その後も自身の魔武器である鬱金桜の検証をしながらルークと会話をして判明したのが、この世界のドラゴンと呼ばれる種族は 遥か昔の災害だか大戦だがの影響で絶滅しているらしい、そりゃルークも あんな目になるか と納得する
とりあえず鬱金桜の3種の神器(仮)の固有能力や特性を理解出来たので、美味い具合に使って行こうと思う
それとそれぞれにも固有名を付ける事にした、味気ないしな?
剣をムラクモ、鉄鏡をハチリョウ、勾玉をイザナギと命名する事にした
そんな訳でハチリョウもムラクモと同様に増殖する事が分かったので、四つぐらいに増やしてGNファングごっこが出来るぐらいまで練習をしてヌルヌル動かせる様になって、結構楽しい
そんなこんな研究する事、1週間が経過して使い魔召喚の日がやってきた
「待ちに待った使い魔召喚、楽しみだぜ」
「うるさいわよチャール、少し静になさい」
「おっとすまねぇ」
「ふふ、元気ですね? チャール君」
「使い魔召喚が楽しみな事は分かるが、落ち着けチャール」
約1週間前と ほぼ同じ遣り取りをして、元気なチャールを眺めて笑う、この2人は本当にお似合いだな
そこまで考えて不意にナツキとの思い出を思い出して懐かしい気持ちになり、そしてナツキに手が届かなかった瞬間をフラッシュバックして息が詰まり上手く呼吸が出来なくなる
身体が震え視界が歪み息が吸えず吐けず身体中から脂汗が流れて涙が流れて行く
「・・・カヅキ、お前は大丈夫だ。 大丈夫だ」
「・・・ナズ・・ナ?」
「あぁ俺だ」
首筋にチクリと痛みを感じて数秒すると、ぐちゃぐちゃになった頭の中がスッキリとクリアになってゆき、発作が治っていく
最近は調子が良かったから油断していたな
「もう大丈夫です殿下、申し訳ありません」
「構わない、コレも折り込み済みだからな」
「
「あぁ、絶対に必要になるとな」
「なるほど」
ハンカチで顔を拭いてからナズナへ御礼を言うと、ナノパスと言う無痛注射器と呼ばれる空の注射器をプラプラと振って見せる
どうやらセンセイが俺がダメになる事を見越してナズナに渡してくれていた様で、とても助かる
飲み薬より注射薬の方が効きが早いからな、うん
「お2人も お騒がせしてしまいすみません」
「いや、構わねーけど・・・本当に大丈夫か?」
「そうよ、保健室にいきましょう? あーでもナズナ殿下の護衛なんだっけ・・・よし、ナズナ殿下も連れて保健室に行きましょう? ね?」
「いえ、ナズナ殿下に注射で投薬していただいたので もう大丈夫です、不定期に起こる発作で、薬の効果時間内は再度発作は起こらないので」
チャラ男だが 根は優しいチャールと、チャールには厳しい態度だが基本的に私には優しいリリウムに、かなり心配されてしまったので頑張って説明をするのだが、かなり懐疑的な目を向けられている、無念
「俺もカヅキの持病について深くは知らないが、主治医からの説明だとカヅキが言った様に1度 薬が効けば大丈夫らしいし、投薬して効果が見られなければ その時点でテスタロッサへ強制送還 と言う手筈になっている」
「ナズナ殿下が そこまで言うなら・・・カヅキちゃんから目を話しちゃダメっすからね? ナズナ殿下」
「そうですよ、貴方の護衛なんですから、体調を気にかけてあげてください」
「あぁ善処しよう」
なんというか 予想外に大事になってしまった、すまないナズナ
本当、最近は発作も出てなかったから油断していた、気をつけないと
「お、お三方? そろそろ移動しないと授業に遅れてしまいますよ」
「そうだな」
「無理しちゃダメだぜ? カヅキちゃん」
「そうよ? 無理したって良い事なんて無いわよ?」
「あ、ありがとうございます」
とりあえず話を逸らして終わらせる為に、約1週間前に魔武器作成で使用した屋内 訓練所ではなく、野外訓練所へ移動を開始しようと提案しナズナは俺の意図を汲んでくれた様で、特に何も言わずに席から立ち上がって移動を開始したので追従すると、チャールとリリウムが 俺の意を反して心配してきて、どうしたものかと考えるが妙案も何も思いつかない
そんなこんな2人を説得?しながら移動をして野外訓練所までやってくると、ラインマーカー・・・白粉でラインを書く奴で教師陣が頑張って魔法陣を描いていた、大変そうだな
「前回の魔武器作成の時は、布に書かれていた物を使ってましたよね? 何故 今回はわざわざ描いているのでしょう?」
「使い魔召喚には危険が伴うからだ」
「と、言うと?」
他人事に大変そうだなぁ と思いつつ、ナズナへ尋ねてみると、そんな答えが返ってきて、更に疑問が深まる
テンプレから推測すると、使い魔との戦闘に発展する可能性は充分考えられるけど、それで わざわざ 消えやすい白粉で魔法陣を描く理由が分からない
敢えてやるからには、何かしらの理由が存在するのは理解出来るが、サッパリ分からないな
ここはナズナの説明を良く聞く事にしよう、そうしたら分かる筈だ、多分