ヒーローアーカイブ   作:黒卵

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前回のヒーローアーカイブは!

救助訓練でUSJに訪れたA組一同。
13号のスピーチを聞き、訓練を始めようとした時。
突如として黒い霧が発生し、現れたのは本物の(ヴィラン)たちだった!果たしてA組はこの危機を乗り越えることができるのか!?

ヒヨリ「……なんか、前回のあらすじがまともじゃないですか?」

まあ、ヒヨリ、こんな回があっても別にいいじゃないか!
それでは第19話をどうぞ!


戦闘開始

 

切島「(ヴィラン)ン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんて、アホすぎるぞ!」

 

八百万「先生、侵入者用センサーは!?」

 

13号「もちろんありますが…!」

 

轟「現れたのはここだけか、学校全体か…何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういう"個性(ヤツ)"がいるってことだな。校舎と離れた隔離空間、そこに少人数(クラス)の入る時間割…バカだが、アホじゃねぇ、これは何らかの目的があって、用意周到に画策された奇襲だ。」

 

クラス全体が困惑している中、轟が状況を冷静に分析していた。

 

相澤「13号、避難開始!学校に電話試せ!センサーの対策も頭にある(ヴィラン)だ。電波系の"個性(ヤツ)"が妨害している可能性がある。」

 

相澤「上鳴、青空。お前たちも"個性"で連絡試せ。」

 

上鳴「ッス!」

 

星斗「アロナ!連絡ができるか、試してくれ!」

 

アロナ『分かりました!』

 

相澤先生が俺達に指示を出し、(ヴィラン)の方へ歩み出た。

 

緑谷「先生は!?1人で戦うんですか!?イレイザーヘッドの戦闘スタイルじゃ、正面戦闘は……」

 

相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号!任せたぞ。」

 

心配する緑谷にそう言い返すと、相澤先生は(ヴィラン)の中へと突っ込んで行った。

 

(ヴィラン)「射撃隊!いくぞぉ!」

 

(ヴィラン)たちが相澤先生を迎え撃とうとするが……

 

(ヴィラン)「あ、あれ?出ね…」シュルルル

 

"個性"が発動せず、困惑している隙に捕縛布で拘束し、3人の(ヴィラン)の頭を叩きつけた。

 

(ヴィラン)B「ばかやろう!!あいつは個性を見ただけで"個性"を消すっつう、イレイザーヘッドだ!!」

 

(ヴィラン)C「消すぅ〜!?俺らみてえな異形型も消してくれるのかぁ!?」

 

相澤「いや、無理だ。」バキ!

 

突っ込んでくる(ヴィラン)の攻撃を避け、相澤先生は顔面に拳を叩き込んだ。

 

相澤「発動系や変形系に限るが、お前らみたいな奴の旨みは近接戦闘に特化している。」

 

そう言いながら、相澤先生は先ほど殴り飛ばした(ヴィラン)の足を捕縛布で掴み、後ろの(ヴィラン)の攻撃をかわし、集まっている(ヴィラン)たちに向けて放り投げた。

 

相澤「だから、その辺の対策はしている。」

 

相澤先生は次々と(ヴィラン)を制圧していった。

 

 

 

緑谷「凄い…!多対一こそ、先生の得意分野だったんだ!」

 

星斗「緑谷!分析しているところ悪いが、早く指示に従って逃げるぞ!」

 

俺は相澤先生の戦闘スタイルを見て、感心している緑谷の手を掴み、入口の方へと走り出した。

 

黒霧『させませんよ。』

 

だが、目の前に黒い霧の(ヴィラン)が現れ、出入り口が塞がれてしまった。

 

黒霧『初めまして、我々は(ヴィラン)連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして。』

 

オールマイトの殺害……!?だとしたら、それができる奴がいるってことか……!?

 

黒霧『本来ならば、ここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが、何か変更があったのでしょうか?まぁ…それとは関係なく…』

 

黒霧が"個性"を発動しようとした瞬間、爆ちゃんと切島が飛び出し、先手必勝の攻撃を仕掛けた。

 

切島「その前に俺たちにやられることは、考えてなかったか!?」

 

だが、黒霧には傷一つ付いていなかった。

 

黒霧『危ない危ない……そう……生徒といえど、優秀な金の卵……』

 

13号「ダメだ!どきなさい!2人とも!」

 

13号先生が叫んだが、もう遅かった。

 

黒霧『散らして……嬲り殺す……!

