アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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242話 修学旅行 2日目 で候

 

 

リリウムに写ルンですを2個提供し、写真を現像する時は私に渡してくれれば現像して持ってくる旨を伝えて軽く使い方をレクチャーしていると、2尾分身(トゥビー)からナズナとチャールが夕食を食べる為に部屋を出た事を概念伝達で知らされたので、はしゃぐリリウムを一旦宥めて夕食を食べに部屋を後にし、スェッドの高級食に舌鼓を打つ まだまだ勉強できるな

 

そんなこんなで夕食を食べた後 部屋へ戻り お風呂へ入りブリジットに乾燥作業をお願いしてフカフカにして貰ったりして就寝する

 

それからしっかりと熟睡し夜明け前に目を覚まして、いつの間にか潜り込んできていたリリウムを起こさない様にベッドから出て転移門でテスタロッサ家の訓練場へ出て、日課の朝練をこなし 自室のお風呂で汗を流し 全裸で出ると入る前にはいなかったプレセアが居て、私の身支度 主に尻尾乾燥を手伝ってくれ、完璧なお嬢様に仕上げてくれたので、お礼を言ってから転移門でホテルの部屋へ戻る

 

戻ったタイミングでリリウムが起きて、彼女の侍女に手伝って貰いながら身支度を始めたので、私は邪魔にならないソファに座りブリジットが淹れてくれた紅茶を飲んで待つ

 

そんなこんなで前日と同様にトゥビーから概念伝達で情報を受信し ナズナ・私・チャール・リリウムの4人で朝食をとった後、集合場所であるロビーへ行くと カーンが観光ついでに勉強を行うように申し伝えがあり クラスメイトは、自由行動だと喜んでる これは後でレポートを書いたりする奴ではなかろうか?

 

 

「さて、夕食までにホテルへ戻る必要が有るな? どうする?」

 

「昨日は 王城と聖堂がある中央がメインだったんで、ホテルの有る西側を見るのはどうです? 確か商店街もあって スェッドの色々が見れると思いますけど」

 

「良いですね、私はチャール君の案を支持します」

 

「私もチャールの案に1票」

 

「分かった、それで行こう」

 

 

私達が集まり会議を開くと、チャールが最善の案を提案してきたので支持する旨を口にすると、リリウムもチャールの案に賛同し満場一致でチャールの案が採用され、私達はホテルを後にしてスェッド王都 西区域へと歩いていく

 

それから程なくして西区の商店街に到達し、ウィンドウショッピングをしたりリューネにも吾妻(あずま)にも無い品物を見て好奇心を駆り立てられたりして散策開始して2時間程 だった頃、1度休憩をしようと言う事になり、中央区に近い場所にある隠れ家的な喫茶店で休憩をする事となり 入店して スェッドで流行っているらしい紅茶を注文して一息つく

 

 

「なかなか勉強になったな」

 

「ですね」

 

「なかなか面白いボードゲームもありましたし、収穫は まずまずかと」

 

「デュエル・モンスターズも販売されていましたしね」

 

「まさか、すでに国境を超えていたとはな?」

 

 

紅茶を飲んで 休憩をしつつナズナの何気ない呟きに反応して 好き好きに口を開く

 

今年に入ってから正式販売されたTCG デュエル・モンスターズがリューネだけではなく、スェッドにまで普及している事に驚いてしまう、ベルファさん おそるべし

 

そんな会話をしていると、昨日も聞こえた透き通る女性の声が聞こえた気がして狐耳が無意識に其方へ動く

 

 

「ん? どうかしたか? カヅキ」

 

「いえ、なんだか 女性の声がしている気が・・・」

 

「女性の声? 此処は王都だ 女性の声ぐらいしてもおかしくないのではないか?」

 

「そうなのですが・・・そうではなくて・・・ん?」

 

「カヅキちゃん?」

 

「んん? まさかトラブルか?」

 

 

私の狐耳が不自然に動いている事にナズナが気付いて尋ねて来たので、素直に答えると 不自然そうな表情をして言うナズナに言語化が難しくもどかしくしていると、リリウムが心配そうにし チャールは私の耳の良さから推測した事を口にするが、そんな事はどうでも良くなるぐらいハッキリと私を呼んでいる声が聞こえ

 

 

「呼ばれている・・・行かないと、チャール君 リリウムさん 申し訳ありません 席を外します、合流出来れば合流しますが 最悪ホテルで合流にしましょう」

 

「オッケー、気をつけて〜」

 

「気をつけてね?」

 

「はい」

 

 

私はチャールとリリウムに離席の旨を伝えて代金を少々多めに置いて席を立って喫茶店を後にする、ナズナは 勝手に着いてくるだろうから一旦放置する

 

この透き通る声、鼓膜経由ではなく念話みたいに脳内へ声を届ける類いの物みたいで、全くノイズを感じない

 

まぁとはいえ、感覚として何となく分かるぐらいなので なんで呼ばれているのかがサッパリ分からないのだけど

 

そんな訳で透き通る声を野生の感で察知し進むと昨日訪れた聖堂へと到達する

 

 

「聖堂? なんだか良くない予感がするなぁ」

 

「なら引き返すか? 」

 

「まさか、行かなかったら行かなかったで 面倒な事になる可能性が高いので行きますよ」

 

「そうか、分かった」

 

 

聖堂と言う RPGとかだと如何にもな場所に声の主が居る事が分かり少し面倒事になる予感がしているけれど、多分 此処で帰っても 声の主の元を訪れないと延々と呼ばれるだろう と思い、声の主の元へ向かう事を決意する

 

さてさて、 RPGだと聖堂の地下がダンジョンになっていてアンデットとか出るけど、どうなんだろうね? 少し楽しみにしておこう

 

 

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