お待たせしました。女王ぶっ壊れタイムの始まりです。
突然の三征西班牙の介入により、一時会議が中断となった。
その内容は、「三征西班牙は武蔵の貿易同盟には参加しない」というものだった。
だがそれ以上に、次の言葉が武蔵を混乱させた。
「お前らよ。どうして英国と戦争しねえんだよ」
・貧従士『私たちって、英国と戦争する理由ありましたっけ?』
・あさま『――――皆さん正直になりましょう。誰か心当たりのある人は白状を』
・約全員『何かあること前提かよ!?』
実際そうなってもおかしないよなー、などと他人事のように思う正純だが、頭の中では別に考えていた。
武蔵が英国と戦争しなければならない理由。そしてそれを三征西班牙が告げる理由……
そこまで考えて、正純は何かに気づいたようにホライゾンを見る。
「……? ホライゾンですが。何か?」
「そう。そうだよ」
ベラスケスが指摘する。
武蔵は、ホライゾンを救うために三征西班牙、及びK.P.A.Italiaと戦った。
その理由は、「ホライゾンの引責自害は歴史再現を悪用」というものだった。
そしてそれは、今回の英国にも適応されている。
アルマダ海戦はメアリの処刑を以って開始とされる。
つまり、アルマダ海戦を起こすためにメアリを処刑するというのだ。
「で。どうすんのよ武蔵。俺たちには喧嘩吹っかけて英国はしないじゃダメだろうがよ」
ベラスケスは正純に問う。
正純もまた、答えを考えているようだった。
しかし、それはまたもや中断されることになる。
大広間の扉が再び開いたのだ。
「なにやら面白そうな話をしているね」
現れたのは、赤の制服を纏った長身の男。
その足元が透けている。
肩には、同じように足が透けた少女がいた。
「P.A.Oda内、P.A.O.M所属。生徒会会計。五大頂の四番。傭兵王ヴァレンシュタインの二重襲名を頂く――――前田・利家だよ」
今、三つ巴ならぬ四つ巴の交渉が始まる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「お久しぶりですね。妖精女王。そして始めまして。武蔵副会長。三征西班牙さんは
、挨拶いるかい?」
「いんや。そっちもそっちでなんかあんだろ?」
「Tes.さて。では武蔵に言おうか。これでも今は
何故なら、と続きを言おうとした前田に正純が言う。
「貴国は現在、三十年戦争の歴史再現をしているからだな?」
「Tes.まあ、それもあるけど――――あのさ。この同盟には無理があるよ。そこんところ、分かってる?」
前田・利家は告げる。
英国は改派だ。そして、それはM.H.R.Rも同じ。
しかし、同じ改派のM.H.R.Rがこの貿易同盟を断れば、他国も断るだろう。
「貿易してくれそうなのは――――北陸や関東、K.P.A.Italiaもしたがるとは思うけど、三征西班牙が止めるよね。そうなったら、欧州航路は地獄だよ。まあ、六護式仏蘭西はどうか分からないけど。M.H.R.R、K.P.A.Italia、三征西班牙に囲まれる形になるから。表立っての同意は出来ないだろうねえ」
そういうと、前田・利家は両腕を広げる。
「英国が武蔵と貿易を結ぶのは勝手だよ? でもそれだと、今まで英国に散々やられて、でも攻め込めなかった国は嬉々として英国を攻め入る理由付けに武蔵を用いるだろう。『武蔵に味方する英国は危険な存在だ』ってね。だから僕はこう思うんだ――――出来ることなら、ここで武蔵を潰して欲しい」
すると、辺りが暗くなった。
前田・利家は腰につけている携帯型金庫から貨幣を出す。
それを地面にばら撒くと、地面から無数の骨の腕が生えてきた。
そして、背後の扉が次々と開かれ外が見えた。
「唯教譜のP.A.Odaには大罪武装が与えられなかったんだ。だから、僕ら五大頂六天魔軍には代わりに御館様様が武装を与えてくれたんだ。僕とまっちゃんが与えられたのは――――」
外には、青白い光が溢れていた。
正純はそれが何なのかがすぐに分かる。
……動白骨の軍勢!? 二万はいるぞ!!
