コジマ粒子とコーラルをキメてから読んで下さい。
感想を下さいな、戦友。
初見となる、ご友人!
君たちの戦友、レイヴン・クラーベレーエだ。
こちらでは第四世代型強化人間C4-618だ。
「調子はどうだ、618」
「良好だよ。ウォルター」
そう、俺はあのハンドラー・ウォルターの猟犬となった。
しかしまさかね。
あのごすずんの猟犬と成れるとは。
こりゃルートは決まったね。
そうだね、アーキバスをブチ転がしてごすずん護って、さらにルビコンの解放者ルート──だとオーバーシアーの目的が達成できないからどうにかしたい。
レイヴンの火ルートはごすずん、ラスティ、カーラ、チャティ、エアを犠牲にしないとならないし、解放者ルートでもカーラ、チャティ、ごすずんと戦わないとならないし、コーラルリリースもダメ、みんなと戦わないとならないのだから却下だ却下。
コーラル式人類補完計画なんて願い下げだ。
だからアーキバスを打倒して、コーラルをどうにかしないとならないのだけど。
先ずは現状の把握だ。
先ず自分。
昔を思い出す8歳ショタボディ、ACパイロットになる頃はこの身体からスタートなのだ。
若い内は反射神経が衰えてなくて有り難いね。
思考と動きが直結するネクストだと特に。
髪の毛は銀髪なのだが、髪型は某白露型僕っ娘改三のアレだ。
このACの世界に来てからこうだったから今さらだけども、ハウンズ銀髪幸薄美少女軍団ミームにカテゴライズされるかねぇ。
いや時雨も幸運艦だけど雰囲気幸薄っぽいし、行けるな? フラジール。
はい、そのつもりです。
だが男だ。
眼は右が青で左が赤のオッドアイ、そこに来て銀髪なのだから一昔前の踏み台転生者の特徴役満である。
フッ、しかし残念だな。
俺を殺したければジョシュア=オブライエンを連れてきな!
数えるのもバカらしいくらいの幾星霜の何世紀もAC乗りやっててアイツ以外には敗けたこと無いんだよマジで。
何しろ歴代ACのイレギュラー兼ドミナント枠──つまりは主人公やってたんでね、俺は。
惜しい所だったのはジナイーダとかアレスだな。
ゲームでの話だが、まだ当時小学三年生だった俺にはアレスは強すぎた。
唐沢でボコボコにされて、半年掛けて執念の末に倒したのは懐かしい。
その時の構成?
見た目のフレームはアレスと同じだった、内装は重量過多にならないように納めていたけれど。
ただ唐沢の入手方法が判らなくて、アレス倒したら貰えるものだと思っていたから、こっちもハングレ担いで、強化人間の成り方も知らないから分裂ミサイルとロケット積んでたね。
とっつきらーであるけど、ロケッターでもあるんだよ俺は。
ロケットがある時は必ず積む程だと言えば伝わるかな?
インサイドもロケット積んでたし。
そんな特訓をしてたからリアルのアレス相手にも一発で勝てたけど、やっぱり唐沢は強かったわ。
同じ理由でラスジナも倒すのに二年掛けた。
青パルとかジャックとかエヴァンジェとかよりも圧倒的に強いんだもの。
それにACやり込んでて腕は上がっている筈なのに勝てないんだよラスジナ。
ようやく倒せた時の達成感とカタルシスは最高だった。
アレでハンデレールガンなのは本当に強いんだなと、ゲームでもリアルでも実感したよ。
だから決着がついて、互いに生きていたから結婚したんだけどさ。
手加減なんで出来る相手じゃないから、機体が爆発しなかったのは奇跡だ。
他に印象に残るのはアマジークだ。
速いし、ショットガンとライフルで隙がない、気を抜くと削り取られる。
ゲームで強くて、リアルでも強くて、リアルだとアンジェから捥ぎ取った月光が無かったら危なかった。
アンジェも剣豪だから強かったな。
何しろ狭いところでフラロケも飛んで来るからヒヤリとさせる場面ばかりだった。
剣豪を相手にするのだからこちらも剣豪スタイルだ。
それで結果機体を達磨にして、保護して身柄を引き取ったのだけど。
それでもって、唯一敗けたのがジョシュアだった。
アレサで来ていたら勝ててたと思う。
なのに何故かホワイトグリントのまま最終決戦となって、互いに満身創痍になって、最後の最後に敗けた。
faの時代はひたすらAF狩りをしていた関係で、メイとか有澤社長と結構仲良くさせて貰った。
AF狩りすると必然的に数が多いランドクラブを狩る蟹狩りになったから、インテリオル、オーメル、アルゼブラの恨みは買いまくった。
GAのランドクラブ?
