伝説のアイドルと伝説のスーパーサイヤ人   作:ツキリョー

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皆さん大変お待たせしました。携帯を機種変更した関係で無言表記が変更されております。いきなりの変更に読みづらいと思う方もいらっしゃると思いますが、ご了承ください。


熱戦!烈戦!超激戦と伝説のスーパーサイヤ人

アイと無事に合流を果たしカミキヒカルを血祭りに上げて事件は一件落着かと思われた矢先、ベジータのビッグバンアタックが四人に襲いかかった。ブロリーが間一髪のところで気づいて蹴り飛ばして事なきを得たが、お馴染みのサイヤ人5人と対峙していたのだった。

 

ブロリー「カカロット、ベジータ、それに親父ィ達か。何のようだ?」

 

ベジータ「ブロリー、お前の女がアイだとぉ?ふざけるな!!伝説のアイドルアイのファンクラブ一番会会長のこの俺を差し置きやがって只で済むと思っているのか!」

 

パラガス「ベジータ王子...そんなものないだろう...」

 

ベジータ「今作ったぁ!会員は俺一人で充分だ。」

 

パラガス「ゑゑゑゑゑ!?」

 

悟空「いやぁ、おめぇのアイの救出劇をちょっと見たけどなぁ...おめぇホントに駄目駄目で間抜けで嘘つきでクズで無様な伝説のスーパー馬鹿野郎だなぁ。」

 

ブロリー「何ィ!?」

 

悟空「ブロリー、サイヤ人の面汚しめ!アイの恋人なんて絶対に許さねぇ!!」

 

ブロリー「チィ...!クズを血祭りに上げてるときに隠れてコソコソしている気色悪い気を感じると思っていたら...!」

 

悟飯「みんなのアイドルを一人占めするなんてなんて酷いことするんだ!!」

 

トランクス「二十年後の地球にはお前は存在していない!今ここで僕達に倒されてしまうからな!」

 

パラガス「そういうことだ。ブロリー、お前はもはや俺の足手まといだ。」

 

ブロリーとパラガス達が対峙している中、展開と話に全くついていけないアイ達三人は絶句しながらも、アイがなんとか我に返ってブロリーに聞いた。

 

アイ「ねぇ、この人達よく私のライブに来てくれてたんだけどブロ君のことも知っているようだし、もしかして知り合いなの?」

 

ブロリー「親父ィと腐れ縁共だ。」

 

アイ.アクア.ルビー「「「親父!?」」」

 

パラガス「オフコース。俺がブロリーの父親のパラガスでございます。それにしてもアイに覚えてもらえるとは感激だなぁ。」

 

悟空「アイ、オラのこと知っててくれてたんか。オラ嬉しいぞ。」

 

ベジータ「俺がベジータだぁ!」

 

悟飯「推しに覚えてもらえるって嬉しいですね。」

 

トランクス「僕もそう思います。」

 

アイに覚えてもらっていたパラガス達五人は心底嬉しそうにしていたが、急に表情を変えた。それは真剣なものながらもどこか下心が混じったいやらしい表情だった。

 

パラガス「アイ、我が息子ブロリーはとんでもない力を持っていてとても危険だ。いつ君に危害を加えるか分かったものではない。俺は宇宙の中で一番顔が整った美しいアイをそんな目に合わせるわけには行かない。足手まといの息子よりも俺と行こうではありませんか。」

 

悟空「アイ、俺と一緒に行かないか?オラと一緒なら美味いもんを食い美味い酒に酔う楽しい生活が出来っぞ。ブロリーみてぇなサイヤ人の面汚しなんてやめておけ。」

 

ベジータ「何をおかしなこと言ってる!アイは俺のものだ!アイ、つべこべ言わずに俺を選べ。今だったらサイヤ人の王子であるこの俺と同じように王女を名乗ることを認めてもいいぞ!ブロリーみたいな品のない奴なんかには勿体ない!」

 

悟飯「アイさん、ブロリーなんかじゃなく僕の新しいお母さんになってください!お願いします!」

 

トランクス「アイさん、僕と一緒に行きませんか?」

 

アクア(コイツら...!何を勝手なことを...!)