「『
攻撃命令を、と前田・利家は妖精女王に告げる。
……マズイ。
正純は頭の中で、現状の打破を考えていた。
まず一つ目。英国。
これについては問題ない。今は二国間の会議。後回しでも何とかなる可能性がある。
そして二つ目。三征西班牙。
メアリの処刑は歴史再現の悪用。コレに対する考えを纏めなければならない。
そして三つ目……おそらく。現在一番厄介で危険な案件。前田・利家による武蔵への攻撃。
どうする。正純が考え始めたその瞬間、
「ちょぉぉぉっと待ったぁ――――――――ッ!!」
武蔵側の控え通路からそんな声がした。
扉から出てきたのは、武蔵の総長兼生徒会長である葵・トーリだった。
正純は反射的にトーリに対して何かを言おうとしていた。
が、その瞬間、
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~………………」
凄まじい勢いで葉月がトーリに蹴りを入れた。
その反動で、トーリは元来た道を逆戻りしていった。
葉月はコホンと咳払い。
「失礼。なにやら悪霊の気配がしたもので。ご安心を。たった今除霊効果の蹴りをぶち込みましたので」
金マル:『今ソーチョーが光にならなかったかな?』
十ZO :『というか。アレは生きておるので御座るか?』
● 画:『生きてるんじゃないの? 多分だけど』
ナルゼの予想が正しかった。
明らかに遠くへと吹っ飛ばされたトーリが、何事も無く戻ってきたのだ。
上に極東の制服を着て、下半身は裸だったが。
「おいおいおいおい葉月よ。オメエいきなりかっ飛ばすなよ! 戻ってくるのに時間掛かっちまったじゃねえか」
「近寄るな汚物」
「き、綺麗に斬って捨てやがった! 捨てたのね! やっぱり遊びだったのね!!」
今度は地面に馬鹿が沈んだ。
葉月は馬鹿の頭に足を乗せて体重を掛け始める。
「お、おおぅい!? な、なんだこれ! く、クソッ! 新しいプレイか!? そうなのか!? ゾクゾクしちまうぜ!!」
「面倒だから要点だけ言う」
「三文字以内で頼むぜ!!」
「服着ろ」
「ほ、本当に三文字で言いやがった!! ちくしょう!!」
平仮名に直すと四文字ですね、と一連の遣り取りを見ながら誾は思う。
ふと、正純は馬鹿の着ている服に気づいた。
「ああっ!? そ、それ私の制服じゃないか!!」
「あーそうなの? なんか女子控え室で全裸で茶ぁしばいてたら見つけてさ」
「お前をこの場でシバいてやろうか?」
「というかじょ、女子控え室って……」
「ああ浅間! オメエのも着てみたけど、マジで胸すげえのな! もうブッカブカのボインボインの――――」
それ以降は浅間の矢によってトーリが再び吹っ飛ばされたのでいえなかった。
が、代わりというように妖精女王が発言する。
「――――会議の場に武器を持ち込んでいたのか?」
その言葉に、武蔵勢は固まる。
正純は咄嗟の言い訳として、巫女の儀式道具であることを説明する。
ちょうどよく戻ってきた馬鹿がその証拠だと。
実際は、トーリの術式にある。
ボケ術式。あらゆる攻撃を、ボケに対するツッコミと認識する術式。
これにより、ぶん殴られようが矢で射られようが、ダメージは全て「漫才のツッコミ」と同等のレベルにまで落ちる。
かつて葉月が「便利な防御術式だな」と若干的外れなことをいったこともある。
妖精女王はそれに頷く。
「まあだろうな。妖精女王との会議の場に武器を持ち込むなどという不届き者は武蔵には――――」
ゴトン、と音がした。
赤の絨毯の上に、『悲嘆の怠惰』が落ちていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
○べ屋:『正純! 早くなんとかして! じゃないと架空請求送り付けるよ!!』
銀 狼:『ここはどうにかしてフォローを! 正純!!』
……なんでこういう場面で私にお鉢が回るんだよー。
