ウチの戦隊ブルーが悪の女幹部として配信してるんだけど、どうすれば良いと思う? 作:新月
新キャラ一気に増加します。
──次の日。
【カオス・キャッスル】、廊下。
「いやー、ごめんねクロス君。急な呼び出しで」
「いや、いいよ。妥当な用件だったしな」
プロキシの検証をしまくった次の日。俺はカイザーに言われていたティアーの呼び出しにあっていた。
用件は“二つ”あったらしく、一つはついさっき済ませている。
もう一つが……
「実は、“あなたに会いたいってグループがいるのよ”」
「会いたい? 誰が? っていうか、グループ?」
「まあ、この間の入隊試験で目立っていたからねー。“あなたにとっての先輩達が興味を持った”、って感じかしら?」
「ふーん? そうなのか?」
「私がよく知ってる子達だし、ついでに案内してあげるわねー」
そう言われて、ティアーに連れられて廊下を一緒に歩いている。
しばらく歩いていると、やや大きめの扉の部屋の前にやってきた。
そこでティアーが立ち止まり、端末を確認し始める。
「っと、トウちゃーく。第7講堂、ここね。ここに呼び出した彼らがいるわ。準備はいい?」
「ああ、大丈夫だ」
「それじゃあ、失礼しまーす」
そう言って、ティアーはギギィ……と、扉を開けた。
中はそれなりの広さがあり、天井まで10mほど高さがある。
講堂と言っていたが、ある程度室内スポーツも出来そうな広さだ。
「──フッフッフ、ようやく来たか」
「こんにちは! いつもご利用ありがとうございます!」
「やれやれ、呼び出したとはいえ、まさかノコノコ来るとは……」
「おー、本当にアリーナで戦ってた人だー」
その奥の、ステージに当たる部分に人が立っていた。
人数は、全部で“4人”。
全員、下っ端達の共通スーツとは違う、それぞれ特徴的な衣装を纏っている。
その後、とうッ! という掛け声とともに、ステージから大仰にクルクル回って飛び降りた。
「──俺はリーダー! “エース・ザ・クライシス!!” 俺の情熱は全てを焼き尽くす!」
「私はマネージャー! “ベルファウト・フォン・シップス!!” 在庫管理はわたしにお任せ下さい!」
「ッフ、作戦参謀。“コーデッド・コール・コーディアス”。貴様らは私の手の内だ」
「がおー、マスコット。“ディヴィー・ガブリー・パックメン”。みんな私が、食べちゃうぞー」
「「「「我ら、“インフォーマル四天王!!” 参上!!」」」」
ドカーンッ!! ……と、爆発のエフェクトが“背景のスクリーン”に映っている。ステージのスピーカーから音も出していたらしい。
「………………………………」
……なんか、やたらキャラが濃そうな奴らが急に現れた。
やたら仰々しい名前を自己紹介されながら、戦隊モノっぽく自己紹介された。あれ、これどう反応すればいい? 普通に強敵出現で見ればいいの? というか驚けばいいの?
えーと、待て。とりあえず整理しよう。
まずはリーダー。“エース・ザ・クライシス”。
赤髪の男性。
全体的に赤をメインとした衣装で、炎をモチーフとした模様が描かれている。
顔にフェイスペイントも付けていて、いかにも目立ちたがり屋と言う感じがする。
次にマネージャー。“ベルファウト・フォン・シップス”
水色髪色の女性。
全体的に水色をメインとしたメイド服で、店員っぽいエプロンを上から付けている。
と言うか、昨日プロキシ買いに行った時にいた店員さんじゃね、あの人?
3人目が作戦参謀。“コーデッド・コール・コーディアス”。
緑髪でメガネでえーと、サイド分けのショートヘア?