 

ルビー(何なのコイツら!ママによってたかって気持ち悪いんだけど...)

 

アクアとルビーは下心丸出しで言い寄るサイヤ人五人に怒りを抱きつつも引いていた。アイは最初こそ顔見知りが相手だったので持ち前の営業スマイルで対応していたが、ブロリーに対しての侮辱が始まったところで段々と笑顔が消えていって、今は目元に影を落として俯いていた。

 

アイ「貴方達って本当にブロ君の身内なの?どうしてそんな酷いこと言うのかな?」

 

パラガス「事実だからな。制御できない足手まといだ。」

悟空「見境なく暴れる面汚しだしな。」

ベジータ「品のない下級戦士だ。」

 

アイ「...へぇ、身内なのにブロ君のこと何にも知らないんだね。...私の気持ちも事情も知らないくせに!知ったような口調で私のブロ君を悪く言わないでよ!!」

 

アクア.ルビー「「ヒィッ!?」」

 

アイが顔を上げると怒りを顕にして鬼の形相になっていた。パラガス達ファンをはじめ、恋愛相手のブロリーは勿論アクアとルビーですらアイのこんな表情は見たことがなかった。恐ろしさのあまり、アクアとルビーは小さい悲鳴を上げてお互いに抱き合って震えていた。それすらも視界に入らないほど怒りに支配されているアイはさらに続けた。

 

アイ「ブロ君がどれだけ凄い力を持っていても!ブロ君は私を助けてくれた!その力で私の命を救ってくれた!私はそんなブロ君が大好きなの!!なのに"足手まとい?""面汚し?""品のない奴?"ふざけないでよ!!ブロ君は私を助けてくれたんだよ?そんなわけないでしょ!知ったふうに言わないでよ!それに貴方達私をブロ君から略奪しようとしてるのが丸わかりなのよ!」

 

パラガス「ゑゑゑゑ!?そそそそのようなことがあろう筈がございません。」

 

悟空「ごちゃごちゃ言わずに来い!俺を困らせたいか!」

 

ベジータ「どうやら伝説のスーパーアイドルさんには誰が真の男に相応しいかその身体にしっかり教えてやる必要があるようだな。」

 

アイの強い口調に反感を買った悟空とベジータは下劣な笑みを浮かべながら近寄った。

 

アイ「ヒッ!?」

 

ルビー「お兄ちゃんどうする?コイツら殺す?」ヒソヒソ

 

アクア「...いや無理だ、体格差がありすぎる。それに多分コイツら相当鍛えてる。服の上からでも分かるくらいの凄い体付きだ。よって実力行使は絶望的だ。」ヒソヒソ

 

ルビー「こっちは冗談だけどそっちは本気!?」ヒソヒソ

 

ルビーは冗談でアクアに実力行使を持ちかけたが、アクアの真面目な回答により彼が本気で考えていることがわかって驚いていた。そしてルビーはベジータを見て自身を振り払って傷つけた集団の一人だと察した。そしてベジータを指差して声を上げた。

 

ルビー「あーー!!!」

 

アイ「!ルビー?」

ブロリー「へぁっ!?どうしたんだぁ?」

アクア「!急に大声だしてどうした?」

 

突然上がった大声にアイ達は驚きつつも、冷静にルビーに理由を聞いた。そしてルビーの口からは衝撃の事実が言い放たれた。

 

ルビー「コイツ!家の前で私のことを思いっきり地面に薙ぎ払った奴だ!しかも私に刃物を突きつけて脅してきたの!」

 

アイ.アクア「えええ!?」

ブロリー「何ィ!!」

 

ベジータ「このクソガキ!やはりあの時あの世に行かせておくべきだったな!」

 

ルビー「ヒッ...」

 

ルビーの告発に加えてベジータの逆ギレっぷりを見たアイ達は、本当だと実感し、アイは先程まで怯えていたが信じられないものを見たような目に変わってベジータを見上げ、アクアはゴミでも見るかのような冷たい視線を向けていた。そしてブロリーは全身の気を高ぶらせながらゆっくりとベジータへと近づいた。

