希「まさか新しい装者が出るとは思わなかったぞ。」
七蜘蛛「マギウス側の勢力が1番多いからな、そして!ガッチャードとヴァルバラドが相手をする中、そこへ現れた羽根達を引き連れたアリナ(希)といろは(希)!」
いろは(希)「ど、どうも。」
希「あれ?アリナは?」
七蜘蛛「何かみふゆ(希)を連れて部屋に閉じ籠ってたぞ。」
希「あぁ...。」
いろは(希)「みふゆさん...御愁傷様です。」
七蜘蛛「アリナ(希)は振子の魔女を6体出し、弦十郎を攻撃するが直ぐに1体がやられる。」
いろは(希)「え〜っと、あの人って一応人間なんですよね?」
七蜘蛛「うん一応、一方ミョルニルの装者といろは(希)(+羽根達)は激戦し、ほぼ相打ちになる!するとその時!いろは(希)のドッペルである沈黙のドッペルが現れる!」
いろは(希)「私あの後の記憶が無いんですが?」
希「体力がほぼ無い状態だったからな。」
七蜘蛛「沈黙のドッペルによりミョルニルの装者が撤退し、未だ暴れ続ける沈黙のドッペルをガッチャードがライダーキックで撃退する!」
希「急な不意打ちだったな。」
七蜘蛛「ミョルニルの装者の戦闘データを取るという目的を果たしたアリナ(希)はいろは(希)達を回収し、撤退する!どうなる!第18話!」
希・いろは(希)「どうぞ!」
病院
医者「辛うじて一命は取り留めました。ですが、容態が安定するまでは絶対安静、余談の許されない状況です。」
弦十郎と黒服達は医者に頭を下げる。
弦十郎「よろしくお願いします。」
弦十郎はそう言った後、黒服達に向き直る。
弦十郎「俺達は鎧の行方を追跡する。どんな手掛かりも見落とすな!」
弦十郎達はネフシュタンの鎧の痕跡を探す為、移動する。そして響は病院の廊下の自販機の部屋の椅子に座って落ち込んでいる。
フェントホープ
希『成程、そんな感じか。』
ねむ(希)「あぁ、ミョルニルのシンフォギア装者の戦闘データを見る限り、かなりの実力者だ。連戦によるダメージの蓄積によって不意打ち気味に現れたいろはお姉さんのドッペルに対応出来なかったから彼女に大きなダメージを負わせる事が出来たけど次はそこら辺も警戒してくる筈だ。」
希『まぁ、それが妥当だな、戦闘を行った魔法少女は?』
灯花(希)「お姉様と羽根達は医務室兼調整屋で安静にしているにゃー、アリナはそこまで戦闘に参加していなかったから今は絵を描いているよ。」
希『そうか。』
ねむ(希)「現状、二課は風鳴翼が重症、天羽奏は時限式である為長時間の戦闘が不可能、戦えるのは立花響、ガッチャード、ヴァルバラドの3名。敵側はネフシュタンとミョルニルの装者の2名だね。」
希『念の為、
灯花(希)「勿論だにゃー。」
数日後
響「たのも〜!」
弦十郎「おぉ!?何だいきなり?」
響は弦十郎の家にやって来た。
響「私に、戦い方を教えて下さい!」
弦十郎「この俺が、君に?」
響「はい!弦十郎さんなら、きっと凄い武術とか知ってるんじゃないかと思って!」
弦十郎「...。」
弦十郎は腕を組み考える。
弦十郎「俺のやり方は厳しいぞ?」
響「!はいっ!」
弦十郎「時に響君、君はアクション映画とか嗜むのかな?」
響「はい?」
響は弦十郎の言った言葉に疑問に思う。
そして、弦十郎監修の元、響の修行が始まった、アクション映画のポーズを真似たり、ランニングしたり、立ててある丸太で足上げ腕立て伏せや、逆さ吊り腹筋をしていた。そんな響の様子を木の陰から未来がこっそり見ていた。そして、未来以外にもう2人。
カシャッ
「う〜ん。」
令(希)がカメラを持って響達の様子を写真に収めており、その横にさな(希)もいる。令(希)は羽根達を鍛えている燦(希)からそろそろ響が弦十郎に修行を申し出する頃だから、修行の様子を監視して欲しいと頼まれ、さな(希)にも協力してもらい様子を見ている。しかし、
令(希)「【どう見てもただの修行だよね...?】」
さな(希)「【ですね...。】」
令(希)とさな(希)は何故普通の修行であんな化け物染みた身体能力をしているのか理解し難かった。
更に数日後の明け方
寮・希の部屋
希「修行の置き手紙?」
