陰と影の実力者   作:黒ソニア

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主人公の設定、段々と纏ってきたぞ…!
この作品でも『主人公紹介』のやつやった方が良いですかね?





第2影:『カゲノー家』

 

 

 

「着いたぞユノ。ここが今日からお前の新しい家だ。」

 

 

翌日、オトン・カゲノーがユノを連れて田舎の中で目立つ屋敷に招いた。

 

 

『オトン・カゲノー』

カゲノー家の当主。

貴族の社交や親族から『ハゲ』だと見下されてる。

 

 

「…はい。」

 

 

「ははは! 大丈夫だ!

キミと同い年の我が息子は大人しいからな、直ぐ仲良くなれるだろう。

姉のクレアは…まぁ、何とかなるだろう!」

 

 

(えぇ…。)

 

 

ユノが困惑していると───扉が開き、ニコッとしている女性が現れた。

 

 

「困惑しているでしょ───このハゲ!」

 

 

「ギャアアア!!!」

 

 

「…」

 

 

なんて事でしょう。

この領地の主であるオトン・カゲノーが女性に殴られたのだ。加えて…

 

 

「オラオラオラァ!!!」

 

 

「ヒィィィィ!!!」

 

 

殴り続けたのだ。

 

 

(え…ええ? 今どういう展開?)

 

 

「あ…ヤダ、ごめんなさい。

見苦しいのを見せちゃったわね。

…この人から話は聞いているわ。

ようこそ、カゲノー家へ。

辛い事があったけど、もうユノは一人ではないのよ。」

 

 

そう言ってユノを抱きしめて頭を撫でた。

 

このユノを抱きしめて頭を撫でている人物は『オカン・カゲノー』である。

 

 

『オカン・カゲノー』

オトン・カゲノーの妻。

無駄にかっこつけてるオトンを制裁(主にぶん殴り)している。

 

 

 

(妻もこの名前かよ、適当すぎない?

…もしかして、話を聞く限り姉と弟がいるわけで、流れからアネ・カゲノーにオトウト・カゲノーって所か?

…うわぁ、すんごい所に引き取られちゃったよ俺。)

 

 

ユノがそう思っていると、二つの足跡がやって来る。

 

 

「ママ…その子が、そうなの?」

 

 

赤い瞳に長い黒髪が特徴の『女の子』がそう言う。

 

「…」

 

 

そして、面倒そうにして何か考え事をしている特に特徴のない黒髪の『男の子』が後ろにいた。

 

 

「おお、『クレア』! 『シド』!

いい所に来たな! この子が『ユノ』だ。

シドとは同い年だからな、仲良くしなさい。

クレアも新しい弟だから、姉として優しくしてあげなさい。

ほら、ユノも挨拶を。」

 

 

『クレア・カゲノー』

カゲーノ家の長女。

意外にもこの世界で剣の才能を有する美少女である。

 

 

「(あ、子供はマトモな名前だったのか。

良かった良かったー。)はい。」

 

 

ユノは二人の前に立ち、挨拶する。

 

 

「ユノです。これから宜しくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

ユノをずっと黙視しながら考え事をしている『シド・カゲノー』。

 

 

『シド・カゲノー』

カゲノー家のクレアの弟。

コレといった特徴のない少年…だが…?

 

 

「(へー、盗賊に両親を殺されてカゲノー(ウチ)に来た彼が…ユノ、ねぇ。

見た目が正にモブって感じだなぁ。

そこが残念。

彼に『主人公』の様な素質があれば、僕の『陰の実力者』プレイとして有効に利用出来たのになぁ…。)」

 

 

…この様に語る人物こそ、この世界(?)を引っ掻き回す存在にして、ユノの最大の悩みの種になろう存在である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

「ふぅ…精神的に疲れた…。」

 

 

ふかふかのベットで横になるユノ。

 

 

(生前…こんなベットなんて、修学旅行以来一度も寝た事が無かったからなぁ、これがこれから毎日となると最高だなぁ〜。

…しかし、それは兎も角として…。)

 

 

ユノは今日一日を振り返る。

 

 

