響「いやぁ〜、あれは驚きましたね〜。」
七蜘蛛「ナゼココニイルゥッ!?」
響「舞台裏みたいなものらしいですよ?」
七蜘蛛「俺作者だけど、それ初耳ぃ!?」
希「その後はクリスが現れて響を襲おうとしたが偶々近くに来た俺や未来達が巻き込まれたな。」
響「あ、希ちゃん!」
七蜘蛛「そして、未来の目の前で遂にシンフォギアを纏ってしまう!」
響「う〜ん、私ってやっぱ呪われてる〜。」
七蜘蛛「一方別の所ではエリンがやちよ(希)達と相手をしていた!」
希「その後はブラフを掛けてクリス達の所へ向かい、やちよ(希)達は追いかけていったな。」
七蜘蛛「それではどうなる!第20話!」
希・響「どうぞ!」
響「何故 どうして? この広い世界の中で」
森の中で、響は構えたまま歌う。その先には壁に激突したクリスがいた。
クリス「うぅ...!(なんて盛り筋な力の使い方をしやがる...!この力、
するとネフシュタンの鎧が破損箇所を直すと同時にクリスの身体を侵食する。それを見たクリスは焦る。
クリス「...っ!(食い破られる前に方を付けなければ...!)」
クリスは響を見る。
響「きっと忘れない」
響は構えを下ろし、目を閉じて歌を歌っている。
クリス「お前、馬鹿にしてんのかっ!?このアタシを...
クリスは怒りのあまり、遂に自分の正体を明かしてしまう。それを聞き、響は目を開け、少し笑みを浮かべる。
響「そっか、クリスちゃんって言うんだ。」
クリス「...!」
響「ねぇ、クリスちゃん。こんな戦い、もうやめようよ?ノイズと違って、私達は言葉を交わすことが出来る、ちゃんと話をすれば、きっと分かり合える筈!だって私達、同じ人間だよっ!?」
クリス「...お前、臭ぇんだよ...!嘘臭ぇ...!青臭ぇっ!!」
クリスは怒り、響に接近し、殴り掛かり、響は腕をクロスして防ぐが体勢を崩し、クリスは回し蹴りを喰らわせ、響は木を折りながら飛ばされる。それをクリスは追いかける。
響「くっ...!」
響は立ち上がるがクリスはすぐそこまで来ており、そのまま飛び蹴りを喰らい、倒れる。
クリス「...!」
クリスは己の身体を見るとネフシュタンの鎧が更に侵食する。響はダメージを受けながらも立ち上がる。
クリス「...っ!」
時間が少ない事を悟ったクリスはある
響「クリスちゃん...。」
響はクリスに手を伸ばす。
が、
クリス「吹っ飛べよっ!「アーマーパージ」だっ!!」
そう叫ぶとネフシュタンの鎧はバラバラに散り、周りに勢いよく飛んでいくと、周りの木々を倒す。
響「っ!?」
響は腕でガードする。
ドカァァァァァァァァァンッ!!
未来「...っ!?」
離れた場所で見守っていた未来達は音の発生源を見る。
希「【やちよ、ミョルニルは?】」
やちよ(希)「【今も追いかけてるわ!恐らく今の爆発音は...。】」
希「【やっぱりか...。】」
希は響達が戦っているであろう場所を見つめる。
希「(
希は何が起きたのかをある程度察した。
帆奈(希)「...。」
みこと(希)「【帆奈ちゃん。】」
帆奈(希)はみこと(希)からの念話を聞き、振り向くと、みこと(希)が見ている方向から黒服達が来ている事に気付く。
帆奈(希)「(さぁーて、どうするか...。)」
響は土煙の中、腕で顔を覆う、その時。
クリス「Killter Ichaival tron」
響「この歌って...!」
その声の主、クリスがシンフォギアの
クリス「見せてやる、「
すると纏う衝撃で土煙の勢いが強くなる。
二課・司令室
弦十郎「イチイバルだとぉ!?」
「アウフヴァッヘン波形、検知!」
「過去のデータとも照合完了!コード:イチイバルですっ!」
オペレーターからの報告に弦十郎は表情が険しくなる。
弦十郎「...失われた第二号聖遺物までもが、渡っていたというのか...。」
フェントホープ
ねむ(希)「イチイバルが始動したみたいだね。」
晶馬「だな。にしてもあの子何で道端とかで躊躇いなく鎧をぶっ飛ばせるんだ?」
「晶馬、その感想、捉え方によってはキモいわよ。」
晶馬の発言に同じ錬金術師の1人の少女「
晶馬「キモい言うなぁ!割と正直な感想を述べただけだろ!?」
響「クリスちゃん...私達と同じ...?」
クリス「歌わせたな...!」
響「え...?」
クリス「アタシに歌を歌わせたなぁ!!」
クリスは赤いシンフォギア「イチイバル」を纏った。
クリス「教えてやる...!アタシは歌が大っ嫌いだ!」
響「歌が嫌い...?」
シンフォギア装者なのに歌が嫌いと言うクリスの発言に困惑する響。
BGM:「魔弓・イチイバル」
クリス「傷ごとエグれば忘れられるってコトだろ?」
クリスは歌を歌うと右腕のギアをボウガンに変え、3本のエネルギー矢を放ち、響はそれを走って避ける。クリスは跳び、連続してエネルギー矢を放つ。
クリス「イイ子ちゃんな正義なんて剥がしてやろうか?」
響「あっ...!」
クリスは響の前に着地し、響に飛び蹴りを喰らわせ、響は飛ばされる。クリスはボウガンを4門の3ガトリング砲に変形させると左手にも出現させ、響に向け、連射する。
BILLION MAIDEN
クリス「HaHa!! さぁ It's show time 火山のよう殺伐 Rine」
響は連射されるをかわし続ける。連射された弾は木々を撃ち抜き、クリスは腰のギアを展開して無数の小型ミサイルを響に向けて放つ。
クリス「さぁお前らの全部 全部 全部 全部 全部」
MEGA DETH PARTY
放たれた小型ミサイルは全て、走って距離をとる響を追尾していき、被弾する。
響「...っ!」
ドドドドォォォォンッ!!