未来『うん。』
早めに目覚めた希はパソコンで情報の整理などをしていると未来から電話がかかってきて、内容は目が覚めたら響がいなくなっていて、ベッドには「修行。ガッコーお休みします。」と書かれた置き手紙だけがあったらしい。
未来『最近響の様子が何かおかしいの。何か隠している感じがして...。』
希「まぁ、大丈夫じゃない?」
未来『そうかな?』
希「いつもみたいに人助けでもしてるんだろ、それじゃ。」
未来『うん。』
希は通話を切る。
帆奈(希)「う〜ん...?朝〜?」ノビ~
みこと(希)「...。」ウトウト
希「ん?起こしたか?」
ベッドで寝ていた帆奈(希)とみこと(希)が起きる。
弦十郎宅
響「ハッ!タァッ!」
弦十郎宅の庭で響はボクシンググローブを付けてサンドバッグを殴っていた。
響「ハァッ!」
弦十郎「そうじゃない。」
弦十郎が口を開く。
弦十郎「稲妻を喰らい、雷を握り潰す様に打つべし。」
響「言ってる事全然分かりません!」
令(希)「【確かに分からないね...。】」
さな(希)「【そうですね...。】」
令(希)とさな(希)はこっそりと様子を見ている。
響「でもやってみます!」
令(希)「【やるんだ!?】」
さな(希)「【アハハ...(苦笑)。】」
響はサンドバッグを見て構える。
ドクンッ!
響の心臓が大きく鼓動する。
響「ハァァァァァ!ハァッ!!」
ドゴォンッ!!バキィッ!!
バッシャァァァンッ!!
響がサンドバッグを殴りつけるとサンドバッグは吹っ飛ばされ、サンドバッグを吊るしていた木の枝が折れ、サンドバッグは庭の小さな池に水没し、鯉が水から飛び跳ねる。
響「あっ...。」
令(希)「マジか...。」
さな(希)「えぇっ!?」
弦十郎「こちらもスイッチを入れるとするか。」
弦十郎はパンチミットを構える。
「レスラー!ジー!」
そんな響達の様子をプロレスラーの様な何かが見ていた。
???
『ソロモンの杖...我々が譲渡した聖遺物の起動実験はどうなっている?』
「報告の通り、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲインが必要になってくるの。」
とある場所にて何故か全裸になっている女性が受話器を持って英語で連絡をしている。女性の口調から響達を襲った少女達の持っていた完全聖遺物の杖「ソロモンの杖」がまだ起動していない様な口ぶりだが、受話器を持っていない左手でソロモンの杖を持ち、向かい側にノイズを召喚すると直ぐに消す。
女性「簡単にはいかないわ。」
『ブラックアート...、失われた先史文明の技術を解明し、是非とも我々の占有物としたい。更に今日本を騒がせているというマギウスの翼、そしてそれを統べているというマギウスもな。』
女性は椅子に座り、机に足を掛ける。
女性「ギブ&テイクね。貴方の祖国からの支援には感謝しているわ。今日の鴨撃ちも首尾よく頼むわね。」
『あくまで便利に使うハラが。ならば、見合った働きを見せてもらいたいものだ。』
女性「勿論理解しているつもりよ。従順な犬ほど長生きするというしね。」
そして女性は通話を切る。
女性「野卑で下劣、生まれた国の品格そのままで辟易する。」
女性は椅子から降りて移動する。
女性「そんな男にソロモンの杖が既に起動している事を教えるどころかケミーやマルガム、仮面ライダーについて話す通りは無いわよね?「クリス」。」
女性の前には謎の機械に磔にされている銀髪の少女「雪音クリス」が意識を失っていた。そして、この少女こそ響達を襲撃したネフシュタンの鎧の少女だ。女性がクリスの頬を撫でるとクリスは目を覚ます。
女性「苦しい?可哀想なクリス、貴女がぐずぐず戸惑うからよ?誘い出された
クリス「これで...いいんだよな?」
女性「何?」
クリス「アタシらの望みを叶えるには、お前に従っていればいいんだよな?」
女性「そうよ。だから貴女達は私の全てを受け入れなさい。」
女性はクリスから離れる。
女性「でないと嫌いになっちゃうわよ?」
女性は謎の装置のレバーを下ろす。
バリバリバリバリッ!!