いかにもデータキャラって感じのやつだ。今もメガネをクイっと指で直している。
最後がマスコット。“ディヴィー・ガブリー・パックメン”。
茶髪のショートで……なんだこれ、着ぐるみ? なんか顔出しの熊の着ぐるみを着ている。
このメンバーで一番年少そうな子……少女? 少女だよな多分。体型全然分かんねえ。で、眠たそうな顔をずっとしている。
なるほど、なるほど。
……メッチャ濃そうな新キャラ一気にきたんだけど。
え、あれ。ガチで知らない。レイスがいきなり自己紹介した時より、“情報量多すぎて処理し切れない”んだけど。
しかも、四天王? あれ、【カオス・ワールド】って“三幹部”じゃなかったっけ? と、思っているとティアーから……
「──以上、通称“部下A、B、C、D”君ちゃん達からでした。クロス君よろしくね」
「「「「“略されたッ?!!”」」」」
あ、“めっちゃ分かりやすくなった”。
本当だ、名前の頭文字よく見たらそれっぽい。
「ちょっとティアーさんそりゃ無いっすよ!? 俺達このためにメッチャ決めポーズ練習してたんすよ!?」
「ごめんごめん、初見の人に名前覚えて貰うために、分かりやすい方がいいと思って」
「確かにそうかもしれませんが、せめてもう少しマシなあだ名にしてもらえると……流石にそれは、“雑魚っぽい”です……!!」
「流石に遺憾の意を表明したくありますね……私達の威厳がなくなります。新人に舐められてしまうでしょう」
「ばぁー。かっこ悪いー」
簡単に略したティアーに対して、四天王達はそれぞれの文句を彼女に返していた。
それに対してティアーはアハハ……とカラ笑い。
「……ところでティアー。彼らの言ってる“四天王”って? ティアーとカイザー除いて、“三幹部がトップじゃなかったのか?”」
「んー? “三幹部がトップで合ってるわよ”」
「じゃあ、あの自称四天王達は?」
「んーと、単純に言うと【カオス・ワールド】内での“サークルの一つ”ね」
「さ、サークル?」
サークルって、大学とかである、あのサークルか?
高校生とかで言うと、部活動みたいなやつ?
そう聞くと、そうそう、と答えられて。
「【カオス・ワールド】内で、仲の良いメンバー同士でグループを作ることがあるのよね。正式な仕事の集まりとは別に、主に想像通りのサークル活動的な側面や、“クエストを一緒によく受けるメンツ”みたいな感じの集まりが主ね」
ティアー曰く、この“サークル活動は結構重要なもの”らしく。
グループとしての活動実績によって、“特殊なクエストの受注資格”や“専用装備の支給”など、色々特殊な支援が【カオス・ワールド】から受けられる様になるらしい。
前にカイザーが言っていた中継機の使用権限とかも、サークルの実績によっては使える様になるとのこと。
つまり……
「あいつらは、“四天王を自称しているだけの、サークルの一つでしかない”と」
「まあ、平たく言えば。だから“インフォーマル(非公式)”だし。流石に直接四天王って名乗られちゃうと、誰かが混乱しちゃいそうで……」
「あー」
「おおい! 舐めるなあ!?」
だって、本当に自称じゃん。
短い印象だけど、レイスと比べたら明らかに大した事ない様に見えちゃうんだもの。
勿論俺の初見の印象でしかない事だけど、カイザーから教えられたレイスの実績を聞いた後だと、なんか余計に……
「いいや! 俺達、“インフォーマル四天王”はその中でもトップクラスのサークルだ!!」
「がおー、結構強いよー?」
「ッフ、有象無象のサークルと一緒にしてもらっては困る」
「まあ私達、せいぜい【カオス・ワールド】所属“三年程度のいわゆる新米枠”ではありますけど!」
「「おおい!? バラすなあ!?」」
部下Bの言葉に、部下AとCが叫ぶ様に遮っていた。
あ、名前判別メッチャやりやす。
シンプルすぎて逆に特徴分からなくなりそうだった。
部下Dは眠たそうに目をシパシパしている。
自称四天王がギャーギャー騒ぐ中、ティアーが補足説明をしてくれた。
「まあ、非公式の自称四天王ではあるんだけど……“あながち、嘘でも無いのよね”」
「……何?」
「言っちゃえば、“準幹部級”。三幹部や私達から見て“期待の新人枠”。と言うか、仕事上直接の関係性が強いと言うか……」
「──“三幹部や私直下の配下達が、自然と集まったサークル”。それが彼らよ」
────。
つまり、ティアーやレイス直下の部下。その団体。
……どうやら、あまり甘く見れる相手じゃ無いようだった。
俺は無意識に、警戒度を上げていた。
「……で、その自称四天王がワザワザ俺に何の用?」
俺は片手に、待機状態のプロキシを構えた上でそう質問を投げかけた。
三幹部直下のメンバー達。そいつらが俺をワザワザ呼び出したなんて、どう考えてもいい予感はしなかった。
彼らのリーダー、部下Aが調子よさそうに答え始める。
「ふふん。聞いて驚け。──お前に、クエストで“バトルを申し込みに来た”」
そう言って部下Aが端末を操作した直後、俺の端末からピロンッと音が鳴った。
開いた片手で取り出して、通知を確認し始める。
▽@@@@@@@@@@@@@@@@@@▽
<新規クエスト一覧>
ミッション:インフォーマル四天王との対決
報 酬:受注報酬・1,000pt
勝利報酬・インフォーマル四天王に所属権利
場 所:決めてない
日程:○月▲▲日(今日)
依頼主:インフォーマル四天王・エース・ザ・クライシス
返答期限:今から30分以内
違約金:特に無し(強いて言うなら、信用度?)
