そんな訳で躾のなっていない
え? シャナ? うるさかったから自宅へ転送しておいたよ?
そんなこんな 運動不足開始にダンジョンに行って暴れたり、暇を持て余して散歩していたら裏路地に有る酒場で賭けポーカーしていた おじさん達相手にイカサマしてカモったりした、カモった分は酒に変えて おじさん達に飲ませたし遺恨は無い筈だ、多分 因みに もれなく付いてきたシャナはドン引きしていた
そんな愉快な居候生活が10日目を差し掛かった朝、間借りしている部屋で朝食を食べて シャナが来るまで読書をしていると シャナより質量を感じる足音が聞こえ、扉が開き
「よぉ・・・元気そうだな? 」
「そう言う貴方は 今にも倒れそうですね」
「二徹してるからな」
「ご苦労様です、シンク」
「どーも」
テレジア邸の主であるシンクが現れたのだが、見るからに疲弊し 今 横になれば そのまま夢の世界に旅立ちそうな疲労困憊を見て一応 労っておく
シンクの表情を見る限り 余程多忙の様だ
そんな多忙なシンクが わざわざ 私の元へ訪れたと言う事は、単純に私の顔を見にきた、なんて事は無い筈なので ひとまず本に栞を挟んでインベントリに仕舞い
「わざわざ 此処に来たと言う事は何か重要な用件があるのでは? まさか私の顔を見にきた訳ではありませんよね?」
「もう眠くて仕方ないから単刀直入に、装置のメンテと調整 および お前ん所の座標割り出しが終わったぞ」
「本当ですか? ありがとうございます」
「おー マージで大変だった、おばさん から圧を掛けられたりしたしな」
「それは ご愁傷様でした」
私の質問にシンクは本当にダルそうにしながら言い、肩を回し 更にダルそにする
彼の言う おばさん は恐らく立花の事だろうから、やはり 些か傲慢がすぎる様だ、私は彼女の様にならない様に気をつけよう、そうしよう
「んで もうすぐに帰れるけど、どうする?」
「・・・軽く挨拶をしてからにしますので、夕方頃にしようかと」
「おー了解、俺は それまで仮眠させて貰うわ」
「分かりました、では16時頃に戻る様にします」
「オッケー」
シンクの言葉に数秒考え、一応 迷惑をかけた面々に挨拶をしてから帰宅するのが筋だろうと思い、挨拶周りをしてくる旨を伝え 意思疎通し 恐らく寝室へと向かったシンクと別れて、私も行動を開始する
シャナは居ないが、私は1度 訪れた場所なら転移門で移動出来るので適当な場所で転移門を展開して挨拶回りを開始する、とりあえずグンジョウから
それからタップリ約7時間をかけて挨拶回りを遂行しテレジア邸の庭に転移門を繋げて戻ると、仮眠を取った事でHPが4割 回復したシンクが立っていた、よく庭に転移門を繋ぐの分かったな
「待たせてしまいましたか?」
「いんや、丁度良いタイミングだぞ?」
「そうですか?」
「あぁ、んじゃ 行くぞ」
「はい」
シンクに尋ねると そんな返事が返ってきて、彼は先導を始めたので 返事をしてからシンクの後に付いていていく
別に私は平気だが、シンクが 少し辛そうに見えるので気になっている
「大丈夫ですか?」
「歳は取りたくないな、仮眠じゃ疲れが抜けきらないわ」
「ははは・・・エレベーターとかは?」
「結構 ヤベー もの だからな、直通まとマズイから作ってない」
「なるほど」
軽く肩で息をしているシンクに尋ねると、苦笑しながら答えたので疑問をていすると そんな答えが返ってくる
エレベーター等なら
まぁ階段も似た様な物だが、吹き抜けになっていないタイプの階段だから歩いて降る必要がある、相当の嫌がらせになるだろうな
そういえば 無限に続く階段のSCPオブジェクトがあったな、雰囲気を感じる
そんな訳で長い長い階段を降りて漸く辿り着いた先には、50m 四方の空間が有り 如何にもな装置が設置されている、如何にも研究室的な内装だ
「んじゃ、そこにドアが有るだろ? そこから帰れるから」
「ありがとうございます、シンク」
「いや、マジで大変だった。 覚えてたら 労いの品をくれ」
「分かりました、覚えていたら 何か御礼の品を持ってきます」
「期待しないで待ってるわ」
シンクは操作装置らしき物の前に立ちスイッチを押し装置を起動し,操作しながら私に指示を出してきたので、御礼を言うと そんな軽口を言ってきたので返事を返すと笑ってサムズアップする
それを見て私は目の前に浮かぶドアのノブを掴み意を決して捻り一思いに飛び込むと視界が白に染まる、上手くいきます様に