クリス「うあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
レバーを下ろすとクリスが磔にされている機械から電流が流れ、クリスを苦しめる。
女性「可愛いわよクリス、私とあの子だけが貴女を愛してあげられる。」
そして、電流が止まる。
クリス「はぁ...!はぁ...!」
すると女性はクリスの頬を再び撫でる。
女性「覚えて置いてねクリス、痛みだけが人の心を繋いで絆を結ぶ、世界の真実だということを。さぁ、あの子も呼んで食事にしましょう。フフッ...。」
バリバリバリバリッ!!
クリス「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
女性は再び電流を流し、クリスの叫びが響き渡る。そんな様子を1人の少女が覗き見ている。
「クリス...!」
黄緑色の髪の少女、ミョルニルの装者である少女「エリン・ストール」は心配そうにクリスを見る。
私立リディアン音楽院・教室
先生「立花さん!!立花響さんはいつものお節介でまた遅刻ですか!?」
希「(ちゃんと欠席報告ぐらいしとけよ。)」
未来「先生!響...あ、いえ、立花さんですが今日は風邪でお休みするそうです。」
先生「はぁ、ホントにしょうがないですね。」
未来は響の席を見る。
未来「...嘘つき。」ボソッ
希「(許してやってくれ。)」
二課・司令室
響「ハァ〜、朝からハード過ぎますよ〜。」
響はソファーに突っ伏せる。
弦十郎「頼んだぞ、明日のチャンピオン。」
友里「はい、ご苦労様。」
友里が響に飲み物を渡す。
響「あ!すいません!ゴクゴク...プハァ、あの〜自分でやると決めた癖に申し訳ないんですけど、何もうら若き女子高生に頼まなくっても、ノイズと戦える武器って他に無いんですか?外国とか。」
弦十郎「公式には無いな。日本だってシンフォギアや仮面ライダーは最重要機密事項として、完全非公開だ。マギウスは例外だが。」
響「えぇ〜。私あんまり気にしないで結構派手にやらかしてるかも...。」
友里「情報封鎖も二課の仕事だから。」
藤尭「だけど、時々無理を通すから今や我々の事を良く思っていない閣僚や省庁だらけだ。特異災害対策機動部二課を縮め、
友里「情報の秘匿は政府上層部の指示だってのにね、やり切れない...。」
錬太郎「いずれシンフォギアを有利な外交カードにしようと目論んでいる可能性もあるんだ。」
藤尭「それにマギウスの翼の上層部ともいえるマギウスの身柄の確保と引き渡しも要求しているんだ。日本だけでなく外国の、特にアメリカは。」
ジン「EUや米国はいつだって開展の機会を伺っているということだ。」
友里「シンフォギアの開発は既知の系統とはまったく異なる所から突然発生した理論と技術によって成り立っているわ。日本以外の他の国では到底真似出来ないから尚更欲しいのでしょうね。そして、マギウスは魔法と呼ばれる未知の系統だから兵器として欲しているといったところね。」
響「結局やっぱり、色々とややこしいって事ですよね...?」
病院
翼「...う、ん〜。」
奏「翼!目が覚めたんだな!」
翼「かな、で...。」
夕方
「はっはっは!電話1本で反故にされてしまったか。全く野放図な連中だ。」
道路を走る3台の黒塗りの車の内1台に広木防衛大臣が乗っており、秘書の男性が声を掛ける。
秘書「旧・陸軍由来の特務機関とはいえ、些か放縦が過ぎるのではありませんか?」
大臣「それでも、特異災害に対抗しうる唯一無二の切り札だ。私の役目は、連中の勝手気ままを出来る限り守ってやる事なのだが。」
秘書はケースを見る。
秘書「特機部二とは、よく言ったもので。」
3台の車が陸橋のトンネルに入り、出口から出ようとした時
キュルルルルルッ!!
