伝説のアイドルと伝説のスーパーサイヤ人   作:ツキリョー

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大変お待たせしました!
失踪すると思っていたのか?最後まで続けます。


日常に戻る伝説のスーパーサイヤ人

海辺の廃工場での事件を解決したブロリーは、拐われたアイを連れて自宅のマンションへと帰って来た。行きと同様にアトラクションを楽しむように終始はしゃぎっぱなしだったルビーと、すぐに慣れてルビーと共に楽しんでいたアイ、そして結局慣れることなく強くブロリーにしがみついて耐えていたアクアと各々のリアクションは様々だった。

 

アイ「あー楽しかったー!ジェットコースターにでも乗ってるかのようだったよ。」

 

ルビー「でしょ?ブロリーさんだったら絶対に落とすことはないから楽しめるんだよ。」

 

アイ「でもルビーってば行きも経験したんでしょ?ずるいよー!」

 

ルビー「それはしょうがないでしょ、ママ拐われちゃったんだもん。」

 

アイ「むぅ!」

 

女子二人がはしゃいでいるのを他所に当のブロリーは、すっかりと脱力してしまったアクアの介護をしていた。

 

アクア「うう...」

 

ブロリー「大丈夫か?」

 

アクア「大丈夫じゃねぇよ...ブロリーさん...マジで恨むからな...」

 

ブロリー「成る程な...アクアに恨まれるくらいなら俺はアイを助けに行かないほうが良かったのか...」

 

アクア「!いや違う...そういうわけでは...ごめんなさい!そんなつもりじゃ...」

 

ブロリー「なんちゃって☆俺がこの程度で凹むと思っていたのか?フハハハハハ!!冗談だ。」

 

アクア「酷くね?俺の心配返せよ。」

 

ブロリー「出来ぬぅ!!」

 

ブロリーはしっかりとアクアを介護しながらも、からかったりして遊んでいた。そんなブロリーにアクアは振り回されてタジタジになっていたが、アイを助けるのに協力してくれたことには感謝しているのだった。

 

アクア「ブロリーさん、今日はアイを助けてくれてありがとう。正直俺とルビーだけじゃどうしょうもなかったから。」

 

ルビー「そうだよ。ブロリーさんがいてくれなかったらママを助けるなんてできなかった。ありがとうブロリーさんママを助けてくれて。」

 

アイ「ブロ君!また助けられちゃったね。本当にありがとう。私ね、攫われちゃったときに"ブロ君は絶対に助けに来てくれる"って信じてたの。一度だけじゃなく二度目も命を助けてくれて、本当に嬉しかったし安心したの。」ぎゅっ

 

ブロリー「!」

 

いつの間にか来ていたアイとルビーが、アクアに続くように感謝を述べる。そして満面の笑みを浮かべてアイはブロリーに抱きついた。

 

アイ「だから私はもうブロ君だけのものだよ...私の身体も好きにしていいし、どんなことでも受け入れるから...」

 

アクア.ルビー「「自然な流れでブロリーさんを誘惑するなー!!」」

 

アイ「あーんもう!いいところだったのに〜。」

 

ブロリー「身体を好きにするって具体的に何をすればいいんだぁ?」

 

アクア.ルビー「「ブロリーさんは知らなくて良いの!!」」

 

アイが甘い空気を出した所でアクアとルビーの総ツッコミで止められるが、そもそもとしてブロリーには効果が無かったようだ。事件が起きながらも自力で解決して非常に濃い一日となって疲れたのかその夜四人はまるで電池が切れたかのように眠ったのだった。

———翌日、珍しく四人の中では一番遅く目を覚ましたのはブロリーであった。

 

ブロリー「ZZZ...んん?朝か?」

 

ブロリーはゆっくりと体を起こすと寝室からリビングへと移動する。

 

アイ「あ!ブロ君起きてきた!」

 

ルビー「おそよう!」

 

アクア「珍しいな、ブロリーさんがこんなに遅く起きたのは。」

 

アイ「昨日のこともあってブロ君も疲れてるんだよね?私もまだ眠いもん。」

 

アイはケトケトと笑ってブロリーが遅く起きてきたことを擁護していたが、当の本人にとっては屈辱でしかなかった。

 

ブロリー(この俺が疲れているだと?あの程度で疲れるはずが無い。だが、今日俺が一番遅く起きてきたことは事実だ。どうなっているんだ?...そういや最近は全然修行をしていなかったな。アイ達に目を光らせながら過ごす中ですっかり忘れていた。俺の力が落ちたからこんなに寝過ごしたと言うのか?ふざけるな!!そんな事があっていいはずがない!こうなったら、今日は予定がなくてのんびりするつもりだったが、修行に変更だ!)