備 考:俺達インフォーマル四天王と対決だ!
ルールはシンプルに殲滅戦! 最後まで立っていたら勝ちだ!
新人の力、俺達に見せてみろ!
受注しますか? YES/NO
△@@@@@@@@@@@@@@@@@@△
「今、依頼という形でお前に通知した。新人の癖に、入隊試験とは言えレイス様に勝つとはやるじゃねーか」
「はあ、どうも」
「──で、だ。その力を見込んで、俺達が相手してやる。“お前の力を、俺達で確かめてやる!”」
「ッフ、まああの入隊試験の実力が、“まぐれで無かったかどうか確認しに来た”、というわけだ」
「本当は、“期待の新人をスカウトしたくて手合わせしたい”、ていうのが本音なんですけどね〜」
「おー、“なんかサークル大きくしたくて、強い人募集中ー”」
……なんか、後半話すに連れて本音が漏れていた様な気がするけど。
要はスカウトの為のバトルしにきた、というわけか?
正直、新人に対する先輩のイビリの呼び出しだと思ってた。多分大差無いと思うけど。
すると、横でティアーが慌て出す。
「ちょ、ちょっと待って!? クエスト出したいとは聞いていたけど、今日!? 顔合わせだけの筈じゃ!? 今日は都合が……」
「なんですかティアー様、新人贔屓ですか!!」
「ッフ、流石にティアー様といえど、よっぽどの理由が無ければこちらを優先させていただきたいですね。クエスト申告のルールは守ってる筈です」
「そ、それはそうなんだけど……」
さあ、サタン・クロス! と、部下Aが俺に向かって指を刺した。
「お前のあの試合を見てから、ずっと楽しみにしてたんだ! ──お前の“セレクト・エッジ”と俺の必殺技!! どっちが強いか勝負と行こうじゃねーか!」
「今“セレクト・エッジ”使えないけど」
「そうかそうか、使えないか! どっちが勝つか見もの……」
「──“使えない?” 今使えないっつったか?」
「“うん”」
俺は正直に。
俺はティアーを指差して一言。
「“なんかメンテナンスの為に、一回【ダーク・ガジェット】預けて欲しいってティアーが”」
「……てへっ」
▽==================================▽
「そうそうクロス君。呼び出した用事の一つなんだけどさ。あなたの【ダーク・ガジェット】、元は私のだったから“そろそろ一度メンテナンスしたかった”のよね。悪いけど、一旦返してくれる?」
「それはいいけど、変身スーツの機能は? 顔バレは正直困るんだけど」
「それは大丈夫! 幹部用のプロキシ昨日買ったでしょ? そっちを起動すれば、そっちにも自動変身スーツ内蔵だから大丈夫よ!」
△==================================△
「……というわけで、お目当ての“セレクト・エッジ”は使えない。持ってるのプロキシだけだな」
「だ、代替の【ダーク・ガジェット】は……?」
「ぷ、プロキシあるから、今日の所は大丈夫かと思って……“用意してないわね”」
「「「「…………」」」」
それを聞いて、自称四天王の四人は一斉に黙り込み……
「……タイム!」
部下Aのその言葉の後に、B、C、Dも集まって何かを相談し始めた。
「おい、どーする!? 流石に予想外なんだけど!?」
「なんと間の悪い……!?」
「昨日プロキシ買ってたのは見てたけど、どーしよう!?」
「えー。後日に延長するー?」
「おい4人集まれるの今日くらいだったろ!? 次集まれるのいつだ!?」
「すまん、こっちはアイリス様のイベント準備のため一週間は……」
「わたしはレイス様の手伝いがあって、結構時間が……」
「おー。メッチャ暇ー。ミクス様と日向ぼっこする約束くらいー」
「メッチャ羨ましいなおい!? 俺たしかティアー様から任された仕事が……え、これ不味くね?」