突如トンネルの出口の前に大型のトラックがまるで道を遮る様に横から現れる。
「なっ!?」
ドシャッ!ガシャンッ!ゴンッ!
運転をしていた黒服は咄嗟にハンドルを切るが車がトラックの荷台にぶつかり、後方の2台もそれぞれ激突する。そして、トラックの荷台から複数の兵士がアサルトライフルを構えて降りてくる。黒服達はハンドガンで対応するが連射性と数の暴力で次々と殺される。
大臣「何だ!?」
秘書「まさか、暗殺!?」
パリーンッ!
窓ガラスが割られ、兵士の1人が大臣達に近付く。
「広木防衛大臣と見受けましたが。」
兵士は英語で話す。
大臣「貴様ら...!」
兵士は大臣達に銃を向ける。
その時、
ボォォォォォォォォォッ!!
『...っ!?』
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
突如何処かから炎が兵士に放たれ、兵士は黒焦げになる。
大臣「これは一体...!?」
「へっ!ここにいる兵士共を全員ウェルダンにしてやれっ!!」
「樹里、少し落ち着きなさぁい...。」
『...っ!』
トンネル内に少女の声が反響し、全員がその方向を見ると、その方には、金棒を肩に乗せた結菜(希)と火炎放射器を構えた樹里(希)、そして、サーベルを構えたひかる(希)、チェーンソーやナイフを持った「プロミストブラッド」の下っ端魔法少女達がいた。
「何だお前達!?」
「一体どこから!?」
結菜(希)「皆、やりなさぁい...。」
樹里(希)「おっしゃ!」
ひかる(希)「いくっすよ!」
結菜(希)が合図を出すと樹里(希)達は兵士達を攻撃する。
樹里(希)「喰らいなっ!」
ボォォォォォッ!
「ぐぁぁぁ!?」
ひかる(希)「逃がさないっす!」
ジャキッ!
「ぎゃぁぁぁ!?」
PB*1幹部構成員「2人そっちに行ったぞ!」
PB末端構成員A・B「了解!」
ブォォォォォンッ!ザシュッ!
樹里(希)達は兵士達を次々と倒していく。
大臣「何と...。」
結菜(希)「無事かしらぁ...?」
大臣「君達は一体...?」
結菜(希)「...一言で言えばマギウスの翼ね。」
大臣・秘書「...っ!?」
大臣「マギウスの翼だと!?だが...。」
大臣はプロミストブラッドの幹部構成員と末端構成員を見る。
結菜(希)「翼には幾つかチームの様なものがあるわぁ...、私達は殲滅担当の部門「プロミストブラッド」よぉ...。」
大臣「プロミストブラッド...。」
ひかる(希)「結菜さーん!終わったっす!」
樹里(希)やひかる(希)達が結菜(希)の元に来る。
結菜(希)「そう、お疲れ様...。」
樹里(希)「あんな奴ら大した事無ぇっての、ニッヒヒ!」
大臣「何はともあれ、助かった。」
秘書「感謝します。」
結菜(希)「気にしないでほしいわぁ...ところで貴方。」
大臣「...?」
結菜(希)「
二課
了子「はぁ〜い!長らくお待たせしました〜!」
響「あっ!」
弦十郎「了子君!」
了子が司令室に戻ってくる。
了子「何よ?そんなに寂しくさせちゃった?」
ジン「広木防衛大臣が何者かの襲撃を受けたらしい。」
了子「えぇっ!?本当?」
弦十郎「護衛全ては殺害されてしまったが幸い大臣と秘書は無事らしいが、犯行を行った人物は把握出来ていない。目下全力で捜査中だ。」
響「了子さんに連絡も取れないから、皆心配してたんです!」
ホッパー1「ホパホ!」
了子「えっ?」
すると身に覚えの無かった了子はデバイスを操作する。
了子「壊れてるみたいね。」
それを聞き、響達は落胆する。