メイと社長と仲良くなったら襲えるわけないでしょ。
だからギガベースも2機しか狩ってない。
初VOBの時と、乙樽と共同の時だけだったかな。
そんな感じで駄菓子を食べるみたいにAFを新米リンクス(詐欺)が墜とすから、真似したバカが返り討ちにあってたりするとかの噂をセレンから聞いたな。
いや倒し方を知ってるから貯金箱扱い出来るけど、初見プレイヤーの頃を思い出せば、VOBでもギガベースに撃ち落とされていたのだから、平均的なネクストよりも強いというAFの設定は伊達じゃない。
鬼畜難易度だったカーチャンには参ったね。
消耗無しでコジマミサイルも飛んで来るカーチャンなんて普通のネクストは消し炭だ。
まぁ、割り方知ってるから縦に割ったんだけどさ。
そんなこんなでオッツダルヴァは悪くはないけれど、ジョシュアの方が圧倒的に強い。
本当に俺を倒したジョシュアは天然物のイレギュラー、ドミナントだよ。
ハリも良い線行くけど、やっぱりジョシュアだ。
ラインアークに身を寄せていたから暇さえあればジョシュアと対戦して、ネクストで鎬を削る毎日のお陰で常勝不敗に返り咲いて、結果V系世界は他のミグラントもゾディアックも死神部隊も、まるで脅威じゃなかった。
良い線行ってるのはマギーくらいだった。
さすが俺の血を引いてる娘だ。
あの娘はもっと経験を積めばドミナントに成れた娘だ。
殺すのは本当に辛かった。
遠い遠い子孫とはいえ、娘を手に掛けるなんて後にも先にもアレだけで充分だ。
死神部隊のリーダーJ、ジョシュアの成れの果てはデータが古かったのだろう。
俺の知ってるジョシュアよりも弱かった。
俺と同じ腕があるジョシュアなら、621とタイマン張って勝てるのではないかと思わされる。
何しろ初代から4までいくつの戦場を潜り抜けて来たか判らない俺に勝った唯一の存在だ。
621もイレギュラーだが、一作品の経験で俺に勝ったジョシュアがおかしいのだ。
だから621には期待している。
順当に行けば同僚になるのだから、鍛えて最強のイレギュラーにしてやる。
そうすればごすずんの未来を変えられる筈だ。
オマちゃんに唆されたら?
その時はアレだよ。
俺が蒔いた種なのだから刈らせて貰うさ。
俺に関してはこんな感じで良いだろう。
現状、俺以外のハウンズは617が居るだけだ。
そんで617は銀髪幸薄美少女なので、この世界のハウンズはそのミームが適応されているのやも知れない。
セレンも艦隊の霞ちゃんミームに汚染されていて見た目はまんまだったからなぁ。
お陰で夜は燃えたんだけどさ。
さて、俺が猟犬になったから当然仕事道具のACだ。
その価格についてだが、初期の探査フレームの売却価格は判らない為、同じくRaD謹製フレーム、ミルクトゥースのを一番安いから参考価格にさせてくれ(メタ視点)。
頭部:59,000C 59,000,000円
コア:158,000C 1,580,000,000円
腕部:79,000C 790,000,000円
脚部:139,000C 1,390,000,000円
ブースター:53,000C 530,000,000円
FCS:29,000C(参考価格) 290,000,000円
ジェネレーター:195,000C(参考価格) 1,950,000,000円
ライフル:205,000C 2,050,000,000円
ブレード:11,000C(参考価格) 110,000,000円
ミサイル:74,000C 74,000,000円
1Cが約1万円と言われているので、日本円換算で10,020,000,000円──100億と2000万する。
参考までに日本の10式戦車が9億7000万円するので、約10台買える計算だ。
初期機体は探査フレームだからもう少し安くなるだろうが、ミルクトゥースも元々は作業用ACで戦闘用ではない。
日本の新鋭戦車が10台と考えると案外安いか?