 

ブロリーは自分が少し弱体化していることに気づいて自分自身に苛ついていた。自分が弱くなったなど"伝説のスーパーサイヤ人"としてのプライドが許さなかった。そして何事もない一日を過ごす予定を修行することにしたのだった。

 

ブロリー「アイ。」

 

アイ「ん?ブロ君なぁに?」

 

ブロリー「突然だが、俺は今日から修行する!」

 

アイ「!ブロ君?いきなりどうしたの!?」

アクア.ルビー「「!!」」

 

ブロリー「どうやら俺はのんびりしすぎたようだ。腹立たしいことこの上ないが、俺は力が落ちてた。今日俺が一番遅く起きた事が何よりの証拠だ。」

 

アイ「ブロ君考えすぎだよ~、そういう日も偶にはあるって。昨日は私のことを助けてくれたじゃん。普段とは別の動きをしたんだから疲れるのは当然だよ。そこまで気にしなくていいよ~。」

 

ブロリー「駄目だ!俺は常に強くなくてはならんのだ。だから今まで疎かになっていた修行を再開する!」

 

アイ「...ねぇブロ君、どうしてそこまで強さを求めるの?今でも十分強いよ。昨日はカミキ君を始めとしたたくさんの敵を一人で倒したじゃん。」

 

ブロリー「アイ、そう言ってくれるのはありがたい。だがこれは俺のプライドの問題だ。俺が嫌なんだ。弱くなったことを受け入れるなど出来ぬぅ!!」

 

アイ(ブロ君のこの感じ...本気なんだ!今思えばブロ君、初めて我儘を言った気がするなぁ。今までずっと私や子供たちに仕事のことまで合わせてもらっちゃったからねぇ。...うん、偶にはブロ君が決めたことを応援しよう。)

 

アイはブロリーが初めて自分にやりたいことを伝えてくれたことに歓喜してブロリーの背中を押すことを決意した。

 

アイ「そっか。ブロ君が決めたことだもんね。だったら妻である私がしっかりと応援しないと!」

 

ブロリー.アクア.ルビー(((妻じゃねぇだろ...)))

 

アイ「何か言った?」

 

ブロリー「何も言ってないぞ。」

アクア「同じく。」

ルビー「なんでもないよ。」

 

アイ「そう。ならいいけど、ブロ君、修行の前にまずはいっぱい食べないとね。ご飯出来てるからその前に顔を洗っておいで。」

 

ブロリー「フハハハ!いいなァ!アイの作る飯は美味いからな。何ができたのか楽しみだ。」

 

ブロリーは寝起きということもあり、洗面台へ顔を洗いに行ってから食卓へと戻ってくるのだった。そして食事を終えるとブロリーは玄関へと向かった。

 

ブロリー「飯も食ったことだし、修行しに行くぞ!」

 

アイ「ブロ君、修行と言ってもどこに行くつもりなの?」

 

ブロリー「とりあえず宇宙にでも行って隕石とかをサンドバッグ代わりにしてくるYO。」

 

アイ「え!?う、宇宙!?」

 

ルビー「ブロリーさん。頑張ってね!」

 

アクア「気をつけてね、ブロリーさん。」

 

アイ「なんで二人は平然と受け入れてるの!?」

 

ブロリー「では行ってくる!」バタン

 

アイ「あ、ちょっと!ブロ君!」

 

アイの静止も虚しく、ブロリーは玄関から出ると宇宙に向かって飛んでいってしまった。アイは玄関から手を伸ばした姿勢のままブロリーの姿が見えなくなるまで固まっていた。

 

アイ「行っちゃった...すごく高く飛んでいったけど...まさか本当に宇宙に行ったの!?」

 

アクア「ブロリーさんなら本当に行ったんだろうな。」

 

ルビー「そうだろうね。私もそう思う。」

 

アイ「ねぇ、二人はなんでそんなに平気なの?ブロ君のこと何か知ってるの?」

 

ルビー「あれ?もしかしてママ、ブロリーさんの正体まだ知らないの?」

 

アイ「正体?そういえばブロ君は飛べるし、不思議な力も使うし、変身するし、ブロ君って何者なの?」

 

アクア「ブロリーさんはサイヤ人っていう宇宙人らしいぞ。」

 

アイ「宇宙人!?だから空を飛んだり不思議な力を使ったり人間にはできないようなことをやってたの!?それって...ブロ君め...!!」プルプル

 