了子「でも心配してくれてありがとう。そして...。」
了子はアタッシュケースを置き、開けると中からメモリの様な物を取り出す。
了子「政府から受領した、機密資料も無事よ。任務遂行こそ、広木防衛大臣への弔いだわ。」
錬太郎「あの、大臣死んでませんからね?」
了子「やーねぇ錬太郎君、こういうのは雰囲気が大事よ♪」
しかし誰も気付かなかった。了子が持っていたアタッシュケースの角に血痕が付着していた事に。
寮・希の部屋
希「最近響の様子が変?」
未来「うん、何か隠してる気がして。」
希は未来を部屋に招き、相談を受けている。
帆奈(希)「いっその事問い詰めれば?」
未来「したんだけど、結局はぐらかされちゃって。」
みこと(希)「難しいわね。」
希「(この時って、確かデュランダルの移送イベントだった筈、フェントホープに連絡しておこう。)」
数時間後の早朝
リディアン付近にて弦十郎、了子の前に響、錬太郎、ジン、そして黒服達が並ぶ。
弦十郎「防衛大臣襲撃犯を検挙する名目で検問を配備、記憶の遺跡まで一気に駆け抜ける!」
了子「名付けて〜「天下の往来独り占め作戦」!」
錬太郎「いや独り占めはダメでしょ。」
ホッパー1「ホーパー...。」
ジン「(それ以前にネーミング...。)」
橋
橋の上を了子と響が乗ったピンクの車とそれを囲うように黒服の乗った4台の黒車が走っている。
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!」
マッドウィール「ウィール!」
その少し離れた位置からゴルドダッシュに乗った錬太郎とマッドウィールに乗ったジンが追いかける。
ゲキオコプター「オコオコ!」
弦十郎はジンから貸してもらったゲキオコプターに乗り、上空から指示を出す。
響は窓を開けて前後を確認する。
響「あっ!」
すると道路に罅が入り一部が崩れる。
響「了子さん!」
了子「...っ!」
了子は咄嗟にハンドルを切り、回避する。が1台の黒車が対応出来ず、落ちてしまう。
弦十郎「いかんっ!」
『ケミーライズ!
キャッチュラ『キャッチュ!』
弦十郎は錬太郎から借りていた予備のケミーライザーに蜘蛛のケミー「キャッチュラ」のケミーカードを装填し、頑丈な糸を放ち、落ちた黒車を捕まえ、橋の上に引き上げる。
弦十郎「お前達は一度戻っておけ!」
黒服「了解!」
弦十郎「ゲキオコプター!」
ゲキオコプター「オコ!」
ゲキオコプターは響達の後を追いかける。
響「うわぁ〜...。」
響は道路が崩れた事と弦十郎の規格外さに声が漏れる。
了子「しっかり捕まっててね。」
響「えっ?」
了子「あたしのドラテクは凶暴よ?」
そして響達は市街地に出る。
弦十郎『連中だ!まだ目視で確認出来ていないが、ノイズだろう!』
了子「この展開、想定していたより早いかも!」
バシャンッ!!
するとマンホールから突然水柱が立ち、また1台黒車が飛ばされる。
響「ひぃ...!」
『ケミーライズ!
錬太郎「お願い!サスケマル!」
サスケマル『サスケマル!』
錬太郎は忍者のケミー「サスケマル」のケミーカードをケミーライザーに装填し、ケミーライザーから放たれた煙幕が飛ばされた黒車を包み込み、黒車が消えると別の場所にドロン!と現れる。
弦十郎『下水道だ!ノイズは下水道を伝って攻撃してきている!』
バシャンッ!!
するとまたマンホールから水柱が立ち、黒車が1台飛ばされる。そして、そのまま響と了子が乗っている車に飛んでいきぶつかると思われたその時...。
『ケミーライズ!
