アナザーストーリー タイプ エフ   作:銭湯妖精 島風

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45話 魔武器作成

 

 

 

チャラ男 チャールにナンパ(笑)をされたり、クラスメイトのお嬢様ことリリウムに圧の強い質問を受けてしまったりした入学式当日を経て、約1週間が経過した

 

この1週間でチャールのチャラさというか、ナズナへ気を使わない性格?のお陰で俺も それなりに仲良くなる事が出来た、ついでにリリウムもシャンプーとコンディショナーの一件で仲良くなり、他愛無い会話をするぐらいには友好を深める事が出来た、ナズナが居るとはいえ これでボッチ回避出来たな、うん

 

 

そんな訳で、学園生活を開始して1週間、今日は魔武器を作成するらしい

 

 

「待ちに待った魔武器作成、楽しみだぜ」

 

「うるさいわよチャール、少し静になさい」

 

「おっとすまねぇ」

 

「ふふ、元気ですね? チャール君」

 

「魔武器作成が楽しみな事は分かるが、落ち着けチャール」

 

 

私の前2つの席に座るチャールとリリウムの会話に適度に相槌を打っておく

 

因みに、この2人は初等学校の時からの付き合いで所謂 幼馴染らしい

 

 

「この世に唯一無二の自分専用の武器なんて、テンションが上がらない男はいねーのよ、リリー」

 

「はいはい、分かったわよ」

 

「私も気持ちは分かりますよ、チャール君」

 

「カヅキちゃん、分かってくれるのか? 俺、めっちゃ嬉しい」

 

 

長い付き合いでチャールの扱い方に慣れている様子のリリウムが適当に流すのを横目に、俺も元男子としてチャールの気持ちを理解出来るので、彼の味方をすると、本当に嬉しそうにオーバーリアクションする

 

本当、コイツは悪い奴ではないんだよなぁ、チャラいけど

 

 

 

「すまん、俺には分からん。剣が有れば事足りるだろう?」

 

「ナズナ殿下、魔武器は そんじょそこらの武器とは訳が違うんですよ?」

 

「それは知ってはいる・・・」

 

「ナズナ殿下には まだロマンは早い様ですね」

 

「ロマン?」

 

 

ナズナの何ともロマンの無い味気ないコメントにチャールが食ってかかるとナズナは流石に圧に屈している様で、珍しくチャールに押されているのを横槍を入れると、俺の言葉にさらに困惑顔になるので少し面白くなってしまう

 

 

「ナズナ殿下、魔武器作成が終わったら貴方もきっとロマンが分かる筈です」

 

「あ、あぁ・・・」

 

「ナズナ殿下、チャールの事は気にしないで下さい、基本的には無視で構いませんので」

 

「おい、流石にライン越えだぞ、リリー」

 

「うるさいわね、行くわよ」

 

「話の流れー」

 

 

教室の時計を確認し、魔武器作成をする為に教室から出て訓練所へと移動を開始する際に、なんか上から目線のチャールの言葉にナズナは空返事?を返し、リリウムがチャールの言葉を否定して彼の耳を引っ張り強制連行していく、うん 見てる分には面白いな

 

 

そんなこんな幼馴染漫才?を見つつ訓練所へと向かうと、教師陣が数人掛で魔法陣の準備をしていた

 

 

「今日丸1日使って魔武器作成と理解に費やす予定らしいぞ、カヅキ」

 

「魔武器作成は分かりますが、理解とは?」

 

「唯一無二の自分専用武器とはいえ、すぐ手に馴染む訳でもないだろう? それと固有能力が付与されているらしい、その付与能力を試す時間も必要じゃないか?」

 

「確かに、そうですね」

 

 

それなり・・・テスタロッサ家の訓練所の3倍ぐらいの広さがある室内に6つほど魔法陣を準備している教師陣を眺めながらナズナが説明してくれたので、聞き返すと更に教えてくれる、優しい

 

 

「聞いた話では、魔力を大量に消費するから、ろくに授業を受けれなくなるらしいぞ?」

 

「確か魔力を大量消費すると、疲労感や急激な眠気、空腹感を感じてしまうのでしたね?」

 

「あぁ、それゆえにだろうな?」

 

 

魔力という物は、未だ未解明の部分も多いが 分かっている部分もあって、それは体力と似た物だと言う事だ

 

某練り物忍者の設定を借りると、魔力は体力・生命力と精神力を練り合わせた謎のエネルギー体 みたいな物である

 

厳密には違うのだろうが、魔力を消費し過ぎると体力を消耗するから、似た様なモノだろう、多分

 

 

そういや、練り物忍者にも9尾がいたな、まぁどうでもいいか

 

 

そんな身になるかよく分からない事を考えていると、準備が出来た様で授業が開始される

 

「それでは本年度の魔武器作成を開始する、やり方は魔法陣の前に立ち縁に魔力をゆっくり注ぐ様に流す、そして自分が望む武器のイメージを強く思い描く、そうすると魔法陣が光り魔武器が 現れている筈だ」

 

 

学年主任の教師が魔武器作成の方法を説明してくれる、分かりやすくて助かる

 

 

「名前を呼ばれた者は魔法陣の前に来て魔武器作成をする事、毎年の事だが1学年の人数もそれなりに多いので 速やかに行動する様に、魔武器作成が済んだ者は教室へ戻る事、間違っても野外訓練所へ行かない様に」

 

 

それなりに広い訓練所なのだが、過密とは言わないが そこそこ狭く感じるぐらいには人に囲まれている状態なので学年主任の言葉に従った方が良いな、うん

 

 

学年主任の言葉から察するに、魔武器作成でテンションの上がった生徒が力試しをしに野外訓練所へ行くんだろうなぁ

 

新しい玩具を手に入れたら試したくなるのは理解出来るけどな? うん

 

 

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