クリス「否定してやる そう・・・否定してやる」
爆発した場所をクリスはガトリング砲で連射し続け、やがて止める。
クリス「はぁ...はぁ...はぁ...!」
大技を連続して使った事によりクリスは息切れする。
クリス「...っ?」
煙が晴れるとそこには何かがあった。
クリス「盾...?」
「いいや?」
「剣だ。」
クリス「...っ!」
BGM:「絶刀・天羽々斬」
『Ya-Haiya-haiya-Haiya-ie チカラヨカエラン Ya-Haiya-Haiya-Haiya-ie アメノハバキリ Yae-』
その盾...否、巨大な剣の正体は天羽々斬による「天ノ逆鱗」。そしてその上には2人の装者、翼と奏が並んで立っていた。
クリス「フッ、死に体でおねんねと聞いていたが、足手まといを庇いにきたか?」
翼「...もう何も、失うものかと決めたのだ。」
奏「後輩1人だけにいつまでも戦わせるわけにはいかないからな。」
フェントホープ
ねむ(希)「風鳴翼が完全復活したみたいだね。」
「そうだね。」
ねむ(希)「!いろはお姉さん、身体は大丈夫なのかい?」
いろは(希)「うん、充分休めたから大丈夫だよ、ねむちゃん。」
晶馬「無理は禁物だぞ?」
いろは(希)「はい。」
二課・司令室
「風鳴司令...。」
弦十郎「翼。」
弦十郎『...無理はするな。』
翼「...はい。」
響「翼さん...奏さん...。」
響は盾代わりとなった巨大な剣の反対側にいた。
翼「気付いたか?立花、だが私も十全では無い。」
翼は響の方へと顔を向ける。
翼「私達に力を貸して欲しい。」
奏「頼むぜ?響。」
響「あ...はい!」
クリス「おりゃあ!」
クリスは翼と奏に向けてガトリング砲を連射する。
翼「慟哭に吠え立つ修羅 いっそ徒然と雫を拭って」
翼と奏はそれをかわし、翼は弾を避けつつクリスに接近し斬り掛かるが、クリスはバックステップし、ガトリング砲を向けるが翼はクリスの真上を跳び、逆さまで反転し刀を振るうとクリスは伏せ、かわすが翼はその隙を見逃さず、柄頭でガトリング砲を突き、クリスはよろめきつつも体勢を整えると、いつの間にか背後にいた背を向けている翼から首に刀の棟を添えられる。
翼「思い出も誇りも 一振りの雷鳴へと」
クリス「(この女...以前と動きがまるで...!)」
響「翼さん、その子は...。」
翼「分かっている。」
奏「話は聞こえてたからな。」
クリス「くっ...!」
クリスは右足を引き、添えられている刀をガトリング砲でどかし、互いに距離をとり、再び睨み合いとなる。
翼「去りなさい!無想に猛る炎 神楽の風に 滅し散華せよ 嗚呼絆に 全てを賭した閃光の剣よ(刃を交える敵じゃないと信じたい。)」
奏「(それに10年前に失われた第二号聖遺物の事も質さねえといけないしな。)」
そんな時、
「クリス!」
木々の中からエリンが現れる。
クリス「!エリン、今までどこに...!」
エリン「ごめんクリス!でもそれどころじゃない!」
クリスはエリンがもっと早く来なかった理由を問いただそうとする。そこへ
「ハァッ!」
突如、巨大なチャクラムがクリスとエリンに向けて投げられる。
クリス・エリン「っ!」
それに気付いた2人は跳んでかわし、チャクラムは空振る。
奏「!あの武器って...!」
そのままチャクラムは木の上で立っている人物、みふゆ(希)の手元に戻る。
クリス「!マギウスの連中もいたのかよっ!」
響「!(
みふゆ(希)を見た響は2年前のライブに現れたノイズを倒している者の中にローブを纏っていなかった魔法少女の1人である、みふゆ(希)がいた事を少なからず覚えていた。
翼「(
翼や奏も羽根達に指示を出していたみふゆ(希)の事を覚えていた。更に、
やちよ(希)「混戦状態になったわね。」
ヘルメン「だな。」
やちよ(希)やヘルメン、羽根達が現れる。
奏「七海やちよや
みふゆ(希)「皆さん!行動開始です!」
羽根達「ハッ!」
羽根達は響達に武器を向ける。
『BULLETAAANG!GORILLASENSEI!
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!」
木々の中からゴルドダッシュに乗った、ガッチャードが飛び出し、ガッチャージガンに3枚のケミーカードを装填すると羽根達に向け、ガッチャードの前方に3枚のケミーカードのヴィジョンが出現し、トリガーを引く。
『ガガガガッチャージバスター!』
ガッチャード「ハァッ!」
放たれた弾がバレットバーンのカードを通過すると弾が増え、ゴリラセンセイのカードを通過すると、弾の1つ1つが拳の形になり、巨大ロボットのケミー「レンキングロボ」のカードを通過すると拳の弾が鉄の様な硬さになり、羽根達を襲い掛かる。
羽根達「うわぁぁぁぁぁぁっ!!?」
それを受けた羽根達は吹き飛ばされ、気を失う。
やちよ(希)「...っ!?」
みふゆ(希)「皆さん!?」
ヘルメン「来やがったかガッチャード!」
ガッチャード「好きにはさせないぞ!」
ゴルドダッシュをカードに戻し、響達の横に並ぶ。
「やちよさん!みふゆさん!」
やちよ(希)「!貴方達...。」
木々の中から新たな羽根達を連れた、月夜(希)、月咲(希)、令(希)、ももこ(希)がやってきた。
「かえで!早く来なさい!」
かえで(希)「レナちゃ〜ん、待ってよ〜。」
少し遅れて、かえで(希)と水色ツインテールの魔法少女「水波レナ」となった希もやってくる。
令(希)「上から指示が来てね。ここからは観鳥さん達も加勢するよ!」
令(希)はバズーカをエリンに向けて、放つ。
エリン「当たらないよ!」
エリンは横にかわして回避する。しかし
響「!後ろ!」
エリン「?...っ!」
響が声を上げ、背後を見ると先程のバズーカの砲弾が軌道を描きながら戻ってきた。
エリン「追尾弾!?」
クリス「チッ!」
クリスはガトリング砲をボウガンに戻し、エネルギー矢で砲弾を撃ち抜き、起爆させる。
エリン「クリスありがと!」
クリス「気にすんなっ!」
そして、令(希)の砲撃を皮切りに、各々が戦闘を始める。
翼はやちよ(希)。
奏はももこ(希)と令(希)。
クリスはみふゆ(希)。
エリンは天音(希)姉妹。
響はかえで(希)とレナ(希)。
ガッチャードはヘルメン。
羽根達はそれぞれの戦闘をサポートする。
翼「ハァッ!」
ガキンッ!
