アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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260話 並行世界で保護されて 3

 

 

私が挑む難題の答えを得る為のヒントが無いか探りを入れる為にも、彼女達と会話を交わす事が重要だろう

 

 

「不老たる私は長い時を生きますが、周りはそうではありません。何か良い案はありますか?」

 

「死霊術で不死にする?」

 

「倫理に反するだろ、それ」

 

「シャナちゃん、流石に私も それは無いと思うよ?」

 

「えぇーー カヅキおばさん ならしそうだと思ったから言ったのに」

 

 

初手から とんでもない事を言い出したシャナにシンクとユタカがツッコミを入れると、シャナは少し不満そうに言う

 

やはりシャナは1度 再教育をした方が良いかも知れないな、スパナで殴ったら改善したりしかいかな? 無理?

 

 

「そうだなぁ・・・薬学的アプローチをするなら、老化を止める事が不老と言う事になり、老化が進行しない事は寿命を迎えない と言う事になるから、服薬によって老化を停止させる・・・と言うのが根幹になるか? 不老化ねぇ」

 

「ママなら すぐに導き出しそうだけど・・・あとは脳を高出力スキャンして電脳化をしてバックアップを取って身体を乗り継ぐって事も出来そう?」

 

「それは相当な設備が必要になるから厳しいんじゃないか? おばさん だって最初の基礎施設造るのに数年掛かりだったって聞いたし」

 

「そっかー」

 

 

シンクは腕を組み顎に手を添えて虚空を見上げて呟く、確かにシンクの言う通り 服薬を目指す方がプロセスとして間違っていないと思う

 

問題は、どう掛け合わせると不老を得られるか が分かっていない と言う事だ

 

次に高次の生命体へなる案をユタカが提案してくるが、電脳生命体になる為には相当な文明レベルが必要になる

 

それこそ現代日本並みに電子機器が普及していないとダメなぐらいには、そうでないと維持管理すら危うくなってしまう

 

そんな訳で頭を悩ませていると

 

 

「ねー ケーネがトーカちゃんと交わした(つがい)の契約だっけ? アレって魔法契約だよね? アレじゃダメなの?」

 

「あーアレか、龍の加護。確かにアレは魔法契約だから内容次第では不老に出来る筈だけど・・・契約書 誰が造るんだ? アレ 普通に造ると 書式とか面倒くさいし、俺はやりたくないぞ?」

 

「魔法契約、ですか」

 

 

頭を悩ませている私達を知ってか知らずかシャナが唐突に口を開き言ってきて、シンクが手を打ち頷き言う

 

魔法契約ならエレオノールの実家であるジルベルトに作成してもらう事にしよう、幸い私はエレオノールとは仲が良い方だし 相談したら答えてくれる筈だ

 

または自作するか? ヴェスタ相手なら多少 無茶な要求でもゴリ押せるだろう多分

 

 

「お三方、ありがとうございます。問題解決のヒントが見えてきました」

 

「そうか? なら良かった」

 

「ふふん、たまには私だって役に立つんだぞー」

 

「はいはい、えらいえらい」

 

「良い活躍だったね、シャナちゃん」

 

 

ひとまず解決の糸口を見つけたので3人に お礼を言うと ご立派な胸を張りドヤ顔をしてくるシャナにシンクは適当に褒め、ユタカはサムズアップして褒める

 

ふむ、やはりデカいなシャナ。ユタカはシャナと比べたら小さく感じるが普通ぐらいあるだろうから、私の胸は慎ましい事が分かる。シャルロットも相当だったが、やはり遺伝だろうか?

 

確かに慎ましいと揺れる物が無いから飛んだり跳ねたり走ったりするのが楽な事は間違いない

 

 

「話は変わりますがシャナ? 貴女 何を食べて そんなに大きく?」

 

「えー? なんだろう? カヅキおばさん が作った料理?」

 

「えぇ〜? それだと私のもっと育ってないとおかしくない?」

 

「おい、俺が居るんだけど? 」

 

「貴方に恥じらいを感じる面子でも無いですから、お気になさらず」

 

「そーだよシンク、お姉ちゃん 気にしない!」

 

「確かに今更だね」

 

「おっと? 俺が間違ってたか?」

 

 

私はシャナの ご立派過ぎる胸を見ながら尋ねると、シャナが答えたのだが立花の実娘であるユタカが疑問をていし、シンクが抗議してきたが 3人で反論すると困った様な表情をする

 

そんな事をしていると

 

 

「父さん、クオンに頼んでいた物が届きました」

 

「お、マジか。流石はクオン 仕事が早いな。すまん コン、ちょっくら仕事してくるから、シャナとユタカに遊んで貰ってくれ」

 

「分かりました、ご苦労様です」

 

 

応接間の扉が開き、黒髪蒼目のメガネを掛けた青年が現れてシンクに用件を伝える

 

どうやら青年はシンクとユタカの息子の様だ、確かに2人を出して2で割った様な見た目をしている気がしてくるから困ったものだ

 

 

「母さん がシャナ伯母様 に引き摺られて行った理由が この方ですか・・・なるほど、カヅキお祖母様にソックリですね」

 

「そりゃ異次元同位体だからな、ソックリだろうよ」

 

「そうですが、お祖母様が この様に 借りてきた猫の様に行儀良く座っている事に 驚いています。お祖母様なら もっと偉そうに足を組み背もたれに背中を預けて 寛ぐ でしょうから」

 

「確かにな」

 

 

青年は私を見て興味深そうに観察をして言ってくる、立花は どれだけ態度がデカいのだろうか?

 

厨二病(ふじのやまい)に罹患してある私でさえTPOを弁えるぐらいの事が出来るのだから、理解が及ばない

 

 

 

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