幸い、他国の連中はまだ混乱している。今のうちに言いくるめられれば。
だが、現れた位置的には浅間の方が近い。
正純は浅間にアイコンタクトを送る。
浅間もそれに気づくと、冷や汗を流しながら、『悲嘆の怠惰』を取る。
が、その瞬間。『悲嘆の怠惰』の姿が変わっていった。
それは、ハリセンになった。
「えっ――――」
「ああ。スマン浅間。それこっちにくれ。この馬鹿に対するツッコミ用ハリセン。そんなところにあったか」
そういって、浅間に近づき『悲嘆の怠惰』のハリセンを受け取る。
そのまま葉月は一発、柄尻の部分で軽く叩く。
と、いい加減痺れを切らしたのか、ベラスケスが口を開く。
「おいおい武蔵よお。盛り上がってねえで。そろそろ質問に答えてくれねえか? どうしてお前らは英国と戦争しねえんだよ」
葉月からハリセンを受け取った浅間は、ホライゾンの背後にハリセンを向ける。
すると、そのままハリセンは消えていった。
ベラスケスの発言によって、誰も気づいていないらしい。
と、トーリが立ち上がってベラスケスに向きあう。
「何で俺ら英国を戦争すんの?」
「英国がやろうとしているメアリの処刑は、どう考えても歴史再現の悪用なんだわ。だからお前らは戦争しなくちゃなんねえ。そこの姫さんのときと同じにな」
するとトーリはしばらく腕を組んで悩む。
「……あのさ。ホライゾン。オメエ救われた側だよな? 今の、どう思う?」
隣に立つホライゾンにトーリは訊ねる。
ホライゾンはしばしトーリを見つめ、口を開いた。
「一つ。分からないことがあります」
「おう。なんだよ」
「――――死を覚悟している人を処刑するのは、悪用ではなく。逆に有用なのではないのでしょうか」
そう、ホライゾンは告げた。
死を望む者に対して死の提供。傍から見ればそうなのだろう。
だが、この回答には背筋に冷えた感触を葉月は感じる。
(命の損失……頭では理解出来るが、今のホライゾンには感情がない。故に、何も感じることが出来ない、か)
トーリはいい答えを見つけたように笑顔になる。
「そうだよな。オメエ感情ねえんだよな」
「Jud.残念ながら」
そういってホライゾンはベラスケスに向き直り、話を続ける。
「お答えください。何故貴方は、人が望む者を止めようとするのですか?」
「それは……」
こういう返答は予期していなかったらしく、ベラスケスは口ごもる。
「相手が望むことを止める。それについて善悪を分けた基準とは何ですか? ――――もし。ホライゾンがその基準を理解できたときには、私どもはメアリ様を救いに行く戦争をしたいと思います」
「よっし! 聞いたか三征西班牙!」
トーリが高らかに言うと、今まで黙っていた誾が口を開いた。
「Tes.歴史再現を軽視しているという発言にも取れますが。その一方で、解釈の重要性は理解しているかと」
「だったら――――」
「簡単なことです。本国に宣戦布告用意をするよう、報告いたします」
「そうなっちまうか。だけどな、オッサン!」
ビシッ、とトーリがベラスケスを指差す。
「相手がどう思ってんのか勝手に決め付けんじゃねえよ! それをやらねえのが純愛系エロゲの基本だろ? だからまあ」
「何だよ」
「ホライゾンに期待しててくれ。もし、誰かがメアリってのに惚れてて。その意味がホライゾンに理解できたら。そのとき俺らは絶対にメアリってのを救いに行く! いいか、絶対に絶対に絶対にだ!!」
トーリは終始勢いを失わず、そう言い切った。
妖精女王はふっ、と笑う。
「これは気が抜けんな」
同じように、葉月も笑う。
が、一つ退かせてもまだ一つ。
「遊びはもう終わりにしなよ。攻撃命令を。妖精女王」
「気が早いな。前田・利家」
命令を求める前田・利家に、正純が横槍を入れる。
「今は武蔵と妖精女王との会議中だ。外様は相応の扱いを受けると知れ」
「外様はどちらだよ武蔵。君たちは僕らの歴史の外様だろうに」
正純は無視して、妖精女王に向き直る。