翼はやちよ(希)に刀を振り下ろし、やちよ(希)は槍の柄で防ぐ。
やちよ(希)「以前とは違うみたいね。」
翼「当然だ。何も変わらぬ剣でないと知れ!」
ももこ(希)「そぉれっ!」
ドゴォンッ!
奏「っぶねぇ...!」
ももこ(希)は大剣を振り下ろし、奏はそれを避ける。そこへ砲弾が飛んでくる。
奏「くっ...!」
奏は槍先で砲弾を突くと、バックステップで移動し、起爆させる。
奏「(
令(希)はももこ(希)と連携して遠近両方で攻める。
クリス「喰らいやがれっ!」
クリスは両手のボウガンでみふゆ(希)にエネルギー矢を連発する。みふゆ(希)はそれを最低限の動きだけでかわし、木の上に跳び移る。
みふゆ(希)「(魔法少女は大抵、剣や銃火器持ちなどが多いのでボウガンの軌道はいろはさんとの訓練で熟知しています。)」
月夜(希)・月咲(希)「笛花共鳴!」
エリン「厄介だね...!」
エリンは音という防御不可能な攻撃をしてくる天音(希)姉妹に苦戦している。
エリン「(でもその分、本人達は近接戦闘が得意じゃない様だね。)」
エリンは苦戦しながらも分析していく。
かえで(希)「えいっ!」
かえで(希)は杖を地面に突き立て、大きな植物の根を出現させ、響に向かわせる。
響「えぇ!?何それ!?」
響は驚きながらも拳を放ち、粉砕していく。そんな時、植物の陰からギアを纏った響が現れた。
響「えっ!?」
響?「ハァッ!」
響?は響に拳を振るうが響は腕をクロスし、留まる。響?は反動を利用して、かえで(希)の側に飛ぶ。
響「何で私が...!?」
響?「驚いたかしら?」
響が驚くと響?が喋る。その口調を聞いて、その響?が自分とは何か違う事に気付く。
響「(私のコピーとかじゃない...?それによく見たらあの私、目の色が違う...。)」
響の思っている通り、響?の目の色は黄色ではなく、水色だ。
響「(水色の目...、そういえば
響はかえで(希)と一緒にいたレナ(希)の姿が見えない事に気付く。
かえで(希)「
響?「心配しないでよかえで!レナがそう簡単に遅れを取ると思う!?」
かえで(希)が響?の事を「レナ」と呼んだ。即ち響?の正体は...
響「!まさか、私の姿になる事が出来るの!?」
響(レナ)「そういう事!」
すると響(レナ)は再度「変身」し、かえでになる。
響「...!?」
かえで(レナ)「いくわよかえで!」
かえで(希)「うん!」
かえで(希)とかえで(レナ)は杖を突き立て、先程よりも数が増えた植物の根を生やし、響に襲い掛かる。
ヘルメン「オラァ!」
ガッチャード「ぐっ!」
ヘルメンはガッチャードを殴り飛ばし、ガッチャードは転がりながらも立ち上がり、ガッチャージガンをヘルメンに向ける。
ガッチャード「ハァ!」
放たれた弾がヘルメンに着弾するその時、
『ガッチャーナックル!』
ヘルメン「フンッ!」
ヘルメンの右手にガントレットが装着され、弾かれる。
ガッチャード「何っ!?」
ヘルメン「武器を用意しておいたんだよっ!」
ヘルメンはドローホルダーから「ドリモグラ」のケミーカードを取り出す。
ドリモグラ『ドリ〜!』
そして、ケミーカードを「ガッチャーナックル」に装填し、拳部分を押し込む。
『ケミーチャージ!