アクアの暴露により、ブロリーがサイヤ人ということを知ったアイは俯いて怒りで全身を震わせた。それを心配してアクアとルビーはアイに呼びかける。

 

アクア「アイ?」

ルビー「ママ?」

 

アイ「もう!!どうしてアクアとルビーには教えてるのに私には教えてくれなかったのー!!」

 

アイは、どうやらブロリーがサイヤ人だということを隠したのを怒ったのではなく、自分にだけ打ち明けなかったことに対して怒ったようである。

 

アクア「しょうがないだろ。これもアイが攫われてブロリーさんと追いかけてきたときに聞いたことなんだから。」

 

ルビー「それよりママはブロリーさんが宇宙人だとわかってどう思ったの?」

 

アイ「うーん、少しは驚いたけど、それだけかな?ブロ君の正体が何であろうとブロ君はブロ君、私の旦那様なのには何ら変わりないから。」

 

アクア「それは聞き捨てならないな。ブロリーさんは俺の恋人だ。」

 

ルビー「何言ってるの?ブロリーさんは私の彼氏だよ。認識を勝手に改変しないで。」

 

それぞれ想い人は自分だと主張した三人は、ブロリーを巡って視線を交えて激しく火花を散らすのであった。

———一方、宇宙空間へとやってきたブロリーは早速獲物となる隕石を発見した。

 

ブロリー「さてと着いたが、早速サンドバッグ変わりになる物を見つけたぞ。まずお前から血祭りに上げてやる。」ビュオオオオ

 

ブロリーは隕石を一発で粉砕すると次の獲物を求めて飛び回るのだった。

しばらくして沢山の隕石や過酷な環境の太陽系外惑星の地球には全く影響しない星を破壊してまわったブロリーは、己の状態についてある程度の分析をしていた。

 

ブロリー(力そのものの威力は落ちてないな、むしろ上がっているようだ。だがやはり息が上がるのが少し早い気がするな。とりあえず今日はもう少し他の星で修行してから帰るとするか。)

 

その後、ブロリーは表面温度が7400℃になる惑星に行って灼熱地獄に耐える修行をしたり、地球よりも何十倍も大きい惑星に行って重力にひたすら耐える持久力を鍛える修行をしてからアイ達のもとへと帰るのだった。

 

ビュオオオオ

ブロリー(流石に少しは効いたな。ここまで動いたのは久しぶりだからか身体が少し重いな。我ながらいい修行ができたな。これを毎日続けるとするか。)

 

そして地球に到着すると大気圏に突入してアイの自宅がある所へと降り立った。

 

ブロリー「着いた、今帰ったぞ。」ガチャ

 

アイ「あっブロ君おかえり!」

 

アクア「帰ってきたか。」

 

ルビー「おかえりなさい。」

 

アイ「ブロ君、宇宙への修行はどうだった?」

 

ブロリー「久しぶりでなかなかいい刺激が身体に入った。今後も続けていこうと思ってる。」

 

アイ「うんうん、継続することは大切だよね。」

 

アクア「なぁブロリーさん。」

 

ブロリー「何だぁ?」

 

アクア「宇宙ってどこの星に行ったの?」

 

ブロリー「そうだな。その辺の星だとここ地球にも影響を与えると思って遠く離れた星に行ってきたな。ここよりもずっとでかい星で圧力に耐える修行だったり熱い星でも修行した。」

 

アクア「凄いな!?たったこれだけの時間で何十光年もかかるところに行ったのか!」

 

ブロリー「こうねんってなんだ?」

 

アクア「光が1年で進める距離のことだ。」

 

ブロリー「成る程!」

 

アクア「じゃあ俺達を抱えて飛んでたときは出力を抑えてたのか?」

 

ブロリー「あれはかなり抑えてたぞ。」

 

アクア「マジか!」

 

アイ「ブロ君そういえばお昼ご飯は食べたの?」

 

グゥゥゥゥ

ブロリー「...そういえば何も食ってない。」

 

アイが聞いた途端にブロリーの腹部がまるで思い出したかのように大きい音を鳴らした。それにブロリー本人には空腹の感覚も襲ってきて顔をしかめた。そしてその音を聞いたアイは優しく微笑んだ。

 

アイ「あはは!そうだろうと思ってお昼作っといたよ。たんと召し上がれ。」

 

ブロリー「フハハハ!気が利くなぁ。流石アイと褒めてやりたいところだぁ!」

 

ブロリーはアイが昼食を作り置きしていたことに歓喜して機嫌よく食卓に向かった。ブロリーが目にしたのは大量の飯を目の当たりにした。

 