 

そして、俺たち全員、黒い霧に覆われてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い霧が晴れ、俺の目に移ったのは、岩山を再現した山岳ゾーンだった。

 

星斗「カヨコ、ハルカ、ムツキ!すまないが、出てきてくれ!」

 

俺はシッテムの箱を取り出し、カヨコたち3人を呼び出した。

 

ハルカ「せ、先生!大丈夫ですか!?」

 

出てきた瞬間、ハルカが俺の安否を確認してきた。

 

星斗「大丈夫、奴の"個性"で飛ばされただけで怪我はないぞ、ハルカ。それよりも……」

 

俺は集まっている(ヴィラン)たちに視線を向けた。

 

(ヴィラン)D「お、来たぜ!」

 

(ヴィラン)E「なんか増えているが、関係ねえ!行くぞぉお!」

 

そう言うと、(ヴィラン)たちは"個性"を使い、一斉に俺たちに襲いかかってきた。

 

星斗「突っ込んでくるのは、全部で9人か……カヨコ、頼む。」

 

カヨコ「……わかった。」ズドンッ!

 

俺が指示を出すと、カヨコは銃を上に向けて撃った。

 

パニックブリンガー

 

(ヴィラン)D「ひぃ!?」

 

(ヴィラン)E「う、動けねえ!?」

 

銃声が鳴り響いた瞬間、(ヴィラン)たちの動きが止まった。

 

ハルカ「死んで下さい死んで下さい死んで下さい!」ズドンッ!ズドンッ!

 

(ヴィラン)E「ギャァア!?」

 

(ヴィラン)D「なんだこのガキ!?」

 

ハルカが(ヴィラン)へ特攻していき、(ヴィラン)に向けてショットガンを乱射しまくっていた。

 

(ヴィラン)F「調子に乗ってんじゃねえぞ!くそガキィ!」ドゴォ!

 

ハルカ「っ!」

 

ハルカが後ろにいた(ヴィラン)の攻撃をもろに受けてしまった。

だが……

 

ハルカ「くたばれぇ!」ドゴォッ!

 

(ヴィラン)F「ぐぼぉらぁ!?」

 

ハルカには攻撃が全く効いておらず、ハルカは銃をバットのように持ち替え、(ヴィラン)の顔面を思いっきり殴った。

し、死んでないよな…?あの(ヴィラン)……?

 

ムツキ「う〜ん、あれはギリギリで生きているかな?」

 

星斗「そ、そうか。ハルカが殺人犯にならなくてよかった〜。」

 

ムツキ「それじゃあ、私もそろそろ行くよ〜!」

 

そう言いながら、銃を撃ちながら、ムツキは手榴弾のピンを抜き、(ヴィラン)達の方へを放り投げた。

 

(ヴィラン)G「しゅ、手榴弾!?逃げ…」

 

ドカーーーン!!

 

「「「ギャァアアアアア!!!?」」」

 

(ヴィラン)たちは手榴弾を見て、逃げ出そうとしたが、逃げきれず、全員が爆風で吹き飛んだ。

 

星斗「こういう時って、こういうんだっけ?汚ねえ花火だ!」

 

カヨコ「先生、そのセリフは明らかに(ヴィラン)側だから……。」

 

周りを見た感じ、この辺にいる(ヴィラン)は全員が倒れていた。

 

星斗「そういえばアロナ、雄英への連絡はできたか?」

 

アロナ『はい、ジャミングのせいで時間はかかっていますが、あと5分もあれば、連絡が取れると思います!』

 

なるほど……連絡はもう少し待つことになるな。

 

アロナ『あと、この付近にかなりの電気エネルギーを感知しました!おそらく上鳴さんが近くにいると思います!』

 

すると、アロナから近くにクラスメイトがいることがわかった。

電気ってことは"個性"を使って戦ってるってことか?

 

星斗「ハルカとカヨコは気絶している(ヴィラン)たちを拘束しといてくれ。」

 

ハルカ「わ、わかりました!」

 

カヨコ「わかった。」

 

星斗「ムツキは俺と一緒に上鳴の援護しに行くぞ。」

 

ムツキ「オッケー!」

 

カヨコたちに(ヴィラン)の拘束を任せて、俺とムツキはこの場を後にして、戦っているであろう上鳴の元へ向かった。

 

 

 

 

 

上鳴「うェ〜〜い。」

 

八百万「えっと、上鳴さん…?」

 

上鳴「うェい?」

 

耳郎「ぶふ……や、やめて、その顔でこっちを見ないで……w」

 

無事、危機を乗り越えた耳郎たちであったが、上鳴は"個性"の「放電」による反動で、脳がショートしてアホになっていた。

 

八百万「ともかく、皆さんとの合流を急ぎましょう。先ほど銃声が聞こえてきたので、青空さんたちが近くにいるかもしれません。」

 

耳郎「わかった、おーい!上鳴、行くぞー?」

 

上鳴「うェ〜〜い!」

 

上鳴はアホになりながらも、八百万たちに着いて行こうとした…その時。

 

ガシッ!

 

上鳴「うェ!?」ドサッ!