すると拳部分に螺旋状のエネルギーが集まる。
ヘルメン「いくぜっ!」
ヘルメンは螺旋状のエネルギーを旋回させ、ガッチャードを斬る。
ガッチャード「ぐわぁ!?」
響「錬太郎さん!」
かえで(レナ)「よそ見してんじゃないわよ!」
響「うわわっ!?」
かえで(レナ)が杖で響に殴り掛かる。
みふゆ(希)「さて、そろそろ決めましょうか。」
みふゆ(希)はケミーライザーを構え、「アントルーパー」のケミーカードを懐から取り出す。
クリス「くっ...!」
「レスラー!G!」
その時、森の中からプロレスラーの様な姿をした何かがみふゆ(希)からアントルーパーのケミーカードを掻っ攫った。
みふゆ(希)「なっ!?」
その存在はヘルメンに押されているガッチャードの元へ向かう。
「レスラー!G!」
ガッチャード「「レスラーG」!?それにアントルーパーのケミーカード...?」
アントルーパー『ルパルパ!ルーパー!』
アントルーパーは何かを伝えようとしている。
ガッチャード「よし!レスラーG!力を貸してくれ!」
レスラーG「レスラー!G!」
レスラーGはガッチャードのブランクケミーカードに入る。
ガッチャード「いくぞ!」
ガッチャードは2枚のケミーカードをドライバーにセットする。
『
ガッチャードはアルトヴォークを引く。
『ガッチャーンコ!』
レスラーG「G!」
アントルーパー「ルーパー!」
カードから出てきたレスラーGとアントルーパーがフラスコの中に入りアーマーとなるとスチームホッパーのアーマーが消え、装着される。
『アントレスラー!』
ガッチャードは「仮面ライダーガッチャード・アントレスラーフォーム」となる。
ヘルメン「マジかよっ!?」
ガッチャード「いくぞっ!」
ガッチャードはヘルメンに接近すると腕と胸元を掴み、持ち上げ、地面に叩き付ける。
ヘルメン「がっ...!?」
ガッチャードは離れて構える。
クリス「クソッ!どけよっ!」
クリスは足止めするかの様に攻めてくるみふゆ(希)に苛立っていた。
みふゆ(希)「申し訳ありませんが、もう少し戦闘に付き合っていただきます。」
クリス「うるせぇ!テメェらに構ってる場合じゃねぇんだよっ!アタシはエリンと一緒に、
みふゆ(希)「何故そうまでして
クリス「っ!テメェには関係無ぇだろっ!」
みふゆ(希)「確かにそうですが
クリス「はぁ?テメェとエリンに何の関係があるって言うんだよ...?」
するとみふゆ(希)は高く跳び、チャクラムを使いまるで踊るかのようにして木の上に降り立つ。
みふゆ(希)「逆に質問しますが、貴女は彼女の全てを知っているって言うんですか?」
クリス「全て、だと...?」
みふゆ(希)は木々の上を乗り移っていく。
みふゆ(希)「彼女と私達はある共通点がある。そしてそれはあなたには無いもの...。」
クリス「エリンが、お前達と同じ...?」
みふゆ(希)「互いのその共通点を前に...。」
空中でみふゆ(希)はチャクラムを弾き。クリスに告げる。
みふゆ(希)「貴女が割って入る隙間なんて無いんですよ?」
みふゆ(希)はクリスに向けてチャクラムを鋭く投擲する。
クリス「っ!」
クリスは咄嗟に避ける。
ズガァァァァァンッ!!
クリスは体勢を立て直し、両手のボウガンをみふゆ(希)に向け、エネルギー矢を連射する。しかしそれをみふゆ(希)は舞い踊るかの様にかわしていく。地面に降り立ったみふゆ(希)を複雑な軌道で狙うもバレリーナの様な動きで全てかわされる。
ズガガガガガァァンッ!
するとクリスに避けられ車輪の様に転がっていたみふゆ(希)のチャクラムはバックスピンが掛けられており、みふゆ(希)達の所へ戻っていき、クリスの背後まで突撃してくる。
クリス「...っ!」
クリスはそれに気付き、かわすと、チャクラムはみふゆ(希)の前まで転がり、みふゆ(希)は、バック転でチャクラムを叩き上げみふゆ(希)の目の前で旋回させる。それを見たクリスはボウガンで撃つが、みふゆ(希)はチャクラムを掴み、目の前にきた刃の側面でエネルギー矢を防ぐ。
クリス「っ!?(コイツ...次から次へと攻撃のパターンを読んでやがる...!)」
みふゆ(希)はクリスに接近し、チャクラムを大きく横薙ぎに振るう。その時、
エリン「クリス!」
みふゆ(希)とクリスの間にエリンが割って入り、ハンマーの柄でチャクラムを防ぐ。
みふゆ(希)「(対応が早いですね。)」
みふゆ(希)はバク宙で距離を取り、エリンの相手をしていた天音(希)姉妹がみふゆ(希)の近くに寄る。
エリン「大丈夫?クリス。」
クリス「あ、あぁ...。」
エリン「急いで目的を達成するよ。」
クリス「...分かってる。」
クリスはボウガンをガトリング砲に変え、みふゆ(希)達に向ける。
その時、空から飛行型のノイズが5体やってきて、内2体がクリスのガトリング砲を1体がエリンのハンマーを破壊する。
みふゆ(希)・天音(希)姉妹「...!」
ヘルメン・やちよ(希)「...!」
ももこ(希)・レナ(希)・かえで(希)・令(希)「...!」
響・翼・奏・ガッチャード「...!?」
クリス「何っ...!?」
エリン「これって...!?」
そして、残りの2体がクリスとエリンに突撃してくる。
響「っ!」
それを見た響は駆け寄り、身を挺して2人を庇う。
響「うっ...!」
翼「立花っ!」
攻撃を庇った響をクリスが抱き止める。
クリス「お前何やってんだよっ!?」
