場所が場所なら合体不可避なぐらいイチャイチャして月を見た後、客間へ戻り
その際、念の為に
ナズナが二日酔い状態なら酔い覚ましになるし、なにより美味しいから無駄にはならない、最悪 ナズナをテスタロッサまで連れ帰って
そんなこんな熟睡して夜明け前に起床し、転移門を使いテスタロッサの訓練場へと向かい 日課の朝飯前の運動をして、朝風呂を浴びてから
「おはようございます ブリジットさん」
「おはようございます カヅキさん、なんで そんなに元気なんですか?」
「どう言う意味ですか?」
まだ眠いのか目を擦りながら質問してきたブリジットの意図が分からずに、質問を返す
私は毎日元気だが、なぜだろうか? ブリジットが嫌味を言う訳ないし、本当に謎だ
「昨晩は結構遅くまで お酒を呑んでいたじゃないですか? それなのに早起きですし、その様子だと 二日酔いにもなってないじゃないですか? それが不思議で」
「え? あぁ なるほど、そう言う事ですか」
私と会話する事で頭が覚醒してきたのか、明瞭な質問がされたので納得する
確かに、普段より少々遅い時間まで お酒を呑んでいたからブリジットの疑問も尤もだと思うので
「私は元々
「テスタロッサ家は修羅の国か何かですか?」
「いえいえ、一般使用人は そんな事有りませんよ? 私はメイド長 直轄 使用人だっただけで」
「う、うーん・・・納得し難い」
前半の質問へ回答するとブリジットは凄く反応に困った様な表情をして呟く、まぁ気持ちは分からなくもない
「私が二日酔いしていないのは 単純に お酒に強いからですね、多分鋼製なんでしょう肝臓」
「そんな説明で納得出来ないぐらいの量を呑んでますよね?」
「あはは、実はコツがあるのですよ? コツが」
「そうなんですか?」
「えぇ、誰でもできる事です」
私のふざけた説明に訝しんだブリジットに、二日酔いへならない為のコツが有る事を説明する
「お酒を呑む時は呑んだ量と同量 或いは 呑んだ量以上の水を飲むと二日酔いを回避する事ができます、あと一気に呑むのではなく少量ずつ時間をかけて呑むのも有効ですね」
「なるほど、それでカヅキさんは二日酔いになっていない訳ですね?」
「いえ、私は本当に強いだけですよ」
「む、むむ・・・」
コツを説明するとブリジットは一旦は納得したが、私が普通に強いだけと知り 納得いかない表情をして、少し面白い
それから不服そうなブリジットに髪をすいて貰ったりして、寝間着から黒セーラーへと着替えて、羽織を肩から掛けて寝室から客間へ移動を開始する
因みに特に理由はないがニーソだったりする、本当になんとなくだ
「おはようございます 貴方様」
「あ、あぁ・・・おはよう、カヅキ・・・今日は・・・いつになく全身黒い、な? いや、美しいが」
「ふふ、ありがとうございます貴方様。 二日酔いですか?」
「不覚だが、その様だ」
客間に入ると苦虫を噛み潰した様な表情のナズナが お茶を飲んでいたので、挨拶をすると 息も絶え絶えに私を褒めてくる
気持ちは嬉しいが、大丈夫か? ナズナ
「トゥビー」
「殿下、コチラを召し上がりください」
「あぁ、すまないな」
シジミ汁の汁だけを入れた器をナズナへ渡して飲ませる、多分 これで多少はマシになるだろう、ならなかった場合はテスタロッサ家へ連行してネビリム女医にネオミノファーゲンを点滴して貰う事にしよう
「あぁ・・・なんだか染みるなぁ・・・所でカヅキ? なんで そんなに平気そうなんだ?」
「それは単純に二日酔いになっていないので」
「お前はつくづく規格外だな? 俺と同量か それ以上に呑んだ筈なのだが?」
「どうやら鋼製の肝臓の様です」
「そうか・・・ん? まさか、尻尾分 倍増でアルコール分解している、とか無いよな?」
「どうでしょう? もしかしたら有るかも知れませんが、検証のしようが無いので」
「それもそうだな?」
ナズナもブリジットと同じ疑問を抱いた様でシジミ汁を飲みながら私へ質問してきたので、少しふざけて答えると 私の尻尾へ視線が移り 私が酒に強い理由の仮説を口にするが、私にも尻尾が関係しているかは分からないので素直に言う
実際の所、私は状態異常耐性が べらぼう に高いからってのが理由なんだけど、誰が聞いているか分からない場所で説明したくないので 暫くはナズナには勘違いしていて貰う事にしようかな?
まぁ知っていても、いなくても 問題は無いかもだけど