この作品は作者の妄想から生まれましたので、苦手だなって思う人もいるかもしれませんが読んで頂けると幸いです
過去編とか考えてたり考えてなかったり
人が次第に朽ちゆくように
国もいずれは滅びゆく
千年栄えた帝都すらも
いまや腐敗し生き地獄
人の形の魑魅魍魎が我が者顔で跋扈する
「悲しい世界ね」と女は言う
「それでも○○さえいればいい」と男は答える
女は何も言わずに微笑んだ
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男はその光景をただただ眺めていた
首に細い痣があり、おそらく絞め殺されたであろう兵士
心臓を何かで撃ち抜かれた兵士
体を頭から真っ二つにされた兵士
全身に変な模様が刻まれ倒れてる兵士
上半身と下半身を両断された母親
腹部から血を垂れ流す父親
男にはわかっていた
いつかはこうなることを
両親はいつか報いを受けるのだと
故に男は泣きもせず、狼狽えず、ただ眺めていた
両親の亡骸を射止めるその瞳は冷たく、凍てついていた
しかし、男の心の内はそんな瞳とは対照的に怒りの炎で熱く燃え上がっていた
曲がりなりにも男は両親を愛していて、両親もまた男を愛していたから、男には許すことができなかった
たとえ両親が殺されるに値する罪を犯していたとしても
そして、男は父親の付けていた赤いペンダントをポケットに入れると共に両親を殺した犯人をいつか殺すと心に決めた
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帝都警備隊訓練場の一角にある剣道場に微かな剣戟の音が鳴り響く
音を鳴り響かせているのは、手元に風をあしらった装飾のついたレイピアを使いこなすプラチナブロンドの髪に赤い瞳と透き通るような白い肌を持つ若い女と、なんの装飾もない自分の背丈よりも大きい無骨な十文字槍を振るう黒髪の少年だった
対決は槍を持った少年の一方的な攻撃となっており、女は自らの得物で槍の軌道を逸らし、すんでのところで避けているといった感じだった
このまま戦い続ければ女が押し切られることは明白であった
痺れを切らしたように女は突きの軌道を逸らすと同時に体を前へと進め少年に近づこうとするが、示し合わせたように少年も後退し女を近づけさせまいとするが女の体が空中で突然に急加速しレイピアの間合いに近づかれてしまった
すると少年は両手を挙げて
「参りました、やはり先生には敵いません」
と微笑みながら言い放った
「私はズルをしたから勝ったとは言えないわ」
彼女はレイピアを鞘に収めながら、バツの悪そうな顔を浮かべていた
「でも槍とレイピアじゃ優劣があるから仕方ないですよ」
「それはそうね、けど帝具を持ってない人に対して帝具を使って勝つのは、なんか悔しいわ。これもマサトが成長してるからでしょうね...」
少年からタオルを受け取り彼女は少年を見つめた
少年はそれに気づくことなくタオルを渡した後道場の床を箒で掃いていた
「体を流してくるわ」
そう言い女はシャワー室へと向かった
再び道場の前で落ち合った二人は朝食を食べるために食堂へと向かった
食堂には早朝ではあるが、これから勤務を始める者、既に勤務を終えた者がひしめき合っていた
少年は空いてる席に女を座らせると「僕が持ってきますから、待っててくださいね」と言い、さっさと朝食を取りに行ってしまった
「おーおー朝からお熱いこと」
「マサトくぅーん俺のもよろしくぅー」
「俺もあんなパシリが欲しいぜ」
そんな二人を見てた他の兵士たちが次々に茶々を放り込む
マサトはそんな茶々を意にも介さず、朝食を運んできて自分の分を机に置いてから彼女の分を渡し、椅子に座って二人同時に頂きますと言い朝食を食べ始めた
その日の朝の話題は朝食の批評に始まり、帝都のグルメへと変わっていった
「そういえば、ジャンヴォパフェがリニューアルされてウルトラジャンヴォパフェになったらしいですよ」
「へえ〜、なにが変わったの?」
「主に量ですね...前回の二倍くらいは増えてますね」
「え"っ、ただでさええげつない量だったのにさらに増えたのね」
一度だけ食べたことのある彼女は、その時のことを思い出し顔を青くしていた
「黒いマントを被った人が信じられないスピードで平らげてましたからね、店主も対抗心を燃やしたんでしょうよ」
「ちなみに食べた人ってどんなひとなのかわかる?マサトの言い分からして現場を見てたんでしょ?」
対抗心を燃やす必要はあるのかしら?と疑問に思ったことを引っ込め、それより気になったことを聞いてみた
「見てたには見てたんですが、顔はギャラリーには見せてないですね...
唯一店長は見てたみたいですが」
と残念そうにしながら答える
「顔を見せれないってことは、なにか特別な理由があるのね。実は皇帝陛下が食べに来たとか」
「あはははははは。流石にそれはないでしょう」
彼にしては珍しく大きな声で笑いながら彼女の考えを否定する
「じゃあ一体なんだっていうのよ」
彼女は自分の考えが笑われたことに少しばかりの苛立ちを覚えながらも、彼に疑問をぶつける
「おそらく犯罪者の類でしょうね。顔がバレてるから迂闊には顔を晒せない、ですがパフェの誘惑に負けて店長には見せたというところでしょうかね」
と彼は彼なりの考えを述べる
「犯罪者って言うとナイトレイドが真っ先に思いつくわ」
「ナイトレイドですか...最近またやられたらしいですね」
「そうなんですよ!!また正義の味方が一人やられたんですよ!!」
といきなり会話に乱入してきたのは、生物型帝具[ヘカトンケイル]の適合者のセリュー・ユビキタスである
「セリュー!いきなり大声で話しかけるのをやめてって何回言ったらわかるの?」
「すいませんネイリさん...少し興奮しすぎました」
「まぁまぁ、セリューさんも悪気があってやったわけじゃないんですし、先生も許してあげましょうよ。」
「.........マサト...そろそろ巡視の時間よ、行きましょう」
と一人でそそくさと食器を片付けるとマサトを置いて先へ行ってしまった
「マサトさんお勤め頑張ってください!!」
セリューの純粋な応援をマサトは笑顔で返し、彼女を追うために急いだ
駄文にまみれた拙作を最後まで読んで頂きありがとナス
感想や誤字などの指摘やアドバイスをお持ちしております
実は書き切ったあとにあってなる部分ありましたが、スルー決め込みました(小声
二次創作は読むのは楽ですが書いてみると意外と難しいなぁと思いました(こなみ
できるだけ早めの更新心がけますが遅くなったら許してくださいなんでもしますから