 

ブロリー「ルビーに手を出したクズがぁ...!お前だけは簡単には死なさんぞ。はああああああぁぁ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

アイ.アクア.ルビー「「「!?」」」

 

ブロリーの全身から溢れていた気が一気に高まり、緑色のエフェクトが空間内に広がった。それはやがてブロリーのいた所へと集束されていき、空間の色がもとに戻るとそこには全く別の姿のブロリーが立っていた。黒髪は緑がかった金髪に変化していて全身の筋肉がさらに膨れ上がり、身長も三メートル近くへとさらに高くなっていた。そして悪魔の象徴である白眼になっていて全身から溢れ出る気はそれまでと比べ物にならないくらい増大していた。ブロリーは『伝説のスーパーサイヤ人』へと覚醒したのだ。

 

アイ「ブロ君...なの...」

アクア「ブロリー...さん...?どうなってるんだ!?」

ルビー「姿が変わった...!凄い!」

 

アイ達は驚いているものの変身したのを目の前で見てたこともあり、目の前にいる伝説のスーパーサイヤ人がブロリーだということは理解したようだ。

 

ベジータ「伝説の...スーパーサイヤ人...!」

 

そしてベジータは強大な敵意を一身に受けていつものヘタレ状態になった。

 

ブロリー「ベジータ、お約束の岩盤ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!!の時が来たようだなぁ。」

 

ベジータ「逃げるんだぁ...チャアアアアア!!」ビュオオオ

 

ベジータは危機感からかすぐさま金髪碧眼の"スーパーサイヤ人"形態になって飛んで逃げようとするが、伝説のスーパーサイヤ人となったブロリーからは逃れられるはずもなく、すぐにブロリーに追いつかれた。

 

ベジータ「!ふぉおおお!?」

ブロリー「イェイ!!☆」

 

ガシッ ヒューン ドゴオオォォ

 

ブロリー「もう終わりか?」

 

ベジータ「ぐっ...」ドサッ

 

ブロリー「終わったな所詮、クズはクズなのだ...」

 

倉庫内にも関わらず、いつの間にか聳え立っていた岩盤がお約束の展開をしっかりと受け止めたのだった。その一部始終を見ていたアイ達三人はあまりにも現実離れした光景に虚無顔になっていた。

 

アイ「もう何が何だか...」

 

ルビー「お兄ちゃん、この倉庫の中にあんな岩盤ってあったっけ?」

 

アクア「...ルビー、何も考えるな。」

 

ルビー「お兄ちゃんが思考を放棄した!?」

 

アクア「ときには諦めることも大事だ。」

 

ルビー「何を!?」

 

アイ「私のブロ君が不良になっちゃった...」

 

ルビー「明らかに違うよねママ!?二人とも現実逃避してないで戻ってきてよ!」

 

ルビーはブロリーに抱えられて空を飛んでたときから、ブロリーの持つ力の理解と呑み込みが早かったこともあってか、伝説のスーパーサイヤ人の見た目になってもすぐに慣れていた。しかし、アイとアクアに至っては方や考えることを諦めて、もう片方は不良化したと勘違いしたのか酷く悲しげだった。そんな二人に唯一我に返っているルビーがツッコミながら呼び戻そうとするのだった。その一方でブロリーの血祭りの時間はまだ終わってなかった。

 

悟空「ベジータのやつ所詮下級戦士、無様なもんだ。」

 

ドシャアアア

 

悟空「!」

 

ブロリー「カカロット、まずお前から血祭りに上げてやる!」

 

悟空「いい!?...へへへへ。ブロリーよく聞いてくれ。オラはベジータのようなロリコンサイヤ人と違って手を出してねぇぞ。だからオラは悪くねぇ。」

 

ブロリー「なるほど、でもお前さっき俺のことをボロクソに言ってた上にアイに断られたら無理矢理連れ去ろうとしたよな?」

 

ブロリーの正論に悟空は一瞬言葉を詰まらせるが、それを笑って誤魔化した。

 

