アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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285話 反逆の子爵令嬢

 

 

私の圧により蛇に睨まれた蛙 状態で情け無い悲鳴を上げるガルシアを冷ややかに見下ろし、どうせ父の謀反の罪により連座で処刑される事が決まっているから、一思いに腹を召させた方が優しいかも と考え とりあえず指を詰める用のドスと まな板を ティーセットを退かして置く

 

 

「私は どちらでも構いませんよ? 」

 

「・・・こ、の・・・化け物っ!! 人でなし!! 貴女みたいな女、ナズナ様に相応しくありませんわ!! 貴女 いつかナズナ様をも殺すのよ!! 自分が気に入らないからって、この国も滅ぼすのだわ!! 気違い!! 人外!! やはり所詮は獣ですわね!! 」

 

「ははは、面白いことを囀りますね? 私がナズナ様を殺す? 何を馬鹿な、彼を殺す訳が無いでしょう? 彼の為なら私は死にますが逆はあり得ませんし、ナズナ様の為ならば 彼以外の全てを殺します、両親は流石に2秒くらいは躊躇うかも知れないですがね? んで・・・辞世の句は それで構いませんか? ルーチェ・ガルシア」

 

「くっ・・・はぁぁあああ!!!」

 

 

ガルシアは私の圧に対してキレも無い退屈な事を囀ったので事実を告げて殺気を当ててやると、さらに肩で息をし始め まな板の上に有るドスを手に持ち渾身の力で私へ突き出してきたので、敢えて右手で刀身を握り止めてやる

 

 

「くははは、やってしまいましたねぇガルシア子爵令嬢? 現行犯で生奪与奪を私に握らせてしまいましたね?」

 

「なっっ なんで、なんでビクとも!! あり得ないですわ!!」

 

「あり得るから実際に起こっているのですが・・・まぁ良いか、うん」

 

「何を言ってっっ 」

 

 

ドスの刀身を握り止め 血を流しながら笑う私にドン引きしているガルシアに事実を告げてやるが、私の声は届いていない様で囀るので鳩尾に前蹴りを入れて黙らせる、五月蝿いしね?

 

 

「おごっっ おぇっ・・・」

 

「あら? 思ったよりタフですね、気絶すると思ったのですが」

 

「ふざっ ふざけるなですわ!! なんのつもりなの!!」

 

「いいぜ、遊んであげる。来いよ クソガキ」

 

 

貴族令嬢にあるまじき声や吐瀉物を吐き恨めしそうに私を睨むガルシア へ 口角を吊り上げて笑み煽ってやると、自身の魔武器である薙刀を展開しトンボの構えを取ったので、私は右手のドスを軽く上に放り刀身から柄に握り直してガルシアと相対する

 

 

「・・・おい、何をしている? マーサの報告ではメイドとして潜入中で、追加捜査しているんじゃなかったのか? 」

 

「おや? 貴方様、思ったより早かったですね? コチラに集中し過ぎて受信を怠ってしまいましたか、反省反省」

 

「カヅキ、分身とはいえ無茶をするな」

 

「ふふふ、やはり貴方様は お優しい」

 

 

ダールベルグ学園OGであるガルシアと違い、卒業試験間際で学園生活を送っているナズナが制服姿で現れ、私を見て呆れた様子で声を掛けて来たので一旦 ガルシアを無視しナズナに返事を返すと、軽く注意されてしまった ので笑んで返事を返す

 

 

「私を対峙している時に余所見とは!!」

 

「お前程度に本気を出す必要も無いからな、黙ってろ ゴミ」

 

「なっっっ え? え??」

 

「久しぶりに見たが、相変わらずの手際だな」

 

「ありがとうございます、貴方様」

 

 

痺れを切らしたガルシアが突撃してきたので、ドスをライトセイバーで覆いスレ違い様にガルシアの両手首から先を斬り落としてやる

 

やってみて思ったけと、シン相手に コレをやったアスランって やっぱり変態だと思う、シンって 相当の実力者だし

 

 

「ナズナ殿下」

 

「どうしたダーカン」

 

「ガルシア子爵邸 制圧 及び マッカーニー・ガルシア子爵の拘束が完了 致しました」

 

「そうか、ご苦労」

 

 

最近 ナズナの近衛になり始めている第1騎士団 団長のダーカンが兜を脇に抱えて現れナズナに報告する、手際が良いな 流石だ

 

 

「さ、貴女方にも ご同行を願いましょう。色々と聞きたい話がありますからね? 誰か ガルシア子爵令嬢を拘束して連行を、両手を欠損していますが フィジカルは強いので油断しない様に」

 

「「御意」」

 

「突入の指揮を任せて悪かったな ユキヤ」

 

「構いませんよ、もしもの時にカヅキに言う事を聞かせられるのは兄さんだけですから」

 

「これはユキヤ殿下、約1月(ひとつき)降りでしょうか?」

 

「そうですね? 学園では会いませんから」

 

 

相変わらず爽やかイケメンなユキヤが現れてテキパキと騎士団に指示を出し、ガルシアの お友達(笑)も丁重に連行していく

 

因みにガルシアは見るからにガチムチな騎士が2人掛かりで拘束して引きずっていったので、相当 警戒しているらしい

 

そんな訳でドスのライトセイバーを消してから鞘に納めインベントリに収納して傷を確認する、どうせ この後 3尾分身を解除すれば無かった事にはなるが 念の為に必要なのでね

 

 

「兄さん、あとは僕が引き継ぎますから城へ戻って義母(かあ)さんに報告を」

 

「分かった、任せたぞユキヤ」

 

「はい、あ 3尾分身(そちらのカヅキ)は置いて言ってください。帰る時が大変なので」

 

「分かりました、では貴方様」

 

「あぁ 報告は本体にしてもらう事にしよう」

 

 

頃合いを見てユキヤが提案してきたので了承し、私はナズナと共に転移門を使って城へ戻る

 

さてさて、ベアトリーチェがどんな反応するやら

 

 

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