(オトンさんとオカンさんは他所者の俺を受け入れてくれたけど…

娘のクレアさんは他所者の俺を受けいられない感じだった。

まぁ…こればかりはしょうがないよな…。

けど、やたらと『弟』に関してしつこかったなぁ。

恐怖すら覚えたよ…。)

 

 

ユノは新たな両親となったカゲノー夫妻については好印象だったが、娘のクレアに対しては不満げな顔になる。

 

クレアはユノに関してやたらとキツく当たる事多かったのだ。

『弟』というワードにやたらと拘ってる様子だった。

 

 

(その肝心な『弟』であるシドって奴は…

よく分からんが、話す度にニコニコとしてて、話し終えると何処か遠い目をしてて不気味だったなぁ…。)

 

 

シドという弟は親切そうに接してはくれていたが、何処か陰…いや、ある種の闇を肌で感じていたユノであった。

 

 

「まぁ、それはそれとして貴族生活…

良い、良いじゃ無いか。」

 

 

ユノは途端に満更そうにする。

 

 

「高級そうな料理に貴族の洒落た格好!

しかも、生前と違いこの世界での基礎的な勉学もやりごたえのある事だし。

んー、第二の人生満漫才だなぁ〜…。」

 

 

ファンタジー的な事も含んだ知識でやりごたえのある事ばかりで、勉強が捗っている。

貴族の礼儀もやれたらカッコいいよなって思いで勉強中。

 

 

「さてさて…俺には他にも大事な事がある。

この力、俺だけに使える『十種影法術』───

いや、『影の能力』を完全にものにしなければならないのさ…っ!」

 

 

そう言い、ユノは服装を変えると、足元の影が揺らぎ始める。

それはやがて実態へとなり、姿形を変えて『人型』になって───『ユノ』になった。

 

 

「ふふ…コレが『影』を用いて生み出した技。

───《影分身》!」

 

 

その技は男なら…いや、アニメや漫画を読んでいる男女全員が憧れるものだろう。

もし、自分が二人いたら…三人いたら…

なーんて思うものだろう。

それを体現したのがNA●UTOという作品だろう。

 

 

「…しかし、そう都合の良いこの技を0から生み出せる者は頭の良い人物だ。

例えば、二代目●影様とかな。

…確か、そうだよね?」

 

 

合っている。

しかし、その人物が卑劣様と言われているが…

ユノは携帯を持った事がないので知りはしない。

 

※補足だが、卑劣様…二●目火影自身は現実主義な人だが、根からの悪人ではないだろう。

 

 

「俺の開発した《影分身》はまだ未熟な故に、時間制限付きで戦闘不可能の代物。

もっと『影の能力』を扱えれば…っ!」

 

 

そう強く抱いて、ユノは《影分身》をベットに寝かせて制限時間が来るまで特訓を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあぁぁぁ…あっ!」

 

 

ユノ足元の影が大きく揺らぎ、影が実体化して『影の刃』となった。

 

 

「よし…《影斬》!」

 

 

『影の刃』が目の前にある木々を紙切れのように斬られた。

 

 

「…うんうん、いい感じだな。

最初の頃よりも威力は上がってるし、様々な形状に出来るし、遠距離攻撃もそこそこ出来る様になってきたな。」

 

 

一番に生み出した技で、基本技の一つ。

『呪力』で威力を高められる。

形状は想像力で補い。

遠距離範囲は『魔力』で伸ばしている。

 

 

「威力は申し分ない。

元々『影の能力』は呪力寄りの力だ。

だからこの身体に宿す呪力が高まったり、全身に伝わればもっと上がる。

…しかし、遠距離については魔力がまだまだだからなぁ。」

 

 

逆に呪力で距離範囲を伸ばす事が出来るが、その分威力が落ちてしまう。

いっそのこと、呪力オンリーで行おうとしたら、消費が半端ない上に疲労がどっと襲ってくる。

つまり効率が悪いのだ。

 

 

「『呪力』に『魔力』の二つの力を宿す分、そこいらの『魔剣士』とは比べものにならない位に強くなれるが…

その分、制御が上手くいかなければ『才能』の無駄遣い。

それだけは駄目だ。」

 

 

『魔剣士』

この世界における上級職(?)だ。

もっと分かりやすく例えるなら公務員といった役職だろう。

 

 

「『特別』になれたのなら、それに見合う実力を身につけるべきだ。

よし、切り替えろ俺!

