陰と影の実力者   作:黒ソニア

31 / 31


投稿が大分遅れてすみません…。
アマプラで陰の実力者が観れないのと、話が中々作れなくて難攻してまして……待って下さっている方々には大変申し訳ございません。

………久しぶりの投稿だから変な風になってないか不安…。




第30影:『陰を偽る不届者』

 

 

 

「えぇえ!?

アレクシア王女とは別れたのですかぁ!?」

 

 

昼休憩…ユノはシドに連れられて昼ご飯を共にしていた。

ユノとしては、正直シドだけなら兎も角、ガリとイモと一緒に行動するのを控えたかったのだが…前回、アレクシアの時に逃げられた対策として、バレない程度にスライムで拘束されていた。

 

 

(はぁ……お前だけなら良いのに、クズ共(コイツ等)と一緒なのが嫌なんだよ…。

しかも、初っ端からうるせぇし。)

 

 

ユノは溜息を吐きながら、あーだこーだと言っているガリバカとイモバカに呆れた視線を送っていた。

 

 

「……さて、ご飯食べ終えたし、俺は教室に戻───っ。」

 

 

「面倒事を僕1人に押し付けないでよー。」

 

 

「お前の問題だろ。

寧ろ、俺を巻き込まないでくれ。」

 

 

逃げようとするユノにシドが強引に逃がすまいと引き止めていた。

 

 

「おいおい、シドお前よぉ。

幾ら義理とはいえ、兄弟愛が強すぎねぇか?

───まさか、お、お前…!!

そっち系だったのか…!?」

 

 

「うえ!? そうだったんですか!?」

 

 

変な誤解が生まれない内に違うの意味を込めた腹パンを瞬時に放ち、黙らせる。

 

 

「「ごふぅっっっ!!」」

 

 

馬鹿五月蝿い声で叫ぶものだから、違うと意思表示を込めて容赦無くみぞおちパンチで制裁する。

2人はその制裁により、先程食べた物が色々と凄い事になっており、爆発寸前だった。

爆発しなかったのはユノが魔力支配により、ギリギリを保たせているからだ。

そうしなければ、ユノのせいでこの場にとんでもないモノを解き放ってしまうからだ。

 

 

「やれやれ、この2人にも困ったもんだねー。」

 

 

「誰のせいだと思ってんだよ…。

後、学園に来てからは主にコイツ等の原因で多くなっているが、お前は日頃から迷惑かけてるんだからな?」

 

 

「へ?」

 

 

「『へ?』じゃねぇんだよ、ボケ。」

 

 

「ボケは止めて。」

 

 

「ぐっ………おぉ……い、痛ぇな。

だ、だが……こ、これだけ……の、力がありゃ……最低限マシだろ…。」

 

 

「あ? 何の話だ?」

 

 

「へ、へへっ……最近、僕達の金銭状況が芳しくないのは……ユノくんも知っていますよねぇ……。」

 

 

「ああ、お前等馬鹿な癖に博打やらで儲けようとしておいて、大負けしてるんだよな。

……で、それが?」

 

 

「ひ、酷いですね………それで、近々ブシン祭に向けて開かれる選抜大会が開かれるんですよ。」

 

 

「そいやー、そんなのが開かれる様な話を聞いた様なー。」

 

 

「そう! そこで───シド、そしてユノ。

この俺様達が、お前達2人をエントリーしておいたんだぜ!(ドヤ顔)」

 

 

「ふざけんな…!」

 

 

「ふんごぉぉっ……!!」

 

 

「ぶふぉぉっ……!!」

 

 

再度ユノが2人にみぞおちパンチをお見舞いする。

2人はもう色んな意味で爆発寸前になっていた。

 

 

「マジでふざけんなよ、お前らぁ…!

何の為に俺等をエントリーしたぁ!?」

 

 

「へ……へへぇっ………お、俺はただ……。

悪行を犯した、ゼノンの奴を倒して…いい気になってる、お前が……。

公衆の全面で大恥を晒すのを…!!」

 

 

「「俺(僕)達は見てぇんだよっ!(見たいんですっ!)」」

 

 

「死に晒せ…!!」

 

 

「「ほげぇぇぇえええっ!!!」」

 

 

怒りのボルテージがMAXとなったユノはトドメの一撃を指して、2人のアソコが爆発した。

 

 

「シド、こんな奴等ほっといてエントリーを免除してもらいに行くぞ。

目立つのは嫌だろ。」

 

 

「そだねー。行こ行こ。」

 