エリン「大丈夫っ!?」
翼と奏、ガッチャードは3人の元に駆け寄り、辺りを警戒する。みふゆ(希)達も身を寄せ合って警戒する。
響「ごめん...クリスちゃん達に当たりそうだったから、つい...。」
クリス「!馬鹿にしてっ!余計なお節介だっ!!」
「命じた事も出来ないなんて、貴方達はどこまで私を失望させるのかしら?」
突如辺りに響く様な女性の囁きが聞こえてくる。
クリス・エリン「...っ!」
ガッチャード「!あそこだ!」
ガッチャードが指を差すとそこには飛行型ノイズが3体おり、その真下には黒い服を纏ったサングラスの金髪の女性がいた。その手にはソロモンの杖が握られていた。
クリス「フィーネ!」
翼「フィーネ?(終わりの名を持つ者?)」
クリスは響を見る。
クリス「くっ...!」
クリスは響を奏に向けて押し出す。
奏「!響!」
奏は響を受け止める。
クリス「こんな奴がいなくたって、戦争の火種くらいアタシ1人で消してやる!そうすれば、アンタの言う様に人は呪いから解放されて、バラバラになった世界は元に戻るんだろっ!?」
エリン「クリス...。」
フィーネ「...はぁ、もう貴女達に用はないわ。」
フィーネはクリス達に残酷な事実を伝える。
クリス「っ!?な、何だよそれっ!?」
するとフィーネの右手が青白く光るとクリスの「アーマーパージ」によってバラバラに弾け飛んだネフシュタンの鎧の破片が青白く輝き、粒子状となってフィーネの元に集まり消える。するとフィーネはクリス達の方に向き、ソロモンの杖を構える。
やちよ(希)「っ!」
やちよ(希)は咄嗟に槍の柄頭を地面に打ち付ける。ソロモンの杖からの指示によって、先程の飛行型ノイズが回転しながら現れたが、やちよ(希)の背後から大量の槍が飛び出しノイズ達を串刺しにしていく。フィーネはノイズを4、5体呼ぶと夕日を背後に跳び、姿を消す。
クリス「待てよっ!フィーネっ!!」
エリン「...っ!」
新たに呼び出されたノイズを翼、ガッチャード、やちよ(希)、ももこ(希)、ヘルメンが撃退するとクリスとエリンはフィーネを追い掛けていく。
翼・奏「...っ!」
ガッチャード「あ...。」
やちよ(希)「【引き上げるわよ。】」
魔法少女達「【はい!】」
みふゆ(希)「和矢さん。」
ヘルメン「分かった。」
みふゆ(希)は固有魔法を使い、自身と仲間達の姿を隠す。
二課・司令室
友里「反応ロスト、これ以上の追跡は不可能です。」
藤尭「こっちはビンゴです。」
藤尭が操作するとモニターにとある失踪事件の記事が映る。その記事は幼いクリスに関する事だ。
弦十郎「あの少女だったのか...。」
藤尭「雪音クリス。現在16歳、2年前に行方知れずとなった、過去に選抜されたギア装着候補の1人です。そして、もう1人...。」
モニターに別の少女の写真が映る。
藤尭「エリン・ストール。現在16歳、同じくギア装着候補の1人です。しかし彼女は2年前、遺体が発見された事で死亡扱いになっていた筈なんですが...。」
弦十郎は目を閉じる。弦十郎のモニターには黒服に身を守られている未来、希、みこと(希)、そして、警戒対象の帆奈(希)が映っている。
希「【成程。】」
ねむ(希)『【あぁ、雪音クリス、ミョルニルもといエリン・ストールはフィーネを追い掛け追跡不能。これ以上は成果を見込めないと判断してみふゆ(希)達は戻ってきているよ。】』
希は念話でねむ(希)から状況報告を聞いている。
ねむ(希)『【ところで希達は今どうしてるんだい?】』
希「【二課の車に乗せられてる。シンフォギアを目撃したんだ。当然二課が無視する訳ないだろ?それに...。】」
帆奈(希)「【あたしがいるからね。】」
ねむ(希)『【そういえばライブ生存者迫害事件の後、装者に顔を見せてたんだっけ?】』
帆奈(希)「【そ。そんで、
瀬奈(希)「【帆奈ちゃんに酷いことをしたら許さない...!】」
帆奈(希)「【落ち着きな瀬奈、それにあちらからすればあたしは敵、ならやりようはいくらでもある。】」
希「【だな。それにしても...。】」
希は一緒に連れてかれているもう1人の人物、未来に目を向ける。
未来「...。」
未来は目を閉じ、顔を俯かせている。
希「(どうしよ...。)」
数時間後
寮・響と未来の部屋
部屋にて未来、そして遊びに来た希とみこと(希)が寛いでいた。しかし未来の表情は少し険しい。すると響が部屋に入ってくる。
響「ねぇ、未来、何て言うか、つまり、その...。」
未来「...おかえり。」
響「あ、うん、ただいま...あの、入っても、いいかな...?」
未来「どうぞ、貴女の部屋でもあるんだから。」
響「うん...希ちゃん達もいらっしゃい...。」
希「あ、うん。」
みこと(希)「お邪魔してるわね。」
響「あれ?帆奈ちゃんは?」
希「あー、二課?の人達が聞きたい事があるって言って、多分まだ話してる最中だと思うぞ?」
響は部屋に入り、未来の元へ歩く。
響「未来、あ、あのね...?」
未来は椅子から立つ。
未来「何?大体の事なら、
響「未来...。」
未来「嘘つき...隠し事はしないって言った癖に!」
響「...っ。」
とある夜道
クリスとエリンは夜道を歩いていた。
エリン「(クリス...。)」
クリス「何でだよ...フィーネ...。」
響『ちゃんと話し合えば、分かり合える筈!だって私達、同じ人間だよっ!?』
クリス「チッ...!