次に…《影化》。」

 

 

ユノの姿が影の様に真っ黒になる。

 

 

「ふふ…これも『影の能力』における基本技の一つで汎用性の高い技だ。

しかも、まだまだ伸び代のある…

もっともーっと出来る範囲を広げるぞ…っ!」

 

 

そう言ってユノは今度、手を生き物の形に変える。

 

 

「───【脱兎】。」

 

 

【脱兎】を召喚する。

 

 

「おお…っ! 相変わらず多いな。」

 

 

大量の兎が顕現する。

 

 

「【脱兎】事態は原作と変わらずカモフラージュがメインとなるかな?

それだけなのも味気ないし、どうにか出来ないか考えないとな。」

 

 

そう言って【脱兎】を影に戻した。

 

 

「そして───【蝦蟇】。」

 

 

次に【蝦蟇】を召喚する。

 

 

「ふむふむ、相変わらず大きいカエルだなぁ、気持ち悪い。

───あだ、痛っ、やめっ、ごめん、もう言わない、お前は特別!」

 

 

【蝦蟇】に舌による打撃により、地味に痛い思いをし、カエルはカエルでも自分の式神は別だと認識する。

 

 

「ごめんって…お前の特徴は舌を活かした攻撃か。

粘着力あるし…おっ、酸も使えるのか。

そう考えるとお前優秀じゃん。撫で撫で。」

 

 

【蝦蟇】の頭を撫でる。

頭を撫でられてゲコォと可愛らしい表情をする。

 

 

「こう見ると全然愛着沸くわ。

時間はまだある…な。

んじゃ───調伏の儀を始めよう。

今度は…【鵺】だな。

上空での戦いも遠隔攻撃が出来るようになってきたし、【蝦蟇】もいる訳だし。

影を使って拘束し、【玉犬】で仕留めて───

イメージも出来た。よし、いけるな。」

 

 

そう言ってユノは影の世界に意識を向ける。

鵺の印を結び、封印されている『式神』を顕現させる。

 

ズズズズズッッ!!

 

封印から解放され、約3メートルある髑髏仮面の顔である【鵺】が顕現する。

 

バサッと大きい翼を広げて威嚇する。

 

 

ピィィィッ!!

 

 

「大きくね? 伏黒のより大きい。

だが、これはこれで好都合。

調伏したらやりたい事が多々あるのさ。

さて、お家から離れてるとはいえ、あまり大事にしたくないから早く仲良くなろうか!」

 

 

ユノは素早く影を操り、【鵺】にへと襲う。

 

しかし、【鵺】はそれを察知して上手く躱わす。

だが、影とは異なる【蝦蟇】の長い舌が別方向から襲わせて拘束させた。

 

 

「よしよし、そのまま酸を流し込め!

電撃を放出させる前に仕留めるっ!」

 

 

ユノの指示で【蝦蟇】が酸を放出する。

酸によって激痛が走り、【鵺】が電撃を放とうとしていた。

 

 

「けど、それを放つ隙を与えない。」

 

 

素早く『影の刃』を形成して【鵺】を斬り刻む。

※この瞬間に【蝦蟇】の舌を引っ込めて、影に戻す。

 

 

!?

 

 

【鵺】は更に激痛が走り、倒れかける。

 

 

「さてさて、その状態で《影縛》!」

 

 

『影の刃』から無数の影が出現し、力強く締め始めた。

 

その技は分かりやすい話、NARU●Oの影縛りの術だ。

 

 

「行け───【玉犬】!」

 

 

【玉犬】の印を素早く結び、突撃させる。

【玉犬】の呪力を浴びた爪で【鵺】を貫いた。

そして、最後に弱った所で───

 

 

《影斬》!」

 

 

ユノは『影の刃』を手に取り、それを振り下ろした。

 

ドサッ!

 

【鵺】は力尽きて倒れた。

それにより、ユノの影の世界に誘われて【鵺】の銅像が形成された。

これにより、調伏は完了した。

 

 

「ふう、調伏完了。

式神を使って弱らせてトドメは主人が果たす。

伏黒もそうやっている筈だよな?

