD×D×ガッチャード