 

耳郎「上鳴!?」

 

地面から出てきた手に足を掴まれてしまい、上鳴は前のめりに倒れてしまった。耳郎が上鳴に近づくと、地面の中から(ヴィラン)が出てきた。

 

八百万「っ!伏兵!?」

 

(ヴィラン)H「動くな!もし動いたら、こいつをkoズドンっ!!があっ!?」

 

(ヴィラン)が上鳴を人質にしようとした瞬間、(ヴィラン)の両肩にゴム弾が飛んできた。

 

ムツキ「先生、ナイスショット♪」

 

星斗「大丈夫か?3人とも?」

 

耳郎「青空!浅黄先輩!」

 

そこへ丁度、上鳴を探していた俺らが耳郎たちが合流した。

 

八百万「今の攻撃は、青空さんがやったのですか?」

 

星斗「あぁ、ムツキの銃だと上鳴も巻き込まれると思ってな、上鳴は大丈……ぶふっ!?」

 

上鳴「うェ〜〜〜い!」

 

俺は上鳴の安否を確認するが、上鳴の顔を見て、思わず吹き出してしまった。

 

星斗「か、上鳴!頼む…wその顔でこっちを見ないでくれ!は、腹が…!」

 

上鳴「うェい?」

 

星斗「ぶほぉwww!」

 

や、やばい…!笑いが止まらん!

 

(ヴィラン)H「このガキ……!」

 

ムツキ「おっと、あんまり動かないほうがいいと思うよ?」カチャ

 

(ヴィラン)が手から電気を迸らせて、俺たちに攻撃しようとするが、ムツキが頭に銃を突きつけていた。

 

ムツキ「いくら非殺傷弾といっても、頭に撃ったら痛いと思うし、撃たれたくなかったら、いろいろと情報を教えてほしいな?」

 

(ヴィラン)H「く、クソが!」

 

 

 

 

 

青空が八百万と合流した頃……

 

 

 

広場side

 

黒霧『死柄木 弔。』

 

脳が剥き出しの(ヴィラン)が相澤をズタボロにしていると、先ほど生徒全員を飛ばした黒霧が背後に現れた。

 

死柄木「黒霧……13号はやったのか?」

 

黒霧『行動不能にはできたものの、散らし残した生徒がおりまして……一名、逃げられました。』

 

死柄木「……は?」

 

それを聞いた瞬間、死柄木と呼ばれた(ヴィラン)は首を掻きむしり始めた。

 

死柄木「ふざけんなよ……黒霧ィ……!これじゃあ、サブターゲットしかクリア出来ねぇじゃねえか……!お前がワープゲートじゃなかったら、粉々にしてたよ……!」

 

死柄木は首を掻きむしるのをやめて、冷静になった。

 

死柄木「黒霧……例のタブレットを持ったガキのところには、お前が行ってこい。()()の試運転を含めてな…あ、でも間違って、ガキごと殺してタブレットまで壊すなよ……?」

 

黒霧『承知しました、では行ってまいります。』

 

そう言われると、黒霧は姿を消した。

 

死柄木「それじゃあ、俺は「待て……。」…あ?」

 

死柄木が動こうとすると、既に瀕死のイレイザーヘッドが(ヴィラン)を睨め付けていた。

 

死柄木「へぇー…まだ、動けたのか?」

 

相澤「お前らの目的はオールマイトの抹殺……なぜ青空も狙う……?」

 

死柄木「……俺は別に興味ないんだけどさ、先生の協力者にどうしても奪ってこいって、言われたからな。」

 

そう言いながら、死柄木はイレイザーヘッドの元へ近づいた。

 

死柄木「それにしても、よくそんな状態で生きているな?今、トドメを刺してやるよ。」

 

緑谷「相澤先生から、離れろぉぉぉぉ!!SMASHゥ!!」

 

死柄木「……脳無。」

 

死柄木の手がイレイザーヘッドに触れようとした瞬間、様子を見ていた緑谷が飛び出して"個性"を使い、死柄木に攻撃した。

 

緑谷(ーーー!?折れてない‼︎?「力の調整」がうまく出来た!?)

 

緑谷は一瞬、喜んだのも束の間、土煙が晴れると、そこにいたのは死柄木ではなく、イレイザーヘッドを追い詰めた(ヴィラン)だった。

 

緑谷(いつの間に…しかも効いて……ない……!?)

 

死柄木「いい動きをするなあ…「SMASH」って…オールマイトのフォロワーか?まあいい、やれ。」

 

バァン!

 

死柄木が指示を出したと同時に扉が爆発するように吹き飛んだ。

そして、そこにいたのは……

 

 

オールマイト「もう大丈夫、私が来た!

 

"平和の象徴"オールマイトだった。

 

死柄木「あー…コンティニューだ。」

 

 

【続く】




どうも黒卵です!
本日は皆さんに謝らなければならないことがあります。
ヒーローアーカイブ第16話「太もも講座の時間」の一部箇所を物語を進めるために修正させていただきました。皆さんには多大な迷惑をかけてしまうことを謝罪します……。

こんな誤字が多い小説ですが、ぜひ見ていってくださると、嬉しいです!

それではまた次回!アディオース!

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