ジン「フン!」
エナジール『エ〜ナ〜ジ〜!』
マッドウィールから顔を出したジンがケミーライザーにエナジードリンクのケミー「エナジール」のケミーカードを装填し、ケミーライザーから出てきた液体状の手が飛ばされた黒車を掴み、地面に下ろす。
錬太郎「何とか助けられたね。」
ジン「油断はするな。」
すると背後からノイズ達が飛び出し、錬太郎達に飛び掛かる。
錬太郎・ジン「...っ!」
すると後方から光弾などが飛んできて、ノイズが消える。
錬太郎「えっ!?」
ジン「何?」
「フォーミュラー!」
突然声が聞こえると煙の中から黒と水色のフォーミュラカーが飛び出し、その席には仮面ライダーヘルメンに変身した和也とそれに掴まっている「常盤ななか」、「
美雨(希)「見つけたネ。」
かこ(希)「アレですね。」
あきら(希)「でも、ななかどうするの?立花響ちゃんやネフシュタン以外にもガッチャードやヴァルバラド、ミョルニルがいるから一筋縄ではいかないと思うよ?」
ななか(希)「その事ついてはご安心を、既に手は回されておりますので。和矢さん。」
ヘルメン「頼むぞ「フォーミュラV」!」
フォーミュラV「フォーミュラー!」
ヘルメンの言葉にフォーミュラカーのケミー「フォーミュラV」が呼応する。
錬太郎「マギウスの翼!?」
ジン「何故奴らがここに!?」
弦十郎『何処かから情報が漏れたのだろう、
錬太郎「了解!」
『ガッチャードライバー!』
『HOPPER1!STEAMLINER!』
錬太郎「変身!」
『ガッチャーンコ!スチームホッパー!』
ガッチャード「ゴルドダッシュ!」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!」
ジン「マッドウィール、俺達もいくぞ。」
マッドウィール「ウィール!」
ガッチャードとジンはヘルメンとななか(希)達を迎撃しに向かう。
了子「弦十郎君、ちょっとヤバいんじゃない?この先の薬品工場で爆発でも起きたら、デュランダルは...。」
弦十郎『分かっている!さっきから護衛車を的確に狙い撃ちしてくるのは、ノイズがデュランダルを損壊させないよう制御されているからと見える!』
了子「チッ...!」
弦十郎『狙いがデュランダルの確保なら敢えて危険な地域に滑り込み、攻め手を封じるって作戦だ!』
了子「勝算は?」
弦十郎「思い付きを数字で語れるものかよっ!」
そして、了子と響が乗った車と残った1台の黒車が薬品工場の敷地内に入る。その時、前方のマンホールからノイズが飛び出し、前を走っていた黒車に飛び乗り、乗っていた2人の黒服は車から飛び降り、脱出し、車はノイズを巻き込み建造物にぶつかり爆発する。
響「狙い通りです!」
しかし、タイヤが瓦礫か何かを踏んでしまい、車が横転してしまう。
響「うわわわわわっ!?」
弦十郎「南無三っ!」
横転した車から響と了子が出てくるとノイズが次々と増えていく。
響「了子さん、
響は車からデュランダルの入ったアタッシュケースを取り出す。
了子「だったら、いっそここに置いて私達は逃げましょ?」
その2人を建造物の上にいるネフシュタンの鎧を着たクリスとミョルニルのギアを纏ったエリンが見下ろす。
響「そんなの駄目です!」
了子「そりゃそうよねぇ...。」
するとノイズ達が身体を細く伸ばし、響と了子に襲い掛かる。響と了子は車から離れると、ノイズ達の攻撃は車を貫通し、
ドカァァァァァァァンッ!!
