そんな訳で愚王と側近を手頃な部屋で尋問したり、迫撃砲の餌食になった捕虜を影から出して事情聴取をしたりして愚王が どれぐらい愚かだったかを知り ナズナが言った事よりもバルマバラッドは衰退していた事が分かった
人の道を外れる事かも知れないが、バジリスクに使用されていた魔導具の応用で愚王と側近を操りバルマバラッド王城前広場で設営した会場で 国民の目前で腹を召して貰い事切れるまで痛みを感じて貰う、そのぐらいしないとダメだからね?
その場でナズナがバルマバラッド国民へ 支援を約束し、議会制の共和国へと生まれ変わった
暫くはナズナが信用している
法律の改正や色々な仕組みを構築する時間が必要だからね、うん
「今回も大活躍してしまったな? カヅキ」
「言わないでください、ベアトリーチェ様からの呼び出しがきそうで戦々恐々しているのですから」
「安心しろ、もう時期だろうからな」
「勘弁してください、貴方様」
約1週間で集結した事に因んで1週間戦争と呼ばれる事になる戦争が終戦し 各種ゴタゴタを終わらせて 封印術を再度嵌めようとして失敗してしまったので、ナズナへ断りを入れ テスタロッサへ帰宅しネビリム女医とセンセイ & ベルファさん による原因究明によって、私のレベルが上がり既存の封印術では耐えられない事が判明したので、ベルファさん とネビリム女医が協力し 新しく強力な封印術式を構築して、どうにか枷を嵌める事に成功し ブリジットに3日程 寝るのでと ナズナへ伝言を頼み丸3日寝て全回復する
夏でも冬眠みたいな事が出来るのは便利だなぁ、うん
そんな訳で終戦から約1週間の時が流れ、ナズナとテスタロッサ家 中庭ガゼボで チェスをしながら お茶をし会話をしている
ナズナの様子を見る限り、揶揄っているみたいだが 私としてはベアトリーチェに詰められる事が怖いのでやめて欲しい所だ、いやマジで
「うーん・・・腕を上げたな? カヅキ」
「ふふ、ありがとうございます。チェック」
「・・・詰んでいるな、参った」
「これで私の4連勝ですね?」
「あぁ、本当 腕を上げたな」
その後も他愛ない会話をしながらチェスを進めて私の勝利でゲームは終わる、半年程前までは実力が拮抗していたが 最近は私が優勢である事が多くナズナは少し悔しそうだ
「ご歓談中 失礼致します、ベアトリーチェ正妃殿下より お手紙です」
「お疲れ様 マルタ、ありがとうございます」
「失礼致します」
一局 終わり アイスティーで喉を潤していると、マルタがベアトリーチェからの手紙を持って現れたので労って手紙を受け取る
内容を読まなくても おおよその予想は出来る、どうせ呼び出しだろう あぁ見なかった事にしたいが、そんな事できる訳が無いので 大人しく開封して中身を読む
「
「貴方様と私の予想通り、呼び出しですよ」
「そうか、なら行くか」
「えぇ、不本意ですが 正妃様の呼び出しを断る正当な理由は有りませからね」
「確かにな?」
ナズナも大体の予想が出来ている表情をしているが、手紙の内容を尋ねてきたので答えて立ち上がりプレセアとルーティに登城してくる旨を伝え、ナズナと共に転移門を潜り ベアトリーチェが待つという中庭へと向かう
「ふふ、やはり早いわね? 待っていたわ」
「いえ、それほどでもありませんよ? ベアトリーチェ様」
今日は1人で居る様子のベアトリーチェに言われたので謙遜した返事をすると、彼女は少し不満そうな表情をする なぜだ?
「もう、そんな堅っ苦しい呼び方じゃなくて、ママって呼んでも良いのよ? カヅキちゃん」
「・・・いえ、私は もう20を超えますし、まだナズナ様と婚姻していませんので、恐れ多いです はい」
「カヅキちゃんは真面目ねぇ? ね? ナズナ君」
「義母上、カヅキが困っていますから、本題に入って貰えますか?」
「ぶー ぶー」
何を不満に感じているかと思えば なんとも反応に困る事を言いだしたので、私が考えうる最高の言い訳をすると ベアトリーチェはナズナへ話を振るが、ナズナに一刀両断され ぶー ぶー と不満を表し始める、ぶー ぶー ではない
こちらを見透かしている様な言動と眼をしている癖に、コチラには何を考えているか悟らせない存在 故に私はベアトリーチェが苦手なのだ
それに どこまで本気で言っていて、どこから冗談か分からない言動もするからね? この正妃
「仕方ないわね、本題へ入りましょう。その前に座って頂戴?」
「失礼します」
「はい」
ひとしきり ぶー ぶー と抗議をしていたベアトリーチェは満足したのか本題へ入る事を言い私達に着席する様に促してきたので座る
さてさて、今回の呼び出しに ついては予想はしていた、短期決着を実現させる為に、ベアトリーチェが好きそうな無茶をしたからだ
だから、予想済みだった訳だが 面倒くさいのが本心だったりする