式神なしだと絶対勝てないだろうし。」

 

 

ケラケラと笑いながら手を形作り、鵺の印を結ぶ。

 

 

「───【鵺】!」

 

 

ユノのご期待に応え、【鵺】が顕現する。

 

 

「おおう! 中々カッコいいじゃないか!

紫の雷を纏った怪鳥…最高だね。

コレからなっっっがーい付き合いになるだろうから。

よろしくね?」

 

 

ピィィィッ!!

 

 

「うんうん…割と声が大きいのは抑えような?」

 

 

と言いながら【鵺】を影に戻した。

 

 

「ふっ…ふふふふふ。

『影の能力』…『十種影法術』をモノに出来て始めている…っ!

良い…実に良い…っ!

前世という黒歴史が解消されていくこの高揚感…っ!」

 

 

「ふふふふふ。」と本人は嬉しい笑いをしているが…

他所から見れば不気味な笑いをしており、如何にも怪しすぎる有様だった。

《影分身》の時間が迫っている事があり、【鵺】と【玉犬】を影に戻して、ユノは《影化》で影に潜り、速やかに移動して家に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間が経ち、顔を紙袋で隠した如何にも怪しさ満点な人物がユノが特訓と調伏の儀を行っていた場所を通る。

 

 

「あれ? ここ、異様な戦いの跡が残っている。

何があったんだろう。」

 

 

じっくりと観察する。

倒れてる木々が綺麗に切断されて、尚且つ地面から微かに酸っぱいような匂いが残っていた。

 

 

「ふむ…これは!!」

 

 

『ぺろっと、これは…◯薬!』で有名な事を真似たような台詞を吐き───

 

 

「ただの元魔剣士による通り魔か。」

 

 

…と、的外れの事を呟いて帰ったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数週間、カゲノー家に引き取られたユノは『ユノ・カゲノー』として外でも恥をかかない様に教育を受けていた。

ファンタジーの世界に転生し、欲していた『影の能力()』を手にし、嫌いだった勉学にも励んでいた。

…苦しくも、元から頭の出来は良くない上に覚えは悪かったが、普通寄りになっていた。

まぁ、田舎貴族としては恥のない者となっていく。

 

 

「…ねぇ、ユノ?」

 

 

ただし、家族間…姉と兄(シドの方が早生まれの為)との仲はまだまだだった。

 

 

「はい。何でしょう、クレアお姉様。」

 

 

「……まぁ、まずまずとしておくわ。」

 

 

「?」

 

 

「呼び方よ。私には既に実の弟がいる。

アナタも義理とはいえ『義弟』になった訳だから、『姉』の私を敬いなさい!」

 

 

(あぁ…そう言う事ね。

生前は高校3年生…つまり18歳で転生し今では7歳。

合わせて25歳…うわ、キツイな。

…でも、ここは精神的に年上の俺が合わせるようにしなければな。)

 

 

クレアが話しかけてこの間1秒で情報処理を行う。

 

 

「はい、分かりました。クレアお姉様。」

 

 

「まぁ…妥協点ね。」

 

 

一応、クレアは血が繋がっていない義理の弟となったユノの事を考えて、心の距離がありつつも最低限家族として接してくれた。

 

しかし、価値観はそれぞれだが…クレアの中では義理の弟に構い、自分が見捨てられて儚い姿の弟(シド)を思い、距離を置いていた。

 

…因みに───

 

 

「蝶々、綺麗…。」

 

 

勉学から離れて窓際に飛んでいる蝶々…ではなく蛾を見ていた。

恐らく、全くどうでも良い事を考えているだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それなら数日…

 

ユノとクレアは今、姉弟の仲を良くするために配慮したオカンの考えにより、森の散歩をしていた。

 

 

「ここはカゲノー家の管轄内である森よ。

あのハゲ…いえ、ハゲが一応当主だから手入れをしているのよ。」

 

 

(言い直せてないよ、姉上殿…。)

 

 

カゲノー家の環境になれてオトンが娘からもハゲ呼ばわりされている特殊な空間に何も違和感を抱かなくなっていた。

 

クレアの案内を受けていると───

 

 

「おうおう…いい金物がいるじゃねぇか。」

 

 