 

ユノとシドは地べたに這いつくばっているヒョロジャガ(ゴミ)を捨て置いて、エントリーを免除する為に会場に向かう。

 

 

「やれやれ、あの2人にも困ったもんだよねー。」

 

 

「全くだ。それもこれも、お前が友人作る対象を間違えたのが原因だぞ?」

 

 

「まー、少しは反省してるけどさー。

この学園だと、一番にモブっぽいキャラがあの2人くらいなもんだからさ。」

 

 

「モブ友とかいらんだろ…。」

 

 

「───あら、ユノくんとポチじゃない。」

 

 

2人の姿を見たアレクシアが声をかける。

 

 

「げ、おうにょ。」

 

 

「あら、何か失礼な事を言ったかしら? ポチ?」

 

 

「いや、なにも?」

 

 

「ああ、アレクシア。

キミはどうしてここに?」

 

 

「もうすぐ選抜大会が開かれるでしょ?

私も参加しないといけないのだけど、同時に大会のアナウンサーもしないといけないのよ。

全く、王女も大変なのよ。」

 

 

「お疲れさん。」

 

 

「2人はどうしたのよ。」

 

 

「いや、実は───」

 

 

ユノなアレクシアに事情を説明する。

説明を聞いたアレクシアは───

 

 

「そうなの。けど、駄目よ。

2人共、選抜大会に参加しなさい。」

 

 

「えー。」

 

 

「いや、マジで遠慮したいんだが…。」

 

 

「まぁそう言わないの。

私、参加者を一通りは見たんだけど、どいつもこいつもパッとしない上に、性格の悪い連中ばかりなのよ。」

 

 

「え、キミがそれ言うの?」

 

 

「黙りなさい、ポチ。

……ほら、とってこーい。」

 

 

「ワンワン!」

 

 

アレクシアが放り投げた金貨に、シドは犬と化して取りに行く。

 

 

「ふふっ、良い光景よねー。」

 

 

「ああ。お酒飲めない身だが、きっと極上な味がするんだろうなー。」

 

 

「……あら、脱線しちゃったわね。

要するに、そこにユノくんが参加して、ムカつく奴等をコテンパンにして欲しいのよ。

私の為にも、ね?」

 

 

「(何故私の為って意味ありげに可愛くウィンクするんだ?

…いや、実際可愛いのは認めるが───んっ?

この嫌な視線を向けられる感じ……確か、ニュー…さんだったか?

よくわからんが、一先ず冷静に対処しなければな…!)

ムカつく奴等をコテンパンにするのは、本音で言えば日頃からの視線などから鬱憤溜まってるから、スカッとしたいのは同意だが、目立つのは遠慮したいんだが…。」

 

 

「そうは言うけど、一度バシッとやっとかなければ、いつまでもひどい仕打ちは受けるわよ?」

 

 

「ぐっ、それは……確かに、そうだが…。」

 

 

「だからこの際にボコしとけば良いのよ。

それに、そこそこ勝てれば良いのよ。

ブシン祭に出場するのは実際は数が限られる訳だし。

出場するだろう人選は既に決まっていて、私、ローズ委員長に、ユノくん達のお姉さんの3人だけよ。」

 

 

「(……ローズ委員長?

ああ、確かあのオリアナ王国の王女様か。)

そうなのか。なら、まぁ……ただ、男性からは1人からも出場しないってのも悲しい話だな。」

 

 

「あら、ならユノくんが優勝してみたら?」

 

 

「遠慮する。てか、優勝なんて無理だろ。」

 

 

「……私は、ユノくんなら出来ない事はないって思うけど?」

 

 

「流石に無理がある。」

 

 

「……まぁいいわ。兎も角として、ユノくん達はこのまま出場しなさい。

ユノくんは親の威を借りて威張ってる貴族連中共をコテンパンにしてやるのよ。分かったわね?」

 

 

「……分かった。」

 

 

「素直なのはユノくんの良いところよ。

ポチは見せ物ね。

闘技場では子犬の様に駆け回って、観客……いえ、私達を楽しませる事ね♪」

 

 

「お、それは悪くないな。」

 

 

「でしょ?」

 

 

「………ぐぬぬ。腹黒おうにょのせいで、ユノに悪影響が出てしまってる…。」

 

 

お犬さん(ポチ)の様に金貨を取りに行っていたシドがドン引きしていた。

 

 

「アンタの自業自得でしょ、ポチ。」

 

 

「なんでさ。」

 

 

「おら、反省しろよポチ。」

 

 

「えぇ……何でぇ?