響・了子「うわぁっ!?」
大爆発を起こす。その衝撃で飛ばされた響はケースを手放してしまう。
弦十郎「くっ...!見えん...!」
ゲキオコプターに乗っている弦十郎は黒煙が邪魔で様子を伺う事が出来ない。
ノイズ達は次々と攻撃をしていく中、了子は右手を前に出し手を広げると紫色のエネルギーで出来たバリアが出現し、ノイズの攻撃を弾いていく。その衝撃で了子の髪が解け、眼鏡も落ちる。
響「了子、さん...?」
了子「しょうがないわね、貴女のやりたい事をやりたいようにやりなさい。」
その言葉に響は立ち上がる。
響「私、歌います!」
『Balwisyall Nescell gungnir tron』
BGM:「撃槍・ガングニール」
聖詠を歌った響はシンフォギアを身に纏い、歌う。
響「絶対に離さない・・・この繋いだ手は こんなにほら
響は飛び掛かってくるノイズを避けるが躓き転んでしまい、立ち上がるとノイズが瞬時に囲む。響は自分の足を見る。
響「(ヒールが邪魔だ!)難しい言葉なんて いらないよ 今わかる 共鳴する Brave minds」
すると響はヒールを地面に引っ掛け、壊す。そして両手を前に向け、構える。
響「ぐっとぐっとみなぎってく 止めどなく溢れていく 紡ぎ合いたい魂 100万の気持ち・・・」
そして、ノイズが飛び掛かる。
響「さぁ ぶっ飛べこのエナジーよ」
響は足を踏み込み飛び掛かってきたノイズに拳をぶつけるとノイズは弾け飛ぶ。
響「解放全開! イっちゃえ Heart のゼンブで 進む事以外 答えなんて あるわけがない 見つけたんだよ 心の帰る場所 Yes 届け! 全身全霊この想いよ 響け!胸の鼓動!未来の先へ...」
響は特訓の成果を活かして次々と飛び掛かってくるノイズ達を倒していく。その様子をクリスとエリンが見ている。
クリス「こいつ...戦える様になっているのか...!」
エリン「(成長が早い...。)」
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
了子「...?」
アラートが聞こえ、了子は振り返ると音の発生源のアタッシュケースが赤い光を点滅させ、ロックが解除され、開く。
了子「この反応...まさか!?」
響「てぇいっ!」
響は攻撃を避けつつ、ノイズを倒す。するとそこへネフシュタンの鞭が響に襲い掛かる。
響「...!」
クリス「今日こそはモノにしてやるっ!!」
それを響は飛んで避けるとクリスが響の顔に飛び蹴りを喰らわす。
響「ぐぁ...っ!(まだシンフォギアを使いこなせていない...!どうすればアームドギアを...っ!)」
ドカァァァァァァァンッ!!
バコォンッ!
響が地面に叩き落とされたと同時にアタッシュケースを突き破って、デュランダルが飛び出し浮かぶ。
了子「覚醒、起動...!?」
そして、それをクリスとエリンが見る。
クリス「こいつがデュランダル。」
エリン「頂くよ!」
エリンはデュランダルに飛び掛かり、手を伸ばす。
「「笛花共鳴!」」
すると何処からか笛の音が響き、その衝撃波がエリンに襲い掛かる。
クリス・エリン「...っ!?」
空中で身動きが取れなかったエリンは衝撃波に当てられ、飛ばされる。
エリン「うがっ...!?」
クリス「何っ...!?」
衝撃波が放たれた方角を見るとそこにはダクタードに姿を変えた拓斗と天音姉妹がいた。
響「また、マギウス!?」
月夜(希)「初めまして、私はマギウスの翼・白羽根の天音月夜にございます。」
月咲(希)「マギウスの翼・白羽根の天音月咲だよ。」
天音姉妹は丁寧に自己紹介をする。
月咲(希)「どうぞ、ウチらの奏でる音色に。」
月夜(希)「酔いしれてくださいませ。」
ダクタード「いくぞ。」
ダクタード達はエリンに襲い掛かる。エリンは歌を歌って力を上げようとする。
しかし、
月夜(希)「させないでございます!」
ピ〜ッ!
エリンが歌おうとしているのを察した天音姉妹が笛で大きな音を響かせる。
エリン「くっ...!(笛の音のせいで歌が掻き消される...!)」
ダクタード「フンッ!」
ダクタードはダクターベルを振るいエリンはハンマーでそれを防ぐ。
エリン「(このままじゃジリ貧だ...!)クリス!」
その声を聞き、今度はクリスがデュランダルに手を伸ばす。
クリス「フッ...!」
しかし、
ガシャンッ!