もちろんACからすれば戦車はカモなので、戦車10台で1機のACを最低限の武装込みで揃えられるのは安い?
なんだが頭が混乱するが、ハウンズは4機のACを運用、さらに621の分追加したので5機のACを運用していたので、500億の調達資金が掛かる。
ダメだ、やっぱり価値観が麻痺している。
ちなみに強化人間になるには50,000C 500,000,000円──5億円の借金を背負うと成る。
自分は幾らで買われたのかウォルターに訊くなんて鬼畜なことは出来ないので、調べてみれば40C 40万円。
いや人権が無くて在庫処分とはいえ安すぎない?
それで617は超絶銀髪幸薄美少女なんだぜ?
そんな激安? で美少女買えるなら買って育ててあげようよ!!
兵器としての価値観しか強化人間には求められず、旧式も旧式の第四世代は粗大ごみ以下の価値しかない?
さすがAC世界だぜ、頭が狂っとるわ。
40万円であんなにというか、トップアイドルやれる超絶美少女が買えるのに、ラッピングされていてぐるぐる巻きでコールドスリープで塩漬け?
おい、世の中の男共の性欲は何処行った?
高級ソープが1万5000円だとして、約26回分我慢すればあんなかわいい娘を一生手元に置けるんだぜ?
やっぱりなんか間違ってるよ色々と!!
これだから戦い続ける歓びとか身体は闘争を求める男共はさぁ。
え? 俺は普通に俗物だからちゃんとしてましたよ?
とは言っても火星に行ってからだけど。
地底人してたころはやっぱり、AC乗れるぜ! 毎日戦って活きてる感じがするぜヒャッハーッ!!
ていうバカだったから性欲なんて全部闘争につぎ込まれていたワケ。
ただ火星に行く頃には落ち着いていたけど、やっぱり毎日戦って性欲なんて沸く暇もなく。
それが変わったのはアリーナに登録して、依頼とアリーナを進めていた時だ。
AC2最大萌えキャラのエネちゃん / ピースフルウィッシュと戦った後だ。
アリーナの賞金は客からの入場料と敗けた側の手持ちから支払われるのだが。
エネちゃんその時は敗けっぱなしで手持ちが殆んど残っていなかった。
そこにACの修理費と弾薬費まで乗っかると、最早首も回らない状態だった。
ACもスポンサーからの借り物だと言うし、このままだとACは取り上げられて、修理費と弾薬費に賞金のトリプルパンチの借金を背負うしかなく、さらにさらに、スポンサーに身を担保にしてACを借りていたと言うのだから数え役満である。
悲しいかな、AC界隈だと在り来たりな不幸な話なんだ。
ただ、実際に戦って彼女には光る物があった。
こっちは初期機体でどこも弄っていない中量2脚で、弾薬費ケチるのにブレオンにしていたとはいえ、OBでかっ飛んで翻弄しているのにも関わらすに、1発だけ当ててきたのだ。
軽い1発、されど1発。
半世紀ACに触っているベテランの自負がある俺に当てた。
見込みあるなこの娘──。
さぁ、そこから始まりますはもうお分かりでしょう。
毎日戦うのが最早生活でお金は腐る程、掃いて捨てる程ほどあった俺が彼女を身請けした。
ついでに家族の手術費用もポンッとくれてやったぜ!