「夜ならどうだ? あまり褒められた事ではないが、その時間帯なら全員空いているだろう」
「「それだ!/それね!」」
「えー、多分眠たーい」
「我慢しろって!」
そーして、しばらくあーだこーだ言い合って……
ようやく落ち着いたのか、部下Aがこっちに向き合ってゴホン、と咳払いの後……
「あ、アー。しょうがない、サタン・クロス君。今日の所は、顔合わせだけという事で、後日【ダーク・ガジェット】が君の手元に戻った後、改めてクエストの通達を……」
「──“ところでふとした質問なんだけど。クエスト受注した時って、この<YES>ってボタンを押した瞬間に成立するの?” 押しちゃったら、押した瞬間にクエスト開始?」
俺は横にいるティアーに対して、そんな質問をしていた。
「え? あーいや、正確には“依頼主側が、受注者を確認してOK出せば、そこで成立よ”。流石に無条件で成立させちゃうと、依頼人の意に沿わない人材が来る場合もあるから、そこでちゃんと事前に弾ける様にしてるわね」
「ふーん、つまり……」
「あ? 俺の端末が鳴った?」
俺は端末に表示されている例のクエストを、受けるを<YES>を押した。
すると、目の前の部下Aの端末から通知音が鳴り響いた。
俺は続けて質問をする。
「これで部下Aに通知が行ったってこと? アイツが確認してOK出せば、また俺に通知が来る?」
「ええ、そうなるわね。ちょっと試してみる? ねえ、部下Aくーん! ちょっと試しにOK押してみてくれない?」
「え? あ、はーい! 了解っす!」
そうして、部下Aが端末をいくつか操作した後、俺の方に再度通知が来た。
▽@@@@@@@@@@@@@@@@@@▽
<通知>
ミッション:インフォーマル四天王との対決
依頼主から受注成立がされました。
△@@@@@@@@@@@@@@@@@@△
「そうそう、それで受注許可されたわよ。これで正式にクエスト成立ね。それじゃあまた後日──」
「げばらぁッッ?!!!」
「「「「…………は?」」」」
部下Aはそのまま吹っ飛んでいき、ステージの段差のところでぶつかって転がった。
それを見て、俺はポツリと。
「“──じゃ。クエスト開始で、バトルスタートな”」
「いやバトルスタートな、じゃねえわぼけえッ!??」
部下Aが起き上がってそう叫び出した。
ッチ、気絶しなかったか。人数今の内に減らしたかったんだが。
「ちょ、ちょっとクロス君!? 何やっちゃってるの? 今のはただお試しだっただけで、“また後日依頼キャンセルして新しい依頼として受けようね”って言おうとするつもりだったんだけど!?」
「いや、今確認したろ? “クエスト受注成立したって、ティアーが言ってたじゃねえか”」
ルールは守った。
ティアーに確認とって、“正式にクエスト受注は成立した”。
“なんの問題も無いな”。
「い、いや、それはそうだけどお……ちょっと卑怯って言うかぁ……」
「そうだ! 今のはメッチャ卑怯じゃねえか!!??」
「なんてやつだ、ここまでプライドが無かったなんて……!?」
「ちょっと今のはどうかと思いますー!」
「うおー、メッチャ卑怯者ー」
ほうほう、卑怯者とな。なるほどなるほど。
じゃあ俺の正直な感想。
「──“4対1仕掛けてきたそっちに言われたく無い”」
「「「「あっ……」」」」
「あー……」
俺の言葉に、向こうはちょっと口籠っていた。
そう、“準幹部級”。レイスより立場はしたとはいえ、その直下レベルの人材が4人同時に仕掛けてきた。
しかもレイス戦と違い、ルール無し。“寧ろ完全に俺が不利な状況だ”。
正直、今の俺に余裕なんて持ってる訳が無い。
むしろ、“ティアーが見ているこの状況で決着を付けるべきだ”。