後、ユノはポチ呼び止めて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

「ん? リリムか、どうした?」

 

 

夜、リリムがやって来た。

 

 

(確か今は教団の調査でしばらく来れないかもと言っていたが…。)

 

 

「それなら、グレーテに押し付けて来た。」

 

 

「またしれっと俺の心を……まぁ、それはもういいか。

てか、仕事を押し付けるのは駄目だろう…(汗)」

 

 

「大丈夫大丈夫。グレーテは快く引き受けてくれたから(※大嘘)」

 

 

「そ、そうなのか?」

 

 

「うん───っと、それよりも。

ユノはコレに関しては事態を把握してる?」

 

 

リリムはユノに今日の夕刊を見せる。

 

 

「………ああ。シャドウガーデンを偽って好き勝手に暴れてる件だな?

それなら、見つけて始末しておいたが?」

 

 

「おっ、流石はユノだね。

……でもね、教団はまだまだ刺客を送ってきてるみたい。

現にさっき、その始末をしていたニューを見かけたんだけど…。」

 

 

「? どうした?

始末したのなら、問題無いんじゃないか?」

 

 

「私が駆けつけた時には始末を終えていた所だったんだけどさ。

そのニューが拷問していた最中だったんだけど───」

 

 

「うん、いきなり凄い事をしてるな…。

いや、こういうのは情報を吐かせる為にも必要、か。」

 

 

「それならまだ良いんだけど、ね…。

ほら、私達は元『悪魔憑き』な訳で、世間からは勿論の事、特にディアボロス教団には酷い扱いを受けた訳だから教団へ常に怒りと憎悪を抱いているし。」

 

 

「…」

 

 

「ニューは珍しい『人間の悪魔憑き』なんだ。」

 

 

「え、『人間の悪魔憑き』って珍しいのか?」

 

 

ユノがきょとんとした顔でいると、リリムは顔を顰める。

 

 

「あ、ごめん……大事な事なのに知らなくて…。」

 

 

「……いや、この重要な話をユノに伝わっていないのは私達のせいだね。

コンチェッタには随時情報を報告させる様にするよ。

後、私も気をつける…!」

 

 

「あ、ああ……俺も、自分で調べていなくて申し訳ない。」

 

 

「気にしないで。

……ニューの事よりも先に最低限の情報を簡潔に教えるね。」

 

 

「…助かる。」

 

 

ユノはバツが悪そうにリリムの分かりやすい説明を受けた。

 

 

「………本当に助かるよ、リリム。

お前は情報を調べる事や説明も出来の悪い俺にも分かるように説明してくれるから非常に助かる。」

 

 

「ふふん♪」

 

 

リリムはユノに膝枕をしてもらっており、寝転んでいた。

加えて、ユノはリリムの頭を優しく撫でていて、リリムは猫の如く尻尾をブンブンと可愛らしく揺らし、上機嫌であった。

 

 

「……それにしてもそうか。

ニューは姉上と同じ、希少な『人間の悪魔憑き』。

姉上が連れ去られたのも、大事だったんだな。」

 

 

「そうなるね。」

 

 

「……にしても、拷問の点は兎も角として、その成れの果てを晒すのは止めて欲しいものだな。

奴等への警告だとしても、そのせいで、俺達が奴等と同じ扱いをされるのはたまったもんじゃない。」

 

 

「うん、そうだね。

私はユノの考えを考慮して、ニューが去った後に片付けといたよ。」

 

 

「流石だな。」

 

 

「むふー!」

 

 

「……明日か明後日辺りにミツゴシに顔を出すか。

目立つ行為は慎む様にな。

とはいえ、俺達もその事を意識しないとな。

俺達はあくまでも、秘密裏に教団を滅ぼす。

前回のは派手にやらかしてしまったが、今度からは慎重に行動を取らないとな。」

 

 

「…そうだね。

(ガンマやイータは大丈夫だろうけど……アルファがどう動くかな?

アルファはああ見えてこの手に関しては目を瞑りそう。

何より、シャドウからのお咎めが無ければ良い見せしめになるとか考えてそうな気がする…。

ベータとイプシロンはそこら辺は控える様にする方だから問題無いと思うけど……いや、シャドウ絡みになると、あの二人も積極的になるだろうから、何とも言えなくなってかなぁ…?)」

 

 

と、深刻な顔で考えていたが───

 

 

「……り、リリム?」

 

 

「んー?」

 

 

リリムはすりすりとユノの膝枕を堪能しながら、体(胸)を密着させていた。

彼女はユノが胸に弱い事を熟知しているので、自身の発育の良さを武器にユノを誘惑していた。

彼女にとって、ユノとこうして一緒にいられる時間が何よりも至福な為、緊急時で無い時は少しでも時間を取れる様にしているのだ!

