アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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121話 サイドA 早々な帰郷

 

 

無理矢理 話を逸らす為にナツキと麻人(あさと)に滞在期間を尋ねてから、ナズナも含めて相談し 1週間程の予定を組み 1尾メイドを使い別荘の統括をしている執事長へ報告へ向かわせる

 

それから昼食を食べていなかったが、夕食まで時間があまり無いので 軽く摘める軽食とアイスティで やり過ごして、夕食を食べ ナツキと麻人を寝室へ案内してから、私も自分に割り振られた部屋へ引き上げで就寝した

 

色々と立て続けにあって 疲れていたのか爆睡して気付けば朝だったので、いつもの様に夜明けと共に起床して 毎日のルーチンをした後に、良い時間になったので 身支度を整え 1尾分身を2体作りナツキと麻人の部屋へ向かわせて、私は 護衛服を着て ナズナの部屋へ向かい いつもの様にナズナの部屋を警備している警備兵に挨拶をして入室する

 

 

「おはようございます、ナズナ殿下」

 

「あぁ おはようカヅキ」

 

 

ソファに座り新聞を読みながらコーヒーを飲んでいるナズナと挨拶を交わす

 

なんで新聞を読みながらコーヒーを飲んでるだけなのに、絵になるんだろうか? 不思議だ

 

 

「今日は一時的に曇る事もありますが、基本的には晴れ の様です」

 

「そうか、晴れる事は良いな」

 

「はい」

 

 

此処がサンクロードではなく、地球であったなら晴れが続く事で干ばつ とうの水不足が懸念されるが、剣と魔法の世界であるサンクロードは 無限にとはいかないが、人が生きていく事が出来る程度には水の心配をしなくて良い、何せ 魔法で水を出せるし

 

ガバガバ計算で5人に1人は水属性の適性を持っているしな、うん

 

あとはテスタロッサ印の給水機とかも存在する、仕組みは知らない

 

 

「ナツキと麻人が食堂へ向かい出しましたね、私達も行きましょう」

 

「そうだな、行こう」

 

 

1尾分身×2から受信した情報をナズナに伝えて 1尾メイドを部屋に残して食堂へと向かう、ナズナの部屋の掃除とか色々あるからね

 

それから食堂へ向かうと 丁度 1尾メイドNo.2が朝食の配膳をしていて、ナツキと麻人も到着して着席している所だった

 

 

「おはよう2人共」

 

「おはよう ナツキ、麻人」

 

「おはよ〜」

 

「おはようございますナズナ殿下、おはよカヅキ」

 

 

ナズナが着席して2人へ挨拶をしたので 私も続いて挨拶をすると、2人から挨拶が返ってきたので、1尾分身×2を回収しておく

 

 

「朝食中に悪いが、俺とカヅキは所用で出掛けなければならないのだが、お前達は どうする? 」

 

「どうしようかしら・・・」

 

「海で泳ぐにしても、水着もないしね? 」

 

「なら、私が分身を出して2人に街を案内するのは どうでしょう? 」

 

「そうだな、お前なら そう難しく無いしな」

 

 

私 手製の ロコモコプレートを食べながらナズナがナツキと麻人に尋ねると、少し困った表情をしたので 私が分身を出して2人の案内をする旨をナズナに提案すると、彼は了承してくれる

 

それから他愛ない会話を交えつつ朝食が終わり、分身に外出用の装いを着せてナツキと麻人と共に街へ送り出し

 

 

「それで、行先は どこですか? 場所によっては私の転移門で直通出来ますが」

 

「テスタロッサだ、だから 別荘から少し離れた場所で転移門を頼む」

 

「承知しました」

 

 

転移門を潜って行ったナツキ達を見送り、ナズナへ出掛け先を尋ねると どうやらテスタロッサに用事が有るらしく、そんな返答が返ってきたので返事をする

 

だから、御者と前後に2名ずつ と言う 最小人数の編成なのだろう、多分

 

そんな訳で、ナズナの指示通りに転移門を使いテスタロッサ家の広場へ出ると、何故か眉間にシワを寄せているセンセイと 苦笑しているプレセアとルーティに出迎えられ、謎に空気が悪い気がする

 

 

「お待ちしていました ナズナ殿下、お早い再来ですね」

 

「あぁ、度々 すまない ターニャ」

 

「・・・旦那様が応接間にてお待ちです、どうぞ」

 

「あぁ、よろしく頼む」

 

 

軽く定型の挨拶?を交わしてセンセイが先導を始めたので、ソッとついていく

 

なんかセンセイが一方的にギスギスした空気を醸し出している気がするが、流石に本人に直接聞く勇気も度胸も私には無いので 頼れる姉貴分 プレセアにより小声で尋ねる

 

 

「センセイ、今日は機嫌がよろしくない感じですか?」

 

「そりゃぁ、そうでしょ・・・殿下は カヅキが嫁に行く話しをしにテスタロッサに来たんだからさ? 」

 

「嫁に行く? あぁ 婚約の話ですね、なるほどテスタロッサに用事って それでしたか」

 

「ベルファ様は貴女が決めたなら〜と前向きだけど、メイド長は 貴女の事を本当の娘の様に思っているから 複雑なのよ、王家に嫁に出す訳だし」

 

「確か後宮は魔窟だとか、なんとか」

 

「そうそう」

 

 

プレセアは小声で私の質問に返答してくれ、センセイの優しさと複雑な心境を説明してくれたが、先導していたセンセイが振り返り 軽く睨まれてしまったので、情報収集は強制終了する事になった

 

私はセンセイに頭が上がらないしね?

 

これはベルファさん も巻き込んでセンセイを説得? 懐柔する必要が出てきたかな?

 

私としては、センセイにも納得して欲しいし・・・ベルファさん とセンセイをくっ付ける作戦も敢行したいしね? うん

 

私的にベルファさん と センセイって、お似合いだと思うし センセイに母親になって欲しいし

 

 

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