私の拙い示現流トンボの構えからの一撃でガルシアを唐竹割して勝利した後、ファンクラブ会員からの黄色い悲鳴を浴びながら控え室へと引き上げたが、軽くブリジットにイジられて少しウザかったのでコブラツイストをお見舞いしてやると、大人しくなったので良かった
まぁブリジットは身体が柔らかい方なので、そんなに痛くない筈だし、うん
その後、再びブリジットの淹れた紅茶を飲みつつ手作りのクッキーを彼女と食べつつ待っていると、決勝トーナメント1回戦が全て終わったらしく、2回戦が始まり 私の番がやってくるので控え室から舞台下へ向かうと、見覚えのあるゴツイ貴族令嬢が自身の
「なんか目が血走ってません?」
「あれは余程 ガルシアが負けた事が悔しいのでしょうね? 」
「派閥の威信的な奴ですか?」
「くだらないですが、多分そういう奴です」
私の隣に立つブリジットを軽く見上げてロドリゲスの事を呟くと、そんな返事が返ってくる
これ、私が興味無さ過ぎて知らなかっただけで 学園内に派閥による政戦もどき をしているのかも知れない
まぁ今更だし、全く興味無いんだけどね、うん
そんなこんな既に鼻息の荒いロドリゲスに睨まれながら舞台へ上がり彼女と対峙すると『お姉様ーっ! 頑張ってーっ!!』や『頑張って下さい、お姉様〜』とかファンクラブ会員の応援が聞こえてくる、あとVIP席から『今度はどんな技を見せてくれるだろう』とニーナが 若干興奮した声が聞こえてきたが、応援に手を降り返していると
「アイドル気取りですの? 良いご身分ですこと」
「実際 似た様なモノですし、私は養子とはいえ侯爵家令嬢、割と良い身分ですからね」
「本当! 減らない! 口ですわね!」
「え・・・急にキレるやん、こわ・・・」
「きぃぃぃぃぃぃぃぃ」
なんか煽られたので、煽り返すと急にキレて叫び始めたので、更に煽ると ゴリラみたいにドラミングしそうなぐらい興奮し始める、なんでコイツ等は煽り耐性が こんなにも低いのだろうか? いやマジで
そんな事を考えつつ、光の剣(笑)とハチリョウ4つを展開し構えると、審判員から開始の宣言がされ、良過ぎるガタイから繰り出された横薙ぎを 舐めプも兼ねてバク宙で回避すると
「あら、お似合いでしてよ。その髪型!!」
「髪型? 」
横薙ぎの勢いを殺さずに振り下ろしへ繋げたロドリゲスの一撃を半身で躱し彼女の言葉をオウム返しして、とりあえず顔面にグーパンを入れておく
「あぁ、なるほど? 先程 バク宙した際に髪の毛を持って行かれた訳ですか、よもや よもや」
「ぐくぅぅぅ」
「何語です? それ」
散髪をサボっていて伸びに伸び、腰を越していた髪がバッサリと肩まで短くなっている、これほど短いのは転生初日以来な気がするなぁ
そんな事を考えつつ顔面グーパンで唸るロドリゲスに追加の顔面グーパンを喰らわせると、観客席から『お姉様の お
「ありがとうございます、ロドリゲス嬢 貴女のお陰で散髪をする手間が省けました、お礼に・・・私も貴女の散髪をして差し上げますよ? ウッカリ 首と一緒に斬ってしまうかも知れませんがね?」
「やれるものならば、やってご覧なさい!!」
「では、お言葉に甘えます。フラッシュバン」
2度の顔面グーパンで鼻が折れたらしいロドリゲスが鼻血を出しながらヨロヨロと立ち上がり、私の軽口に対応してきたので光魔法で眼を眩ませ
「雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此を六に別つ・・・
「目眩しなんて卑怯ですわ・・・なっ!? なんですの?! 身動きが取れない?!」
「なーにが卑怯ですか、我々が行っているのは お遊戯ではないのです、試合です試合、持てるチカラの全てを用いた試合です、戦場にルールは存在しませんし、魔獣相手に それはルール違反だ とか言うんですか? アホらしい」
私はオサレな詠唱を多数輩出している某マンガから使い勝手の良い物をチョイスしてロドリゲスへと使用すると、ロドリゲスは指先1つ動かせない状態になり、吠えてくるが 馬鹿馬鹿しい事ばかり言うので嫌になる
とりあえず審判員へ目配せをしてみるが、試合終了にする つもりが無い様で、試合続行しろ みたいな目で見られてしまう
まぁ仕方ないか、審判員は六杖光牢が どれだけ強力な術か分からない訳だし?
「せっかくなので、焼き清めて差し上げますよ、ロドリゲス嬢」
「貴女、何を言って? ま、まさか! やめて、やめなさい!」
「いやどす」
とりあえず審判員にロドリゲスから もっと距離を空ける様にジェスチャーをして、私も距離を空けてハチリョウを使用し日光を集約させ
「焼き払え・・・ソーラレイ」
太陽光由来の極太レーザー(仮) でロドリゲスを真上から焼くと、文字通り焼けて消し炭となって、舞台に穴が空いてしまった
今日は快晴のせいか、予定より威力が出たなぁ? まぁ良いか、回帰機能で元通りになる筈だし、多分メイビー