日差し対策をどうしたものか考え、インベントリに日傘を入れていた事を思い出したので、日差しがキツく感じたら挿そうと決め
「さぁコンちゃん、庭についたよ!」
「何故 貴女が自慢気なのです? シンクの家ですよね? 此処」
「細かい事を気にしてたら禿げるよ? コンちゃん、それに弟の物は姉の物も同然でしょ?」
「ジャイアンかな?」
「酷いなぁ〜 あたし は剛田武じゃないよ」
「ジャイアンの本名やんけ」
庭に到着したシャナがドヤ顔をしながら言ってきたので、軽くツッコミを入れると シャナは不思議そうな表情をして首を傾げて言ってきたので、ジャイアン扱いすると そんな答えが返ってきた、どうやら ドラえもん を知っている様だ 何故だろう?
「ジャイアン、なんでシャナを知っているのです?」
「逆!! あたし シャナ!! ノット ジャイアン!!」
「良いから、なんで知ってるか答えてください」
「コンちゃん、意地が悪いって言われない?」
「良く言われますし、自分の性格が曲がっている事も理解してますよ?」
「もう・・・カヅキおばさん と同じなんだから〜」
私が ふざけて わざと名前を間違えると、シャナは面白い反応をしてくれたので満足し、気になった事を尋ねるが シャナは呆れた様子で肩をすくめる 何故だ?
「シャナ? 何故 貴女がジャイアンを知っているのです? シャルロットの影響ですか?」
「え? いや、普通に放送して・・・あぁ、そっか コンちゃんに説明してなかったけど、日本あるよ?」
「わっつ?」
「だから、日本があるから 毎週金曜日に ドラえもんが放送されてるんだよね」
「なん・・・だと・・・」
私の質問に対して 『何を当たり前な』 みたいな表情をしていたシャナが手を打ち説明してくる、どうやら私が思っていた以上にカオスな状況の様だ
「詳しく説明すると長くなるから端折ると、昨日説明した統合騒乱の2回目が発生して 日本とかがログインした感じ」
「・・・だいぶ端折られている気もしますが、まぁ仕方ないし良いでしょう」
「どうせ 短期滞在だしね?」
「それもそうですね」
ひとまずシャナが ジャイアンを知っていた理由を知る事が出来たので満足していると、人の気配 詳細に言うと シャナやシンクと似た気配を感じ振り向くと黒髪蒼目の幼女と手を繋いで歩いて来ている同配色の妊婦 及び 側仕えのメイドが見える
「あれ? シャナおばさんだ、昨日も来てなかった?」
「あー うん、ちょっとね? シンクとかカナデから遭難者を保護してるって聞いてない?」
「あぁ そういえば言ってたかも? その娘が?」
「そうそう、コンちゃん」
私が振り返っている事に気付いたシャナも振り返って黒髪蒼目の妊婦の問いに答える
この黒髪蒼目の妊婦からもシャルロット そして立花の気配を感じるのは何故だろう? いや、まぁ普通に血縁なんだろうけども
「はじめまして、私はコンと申します。以後お見知りおきを」
「はじめまして、私はユズリハ、この子は娘のリナ」
「うんうん、とりあえず顔合わせは成功、かな?」
布面をしていて不審者ではあるが、それ以外は普通・・・和服ワンピースだがまぁ普通の格好をしているし、大丈夫だろう多分
そんな訳で私の尻尾をガン見しているリナを横目にユズリハと挨拶を交わす、なんというか慣れているのか 特に反応する様子もなくスムーズに事が進んでいる気がする
「どうしたのリナ? 珍しい?」
「もふもふ」
「ふふ、そうですね? 触りますか?」
「さわる!!」
依然として私の尻尾をガン見しているリナに母親であるユズリハは尋ねると端的に答えが返ってきたので提案するとリナは満面の笑みを浮かべ力強く即答し、私の尻尾を触り始める
やはり子供は素直で可愛いな
「妊婦に立ち話をさせるのも酷でしょう? シャナ、座れる場所は無いですか?」
「そこは あたし じゃなくで家主のユズリハに聞いた方が良いような?」
「ふふ、それは確かに。 お願いできる?」
「ただちに」
尻尾をリナにモフられながら提案すると、ユズリハが側仕えのメイドに指示をすると返事が聞こえる
「尻尾をクッションにしても良いのですが、妊婦を地面に座らせるのは些かマズイ気がしますからね」
「確かに、妊婦に地べたはマズイね」
「気遣いありがとう」
「構いませんよ、子は宝ですし」
準備が整うまでの雑談に適当な話題を口にすると、お礼を言われたので そんな返しをすると、驚いた様に目を開いて私をみてくる
「どうしました?」
「いやぁ、並行世界の おばあちゃん も やっぱり おばあちゃんなんだなぁって」
「人間の本質と言うのは、そうそう容易くは変わりませんからね」
なんだかしみじみ言うユズリハの目を真っ直ぐ見て言うと、彼女は同意する様に頷く
まぁ真っ直ぐ彼女を見据えた所で布面で覆われているからアイコンタクトも何も無いのだけど、通じる物はあるようだ 良かった
人間の本質は並行世界に置いても容易には変わらない、そうでなければ同位体とは呼べないのだから
私と言う人間の本質、思想や嗜好は 恐らく根幹の部分では立花とそう差異は無いだろう
と言うか、やってる事が私と似通っているしね?