私が なんだかんだ 世間とズレている事を再認識して気をつけないとなぁ とか思っている内に
「やはりダメか」
「そうですね、やはり合わない様です」
「見事に膨らんでいますね」
「モフみ」
地域が変わればワンチャン行けるかと思ったが、そんな事はなく尻尾が膨らんでしまったため4人掛かりで毛繕いを始め、着脱出来るなら2尾分身に移設する必要ないな? と気付き2本程 インベントリへ収納する
とりあえずブリジットも モフみの虜になってしまっているが、まぁ良いだろう
この先、ダールベルグ学園を卒業してナズナの妃になっても私の専属護衛を続けて貰うつもりだし、私の毛繕いの手伝いとかして貰ってもいいかも知れないしね?
そんな訳で そこそこ出た抜け毛を纏めてインベントリへと収納して、3人へお礼を言っていると 馬車が停止する、どうやら到着したらしい
馬車の扉を2尾分身が開きルルとブリジットが先に降り、ナズナに合図してナズナが降りて私をエスコートしてくれる、私の婚約者 イケメンじゃね?
「お待ちしていました、ナズナ殿下」
「叔父上 直々の出迎え 感謝致します」
和風中華と形容するべきなのか分からないが、日本系の容姿に中華風の服装をしている妙齢の男性がナズナへと挨拶をしナズナも返礼している
叔父と呼んでいるから、この人がナズナの実母 リンのキョウダイか・・・ユキヤと髪の色が近いな、うん
「そちらの方が 殿下の婚約者殿か、私は
「蓮様、お初にお目に掛かります。
今日はナズナから贈られた正装?のドレスを身に付けているので、それに合わせて蓮にカーテシーをして名乗ると、なんだか 驚いている雰囲気を感じる
「いやはや、噂とは当てになりませんな ナズナ殿下? この様な優美な
「んん? あ、あぁ 叔父上、マージン子爵令嬢は不義を働いた罪で婚約破棄をして、その後 運に恵まれカヅキと婚約をしたのですよ」
「なるほど 通りで、いやはや聞いていた容姿や人となりと全く違うので、驚いてしまいました、はっはっはっ」
蓮が、ふむふむ と頷きながら言い どんな噂だよ とか思っていたら、ただの人違いだった事が判明した
内輪のゴタゴタかつ恥である事 ゆえに、あまり喧伝したくない情報だから積極的にヴィオレッタの話は拡散していないのだろう、だから
むしろ、他国にまで悪評が届いてるヴィオレッタすげーな
「失礼を承知でお尋ねするがカヅキ殿、貴女は霊狐族ですな?」
「えぇ、その様ですね?」
「ん? ご自身の事を把握しておられない?」
「えぇ 実はテスタロッサ領に流れ着くまでの記憶が無いのです・・・」
「なるほど、記憶が・・・これは とんだ ご無礼を」
「いえ、お気になさらず 私としては運良くテスタロッサ家に保護され、縁に恵まれナズナ殿下の婚約者となる栄誉を賜われた事は奇跡だと思っていますし、過去に未練はありませんので」
「そうですか」
私を見て蓮が想定内の質問をしてきたので、それはもう都合の良いデマを口先八丁で垂れ流す、もちろん雰囲気作りに表情を繕うのも忘れない
とりあえずナズナにアイコンタクトをして、合わせる様に念を送ると 察した様で僅かに頷く
「ナズナ殿下、今の短い会話で良く分かりました。カヅキ殿は 年齢に見合わぬ とても教養の有る女子だ、殿下 良い伴侶を見つけられましたな? いやはや、羨ましい限りです」
「でしょう、カヅキは 俺には勿体無いくらいの女性です、俺の妻に迎えられる事は、とんでもない幸運だと思っていますよ」
自分の
別に悪い気分ではないが、単純に褒めてるだけだと思うのだけどね? 蓮は
あと、またロリ扱いされてる気がする
「お熱いのは良い事です、しかし ナズナ殿下? 少々 歳が若過ぎではありませぬか?」
「若い? 誰がです?」
「誰と? もちろんカヅキ殿以外にいますまい?」
「カヅキが? 」
「・・・蓮様、私は来月で20歳です」
「なんと!?!?」
「あぁ、いつものか 」
「貴方様? つねりますね?」
「痛っっ」
何だか言いにくそうな蓮に、ナズナが首を傾げて会話を交わし、いつもの奴をすると蓮は 物凄い驚いていて、それを見てナズナが他人事みたいに言ったので、八つ当たりに手の甲をつねってやる と良い声で鳴く
そんなに、私はロリに見えるんかな? もう慣れたけど、この先 何度も 何度も 起こる定番イベントになるのかと思うと、少し気が滅入るな
やれやれだぜ