クリスは胸に手を添える。
クリス「(アタシの目的は、戦いの意思と力を持つ人間を叩き潰し、戦争の火種を無くす事なんだ...!だけど...。)」
「うぇ〜ん(泣)!」
クリス・エリン「...?」
クリスとエリンは鳴き声の方向を向く。そこには男の子とベンチで泣いている女の子がいた。
男の子「泣くなよ!泣いたってどうしようも無いんだぞ!」
女の子「だって、だってぇ(泣)!」
それを見たクリスは2人の所へ歩く。
エリン「クリス?」
クリス「おいコラ!弱い者を虐めるな!」
男の子はクリスに気付く。
男の子「虐めてなんかいないよ。妹が...。」
女の子「うわぁ〜ん(泣)!」
女の子が声を上げて泣くとクリスは腕を振り上げる。
クリス「虐めるなって言ってんだろうが!」
男の子「うわっ!?」
男の子は腕で守る。
エリン「待ってクリス!」
すると女の子が男の子の前に立ち腕を広げ、エリンはクリスの腕を後ろから掴んで止める。
女の子「お兄ちゃんをいじめるな!」
クリス「...?」
エリン「ねぇ、君、どうして妹さんは泣いてたの?」
エリンは男の子に聞く。
男の子「父ちゃんがいなくなったんだ。一緒に探してたんだけど、妹がもう歩けないって言ったから、それで...。」
クリス「迷子かよ、だったら端からそう言えよな。」
エリン「クリス、先に手を出したのこっち...。」
女の子「だって...だって...(泣)!」
クリス「おい!コラ、泣くなって!」
すると男の子が女の子の前に立ち腕を広げる。
男の子「妹を泣かしたな!?」
クリス「あぁもう!めんどくせぇ!一緒に探してやるから大人しくしやがれぇ!」
エリン「フフフ...。」
街
2人の子供の父親を探す為、クリスとエリンは街を歩く。エリンは女の子を背負っている。
クリス「♪〜。」
クリスは鼻歌を無意識ながら歌う。
女の子「...。」ジー
クリス「♪〜、ん?な、何だよ?」
女の子「お姉ちゃん、歌好きなの?」
クリス「...歌なんて大嫌いだ。...特に、壊す事しか出来ないアタシの歌はな...。」
エリン「...。」
すると交番から男性が出てくる。
「あっ!」
男の子「父ちゃん!」
どうやらこの男性こそが2人の父親の様だ。
父親「お前達、どこに行ってたんだ?」
女の子「お姉ちゃんたちが一緒にまいごになってくれた!」
男の子「違うだろ?一緒に父ちゃんを探してくれたんだ。」
父親「すみません、ご迷惑をお掛けしました。」
クリス「いや、成り行きだから、その...。」
エリン「お気になさらず。」
父親「ほら、お姉ちゃんにお礼は言ったのか?」
男の子・女の子「ありがとう!」
クリス「...仲良いんだな。」
エリン「そうだね。」
クリス「そうだ、そんな風に仲良くするにはどうすればいいのか教えてくれよ。」
男の子「そんなの分からないよ。いつも喧嘩しちゃうし。」
女の子「喧嘩しちゃうけど、仲直りするから仲良し!」
クリス「あ...。」
二課・取調室前
弦十郎「
「現在は部屋の中にいます。逃げ出させない様、見張りを3人付けています。」
弦十郎「分かった。」
了子「いよいよね。」
弦十郎「今までは翼が来てもらうよう接触しようとしたがのらりくらりとかわされていたからな。」
了子は手に持っていた資料を開く。
了子「マギウスの関係者「更紗帆奈」。マギウスが何の目的、何を求めて、何の力を使っているのか。漸く知れるかもしれないのね。」
弦十郎「あぁ。」
弦十郎と了子は取調室に入る。
弦十郎・了子「っ!?」
取調室に入った弦十郎と了子は驚愕する。何故なら...
部屋の中に見張りをしていたであろう男達が床に伏せており、机の上に脚を乗せている帆奈(希)がいた。
帆奈(希)「あ、やっと来た?」
弦十郎「彼らに何をした!?」
帆奈(希)「安心してよ、眠らせただけだから、命に別状はないよ。」
弦十郎と了子は警戒をしつつ、椅子に座る。
帆奈(希)「ってかあたしそろそろ帰りたいんだけど?瀬奈を待たせてるし。」
弦十郎「そうはいかない。君はマギウスの関係者。マギウスの目的や黒幕について聞かせてもらう。」
帆奈(希)「あっは♪それをあたしがまともに答えるとでも?」
弦十郎「思っちゃいないさ。だからこそ、ある程度聞き、こちらで推測するだけだ。」
帆奈(希)「ふ〜ん?で?マギウスの目的だっけ?それぶっちゃけ大した目的って訳じゃないよ。」
了子「どういう事?」
帆奈(希)「別に話しても問題ないかな?今マギウスから他の羽根に与えられてる任務は3つ「ノイズの排除」、「ケミーの回収」、「聖遺物の確保」。この3つだよ。」
弦十郎「聖遺物も集めていたのか...ケミーの回収については...?」
帆奈(希)「ノーコメント♪」
弦十郎「...ならノイズの排除についてはどうなんだ?君達と目的は似ている気がするが。」
帆奈(希)「あたしらとアンタらがノイズを排除するのに違いがあるから。」
了子「違い...?」
帆奈(希)「アンタらは
弦十郎「...。」
帆奈(希)「アンタらが守るのはノイズに襲われてる人間だけ、人間同士の争いには関与しないでしょ?
弦十郎「!起動実験の事を...!?」
帆奈(希)「あたしらが介入しなかったら犠牲者もっと増えてた可能性もあったから、あの実験のライブ。」
弦十郎「返す言葉もない...。」
帆奈(希)「...もう終わり?なら帰るけど。」
弦十郎「いや、まだだ、マギウスの正体について聞かせてもらいたい。」
帆奈(希)「それならアンタらも知ってるでしょ?」
弦十郎「アリナ・グレイ。確かに彼女もそうだが他にもいるのだろう?」
帆奈(希)「気付いてたんだ?」
弦十郎「かつて、羽根の1人とアリナ・グレイ本人が言っていた。」
希『「マギウス」と呼ばれるの方々に仕える羽根達だ。』
アリナ(希)『アリナこそがアナタ達が探してる「マギウス」の1人なんですケド!』
弦十郎「彼女達の発言を考えれば他にもいると言う事は察しがつく。」
帆奈(希)「まぁ、マギウスが1人じゃないって事は別に隠してはないし。でも他のマギウスについては教える気はないね。探しても無駄だろうし。」