悟空「ヘヘヘへ。そう固えこと言うなよ。」

 

アイはルビーの呼びかけでようやく我に返ってルビーと対面していた。ブロリーの伝説のスーパーサイヤ人の姿を受け入れたらしく、再びブロリーを探すその顔は惚れている顔つきになっていた。

 

アイ「あれっここは?そうだ。ブロ君が変身しちゃったんだよね。」

 

ルビー「ママ!気付いて良かった。」

 

アイ「ブロ君は?」

 

ルビー「あそこだよ。」

 

ルビーの指差した方に顔を向けると、悟空がブロリーにある提案をしていた。

 

悟空「いやぁそれにしてもおめぇも優雅な一人暮らしを邪魔されて大変じゃねぇか。だからオラがアイの面倒見てやるから安心しろ。」ジュルリ

 

アイ(え...?私あの下心丸出しの人と一緒に過ごすことになるの...?そんな...いやだ...ブロ君...嘘だよね...?そんな話受けないよね?)

 

悟空は舌なめずりしながらブロリーに優雅な一人暮らしをするように言っていてそれをしっかりと聞いてしまったアイ。絶望的な表情をしながらブロリーに縋り付くような視線を送っていた。しかし、そんな心配は杞憂でブロリーは悟空の提案を一蹴した。

 

ブロリー「フン、確かに一人暮らしはできなくなったが、アイといる生活は全く悪くない。むしろもうアイのいない暮らしなんて想像も出来ぬぅ!そんな話断るに決まってるだろう。」

 

アイ(!ブロ君...!ありがとう...!信じてたよ!)

 

アイは目を潤ませながら安心したようだったが、勿論提案を断られた悟空にとって面白くなくて激昂していた。

 

悟空「なんだとー!?許せねぇ...!くっ...うあぁぁぁぁ!!」ゴゴゴゴゴ

 

悟空は自身の気を高めてベジータと同じように、金髪碧眼のスーパーサイヤ人に覚醒した。それを見たブロリーは獲物を見つけたかのようなギラついた笑みに変わった。

 

ブロリー「やっと戦う気になったようだが、その程度のパワーで俺を倒せると思っていたのか?」

悟空「今だ!!」

 

ガッ!

 

悟空はいきなり指二本を突き出して目潰ししようとする汚い戦法をとったが、ブロリーは難なく悟空の手首を掴んで止めた。

 

ブロリー「デヤァッ!!」ドゴォォォ

悟空「うわぁぁぁ!」

 

そしてブロリーはそのまま拳を握って強烈なカウンターを放ち、もろに食らった悟空は吹っ飛んだ。

 

ブロリー「どうしたクズめ!もう終わりか?」

悟空「隙ありぃ!!」

 

ブロリー「下らん!フン!」

悟空「ぎゃあああ!!」

 

ブロリーが悟空のところに近づくと、それを待っていた悟空は不意を付く形で腹部に拳をめり込ませようとするが、それよりも早くブロリーの攻撃が悟空に当たった。

 

ブロリー「カカロット。」ニヤリ

 

ブロリーは悟空の名前を呼ぶと再び獲物を見つけたかのような笑みを向けた。狙いを定められた悟空は冷や汗をかいた。

 

悟空「へへへへ。逃げろ!」

 

ブロリー「帰れるといいなぁ...」ポゥ ヒー ドッカーン!

 

悟空「ぎゃあああ!!」デデーン☆

 

ブロリーに勝てないことを悟った悟空は背を向けて逃げ出したが、ブロリーが撃った緑色の気弾に即座に追いつかれて爆発を起こした。そして断末魔の叫びをあげながら跡形もなく消えてしまったのだった。

 

アクア「嘘だろ...?」

ルビー「殺しちゃったの...?」

 

アイ「ブ、ブロ君駄目だよ!守ってくれるのは嬉しいけどここまでやる必要は...!」

 

ブロリー「安心しろ。気づいたときには復活してるからな。」

 

アイ「ええっ!?」

アクア.ルビー「「ホッ...」」

 

