絶対エタるヒロアカにTSオリ主ちゃんをぶち込んだだけ   作:ナナの四六三

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いつの間にかオリ主ちゃんの個性が消滅していたでござる。果たしてよく知らないヒロアカを書く意味はあったのか(ない)


おいおいおい書きやすいから選んだんじゃねーの?

 はいはいはい、どうもみなさんおはこんばんちは転生しました(定型文)私です。え?なに?私じゃ何も分からん?じゃあちょっと訂正しまして。はいはいどもどもど〜も〜みなさんおはこんばんちは私の名前は鏡音(かがみね)ウチカ!ヒロアカ世界に神様転生した一般チートTSオリ主さ!

 

 などとテンション高く始めたこのシリーズ。しかして今の私の気分はそれほど愉快な気分ではなかった。それもこれも全て目の前の男の仕業である。

 

「あの〜ホントのホントの本当ですか?」

「はい、ホントのホントの本っ当に間違いありません。あなたには個性がありません。ま、残念ですがそう落ち込むことはありませんよ。稀によくある話です」

 

 無個性とかいっぱいいるから別に大丈夫だよ腐らずに生きていこうね的な戯言をつらつらと述べていく医者のおっさん。は〜(クソデカため息)。ヒロアカ世界に転生して、ねぇ?個性がないとかさ?おわ終わりですよねぇ?もうだめだ、おしまいダァものですよ。というわけでどうやら私の物語はここまでのようなので、みなさんご愛読ありがとうございました。また次のシリーズでお会いしましょう。嘘だけど。まあそのくらい深刻な事態なのである。え?そんなに個性って重要なのかって?しょうがないにゃ〜オネーサンが説明してあげたらぁよ。*1(にわか)

 

 簡単にまとめるとヒロアカ世界ってのはは数十年前から異能力──個性──を持った人間が生まれるようになってネーミングセンスが壊滅的になった地球だ。今現在では個性を使った犯罪が増加していてそれを取り締まるプロヒーローが活躍している。主人公は緑谷出久。無個性の少年だったがひょんなことから現役プロヒーロー最強のオールマイトの個性を譲り受け、プロヒーローを目指す!って感じの話。であってるよね?多分あってる。概要しか知らねえんだよなぁ!?でもこの手の異能モノで無能力者に優しい作品を私は知らん。絶対碌でもない(確信)。はあ、個性証明書欲しかったなぁ。

 

 時間は飛びまして、帰宅。私も両親いない系自然発生型オリ主*2なのでこの広々とした家にも私と両親役の天使しかいない。家に帰ってすぐに母親役の天使ルクスが口を開く。

 

「マスター、気を落とすことはありません。タダで追加の能力が手に入らなくなっただけのこと。あなたは既に我々でも勝ち目の無い怪物なのですから大丈夫ですよ」

「それは褒め言葉なのか?」

 

 もちろんですよ、化け物(マイマスター)などと無表情でほざきやがるルクス。転生した当初は二人ともあんまり感情が動かなかったからつまらなかったけど色々調教した結果最近はかなり人間らしくなってきた。まあ天使的にはあまり喜ばしく無いことであるはずだが二人とも何故だか嬉しそうだからよしとしよう。代わりと言っては何だが嫌味はすごく増えたよね、うん。育て方間違ったかな。

 

「ていうか気がついたんだけど、神様は運が良ければ個性も手に入るぞって言ってたけど個性って遺伝なんでしょ?じゃあ誰の血も引いてない私に個性発現するわけないよね?」

 

 どうだこの推理、とルクスを見やればお〜と感心したように手を叩く。相変わらず表情は変わらないが。……これでも相槌打ってくれるだけマシになったんだよね。まあ真相は神の味噌汁。個性はすっぱり諦めていつも通りチート能力鍛えますか。

 

 私のチート能力はかなりの詰め合わせセットだ。まあ噂によればかの野菜人でも3とか十倍とかくらいにならないと勝てない怪物がいる世界だとか何とか聞いてるのでチートオリ主としては適正レベルだろう。その話を神様から聞いた当初はマジで?嘘だよね?と困惑したものである。まあ今の力なら野菜人どころかサイタマにも勝て……勝て……サイタマは無理かな、うん。まあそこそこ強い自信がある。

 

 家の地下は訓練場になっている。空間系の術式で拡張され、破壊不可属性が付与されたこの部屋は私がそういうのを解除する攻撃──イマジンブレイカーとか?──を使わない限り壊れることはない。イッチにーサンシーとラジオ体操。もとい動的ストレッチで体をほぐし、『インベントリ(いつもの)』から取り出したるは手製の刀一振り。無銘刀「無銘」。あえて名前つけないのカッケエという厨二的理由も多少はあるが一番はカッコいい名前が思いつかなかったからこんな名前になった悲しき刀である。手製といっても私は『超絶的腕前』なので刀作りだってお手のもの。しかるべきところで鑑定してもらえば最上とは行かないまでも大業物くらいはもらえる出来だ、と我らが異世界転生のお供『鑑定』さんも言っている。