「妖精女王。状況により、同盟を結ぶことが困難になった。提案と取り下げたいが、いいか?」
「Tes.では代わりに何を寄越す?」
「傭兵王ヴァレンシュタインとの雇用契約を解約して欲しい」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
反応したのは前田・利家の肩付近で浮遊しているまつだった。
「ば、ば、ば」
あれ? まっちゃん馬鹿って言っちゃうの? 可愛らしく? ヤバイ。録音しないと。
前田・利家はなにやら慌てて録音機能を展開した。
そして、まつは妖精女王を指差し、
「ばばあ――――」
「ちょぉぉぉぉぉぉぉ!? 雇用主に対して暴言とか切り捨てゴメンもいいところだよ!?」
いかん。碌でもない音声が録れてしまった。
後で消しておかなければ。もし女性陣に対して暴発したら間違いなく死ぬ。幽霊だけど。間違いなく、殺される。霊体だけど。
妖精女王は表情を変えず、言い放つ。
「前田・利家。それはP.A.Odaとして英国に宣戦布告しているのか? それともM.H.R.Rとしてか?」
「ど、どちらも違います! 今のなしで!!」
今度は別の意味で慌てて否定する。
正純はそれを端で聞いていて、ああ、この男も苦労人か。と同情する。
「それで武蔵。傭兵王との契約を解約して、何を提供する? 傭兵王の戦力によって、この英国の人的損害を最小限に留めるのだから。それ相応のものがあるのだろうな?」
「Jud.武蔵を、英国艦隊としてアルマダ海戦に提供します」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「武蔵を傭兵団と同じ扱いにするつもりか!!」
「するとどうなるのかね?」
ガリレオが問うと、教皇総長はレベッカを見る。
「たまには若者の学力を測るのも悪くないだろ? 答えてみろ」
「Tes.つまり。武蔵は傭兵として他国に雇われ、その国の艦船として見なされます。そして、傭兵業に必要な資材。つまり武装を得ます。本来、武蔵は武装解除が前提の艦。ですがこれによって、堂々と武装することが出来ます」
「だが、歴史再現的にはどうかね?」
「そちらも問題ないでしょう。かつては金で雇われ働いた野武士もいたくらいですから」
「見事だレベッカ」
満足そうに頷く教皇総長。
だが、ガリレオは続ける。
「しかし、なんとも都合のいい解釈だな」
「だがこれで。武蔵と英国の持つ諸問題が、一気に解決される」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
正純は、前田・利家に対し、武蔵以上に有利なものを提供できるかと訊ねた。
前田・利家は答えず、一つだけ聞いた。
『花園』に行ったことはあるか、と。
コレに対し、英国側は全員構え、武蔵は何がなんだかといった風だった。
唯一、葉月を除いて。
「ああ。やっぱり君は知ってたんだね。精霊使い君」
「Jud.って、返していいんかね」
「いいんじゃない? でも何で教えないの?」
「そちらに言われる筋合いはないな。単に今まで教えるのが面倒だっただけだよ」
そう、というと前田・利家は用はなくなったとばかりに一枚の貨幣を取り出す。
「まあこれで。君たちにはヒントになっちゃったかな。まあそれだけ。僕も収穫はあったさ。それじゃあね――――またいつか」
貨幣を空中に投げると、地面から無数の骨の腕が現れた。
それらは混ざり合い、やがて前田・利家とまつを包み込んで、そのまま二人とともに消えた。
開け放たれた扉からは青白い光が何かの紋様を象っていた。
それは――――
「二境紋!?」
だが、驚く間もなく妖精女王が口を開く。
「武蔵副会長よ」
「ッ、Jud.!」
「傭兵王との雇用契約は解消された。是非もない。その提案受けることにしよう」
「Jud.!」
「では。これにて今宵の宴は終わりだ」