アイはブロリーから告げられたことに驚くものの、アクアとルビーはもう慣れたのか、そこには触れずにブロリーが本当に殺人を犯したわけではないことに心底安堵していた。そしてブロリーがふと視線を向けると、パラガスが"一人用のPOD"という鉄の球体型宇宙船を用意して乗り込もうとしていた。それを見たブロリーは嗜虐的な顔つきになった。

 

パラガス「カカロットもベジータもやられた...分が悪いなここは一旦避難だぁ!」スッ ウィーン パタン

 

ブロリー「親父ィ。どこへ行くんだぁ?」

 

パラガス「お、お前とアイの祝言を挙げる準備だぁ!」

 

ブロリー「ほぅ?具体的にどんなのだぁ?」

 

パラガス(あれっ?あのブロリーが聞く耳を持っているというのか?もしそうだとしたら、腐☆腐。計画をはぐらかしつつ答えるぞぉ!)

 

パラガスはこの展開になったら有無を言わされずにやられることが多かったが、今回初めてブロリーが聞く耳を持ったことで気合を入れて説得しようと試みたのだった。

 

パラガス「さっきのアイが言ったことから察するにお前達はもう同棲している関係なのだろう?そこにいるアイの倅達も一緒になな。そんな幸せな家庭を築いている我が息子の背中を押してやるのが父親である俺の役割でございます。」

 

ブロリー「親父ィにしては良いことを言うと褒めてやろう!その後はどうするつもりだぁ?」

 

パラガス「つきましてはこの俺も同棲し、お前達の幸せを近くで見守りたいと思っております。貴方の手で最高のアイドル帝国を築き上げるのです!!最悪俺には資金力がある。アイのサポートをしよう思うぞぉ!!朝であろうと夜であろうとアイドルを堪能できるようにやりくりする。」

 

ブロリー「なるほど、それで一晩中騒がしくなって嫌気を差して俺が出ていくとしたらどうするつもりだぁ?」

 

パラガス「そのままアイを無傷で手に入れるのが俺の本来の計画なのだよ。...あ。」

 

ブロリー「親父ィ。今楽にしてやる!!」グッ ベコッ!

 

パラガス「待て待て待てぇ!やめろブロリー!落ち着けぇ!」

 

ブロリー「うおおおあああぁぁぁ!!!」ベコベコベコォ

 

パラガス「おおぉぉぅぅぅ...!!!アイドルの本当の夫に殺されるとは...!これもアイのファンの定めか...」グシャァ

 

ブロリー「がぁぁぁ!うおおああ!!うおおぉぉらぁぁ!!」ビシュ ヒューン...

 

資金を出して支えると言っておきながら追い出す計画を立てていたパラガスに、ブロリーはPODごと握りつぶしてから工場の壁を突き破って遠くへと放り投げたのだった。そしてそばにいる悟飯に声をかけた。

 

ブロリー「カカロットの息子。お前はどうするつもりだ?返答次第では俺も容赦出来ぬぞ。」

 

悟飯「えっと...ピッコロさんのところに行ってます。」

 

ブロリー「フン、命拾いしたな。息子の貴様に用はない。さっさと行っちまえ。」

 

悟飯「はっはい!」ビュオオオ

 

悟飯はブロリーの寛大な対応に感謝しながら、悟空が復活するまでピッコロの所で過ごすために工場の外へと飛んでいくのだった。

 

ブロリー「ベジータの息子、お前は?」

 

トランクス「俺は二十年後の未来からやってきた伝説のスーパーイケメンサイヤ人トランクスだ!とてつもなく凄いアイドルのアイさんと釣り合えるのは僕だけだ。」

 

ブロリー「うぜぇ!」ポーヒー

 

トランクス「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

 

トランクスのナルシストアピールはブロリーの反感を買っただけだったようで心底うざそうな顔をして面倒くさそうに気弾を放り投げた。もろに食らったトランクスは叫び声をあげながらパラガスと同じ方向に飛ばされるのだった。

 

ブロリー「気持ち悪い連中を血祭りに上げられてスッキリーです...」

 