了子「どうしてかしら?」
帆奈(希)「アリナ・グレイと違って、他のマギウスは拠点と一部以外からは出ないから。」
弦十郎「...成程。」
帆奈(希)「もういいでしょ。」
帆奈(希)は椅子から立ち上がり、扉に向かって歩き出す。
弦十郎「待ってくれ、最後に1つ。」
帆奈(希)「何?さっさと言って。」
弦十郎「「瀬奈みこと」。彼女はマギウスの関係者か?」
それを聞き、帆奈(希)は足を止め、弦十郎を睨み付ける。
帆奈(希)「...それを聞いてどうする気?」
弦十郎「大した事じゃない、ただ彼女からも話を...。」
その瞬間、帆奈(希)は魔法少女の姿になり、弦十郎の首をマンキャッチャー型の杖で狙って突く。しかし弦十郎は対応し、持ち手を掴み、止める。
弦十郎「(地雷だったか...。)」
帆奈(希)「瀬奈に手を出したら、アンタらの機密を世間にバラすよ?」
帆奈(希)はドスの効いた声で弦十郎に警告する。その表情は真顔だが、目にハイライトが一切なかった。
弦十郎「すまない、軽率だった。」
そう言うと、帆奈(希)は殺気を収め、杖を引く。
弦十郎「エレベーターまで案内しよう。」
帆奈(希)「...フンッ。」
帆奈(希)は制服姿に戻り、部屋から出る。
弦十郎「はぁ。」
了子「凄まじい殺気だったわね。」
弦十郎「あぁ。並大抵の人生ではあの様な殺気は持てない。一体、彼女はどの様な人生を...。」
寮・希の部屋
希「...。」
みこと(希)「...?」オロオロ
帆奈(希)「...。」ギュー
帆奈(希)はみこと(希)の膝に顔を埋めて、腰に手を回している。
みこと(希)「えっと、帆奈ちゃん?どうしたの?」
帆奈(希)「暫くこのままにして。」
みこと(希)「いいけど...。」
希「(何があった?)」
翌日
リディアン・教室
先生「この様に、音楽が辿ってきた軌跡もまた、立派な歴史と言えるのです。私達はこれを音楽史と称し...。」
響は隣でペンを走らせる未来に目を向ける。
希「(あんまり、視線向けると...。)」
先生「立花さん!」
響「!は、はいっ!?」
先生「教科書の続きを読んでごらんなさい!」
響「...すみません、ぼんやりしてました...。」
先生「最近酷くなってませんか?遅れているレポートも今日の放課後までには提出する様に、いいですね?」
響「...はい、すみません...。」
希「(装者である事がバレて、険悪ムードになってる時期なんだよなぁ...にしてもマジで気まずい...ダレカタスケテ...。)」
食堂
弓美「ねぇ、あの2人、今日どうしたの?」
希「ん〜...ちょっとした、痴話喧嘩みたいなものかと...(汗)。」メソラシー
帆奈(希)・みこと(希)「そうそう...(苦笑)。」コクコク
響と未来の異変に、弓美、創世、詩織の3人が希達に聞きにきた。希達は出来る限り誤魔化す。
創世「怪しいね。」
詩織「仲のよろしいお2人のあの様子、只事では無いかと。」
希「...出来れば本人達に聞いてくれませんかねー...?」
弓美「それもそうね。」
弓美達は食事を摂っている響と未来の元に向かう。
希「【それで昨日、何を言われたんだ?】」
帆奈(希)「【ん?あぁ、マギウスが何を目的としてるのかとか他のマギウスの正体、後、瀬奈はマギウスの関係者か?って話だったよ。】」
みこと(希)「【私?】」
帆奈(希)「【うん。】」
希「【それで昨日機嫌悪かったのか。】」
念話で会話していると
『【お取り込み中のところ失礼するよ。】』
希・帆奈(希)・みこと(希)「...!」
ねむ(希)から念話が届いた。
希「【ねむ?】」
ねむ(希)『【2つ報告をね、まずこっちの方でみふゆがインセクトのレベルナンバー3「ゲンゲンチョウチョ」を捕獲したよ。他にも調査に向かっていた時女一族の部隊が聖遺物を回収したようだ。】』
みこと(希)「【大収穫ね。】」
帆奈(希)「【もう1つは?】」
ねむ(希)『【それは...。】』
響「未来!」
希・帆奈(希)・みこと(希)「...!」
ねむ(希)が伝えようとすると未来が席を立って、走り出し、それを響が追う。
希「【すまんねむ、話は後で!】」
希は食器を片付け、跡をつける。
屋上
響「未来!」
階段を上り屋上に辿り着く。未来は学園外を眺める。
響「ごめんなさい...。」
未来「どうして響が謝ったりするの?」
響は少し近付く。
響「未来は、私に対して隠し事しないって言ってくれたのに、私は、未来にずっと隠し事してた、私は...!」
未来「言わないで。」
未来は振り向く。
響「...あ。」
未来は響に近付く。しかし、その顔は俯いている。
未来「これ以上...。」
未来は涙を流し
未来「私は、響の友達でいられない...。」
残酷な言葉を告げる。
未来「...ごめん。」
未来は涙を流しながら階段に向かって走る。残った風音が孤独さを感じさせる。
響「どうして、こんな...(涙)。」
響はスカートの裾を握り締め、涙を流す。
響「嫌だ...嫌だよ...(泣)!」
響は泣き始める。
希「...。」
希は扉の死角で様子を見ていた。そして、その場を後にする。
希「(原作知識を持って転生したとしても、必ずそれがいい方向に転がるとは限らない、分かってはいたが、何もしないで変わる訳もない、か...。)」
あの後、残りの授業を終わらせ、荷物を纏めている。
『【希。】』
希「!【帆奈か、どうした?】」
帆奈(希)『【今から言う場所に来て。】』
希「【?分かった。】」
リディアン・屋上
希「屋上に何かあったか?」
希は帆奈(希)に言われた場所に着く。その場所は屋上だがそこには帆奈(希)とみこと(希)、それからねむ(希)がいた。
希「!ねむ!?」
ねむ(希)「やぁ、来ていたよ。」
希「何でここに...?」
するとねむ(希)はフェンスの向こう側へ向き、手を翳す。
ねむ(希)「こういう事だよ。」
すると空間が歪む。それは魔女結界の時と少し似ているがどちらかといえば
希「...っ!?」
BGM:「絶交階段のウワサ」
