ウンディーネとノームの やり取りを見てナズナ・ルル・ブリジットの3人が私の元へ戻ってくると、ウンディーネとノームから謝罪を受けた後 四大の内 3名による案内と言う豪華な案内をされる
洞窟に入ってから暫く経ってしまったが、漸く洞窟を抜ける事が叶い 世界樹が茂る場所へと到達し、若い世界樹が生い茂る道を進み巨岩をくり抜いて祠としたモノがある湖へと辿り着く
「・・・これは想定外ですね」
「これは・・・凄いプレッシャーを感じるな」
「ワイバーンやバジリスクの比ではありませんね」
「間違いなく、あそこに元素の精霊が居る確信があります」
私の想定した以上のチカラを有していたらしい元素の精霊から感じる威圧感を肌に感じながら呟くと、ナズナを先頭に 各々の感想を口にする
これは私の お守り(笑)が無かったらルルとブリジットは気絶して失禁していたかも知れないな、うん
「{ あの祠に元素の精霊がいるわ、
「そうですね? 致し方ないです、お三方 少々 留守番をお願いします」
「・・・致し方あるまい、分かった 気をつけてな カヅキ」
「はい」
全員で湖に浮かぶ小島へ向かおうとすると、ウンディーネにより待ったが入り 彼女の言葉に従って私1人で元素の精霊の元へ向かう事になった
1歩 祠へと近付く度に強くなる威圧感を肌に感じ、日本に居た頃に出場した異種格闘技大会の事を思い出し、口角が上がるのを止められない
転生して以来、これほど 心が躍り昂るプレッシャーを感じた事はない、きっと元素の精霊は 私を満足させてくれる実力を有している事だろう
しかし、私が 此処に来た理由は 元素の精霊に呼ばれたからで、まだ戦うと決まった訳ではないので、今は 落ち着こう
「{ 良く来てくれた、神子よ }」
「お初にお目にかかります、
小島に到達し、ポーカーフェイスで表情を繕って祠の前に佇む美女の元へと歩み寄ると、元素の精霊たる美女が労いの言葉をかけてきたので 侯爵令嬢としての礼を取りカーテシーをする
普段はしないが、彼女は元素の精霊 つまり精霊の王たる存在なので、これぐらいの礼は尽くさないとね?
「{ 呼び出したのはコチラの方だ、そう堅苦しいモノは無しにしてくれると助かる }」
「かしこまりました、貴殿が そうおっしゃるならば」
頭を上げて改めて彼女を真っ直ぐ見据える、例に漏れず私が低身長な故に見上げる形になっているが それは置いておいて
元素の精霊は、金色の髪 ピンクに近い赤色の瞳 その瞳の中には、星が煌めいているような光が見える、人間では あり得ない虹彩だ
「{ では 早速だが呼び出した本題へと入らせて貰う、此処の空気は神子にも 湖の辺りで待つ人の子にも良くないからな }」
「分かりました、お願いします」
彼女は私に数歩 歩み寄り、少し心配した様子で本題へ入る事を告げてきたので了承する
私としても さっさと本題に入って貰えると助かるからね、うん
「{ 私がお前を呼んだのは お前が心配だったからだ、私は世界を観測し魔素の流れを調整している、その中で神子 お前の存在を知り そして直感で理解した、この
真っ直ぐと彼女の眼を見据えながら説明を聞き理解し、私も 彼女が言う事に確信を持つ
私は きっと、
その時、多分 ナズナの声は私には届かないかも知れない、私の性格は私自身が1番良く知っている、だからこそ 彼女が嘘を言っていない事が分かる
「色々と言いたい事もありますが・・・まぁ良いでしょう、調整すると言っても どうするつもりです?」
「{ 簡単な事、私へ名付けをしてくれれば良い、ただ使い魔契約と違い対等な契約だがな }」
「なるほど」
調整方法を尋ねると、契約をすれば良いとの事だったので 納得する
そういえば、授業以外で 全然 喚んでいないアルトも精霊、それも四大と同等か それ以上の格を持つ者だった事を思い出す、アルト 元気かな?
「では、貴女の名前はミラとしましょう。私の親友が星が好きでしてね? 親友が好きな星の1つから貰いました」
「{ ミラ・・・うむ、良い名だな 神子・・・いや、カヅキ }」
「気に入って貰えたなら幸いです ミラ」
私が適当に それらしい説明をすると、元素の精霊 改め ミラは満足そうに頷く
実際の所、一応 嘘は言ってはいない ミラは くじら座の星の1つの名前でありナツキからの受け売りだ、しかし 本当は私が やっていたゲームに出てくるキャラに外見要素が似ているから、だったりする
ま、ファーストインスピレーションって奴と言う事で許して欲しい