アイ「ブロ君!」ぎゅ

アクア.ルビー「「ブロリーさん!」」

 

ブロリーが敵を全滅させると同時にアイが駆け寄ってきて彼に抱きついた。アクアとルビーも安心した顔で駆け寄ってくる。

 

ブロリー「!貴様ら、俺の今の姿が怖くないのかぁ?」

 

アイ「うん!だって変身しても姿が変わってもブロ君はブロ君だから!」

 

アクア「そうだよ。ブロリーさんは俺達の命を守ってくれたじゃないか、そんなブロリーさんを恐れるようなことがあっていいはずがない。」

 

ルビー「二人の言う通りだよ!それにブロリーさん私が手を出されたことを知って怒ってくれたんだよね?ありがとう、凄い嬉しかったよ。ブロリーさんが悪い人なわけないじゃん。」

 

アイ達三人は伝説のスーパーサイヤ人のブロリーにも怯むことなく普段通り接していて、理由を聞いたブロリーもまんざらでもない顔をしていた。

 

ブロリー「フフフ、そうですかぁ。では、今度こそ事件解決だ。帰るぞ!ついて来い!」

 

アクア.ルビー「「おー!」」

 

アイ「えっ!?なにそれ!?私もやりたい!!もう一回!もう一回お願い!」

 

ブロリー「一回限りだ。」

アクア「アイ。流れをつかめないと置いてかれるぞ。」

ルビー「ママも早くできるようになろ。」

 

アイ「そんなぁ〜...」

 

ブロリー「だが、アイも初めてだったこともある。大目に見てやるか。もう一度だけやるぞ。」

 

アクア「わかった。」

ルビー「うん!ママも一緒に!」

 

ブロリー「帰るぞ!ついて来い!!」

 

アイ.アクア.ルビー「「「おー!!」」」

 

ブロリー達四人は先程血祭りに上げたカミキには目もくれずに廃工場から外に出るのだった。そしてブロリーが三人を運びやすいように指示を出す。

 

ブロリー「アクアとルビーは俺の前に来い。行きと同じように抱えて運ぶ。」

 

ルビー「わーい!楽しみ!」

アクア「ブロリーさん...頼むからあまり揺らさないでよ...?」

 

指示によってテンション爆上げで飛びついてくるルビーと既に顔色を悪くして渋々しがみつくアクア。二人がしっかり捕まったのを確認してからしゃがんでアイを見た。

 

ブロリー「アイ、俺の背中に乗れ。」

 

アイ「うん!」

 

アイは心底楽しみと言わんばかりの表情でルビーと同様勢いよく飛びついた。

 

ブロリー「しっかり捕まっていろ、死にたくなかったらな。」ビュオオオ

 

ブロリーは背中に人一人分の重みを感じた所で空へと浮き上がった。飛行機やヘリではなく自分達で浮いているのを初めて味わったアイは興奮していた。

 

アイ「凄い凄い!本当に浮いてる!」

 

ルビー「ね!ママ、ブロリーさん凄いでしょ!」

 

アイ「うん!本当に凄い!」

 

アクア「...ブロリーさん...早く出発してくれ...一刻も早く終わりたい...」

 

ブロリー「了解した。」

 

アクアの言葉を聞いたブロリーは文字通り猛スピードで飛ばし始めた。アイとルビーは興奮の、そしてアクアは恐怖の絶叫を上げた。

 

アイ「きゃああああ!!速ーい!!凄ーい!!」

 

ルビー「本当に速ーい!!絶叫アトラクションみたい!!」

 

アクア「...ブ、ブロリーさん...!もっとゆ...ゆっくり...!」

 

ブロリー「一刻も早く終わりたいって言ったのはアクアだろう?」

 

アクア「"スピードを出して"って意味じゃないぃ!」

 

ブロリーと星野家の三人は、空中を高速で進行しながら廃工場を後にした。海辺だということもあり、全員が無事に帰還することを祝うかのように潮風が優しく吹くのだった。




個人的にこんな感じのお約束にしてみました。とりあえず書きたいものは書けたので満足しています。
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