◆自由なバーサーカー
街頭のポールの上に立つ金色のアーチャー。
それに呼応するかのように、黒い霧が現れた。
「Aaaaaaaaaaaaaahhhhhhhhhhhhhh!!」
「ッ、バーサーカー!?」
セイバーが反応するその先には、最後のクラス。狂戦士のバーサーカーが存在していた。
バーサーカーは咆哮を上げ、そして、
「Aaaaaaa、ああああああ、あーあーあー……」
その勢いがだんだんと失速していき、
「あー、ダルッ」
ついにはオッサンのような言葉を発した。
『…………え?』
全員がバーサーカーを注視する中、当の本人は気にも留めずに喋りだす。
「オッスオッス。オラ、バーサーカー。なんつって。いやーしかし本当にウチの主人は困ったものだよ。あれ、蟲プレイ真っ最中の女の子(幼女)を救うために聖杯戦争に参加したんだと。まあ、YesロリータNoタッチの精神を忘れずにいる紳士だからな。俺としてはすげー協力したいわけよ。
あ、俺のマスター、カリヤっつーんだけど。紳士なのはいいけど、これが微妙過ぎる魔術師でさー。ホントもうやんなちゃうよ。俺、魔力消費なるべく少なくしたいのにさー。そこの金ピカ見るなり「よし。ならば戦争だ」みたいなこと言っちゃって。
だからとりあえず何かそこらへんにいたキャスターぶっ倒して宝具かっぱらったんだよ。そしたら当たりでさ。魔力が無尽蔵なわけよ!
いやー。俺の幸運も中々だな!!
これぞまさに「ころしてでも うばいとる」って奴だよな!」
ペラペラと捲くし立てるバーサーカーに、辺りの者、あのアーチャーでさえ口をポカンと開けていた。
すると、何かを思い出したかのように手を叩くバーサーカー。
「あ、そうそう。じゃあこれから戦うから。いっちょよろ!」
すると、手をダランと下げ、
「はい。これから狂化しま~す♪」
そういって、それきり動かなくなった。
数秒の沈黙が支配する。
そして、
「■■■■■――――――!」
『いや、遅ぇよ!!』
その場に居た全員がツッコンだという。
「おいジジイ!! なんだあのサーヴァントは! 本当にあのランスロットなのか!? おい、て。置手紙?
『しばらく蟲たちと旅に出ます。探さないでください。By まとーぞーけん』
――――あのクソジジイ逃げやがったな!! つうか陽の光駄目なんだろうが! 外に出るなよ馬鹿野郎! せめて桜ちゃんの蟲全部外してから逝けよ!!
って、また手紙?
『ワシ、疲れた。聖杯手に入ったらこのアドレスにメール送っといてくれ。[email protected]』
――――――無駄にハイテク使ってんじゃねえぞあのクソジジイィィィィィ!!」
◇うつだしのう
武蔵総長兼生徒会長、葵・トーリは今、一つの極致を迎えようとしていた。
それは、おそらく誰にも出来ないことだろう。
あの同志、点蔵やウルキアガですら無理なこと。
それは――――
「遂に、遂に俺はやり遂げた…………
――――――48時間連続エロゲ三本同時攻略をッ!!」
ただのエロゲの同時攻略だった。
ただ、トーリの使う伝纂器では足りないため、ウルキアガ、点蔵から借りてきた。
そして広がる三画面。そこには、エロゲクリアの特典映像が流れていた。
「フッフッフ。これで俺は最強だ(ブツッ)…………」
と、何かがトーリの足元で切れた。
恐る恐るトーリが下を見る。
するとそこには――――
三台に繋がっていた電源コードがあった。
ぎ、ぎ、ぎ、と油を長年挿していない機械のように画面を見る。
そこには、黒く変色――――というよりも、電源が落ちてしまった画面が存在していた。
その日、トーリはギから始まる悲鳴で一日を明けた。
「何ゆえトーリ殿は先ほどから机を涙で濡らしているので御座るか?」
「聞いたところによると、三画面同時攻略したはいいが。電源コードを自分の足でぶち抜いてしまったらしい」
「な、なんと無情な……」
「仕方ない。今回ばかりは同情するしかない。拙僧たちは無力だ」
「浅間ー。一発キッツイのコイツらに頼むわー」
どうもKyoです。
本編ばかり思いつかずこっちは普通に出てくるという。
まあ、お許し願いたいです……
コレを読んでくれている全ての人に無上の感謝を。
次回、おそらく私が糖死する予感……
皆さん一緒に――――――リア充爆ぜろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!