ブロリー「へぁっ!?なっなんだこれは?」

 

アイ「修行を始めるって言ってたからきっと今まで以上に沢山食べるんだろうなって思ったんだ。だからつい張り切りすぎちゃって。///あっもし食べきれないなら残しちゃっても大丈夫だよ。その後の夜ご飯にしちゃうから。」

 

ブロリー「いや、いけるぞ。早速いただく。」 

 

ブロリーは早速目の前にあった料理から口の中に入れた。その感想を待つアイはブロリーをじっと見つめてソワソワしていた。

 

ブロリー「うめぇじゃねぇかこの野郎!」

 

アイ「うふふ///ブロ君が喜んでくれて嬉しい。」

 

感想を聞いたアイは満足したのか満面の笑みを浮かべた。ブロリーはその後食事の手を止めることはなく、決して詰まらせるような勢いで頬張っているわけではないが、ペースを落とさずに淡々と食べ続けて次々と空の皿が山積みになっていった。

 

アクア「すごい食欲だな。」

 

ルビー「ブロリーさんって超大食いだったんだね。」

 

アクアとルビーはそんなブロリーに驚くが、自分達の推しが作った料理を完食する勢いで食べているのを見るのは嫌な気はしないようだ。そして

 

ブロリー「ご馳走様。」フキフキ

 

ブロリーは最初の言葉通り本当に全て完食するのだった。空になった皿は食べカス一つ残っておらず綺麗に平らげられていた。そして本人は口元をナプキンで上品に拭いていた。

 

アイ「凄い!本当に全部食べちゃった!」

 

アクア「アイの作る飯は美味いんだ。残すなんてあり得ない。」

 

ルビー「そうそう。推しが作るご飯を残すなんてファン失格だよ。」

 

アイ「じゃあ次は貴方達がさっきの量を食べてみようか。」

 

アクア.ルビー「「は?/ゑ?」」

 

アイ「いけるんだよね?」

 

アクア「い、いや遠慮しとく...」

 

ルビー「やめとく...」

 

アイ「いくら私のことが推しだからって言っても限度があるんだよ。押し付けるのは駄目だよ。わかった?」

 

アクア「ああ...気をつける。」

 

ルビー「ごめんなさい...」

 

ブロリー「食った食った。それとアイ、俺は気にしてない。この量だったら毎食いけるぞ。」

 

アイ「本当?ブロ君が満足そうで良かった〜。」

 

ブロリーが食事を終えて、ずっと待ってた三人は待ってたとばかりにブロリーに抱きついた。

 

ぎゅ

ブロリー「!」(こいつらが突然飛びついてくるのも慣れたもんだな。)

 

アイ「ブロ君、改めて助けてくれてありがとう。私はもう二度も命を助けられた身。だからね、私はもうブロ君無しじゃ生きられない身体になっちゃったの。この先一生貴方に尽くすから、絶対ニ逃サナイヨ。もし裏切るようなことがあったら貴方ヲ殺シテ私モ死ヌカラ...」

 

ルビー「私も手を出されたって分かったときにブロリーさんは真っ先にそいつを懲らしめに行ってくれた...それを見て本当に大切にされてるんだって実感できたんだ。私もブロリーさん無しなんて考えられない。だから、責任取ってよ。逃ゲラレルナンテ思ワナイデネ...」

 

アクア「全くもってその通りだ。アイが攫われて自力ではどうにもならなかったときに、俺が足手まといになることを承知で現場まで連れて行ってくれた。俺達を止めながら戦ってくれたから今俺はここにいる...俺もブロリーさん無しの生活なんて耐えられないんだ。だから最後まで付き合って貰うぜ。絶対ニ逃サナイカラナ...」

 

三人の星を灯してる目からハイライトが消えて、歪んだ笑みを浮かべる。それぞれがブロリーの身体にぴったりくっついて"絶対に離れない"という意思をひしひしと感じるくらいには強く抱きしめていた。

 

アイ.アクア.ルビー「「「ズット一緒ダヨ...」」」

 

ブロリー(こいつらみんなまとめても到底俺には敵うはずがないんだが、時々この迫力ある迫り方をしてくるのはなんなんだぁ?)

 

激重感情になっている三人に対して恐怖こそ覚えないものの、やはりそれなりの迫力は感じているようだ。新たに修行を日常に混じえながらブロリー達は再び平和な日常へと戻っていくのだった。




そろそろ本格的にブロリーと星野一家を本格的に関係を進める準備をしたいと思います。
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