 

 『不思議な力』と『超絶的腕前』を用いて生み出した私のドッペルゲンガーと互いに一礼。

 

「「ドーモ、分身(本体)=サン。全力で(全霊で)」」

 

 私たちは同時に『すごい力』を込めて地面を蹴る。速度は当然の如く光速一歩手前。私たちの小さな体は大気の壁を粉砕し、敵に向かって突き進む。同時に左手を振り上げ、相手に見舞う。

 

「「お前が弱くなれ(ランダマイザ)!!!!」」

 

 互いにデバフ状態で戦闘はスタート、一気に音速程度に速度が落ちる。ここまではいつも通りの流れである。迫る刀を弾き、無理やり距離を開く。圧倒的な膂力に押され、お互いに体勢が崩れるがこの程度では到底隙とは言えない。詠唱が始まり、足は特殊な歩法を刻み、相手を惑わせる。とはいえ、私相手では多少演算を狂わせる程度の効果しかない。全く小賢しい手を使ってくる。私もだけど。今日は追加で裏手でバフをかける。かけるがすぐに打ち消されるからアドバンテージを得られるのはほんの一瞬。しかしその一瞬で十分だ。急加速で近づき、首を断ち切る。なのに詠唱は止まらない。やべ、読み間違えた。ていうか読み間違えさせられた。即座に離れるが普通に間に合わない。詠唱に混ぜ込まれた呪文でバフが剥がされガクンと速度が落ちたからだ。目の前が光に包まれる。

 

「「ぜええええああああああ!!!!!!!」」

 

 

◇◇◇ しかし戦闘はカットである

 

 

 週が明けて月曜日、私は幼稚園に行かなくてはならん。もちろん主人公と同じ幼稚園である。ご都合主義タグパワーでご近所さんで同年代、せっかくだからと同じ幼稚園に通っているのである。だからと言って特別仲良くなったりはしていないのだが。今日はザワザワと何やら特別騒がしいクラスがある。うちのクラスだ。ひょっこり中を覗いてみると一人のボサボサ頭のイモ男子が囲まれている。おっとようやくか。

 

 さあ行こうとすると情報通のクソガキ──なんかの個性の効果らしい──が私のそばにやってきて聞いてもいないのにベラベラと話し始める。曰く、囲まれてるのは無個性の男の子でヒーローになりたいとほざいてるらしい。知ってる。聞き流していたら今時無個性とかあり得ないよねーとか言い始めたのではいはい、と手を振って集団の方へ向かう。幼稚園では常日頃小説──ラノベだけど──を読んでいて、頭のいい子扱いを受けている私が近づけば人垣はあっさり二つに割れた。まあそれも今日までだろう。

 

「君、無個性なんだって?」

「……………」

 

 だんまりか。まあさっきまで馬鹿にされ続けてたししょうがないか。せっかくの無個性仲間だ。救済は雄英高校入学まで待ってろとか言えるわけがない。自殺する勇気もなかったからよかったもののもしかしたら1話で死んでてもおかしくなかった子だから。オリ主ってのは好き勝手ワガママやるものだから。主人公だから。色々理由はあるものの何にせよ私は手を差し伸べることにした。

 

「そんでもってヒーローになりたいんだって?」

 

 そう言えば緑谷出久はぎゅっと手を握りしめて肩を振るわせた。ああ、もう心の傷(トラウマ)になりかけてるのか。諦めろと何人に言われたんだろうなぁ可哀想に。

 

「私もだ。無個性だけどヒーローになりたい」

「ウチカちゃんも……?」

「そうだ」

「でも、僕らには、きっと」

「なれるよ」

「本当に……?どうやって……?」

「力が欲しいか」

「っ、ほ、欲しい」

「なら取りに行こう。そんでもってヒーローになろう。差し当たって今度の日曜日、河川敷橋下に集合な!返事!」

「は、はい!」

 

 ヨシ!主人公改造計画(即興)(無計画)(ほぼ無許可)開始だ!

*1
しかし!作者 は 原作 を 持っていない(オイ)

*2
両親とのいざこざ作るのめんどいからしゃあないんや!!まあいたほうがいいこともあるけど我がお気楽世界に両親は不要ら!




4時間で3000文字という速度が練度の低さを物語っている。え?プロットないからだろって?……知らんなぁ?
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