クリス「...っ!?」
響がクリスの背にタックルをし、逸らす。
響「渡すものかぁぁぁぁぁっ!!」
そして響はクリスを押し除け、デュランダルの持ち手を掴む。
すると辺りに不穏な空気が満ちる。
了子「えっ...!?」
クリス・エリン「はっ...!?」
ダクタード・天音姉妹「...っ!?」
響は着地するがデュランダルは凄まじいエネルギーを放つ。
響「ゔ、ゔぅ...ゔ...!」
デュランダルを持つ響は目の焦点が合わず、様子がおかしい。
そして、
響がデュランダルを掲げると、デュランダルから膨大なエネルギーが天高く伸びる。
了子達「...!」
更にはデュランダルが黄金の剣へと姿を変え、響も黒く染まる。
響「ウウォォォォォォォォッ!!」
クリス「こいつ、何をしやがった...!?」
するとクリスは不意に背後にいる了子に目をやる。
了子は覚醒したデュランダルを見て笑みを浮かべている。
クリス「くっ...!そんな力を見せびらかすなぁ!!」
クリスはソロモンの杖を取り出し、響にノイズをけしかける。
それを見た響はノイズの方へと身体を向ける。
クリス「...っ!?」
そして、響はデュランダルをノイズ目掛けて振り下ろす。クリスは咄嗟に避け、ノイズはデュランダルのエネルギーによって塵となり、そのままエネルギーは工場地帯の建物を切り裂き大爆発を引き起こす。
クリス「(お前を連れ帰って、アタシは...。)」
エリン「クリスッ!」
エリンはクリスを抱え、引き上げる。
月咲(希)「うわぁ〜っ!?」
月夜(希)「まずいでございますっ!?」
ダクタード「くっ...!(何てエネルギーだ...これが完全聖遺物...!)」
『SELECT!VIOLANCER!テンポアップ!』
ダクタード「フンッ!」
『開演!SYMPHONYCOMMAND!VIOLANCER!』
ダクタードはビオランサームーブとなり、弦を引くと、水の壁が出来上がり、ダクタード達を囲う。
月夜(希)「た、助かったでございます...。」
月咲(希)「ありがとう...。」
ダクタード「引き上げるぞ。
月咲(希)「【ななかさん、聞こえますか?】」
ななか(希)「【状況は察しています。こちらも直ぐに引き上げます。】」
月咲(希)「【分かりました!】向こうも引き上げるって!」
ダクタード「よし。」
一方、響と了子の方では了子が再び紫色のエネルギーでバリアを張ったお陰で、了子と気を失っている響は無事だ。そんな響を了子は笑みを浮かべて見る。空ではゲキオコプターに乗った弦十郎が工場地帯の様子を見ている。
弦十郎「まさか、デュランダルの力なのか!」
響「(な、何?今の力、私、全部吹き飛べって、身体が勝手に...。)」
すると響は目を覚まし、辺りを見る。先程まで戦闘を行っていた工場地帯は見るも無惨な光景となっていた。
了子「これがデュランダル。貴女の歌声で起動した完全聖遺物よ。」
了子は髪を結びながらそう答える。
響「あ、あの!私、それに、了子さんのアレ...。」
了子「んー?いいじゃないのそんな事、2人共助かったんだし、ねっ?」
響「えっ...?」
ピロリンッ
了子「あー、はい。了解、移送計画を一時中断し、撤収の準備を進めます。あ、はい、デュランダルは無事ですが...。」
響「...。」
「ホッパー!」
響「...?」
響の元にホッパー1が跳ねてくる。その後ろから錬太郎とジンもやって来る。
錬太郎「響ちゃん大丈夫?」
響「あ、はい。大丈夫です。」
ジン「しかし、
練太郎「だね。」
七蜘蛛「よーっし!後書きだ!」
希「今回も結構な人数の魔法少女が出てきたな。」
七蜘蛛「正直色々悩んだりしてた、天音姉妹のドッペルも出そうかなとか。」
希「出来る限り早めにしろよ。」
七蜘蛛「書くたびにどんどん文字数が上がっていってるんよな。」
希「取り敢えずいつものやっとけよ?」
七蜘蛛「勿論。」ゴソゴソ
七蜘蛛「次回!戦姫希望シンフォギアGRは!」
「アイツよりもアタシらの方が優秀だってことを見せてやる!」
啖呵を切るクリスと怪しげな女性。
「まさか、そんな...!」
翼の見舞いに来た響の見たものとは。
「いつも相談に乗ってくれてありがとう。」
「気にするな。」
ふらわーにやって来た未来と希達。
「きゃぁぁぁぁぁっ!!」
「しまった!あいつの他にもいたのか!?」
襲撃に巻き込まれる未来達。
「今度こそお前の全てを踏み躙ってやるっ!!」
七蜘蛛「次回「不穏の前兆」。」