 

 

(ぐっ………り、リリムのおっ……たわわが足に密着していて、まともに考えられねぇ…。

てか、俺ごとき低知能な奴が色々と考えた所で、物事が上手く運ばないしなぁ…。)

 

 

「大丈夫。ユノは自分の正しいと思った行動を取ってくれれば良いんだよ。

そこを私達が上手くカバーするからさ。」

 

 

「……そっか。悪いな。」

 

 

またもや心中を読まれてツッコミたくなったが、自分に合わせてくれるので、何も言えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

今現在、シドはヒョロジャガ(バカ共)によってミツゴシに来ていた。

シドとしては初めて足を運んだミツゴシを見て、ガンマ達が自分達の前世の知恵を用いて自分達だけ金儲けしている事実(※間違いです。)に、心の中で嫉妬していた。

 

 

(こんな凝った陰の実力者セットや豪華な部屋やらを建てるのに一体どれだけのお金をかけているんだ…!?

いや、そもそもどうして僕とユノに黙って自分達だけで金稼ぎをしているんだ…!?

僕なんて……今までは盗賊狩りしたりユノにねだったりして少しずつ揃えていたってのに…!!

今なんて、アレクシアの言いなりになってまでしているってのに…!!

お小遣い稼ぎなら僕も混ぜてよ!!

こんな事がユノにだって知られれば、嫉妬のあまり不機嫌になるに違いないよ!?

普段からキレ気味なのに、あれ以上怒ったら僕だってどう対処すれば良いのか分からないんだよ!?)

 

 

……などと思いつつも、偉そうにガンマ達が用意した玉座に座り、足まで組んでいた。

一体何様なんだ貴様状態である。

 

そして、そんな中…ガンマがシドがここへ出向いた訳が、ミドガルで騒がせているシャドウガーデンを偽り、殺人を犯している教団について聞きに来たのかと錯覚していたガンマはその事について触れる。

 

シドは「アレクシアの事だな…。」と反応し、この件は自分に任せろとガンマ達にカッコつける。

 

 

「流石は主様! もう既に相手の出所を掌握なされていたのですね!?」

 

 

と盛りに盛り上げ、部下達も「流石はシャドウ様…!」と、崇拝してしまう始末であった。

 

 

「フッ、この程度……我にかかれば造作も───」

 

 

「邪魔するぞ。」

 

 

「ん?」

 

 

シドがシャドウとしてカッコつけているのが少し癪だった様で、ユノがゼータと共に壁にもたれている形でずっと前からいましたよ感で現れた。

 

 

「! ユ……フェイカー様!」

 

 

「ミツゴシの運営ご苦労様、ガンマ。」

 

 

「何とも勿体なきお言葉。

主様達の『陰の叡智』による恩恵があるので、ここまで大きくなれたのです!

ご覧下さい。今ミツゴシには活動資金10億ゼニー程度ですが、即座に運用可能です。」

 

 

「……凄すぎないか?」

 

 

ユノは目ん玉が飛び出そうなくらい金貨の山積みを見て驚愕していた。

シドも同様で、スライムを密かに駆使して数枚盗み取ろうとしていたので、それをユノが妨害する。

 

 

「(何するのさ、ユノー。)」

 

 

「(それはこちらの台詞だど阿呆。

ガンマ達が稼いだお金を何勝手に奪い取ろうとしやがる。)」

 

 

「(僕達が教えた事を自分達の手柄の様に10億まで稼いでいるんだよ!?

僕なんて、地べたを這いつくばってまでしているのに!)」

 

 

「(俺達が教えた事って、精々『チョコレート』はカカオに砂糖ぶちまければ出来るとか、揚げ物は小麦粉を使うんだよ程度のものじゃねえか。

しかも、その程度の知識でこの世界でも俺達のいた世界の食事レベルにまで再現させたガンマ達が凄いんだからな?