「兄貴、このガキ共はこのカゲノー家…

いや、あのハゲ男爵(笑)の餓鬼だ。

そこの坊ちゃんくんは…確か養子だ!」

 

 

「ほほう…そりゃいい。

捕まえて身代金を要求して、金だけ奪ってトンズラして奴隷として売ろう。」

 

 

…と、盗賊二人が喋っていると、背後から数人の仲間達がやって来た。

 

 

「くっ…!」

 

 

数が数が故にクレアは渋い顔をしていた。

 

 

「ユノ! 早く逃げ───」

 

 

「遅い!」

 

 

「あぐっ…!」

 

 

クレアがユノを庇おうと携えていた剣を抜き、先人切って突撃するも、相手がそれなりの手練れのせいか簡単に捕まった。

 

 

「ユ…ノ…逃げ……!」

 

 

クレアは意識を失ったかの様に気絶した。

 

 

「次はお前だ。」

 

 

ニヤニヤと下品な笑みをしながら近づく盗賊。

 

 

「おい、待てよ?

…コイツの顔、何処かで……。

思い出した。だいぶ前に襲った家のガキだ!

何処にいねぇと思ったら養子になってたのか!」

 

 

「ほほう。運良く貴族に引き取られて良いご身分になれて、良い気分だったか?

ぎひひ…さぁ、次は俺らの養分となってお空の上に親の元に───」

 

 

盗賊が喋っていると、ユノは表情を暗くし…

足元から影が狂気を纏った『影の刃』を無数形成していた。

無数の『影の刃』は怒りによって呪力が膨れ上がっており、凄まじい切れ味と威力を誇っていた。

更にはクレアの持っていた剣を拾い、剣に魔力を最大に引き出していた。

 

 

「ふふ…ははははは。

そっちから出向いて来るとはね…。

クレアお姉様も気絶しているし…。

運が良いや…。

お望み通り───殺してやるよ。」

 

 

『ひ、ひいぃぃぃぃ!!??』

 

 

盗賊達が目の前の死神と化したユノを前に恐怖し、クレアを捨てて逃げ出そうとするも───

 

ザシュッ!

 

鈍く、重く、凄まじい勢いの斬撃によって紙切れの様に真っ二つになった盗賊や、ユノの両親を殺めただろう盗賊にはユノ自ら真っ二つにした。

 

 

「はぁ…はぁ……。」

 

 

怒りによって理性を失っていたユノは狂気の瞳で盗賊だったゴミを見下していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(……うぅ……意識が……ユノ…ユノ……は?)」

 

 

朦朧とする意識の中、一瞬目に映ったのは───

 

 

「(…ユ…ノ…?)」

 

 

一人で盗賊を追い返したのだろうと立っていた、ユノの姿だった。

 

 

 







・子供クレアの母親への口調がムズイ。


・そして、自分なりの調伏の儀を再現してみました。
…こんな感じで良いかな?


・『呪力』と『魔力』のシステム
基本的に力関係は『呪力』>『魔力』である。
但し、持続力と燃費は『呪力』の方が悪いため、一概に『魔力』が劣っている訳ではない。
『魔力』は正(生)のエネルギーで『呪力』は負のエネルギーと分類分けする。
(※『魔力』は生命エネルギーに該当し、プラス的特徴。
しかし、反転術式とは全く異なる性質である。)
この陰実の世界では負のエネルギーの方が強くなる環境化にある。
主な理由は『悪魔付き』や『魔王』といった悪影響化が反映されてしまっているからである。
(※主な原因が『ディアボロス教団』のせいである。)


『影分身』
イメージはデート・ア・ライブの時崎狂三の技、【八の弾】です。
(※影から現れるようなパターン)
ストーリーではNARUTOと称しており、ミスでなく、例えとして適切だと考えた為である。


『影化』
そのまま通りに影になる事が出来る技。
特徴はONE ●IECEのロギア化して攻撃を無効化(すり抜ける)。
影に潜ってスイスイ(?)と素早く動けたり。
潜伏したり気配を自動的に殺せて存在感を無くす。


『影縛』
イメージはNARUTOの影縛りの術です。
影によって形状変化した縛り技。


『影斬』
影によって形状変化した刃による斬撃『影の刃』。


・次回、『陰と影』
ついに二つの『かげ』が対面する。


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