アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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248話 修学旅行 2日目 現れて お姫様 2人目

 

 

私が算段を立てていると

 

「何故問題ないと言えるのですか? ナターシャ王女殿下」

 

「・・・フラムベルグは 人の心を知ったって言ってた、ティアリーが自分に寄せる好意が 理解出来なくて・・・それを理解する為に、人を操っていたって言ってた。聖女の悲しい声と・・・顔と・・・操っていた人の、聖女を愛おしむ心、申し訳ないと思う 気持ち・・・人の感情を知ったから、こそ・・・もう、フラムベルグに そうする意思はない って・・・ティアリーと、一緒にいられれば・・・もう、何もしないって・・・言ってた」

 

 

うん、何というか至極 傍迷惑な奴だな フラムベルグ、世界を巻き込み過ぎじゃないか?

 

自分の知らない感情が何かを知る為に2国間で戦争して少なくない命を費やした訳だし

 

 

「魔王を操っていたのは、フラムベルグという事ですか?」

 

「そう・・・だから、連れて行って・・・あげて」

 

 

ナズナが少し渋い表情をしながらナターシャへ尋ねると、彼女は相変わらず扉の陰に身を隠しながら ナズナの問いを肯定して 尚も 私達へ連れて行く様に言う

 

遠慮なく無礼講に本音を言って良いなら、そんな呪物いらねーよ と言ってしまいたいが、拒否出来る空気ではないので 本当 どうしたモノだろうか?

 

やっぱり1度 浄火の焔でフラムベルグを炙る方が良いのかな?

 

そんな事を考えていると ナターシャが隠れている扉とは逆方向の扉が勢いよく開けられ

 

「あんな古ぼけた剣、あげちゃいなさいよお母様!!」

 

「ナタリア!!」

 

 

突如として現れたナタリアに 姫としてはしたない、とマーテルは怒るが 正直 どうでも良い、何せ 同じ顔が3人に増えてしまったからね

 

おいおい、なんで 今日に限ってソックリさん に こうも会うんだ? と言うか、この気が強そうな お姫様が 私が間違われたナタリアか、うん そこそこ問題児な匂いがするね

 

私と配色が似て居るナタリアとマーテルの母娘喧嘩?を眺めつつ、帰りてー とか思うぐらいには怠くなってくる

 

 

「お母様には悪いと思うけど、あんな剣なんの価値もねーぜ? ちょっと意思があるくらいのナマクラじゃん?」

 

「ナタリアっ!! それ以上は許しませんよ!!」

 

 

このお姫様(ナタリア)、そこそこ口悪い所まで私にソックリとは本当に世界ってのはままならないなぁ

 

マーテルの様子を見る限り、ナタリアの口が悪いのも 問題児なのも 日常茶飯なんだろうなぁ

 

 

「口煩い お母様は無視して、ほい」

 

ゴトゴト と音がして目の前に何か置かれ、そちらを見ると鞘に入ったティアリーが鎮座し ナズナの方にはフラムベルグが置かれている

 

聖具殿で見た時は抜き身だったので、この鞘はどこから調達してきたのだろうか? いや、こう言うのは剣と鞘は一対だから 私が気付かなかっただけで近くに鞘があったのかも知れない

 

 

「いきなり 目の前に置かれましても・・・」

 

「はぁ 察しが悪ぃなあー 差し上げるって言ってんの、つーか・・・宝剣なんてなくてもうちの国はやっていけるし、過去の大乱以外平和だし?」

 

「ナタリア、貴女って人はっ!!」

 

 

それなりに気を使ってナタリアへ言うと、息をする様にディスってきたので、一瞬 コイツ ボコってやろうか? と思ったが ナタリアの言葉にマーテルが食って掛かって行ったので我慢する

 

これ以上 ナマ言ったらシバいてやろうかな?

 

 

「次の女王はあたしだって、分かってるよなぁお母様? あたしが拒否ったら、すぐこの国は崩壊するの知ってて、そう言うんだよなぁ?」

 

ナタリアの言葉に、マーテルが悔しそうな顔をして そのまま座る、おいおいおい 何でレスバ負けてんだよ、そこは母親として女王として負けたらダメだろ

 

と言うか、なんで放蕩娘(うつけ)1人が拒否るだけで国が崩壊するのだろう? ナターシャ・・・は無理そうだな、この子は人前に出るのダメそうな小動物だし

 

ま、本音を言うとスェッドが崩壊しようがしまいが興味が無いので

 

と言うか、イレギュラーな事が発生し過ぎていて本筋から大分脱線している気がする

 

 

「マーテル女王陛下、我々をスェッドへ 留めたい理由は 宝剣が主として認めた事、そして いつの日か来るかも知れない厄災に備え、宝剣にて厄災を祓う為、ですね?」

 

「え、ええ・・・そう、なりますね」

 

「なら、解決策を提示出来ます」

 

「解決策、ですか?」

 

 

本来の議題である、私達がスェッドに滞在しなければならない理由への解決策の提示、それをする事が この場を丸く納める事になる

 

マーテルは 魔王の様な存在が再来する厄災に備える為に、建前は兎も角 宝剣と その主を手元に置いておきたい

 

なら、話は簡単だ。厄災が到来した際に即応で対処出来れば良い

 

 

「私は転移門を自力で使用出来ます、一室に標を打たせて頂ければ 呼び出しに即応致します、無論 連絡手段も 用意致します」

 

「・・・なるほど」

 

「良いじゃねーの? お母様 、連絡手段まで用意すると えーっと・・・テレジア嬢?が言っている訳だし」

 

「ナタリア様、私の家名はテスタロッサです」

 

「おっと、それはごめん」

 

私の提案にマーテルは思案顔へなり、ナタリアが素で間違えて来たのて すかさず間違いを指摘する

 

まぁでも、テスタロッサとテレジア 少し字面似てるよね、研究者家系なのも同じだしね、うん

 

 

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