俺達は全然大した事をしてねぇんだよ。

後、お前が這いつくばっている様はお似合いだぞ。

これからも、ポチとして頑張りたまえ。)」

 

 

「(もうやめたいんだけど。)」

 

 

などと、視線を送っての魔力を使った念話らしきものをし始めるユノとシド。

この技術は何気にこの二人にしか出来ないレベルなので、ゼータやガンマ達には無言で見つめ合っている様にしか見えない。

 

 

「……主様とユノ様が無言で見つめ合っている様にしか私には見えないのだけど……ゼータには分かる?」

 

 

「……正直に言うと、私にも分からない。

ただ、魔力を駆使して『念話』というのをしているんだとは思う。」

 

 

ガンマが念話についてゼータに問いかける。

そこに、ガンマの後ろで控えていたニューも気になって聞き耳を立てる。

 

 

「シャドウやユノレベルになると、スライムを用いなくても魔力を通して自由自在…というか変幻自在といってもいいレベルで私達では考えた事の無い事を可能にしていると考えた方が良いね。

今やっているのも、ユノが影をシャドウに繋げて視線に魔力を通して会話をしてるのだと思う。」

 

 

「へ!? そ、そんな事が出来るの!?

……んんっ、い、いえ。

主様とユノ様達ならばそれくらい……もしかして、ゼータは経験あるの?」

 

 

「いや、残念ながら…。

まだ私のレベルではユノに負担をかけてしまうからね。」

 

 

と、ガンマが驚愕している中…ニューは戦慄していた。

 

 

(……フェイカー様がシャドウ様と同じく別格のお方だとは理解していたけど…。

まさか、ここまでだなんて…。

ガンマ様やアルファ様達から聞いていた以上。

これ程のお方が我々の味方であるとは、心強すぎるくらい…。

この前のフェイカー様の独立部隊の件で、シャドウガーデンの何人かは彼に不審な目を向けていたけど…。

その様な無礼な態度を取っては駄目ね。)

 

 

「さ、流石はユノ様…。

私達が独立して力を付けている間にも、『六式』といった技術を編み出していた件といい、凄すぎて我が身を恥じらうばかり…。

だけど、どうしてゼータばかり知ってるの?」

 

 

「あー、それは何とかなく察してるだろうから言うけど。

あ(・)り(・)と(・)あ(・)ら(・)ゆ(・)る(・)手(・)を尽くしてユノから聞き出してるから、ね。」

 

 

その一言でガンマは全てを理解した。

そのせいか、ゼータに向けて嫉妬のオーラをぶつけるのであった。

 

 

「そう怒らない怒らない。

後、『六式』とかは2年前…まだ私達がシャドウから手ほどきを受けていた頃から言っていたよ?」

 

 

「……へ?」

 

 

「ま、あの頃は皆シャドウの『陰の叡智』の虜になりすぎてて、ユノの考案した『六式』も、アルファがあやふやにしてしまったのが原因かな。

私はちゃんと話を聞いてたけど。」

 

 

「むー……だ、だったら、私にだって声くらいかけなさいよ…。」

 

 

「ガンマはそれ以前の問題だったでしょ?

……いや、だったじゃなくて現在進行形でか。」

 

 

「はうっ…!」

 

 

ゼータの正論というなの鋭い刃がガンマを襲った。

身に覚えのあるガンマはダメージがデカ過ぎて座り込んでしまった。

 

 

「…えっと、この状況は…。」

 

 

ニューは収集のつかないこの状況でシドやユノ、ガンマとゼータの次に立場のある身として困惑するのだった。

 

 

 






猫の如く甘えてくるゼータ(リリム)、凄く良いよね。(※鼻血を抑えながら。)

……何とか早く次の話を作ろうと頑張っていますが、アニメ陰実が見れないので、投稿がまた遅れるかもしれません…。
他にも今後のストーリー構成も考えてるので、投稿がまた遅れます。
少しずつでも執筆は続けますので、ご了承を…。
ホント、申し訳ないです…。

次回はガンマとユノとの関係に、そこにニューも絡ませようかと考えてます。
ニューも陰実では高いレベルで好きなキャラなんですよねー。

あ、後半のガンマとゼータのくだりで自分の表現が未熟故、仲悪いのかと思うかもしれないのでここで補足。

ゼータとガンマの仲は悪くないです。
ただ、互いにユノが好きな故にゼータが一番距離が近い事を自慢にマウント取っているだけです(笑)
この作品では…ゼータと仲が微妙なのはデルタとアルファ、ですかね。
前者は言わずもがな。
後者はアルファが原作と同じか、それ以上にシャドウ(シド)に心酔しきってるから。(ゼータはシドの本性に気がついているから。)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。