「それでは。私たちも失礼します」
そういってベラスケスと共に誾は大広間から出て行った。
扉を閉める音が鳴り響く。それと同時に。妖精女王が立ち上がる。
「さて。ここから先はプライベートだ。各国の放送はもうないな?」
「Tes.すす、既に通神は切れております」
「Tes.ならいい」
そういうと、今まで左右に浮いていた儀礼用の剣が離れていく。
妖精女王は王冠のような頭の飾りを外して椅子を離れ、コツッ、コツッと歩いていく。
一瞬、武蔵全員が身構えたが、妖精女王は彼らを素通りしていく。
そして、一人の人物の前で立ち止まる。
葉月だ。
「ふふっ。久しいな葉月」
「……」
しかし、葉月は答えない。
妖精女王の口の端が動いたが、気にしなかった。
「……そうかそうか。あまりに久しぶりだから声も出ないのか。ふふっ。可愛い奴め」
「――――」
今度は葉月が妖精女王に視線をくれる。
その目は、絶対零度もかくやという具合に冷えていた。
妖精女王は一瞬ひるみ、涙目になりそうだったが堪えた。
「き、緊張しているのか? ふ、ふふっ。な、なら問題ない。昔のように過ごそうではないか。ほ、ほら。今プライベートな時間だぞ?」
最早ご機嫌取りのようになっていた。
が、葉月は一歩下がって一礼し、退出しようとしていた。
そしてとうとう、そのときが来てしまった。
「う、ぐずっ――――――うわあああああ!! 葉月のバカー! アホ! 鈍感!!」
武蔵勢:『――――――えっ?』
英国勢:『――――――えっ?』
両者、一様に唖然としていた。
エリザベスは出て行こうとする葉月にしがみつく。
「なんで無視するのだ! 久々にあったんだぞ! 5,6年ぶりにだぞ!!」
流石の葉月も無視が出来なくなったらしい。
歩みを止めて、エリザベスに向き直る。
「うん。まあ、ぶっちゃけ言えばただのおちょくり」
「お、おちょくられてたのか私は!!」
「あっはっはっは! 昔と変わらねえな!」
「う、ううううるさああああい! い、今から同盟破棄してやってもいいんだぞ! いいんだぞ!!」
「んー。一度決めた同盟を簡単に破ろうとしているのはこの口かなー?」
「いいいひゃい、いひゃい~!!」
びろーん、と左右にエリザベスの頬を引っ張る葉月。
しばらくして離すと、頬を押さえながらこちらを見つめてくる。
そして、そのまま葉月に抱きついた。
約全員:『おおう!!』
その顔には、満面の笑みが浮かんでいた。
「じゃあ改めて。久しぶりだな葉月!!」
「ああ。久しいなエリィ」
葉月も、いつの間にか笑顔になっていた。
エリザベスもその呼び方でさらに甘えたがりのように、葉月を抱きしめた。
その様子を見ていた武蔵の面々。とりわけ、実況通神の内容は盛り上がっていた。
● 画:『こうして。ズドン巫女浅間の儚くて無謀すぎる恋愛は終わったのだった……』
あさま:『副会長:あー。とりあえず浅間がパンク寸前っぽいんだが』
金マル:『あ、大丈夫。しばらくしたら元に戻るから』
銀 狼:『あの。それよりも智!? 大丈夫ですわよ! まだ致命傷には至ってませんわ!! だから気を確かに!!』
あさま:『――――ええ。ミト。大丈夫ですよ』
銀 狼:『ほ、本当ですの?』
あさま:『Jud.――――――ちょっと海に浸かってきますね』
銀 狼:『入水自殺!? あ、あの智――――ッ!?』
浅間が本気で海に向かっていこうとするのをネイトが必死に阻止していた。
宴はまだ、終わりそうにない。
どうもKyoです。
なんでこうなったんだが作者である私ですら分からないんだZE☆
……本当にゴメンなさい妖精女王ファンの皆さん。
だって声優ゆかりんなんだもの。頭の中でこうなっちゃうよ……
次回はぶっ壊れ、そしてベタ惚れ女王様を書いていけたらいいなと思っております。
では。コレを読んでくれている全ての人に無上の感謝を。
FFF:『――――――コロス』