センセイに念押しに念押しを重ねて念押しされてしまった俺は、彼女に従うしか選択肢が無くなってしまった
俺が自分に逆らわないだろうと判断したセンセイは、俺を部屋に残し自分の仕事へと戻って行った、なかなか忙しいだろうに、俺の世話をしてくれるとは、本当 センセイには足を向けて眠れないな
そんな訳で、キチンと施錠をしてから 改めて与えられた私室を見てみる
テレビは無いが、ビジネスホテル風の内装で纏まっている
「金庫と小型冷蔵庫が付属されているのは、なかなか」
やる事もなく暇なので、部屋の中を調べてみることにし、スイッチや何やらを触って確認をしつつ呟く
「クローゼットに収納があるのか、なるほど」
それほど広い訳ではないが、クローゼットの中に衣類チェストがあり、そこに下着や靴下、肌着とかを入れる事ができる様になっている様だ
「まぁ、そんなに多く掛けられなさそうだけど・・・冬服・夏服はどうしてるんだろう?」
そんな疑問を抱きつつ一通り部屋の探索を終えて、ベッド下も収納スペースである事を発見して、衣替えしたらベッド下に収納すると理解してスッキリする、良かった
「ま、俺にはインベントリあるし気にする事ではないけど」
とりあえずクローゼットにインベントリ内の衣類一式を半数納めて置く
半数の理由は、もしもの時に困るのが嫌だからだ、何かの時に着替えないといけなるかも知れないし? うん
「給料でたら、服も買わないとな・・・面倒だけど」
椅子に座り一息つきながら呟く、現状 俺が持っている服はセーラー服セットと寝巻きセットだけなので、私服を購入する事も結構大切だろう、面倒くさいけども
元々ファッションに無頓着な方なので、本当に面倒くさい
とはいえ、服選びを先生に頼むのも中々に気が引けるし、なんか嫌な予感がする
何というか、着せ替え人形になりそうな予感がするんだ、うん
「まぁいいや、あとは未来の俺に任せよう」
色々と面倒になった俺は思考を放棄して、ステータス画面を開き出来る事の模索をする事にした
この機能を深く知る事が出来たら、この先の不安な事を解消出来る可能性が高まる訳だしな
そんな訳で、昨夜中断していた自分のステータス確認を再開すると、職業欄が『無所属』から『メイド見習い』と変化していた、よし無職卒業だな
そして保有する使用可能な魔法やスキルを念入りに確認して、説明を熟読する、解釈間違いをしていて死にました、は嫌だからな、うん
「特に このナインレイズって種族由来スキルの解釈を間違えたらヤバそうだ」
【 ナインレイズ 】
常時 自身の余剰生命力・魔力・霊力を自身の尾へ溜め込み、死に瀕した時に蘇生・全回復し死因への耐性を獲得する
耐性付与は永続される
使用時に尾を消費する、時間経過で尾は再生しスキルが再使用出来る様になる
最大ストック数は9
「この説明を鵜呑みにするなら、俺は最大9回まで死にそうになっても復活できる訳だけど・・・」
まず全回復の範囲が分からない、例えば四肢欠損した場合 欠損部位は再生するのか? とか
斬首されてしまった場合、胴体と頭のどちらから再生するのか?とか
スキル発動後にリキャストが発生するのか否かとか
この辺りを良く調べておかないといけないので、どうにか情報をもっと知れないか試行錯誤をする
「・・・ダメだ、説明に載ってる事以外はサッパリだ・・・でも、確定事項がある、耐性系のスキルがめっちゃ高い」
そう俺は自分が知る範囲だが、ありとあらゆる耐性系スキルを所持していて、ほぼ無効化出来る様だ
これなら舐めプしなければ、簡単に死ぬ事もないだろう
「まぁ高いのは耐性だけじゃないんだけどな」
調べて分かった事、それは基本的に舐めプして調子に乗らない限りは大丈夫そう、と言う事だ
検索機能で調べた情報だと、一般人の魔力量が平均で2〜4千の間、兵士・戦闘職で5千〜1万、優秀な者で2〜10万、天才や英雄の域で50万らしい
もちろん魔力量だけが戦闘力に直結する訳では無いが、それでも俺は段違いの魔力を保有している事になる
まぁその分、全回復するのにも時間かかりそうだけど
この魔力の回復力に関しては、該当スキルも無かったから地道に調べるしか無さそうだ
「まぁ・・・最悪アイデースでモンスターとか捕まえて捕食して魔力に分解してしまえば良いか」
なんとも便利な魔法だろうかアイデース
利便性も応用性も効力も、俺の琴線にバンバン触れてきて不治の病が燃え上がってしまって困る
属性適性も全属性に適性があるし、マジで最高にハイって奴だ
「いやぁ本当に闇系統の使い勝手が良いしな」
精神的に相性の良いのが闇系統な俺は、やはり不治の病が治っていないと自覚する
「ん? 全属性って事は、アレも出来るのか? マジか」
俺は厨二病罹患者なら100%試さずにはいられない、とある事に気付いてしまい、更にテンションが上がる
俺が犬なら嬉ションしてるんじゃないか?ってぐらいテンション急上昇してしまう
嗚呼どうしよう、マジでワクワクするぜ
もし使えたら、俺は余程の事じゃ死なないのに、更に死にづらくなるぜ