なんやかんや急いで報告書を作成して鴉を作成して報告書を埋め込んで、ギルドに居るアルテミシアへと飛ばす、身体から紙の束が生えた鳥なんて珍妙なモノで 私からと分かるだろう、多分
そんな事を思っていると、相変わらず歩きタバコをしているカーンが教室に入ってきてホームルームが始まり、軽く引き継ぎ?が入り 普通に授業があるので受ける事となった
去年はギルドへの登録が有ったが、最上級生となった私達は既に済んでいるので授業がある訳だ
そんなこんなで授業を全て受けて寮の部屋へ帰宅すると、
「ギルドからですか、なんでしょう?」
「どうやら ゴタゴタで中断していた会議の招集だな」
「あぁ、そういえば 会議は中断したままでしたね?」
トゥビーが受け取り手渡してきた事で安全と判断したらしいナズナは迷わず中身を確認して、言ってきたので 私も中身を確認する
先程 ナズナが言った様に、中断していた会議を再度 行う為の招集だったので、日時を確認すると 今週末になっていた
中途半端な所だったし、早めに終わらせるに越した事は無いだろう と納得して、夕食作りへ移行する
それから何事もなく週末になり、前回と同様に ナズナから贈られた和風ワンピースにアサガオ柄の羽織を肩から掛けてギルドへ赴き、受付で話をしてから会議室へと向かう
「よく来た、
「そうか、気が効くじゃないか」
「別に 騒がれても面倒なだけだしな? 」
「はは、そう言う事にしておいてやる」
「ふん」
会議室の中には円卓があり、入り口とは反対側の12時の席にアルテミシアが座り、私達へ声を掛けてきたので素直に従い 彼女の正面に光姫のネームが置かれた席に座ると、前回とは違い 最初から左隣がナズナで アルテミシアを褒めると、彼女はぶっきらぼう に返してくる アルテミシアって素直じゃ無いよねぇ
そんなこんな やり取りを眺めていると、続々と称号持ちが会議室へと入ってきて、今回は焦った様子の無いロゼも入室してきて 自分の左隣に座る
「やぁやぁ 遅れてしまったかな?
「まだ始まってないが、お前が最後だ さっさと座れ」
相変わらず声がデカいグレゴワールのせいで少し鼓膜にダメージを受けつつ様子を伺っていると、アルテミシアは辟易とした表情でグレゴワールへ命令し着席させ、会議室の扉を閉めさせ
「称号持ち諸君、たびたびの招集に応じて貰い感謝する。今回は 前回 中途半端に中断してしまった会議の続きをしていきたい が、その前に 前回の反省点を生かして 新 称号持ちの自己紹介をして貰う事にしよう、光姫から頼む」
「はい、ギルドマスター」
良く通る良い声でアルテミシアが会議の開始? 再開? を宣言して、前回とは違い自己紹介をする様に言ってきたので頷き返事をして立ち上がり
「えー ・・・ この度、光姫の称号を拝命しました カヅキ・タンザナイト・テスタロッサと申します、隣に居られるナズナ殿下の 婚約者と言う身に余る幸運を得た幸せな者です、使用属性は光の他に闇や炎 そして聖属性を使用でします・・・え? あぁはい、よく間違われますが 今年で20歳です、若輩者ではございますが よろしくお願いします」
自己紹介をしていると ナズナに袖を引かれて 『歳を言っておけ』 と言われたので年齢を口にすると、一部の称号持ちが驚愕した表情をして グレゴワールが立ち上がり
「そんな嘘をついても すぐにバレてしまうよ!!」
「普通に事実なんですが? あぁ テスタロッサ家へ養子になった際に作って貰った身分証を見せますよ」
悪い意味で声の通るグレゴワールに 五月蝿い奴だなぁ と思いながら彼の元へ国が発行してくれた身分証を持って歩みより手渡す
「僕がキチンと見てあげようじゃないか! えぇっと? カヅキ・タンザナイト・テスタロッサ、生年月日 王歴487年 イフリート3の月 22日・・・ん? んん? 19歳?!」
「くぅ・・・まだ誕生日が来てはいないですからね、今は19歳ですね、はい」
私から渡された身分証を マジマジと見て爆音で私の鼓膜へダメージを与える驚愕の声を上げたので、物理的に自分の狐耳を両手で畳んでグレゴワールへ相槌を打つ
なんでコイツは悪い意味で声がデカいのだろうか? と言うか 私の鼓膜へダメージを与えられるって 声に指向性でもあるんだろうか? 逆に凄いよグレゴワール
「もういいか 闇帝? 」
「あ、あぁ・・・はい」
「よし、手間をかけさせたな? 光姫」
「いえ、必要な事でしたから」
「そう言ってくれると助かる」
アルテミシアがグレゴワールを呆れた表情で尋ねると、気の抜けた返事を返したので、私は彼から身分証を返して貰い自分の席へ戻る
ひとまず、これでグレゴワールがおとなしくなる事を祈ろう