本当にお金は余ってたからなぁ。
AC一週目気分味わいたくて火星にわざわざ新しい口座を作ってAC関連の費用はそっちで回していたけど、私生活用の口座──地球で荒稼ぎした金は手付かずだから、それで未来に期待できる女の子を手元に置けるなら安い投資だ。
そんなこんなで、自分も家族も助けてくれたお礼にって、エネちゃんとヤりました。
ちなみに互いに初めてでしたよ、はい。
かあぁいかったなぁ、エネちゃん。
師匠と弟子だけど、身元引受人といえば聞こえは良いけど、奴隷契約だからね事実上。
それでも家族が助かるならって健気な女の子ですよエネちゃん。
そんで彼女にね、依存されちゃってもうズブズブよ。
前世含めて初めて身近に居る女の子、しかも超絶美少女だったから余計にこっちも毎日ズブズブよ。
そんなズブズブな生活しながら鍛えて、任務に連れ回してってやる内に才能が開花していって、どんどん強くなっていく彼女はフライトナーズのACを1人でボコボコにするどころか、あのアレスに勝っちゃったんだよ。
ヤベー魔物育て上げたねアレ。
まさかのイレギュラーになっちゃったよ。
なんでイレギュラーかって?
そりゃフォボスの最深部にも連れ回してクライン直々にイレギュラー判定されたからねあの娘。
「お師匠さまと一緒ですね♡」
なんて喜んでましたっけね。
そんでもってクラインにロケットブチ込んで月光叩き込んで大立ち回りしてたけど。
うん。
彼女は軽量2脚に適正があるから、ハンドガンそのまま、月光とロケット積んで戦える様にした。
対AC戦はハンドガンで牽制、或いは動きを固めて、ハンドガンで止まらない重量級はロケットで止めて、その間もOBでかっ飛びながら月光でバッサリのシンプルな物だが。
こちとら対AC戦は高速戦闘が当たり前のリンクスの感覚が抜けきれないバカだから、それがハイエンドノーマルACでも変わらないわけで、出来る限りの高速戦闘をさせるスタイルになると、リミカしてかっ飛びながら攻撃するスタイルに落ち着くわけで。
そんな常時OBで縦横無尽に駆け巡られると強化人間でも対処できないワケで。
そりゃ強いよ。
だってノーマルでネクスト相手にするようなものだよ?
そんな異次元機動を物にしたエネちゃんも凄いけどさ。
そんなこんなで一緒に火星動乱を駆け抜けて、一緒に地球まで来てくれたのだけれど、この時はいつ死ぬかなんて判らないから結婚とか考えてなくて、エネちゃんも戦い続ける歓び知っちゃったから結婚するとかよりも戦って、帰ったらドロドロになる毎日に満足しちゃってて。
妊娠するとACに乗れなくなるならその辺はちゃんとしてて、AC乗れなくなった晩年だともう子供作るとかそんなん年齢過ぎてて、なんとなく結婚しないまま人生終わったワケだ。
その後も末長くずっと一緒だったけどな。
そんな思い出話は横に置いて。
これからごすずんはハウンズを揃える段階なのだろう。
617と618の自分、そこに619と620が加わってハウンズの完成だ。
だから後2人はやってくるけれども、その為のお金を稼がないとならないわけで。
《脳深部コーラル管理デバイス起動。強化人間C4-618、起動します》
『今回の依頼主はアーキバスグループの系列企業、シュナイダーだ。目標は
作戦内容が伝えられ、ウォルターは一度言葉を切ると、こちらに真っ直ぐな視線を向けてきた。
それはまるで、何かを覚悟した眼だった。
『618──“仕事”の時間だ』
「わかったよ、ウォルター」
《メインシステム、戦闘モード起動します──》
作戦領域の輸送部隊の進行ルート上で待ち伏せして、戦闘モードを起動する。
ACに関しては手足の様に動かせる。
6系ACの感覚は知っているし、身体に馴染ませるのも5分あれば充分だった。
伊達に何世紀もACに乗っちゃいない。
だから──。
「レイヴン・クラーベレーエ、ストレイド、出る!!」
ジャンプからアサルトブーストに点火して、一気に大豊の輸送部隊へと襲い掛かった。
だがこの時、俺は完全に不測の事態の予測が出来なかった。
というか出来て堪るか!
『有澤重工だ…。すべてを燃やし尽くす。巻き込まれるなよ』
『メリーゲートよ。行きましょう、社長さん』
「はい……?」