「お前のせいで」「アナタのせいで」「お前のせいで!」「君のせいだから」「ごめん」「ごめん」「ごめん」「ごめん」「ごめん」「ごめん」「ごめん」
屋上の塔屋に鳥の様な無数の影がぎくしゃくと集まり次々と人の型となり、まるでその人型が責めているかの様に感じ取れる。するとその影が希達を囲う様に旋回すると渦の様になっていくと、影から次々と螺旋状に階段がそらに伸びていき、鎖や錠前も空に向かって伸びていく。希達はそれぞれ伸びていく階段に乗り、エスカレーターの様に上昇していく。
『ラ↑ン↓ラ↑ン↓ラ↑!!』
空には無数の階段がまるで枝のように広がっていき、文字や不気味なオブジェクトがそこらに飛んでいる。そして、その階段を象徴するかの様に大きな鐘が揺れ、音を響かせる。その鐘が鳴る度に鐘の中から南京錠の姿をした何かが落ちてくる。
希「...ねむ、何故
希はその存在が何故この場所にいるのかが理解出来ない。
ねむ(希)「今後の事態に備えてエネルギーの回収なども含めてこの場所に配置する事にしたんだ。」
みこと(希)「リディアンに?」
帆奈(希)「本気か?」
帆奈(希)とみこと(希)はその存在を見て不安を抱く。
ねむ(希)「試行錯誤はある程度
ねむ(希)は揺れながらも大きな音を鳴らす鐘を眺め言う。
ねむ(希)「僕が作った「ウワサ」を...。」
希達が拠点としているフェントホープと同じ、ねむ(希)によって生み出された「ウワサ」だ。
希「確か絶交階段のウワサの能力は...。」
ねむ(希)「友情や絆と対をなす絶交と不仲を司る力だよ。リディアンだと何かと都合が良いからね。」
帆奈(希)「成程。」
みこと(希)「そういう事ね。」
ねむ(希)「さて...。」
ねむ(希)は本を開くと、その中から光の玉が現れ、姿形を変える。
ねむ(希)「後はこの絶交階段のウワサにまつわる「噂」を流してきてくれ。「ウワサさん」。」
姿形を変えたその存在、「ウワサさん」はウワサの噂を広める為に口を開く。
ウワサさん「アラもう聞いた?誰から聞いた?絶交ルールのそのウワサ」
夕方
とある山の屋敷にてフィーネは英語で海外の者と受話器で連絡を取っていた。
フィーネ「確かにこちらからの依頼ではあるけれど、仕事が杜撰過ぎるといってるの。足がつけばこちらの身動きが取れなくなるわ。まさか、それも貴方達の思惑というのなら...。」
『神ならざる者が全てに干渉するなど不可能。お前自身が一番分かっているのではないか。』
バァンッ!
フィーネ「...。」
「アタシらが用済みって何だよっ!?」
扉を開けて入ってきたのはクリスとエリンだ。
クリス「もう要らないって事かよっ!?アンタもアタシらを物の様に扱うのかよっ!?」
エリン「フィーネ...。」
フィーネ「...。」
クリス「頭ん中グチャグチャだ!何が正しくて何が間違ってるのか分かんねぇんだよぉ!?」
フィーネは受話器を戻し立ち上がる。
フィーネ「...どうして誰も、私の思い通りに動いてくれないのかしら...。」
フィーネはソロモンの杖をクリスとエリンに向け、ノイズを出現させる。
クリス「...っ!?」
エリン「...っ!」
エリンはクリスを守る様に前に立つ。
フィーネ「流石に「潮時」かしら?」
クリス「えっ...?」
フィーネ「そうね、貴女のやり方じゃ、争いを無くす事なんて出来やしないわ。精々1つ潰して、新たな火種を2つ3つバラ撒く事位かしら?」
エリン「...!」
クリス「アンタが言ったんじゃないか!?痛みもギアもアンタがアタシらにくれた物だけが...!」
フィーネ「私が与えたシンフォギアを纏いながらも毛程の役に立たないなんて、そろそろ幕を引きましょっか。」
するとフィーネの右手が青白く光ると同じ粒子状の光がフィーネの身体に纏い始める。
クリス・エリン「...っ!」
フィーネ「私も、この鎧も不滅、未来は無限に続いていくのよ。」
フィーネはかつてクリスが纏っていたネフシュタンの鎧を纏う。鎧の見た目は以前とは形が変わっている。
フィーネ「「カ・ディンギル」は完成しているも同然。もう貴女のしがれに固執する理由は無いわ。」
クリス「カ・ディンギル...?そいつは...?」
フィーネ「貴女達は知り過ぎてしまったわ。」
フィーネはソロモンの杖を操作し、ノイズをけしかける。
クリス・エリン「...っ!」
ドォォォンッ!!
クリスとエリンはベランダに飛び込んで攻撃を回避する。しかし、フィーネはソロモンの杖を持ちながら笑みを浮かべる。
フィーネ「フフフフフ...!」
クリス「チキショウ...!チッキショォォォッ(涙)!」
エリン「クリス...くっ...!」
エリンはギアペンダントを握る。
エリン「Giant clash Mjolnir zizzl」
エリンは聖詠を歌い、ミョルニルのギアを纏うと、クリスを抱き抱え、森の中へ跳び去る。
フィーネ「逃げ足だけは速いわね。まぁいい。」
フィーネは屋敷の中に戻り、テーブルの上にあった豪華な小箱を開ける。
フィーネ「あんな子達でも囮位にはなったものだし、ね。」
小箱の中にある数枚のカードの内、1枚のカードを取り出す、そのカードの裏面は
フィーネ「これで私の目的はまた進む。」
『ウィ〜...。』
フィーネはそのカード達を見つめ口角が上がる。
七蜘蛛「...。」キボーノーハナー
希「お前馬鹿だろ?」
帆奈(希)「一話ほぼ丸々に加えて、オリジナル展開入れて18000字近くまでやるか普通?」
みこと(希)「もう少し、投稿する文字数を少なくした方がいいんじゃない?」
七蜘蛛「そうさせてもらいます...。」ゴソゴソ
七蜘蛛「次回!戦姫希望シンフォギアGRは!」
「俺用の武器?」
『気にしているのでしょう?』
希用の新たな武器?
「見たことの無いケミーを見つけたってホント?」
「あぁ。」
『レスキュー!』
見たことの無いケミーを手にすらジン。
「優しいんだね、クリスとエリンは。」
クリスとエリンと通じ合う未来。
「(バカだ、アタシってば、何やらかしてんだっ!!)」
七蜘蛛「次回「悩める少女達」。」