ナズナから
途中、ナズナに正座はキツく無いのか? と言う質問をされたが、慣れているし 影を使い足への負担を減らしているので問題が全くない
それから色々なもてなしをされ、流石に寝室は別々の部屋を用意されたので、ブリジットと枕を並べて就寝した翌朝 いつもの習慣で夜明け直前に起床し、転移門を使いテスタロッサの訓練場へと向かい 日課の朝飯前の運動をして、朝風呂を浴びてから
「おはようございますカヅキさん、相変わらず早起きですね?」
「おはようございます、もう習慣化していますからね」
「それでも凄いですよ、私も親衛隊では早起きの方なんですよ?」
「そうなんですね?」
布団を畳みながら私と会話をするブリジットの言葉に相槌を打つ
確かに私は早起きだと思う、夜明け前には起きてるしね? まぁセンセイも同じ様な時間には起きてるから、ナズナの護衛を始めるまで意識してなかったけども
そんな他愛ない話しをしつつ、約半年で結構伸びた髪をブリジットにすいて貰う、ブリジットが護衛になって以降 適当な手入れをしていた事を咎められたので、彼女に手入れを一任している
そんな訳でブリジットに髪の手入れをしてもらっていると、暁家の女中が声を掛けてきたので、入室を許可すると
「此方 当家 当主 蓮よりカヅキ様へ お渡しする様 仰せつかりました、宜しければお召し頂けると幸いです」
「蓮様が私に? 拝見致します」
女中から葛籠を受け取り中身を確認すると、青を基調とした金魚柄の浴衣が入っていて、一眼見ただけで高級品である事を理解する
「これは・・・ありがとうございます、謹んで袖を通させて頂きます」
「ありがとうございます、当家当主も喜びます。私は失礼いたします」
「蓮様に よろしくお伝えください、お疲れ様です」
仕事が出来る感じの女中は、キビキビとした動きで退室していく やはり仕事の出来る人ってのは、居る所には居るんだなぁ
「せっかくですから今日は浴衣で過ごしましょうか、ブリジットさん 手伝ってください」
「はい、喜んで」
私の要請にニッコリと笑むブリジットを見つつ部屋着を脱いで下着姿へなる
「カヅキさん、今更な事を聞きますけど・・・背中にガッツリ墨が入ってますよね?」
「墨? あぁ、コレは刺青では無いですよ? 物凄く落ち難いボディペイントです」
「へぇー 私もしてみようかなー」
「これは別にファッションではないのですよ?」
浴衣用の肌着をブリジットから受け取り着用していると質問されたので答える、そういえば話してなかったな と思い出しつつファッションと勘違いしている様子のブリジットへ説明を続ける
「コレは封印術なんです、ほら 私って強過ぎるので」
「そうなんです・・・ん? 待ってください、武術大会の時に 大暴れしましたよね? 封印された状態で圧勝していたのですか?」
「えぇ、全部で9段階の封印ですが 武術大会の時は完全封印状態でしたね?」
「お、おぉ・・・」
完全封印状態でもダールベルグ学園の生徒より強いと言う事に衝撃を受けている様でブリジットが絶妙な表情をする
ぶっちゃけ、ブリジットとルルの2人を同時に相手しても 余裕なんだろうな? とは思っている 2人には悪いけどね?
そんなこんな他愛ない話しをしつつナズナへ封印術の事は口止めし 温度一定化の術式を組み込んでから 浴衣の着付けを終わらせて、ナズナが待つ客間へと向かう
「おはようございます、貴方様」
「あぁおはようカヅキ、今日も お前は美しいな? その浴衣、よく似合っているぞ?」
「ありがとうございます」
客間に居るナズナへ挨拶をすると、すぐさま褒めてくる やっぱり私の婚約者はイケメンじゃね? とか思いつつナズナの隣に正座すると、ベストタイミングで客間の襖が開いて女中が料理を持ってきて、テーブルの上に朝食を並べて行き、並べ終わった女中と入れ替わりに蓮が入ってくる
「おはようございます、ナズナ殿下 カヅキ殿」
「おはようございます 叔父上」
「おはようございます、蓮様」
私達の正面に座り挨拶をしてきた蓮へ挨拶を返すと、ニコリと微笑み
「カヅキ殿、浴衣 とても お似合いですよ」
「ありがとうございます、この様な高級品を わざわざ」
「いえいえ、お気になさらず。そちらは私の姉・・・ナズナ殿下の実母であるリンが妻 又は ナズナ殿下に姫が産まれた時に贈る様 頼まれていたモノなのです、姉上も カヅキ殿に袖を通して貰えるならば本望でしょう」
「リン様の? それはより一層の感謝を」
「叔父上、俺からも感謝を」
一晩そこらで浴衣を用意できた理由が判明し、蓮のガチ度が高い事を再認識する
ナズナの言う通り、相当なシスコンの様だな このおじさん
私個人的には吾妻の文化が肌に合うっちゃ合うんだよなぁ 気をつけないと
いやぁ敷布団とか特にね肌に会うのよ? オフトゥン最強!