■アクロ城
「リャンダバンドが死んだだと!誠かっ!」
「はっ、我が部隊のマーキング魔法が昨夜に消滅し、今もって復活しておりません。また、呪われていた兵士も回復したとのことです!」
「であればそのようになるか。奴はどのように死んだか分かっているのか」
「確定してはおりませんが、どの国からも出兵は確認できていないため、森の中で魔獣同士の争いによるものかと思われます!」
今朝急に入った報告ではあったが、これは久方ぶりの朗報であるな。
リャンダバンドの森は、人の手の入っていない資源の宝庫。
番人であったリャンダバンドが死んだのであれば、どこよりも早く手をつけねばなるまい。
「宰相、手はずは」
「はい。将軍や大臣に話を通し、既に人の都合はつけております。後は陛下の承認のみです」
「よし、では許可する。細かいことは後にまわして兵だけでも走らせておけ」
「かしこまりました。伝令官、将軍へ今の話をお伝えしなさい」
「はっ!かしこまりました!御前失礼いたします!」
リャンダバンドが死んだと思われるのは昨夜。
どの国も既に手を打っているであろうが、これで我が国が遅れることはあるまい。
「して宰相。リャンダバンドを倒した魔獣が生きていた場合の手はずは」
「はい。まず共倒れの場合。こちらは今のままで進めます」
「次にリャンダバンドを倒した魔獣が生きていた場合。こちらは将軍がその魔獣の脅威を判断し、倒せるならば倒し、無理そうならマーキング魔法を付与し、森の確保できる範囲を確保して撤退させます」
「最後にリャンダバンドが生きていた場合。弱っていて倒せるようなら倒し、無理そうであれば、大陸の端まで届くマーキング魔法が外れた理由や、兵士の呪いが解除された理由を調べ撤退させます」
「ふむ、なるほど。では、もし他国や流れの冒険者等が倒していた場合はどうする」
「まず他国の場合ですが、一度限り兵器や手段であれば、触らなければ問題のないリャンダバンドにわざわざ使うとは思えないため、まずはその国以外と手を組む必要がございましょう。大量の兵士で倒したのであれば、我が国が察知できずに大量の兵士を送れるということであり、少数で倒したのであれば、それを送り込まれた時に他国に攻めてもらうしかありますまい。」
「そして、冒険者の場合ですが、我が国に取り込めるようなら取り込み、見込みがなければ他国と共同で排除すべきでしょう。リャンダバンドを倒せるものに好き勝手にされればとてつもない被害となります。そのため将軍に道中で出会ったものへの対応はいい含めてあります」
「ふむ、やはり最悪は人か。では、魔獣同士の相討ちを女神様へ祈るとしよう」
幸いにも森は広い。国同士で分かち合っても当面は問題なくやっていけるはずだ。
その間に新たに接することになる国への対策などを考えるとしよう。
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解説
誤った指図
スキル:ユニークスキル
リャンダバントの生まれ持ったスキル。
指定した対象の持つ、魔法やスキルを任意に発動させることができる。
全耐性・状態異常・属性無効の体を持っているリャンダバントが、相手のもっとも強い攻撃手段をあえて受け、無傷の己を見せることで、絶対に勝てないという恐怖と絶望を植え付けるのに使用してた。
アダムケダブラ
魔法:ユニーク魔法
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魂の解放者
称号:プラチナ
解放が困難な囚われた魂を解き放つことで獲得できる。
効果は、この称号の保持所に成長率補正と状態異常耐性の付与。
災厄を倒すもの
称号:ゴールド
世界に災厄と認識されたものを打ち倒すことで獲得できる。
効果は、この称号の保持者に与ダメージ補正を付与。
ラッキーパンチ
称号:ブロンズ
敵対者にダメージを与えた際に、意図しない効果が発生することで獲得できる。
効果は、この称号の保持者に会心補正を付与。
僕また何かやっちゃいました?
称号:シルバー
意図せず他者に精神的な衝撃を与えることで獲得できる。
効果は、この称号の保持者に状態異常攻撃成功率補正を付与。
愛の言葉扱いしてるけど、ヘブライ語の意味だと無理心中させる感じになってしまう。