それなら、“最悪な状況を回避出来る可能性は高いだろう”。いざと言うとき止めてくれそうだし。
変な因縁は、今すぐにでも解消すべきだ。
「ま、待て! 勘違いだ! あくまでそう記載しただけで、力試しの確認としては、俺達が順番に“1vs1”でそれぞれの観点で試す予定で……!」
「“クエストにそんな記載は無かったよ”。どう見ても4対1の袋叩きする様な内容しか読み取れなかった」
「リーダー! “これ完全にお前の書き方が悪かったせいだぞ!?”」
「むー。と言うか“殲滅戦”って書いてあるから言い訳不可ー」
「調子に乗った書き方するからですー!! 面倒臭いからって適当に書いたでしょー!?」
「お、俺は悪くねえっ! 俺は悪くねえっ!!」
何処ぞの親善大使の様な言い訳を繰り返す部下Aを尻目に、俺は手をポキポキと鳴らす。
鎧ごしでも手の骨ゴキゴキ鳴らすことは出来た。それが向こうには威嚇に聞こえたらしい。
と言うか、“それぞれの観点”だと? つまり、そっちが御膳立てした内容で戦わせられるって事じゃねーか。つまりそっち有利な状況。
冗談じゃねえ、少しでも盤面ぐっちゃぐちゃにして、なんとか対抗手段整えねえと。
“乱戦の方が、まだ勝ち目を作りやすい”。
「と言うわけで、クエスト成立。“今この場で、バトルを開始しようか”。都合が良いことに、場所指定なかったし」
「ちょ、ちょっと待ってクロス君! “ここ講堂! アリーナほど耐久ないから、暴れられると壊れちゃうんだけど!?”」
──ほう、なるほど? “いい事を聞いた”。
俺は確認の為に、ティアーにそのまま質問をした。
「──その場合、“講堂壊した時の責任って誰になります?”」
「え? えーっと……まあ壊した本人が一番悪いのは当然として。その時間帯レンタルで代表者として名前を書いた人も、まあ少しは“監督責任”が発生しちゃうかも……」
「“じゃあ大丈夫です。俺はほとんど壊さないので。俺は”」
「なんだ今の意味深な言い方!?」
「これは、もしや……!?」
「うおー。“こっちの大技ほとんど封じられたー”」
「あの人、この部屋を人質ならぬ“モノジチ”する気ですか!?」
その通り。さすがに俺が直接壊すと“壊した本人が一番悪い”に引っかかるからあまりやるつもりは無いが、そっちの攻撃面はこれで大分心情的にやりづらくなった筈だ。
最悪、“敵の攻撃を講堂内に誘導すれば良いし”
「お、おいおい! さっきから勝手な事言いやがって! クエスト出したの俺だぞ!? “仮にも先輩の顔立てろや!”」
「“じゃあ先輩として、新人の要求くらい答えてくださいよ”。クエスト自体は受注するんだから、それくらいの要求は受け入れてくれてもいいでしょう?」
「くそう! 否定しづらいところを突きやがって!」
ちっくしょう! と、部下Aは床に向かって拳を叩きつけた。
「こんな事なら、最初からアリーナを集合場所にすればよかったぜ!! 場所選択ミスった!!」
「“逆に、なんでアリーナにしなかったんですか?” 最初からバトル目的なら、そっちの方が直ぐ出来るでしょうに」
「だって、“登場のエフェクトでスクリーンとか使うのに、講堂の方が都合が良かったから”」
よかった。あっさい理由でここ選んでくれて。
「と言うわけで、ティアーさん。“審判頼みました”。それじゃあ、いくぞ!!」
「え、ちょ!? ば、バトル開始ー!!」
「ぐわー!? まだグダって準備出来てねえー!?」
こうして、突発的な対インフォーマル四天王とのバトルが、この講堂で発生したのだった……
★
23歳
175cm
黒髪
中立・善
主人公
【ジャスティス戦隊】のレッド。
サンタクロース改め、サタン・クロス。
「ティアーが見れている今の内に、決着つけるっきゃねえ……!?」
先輩達に校舎裏に呼び出された新人状態。
正直、準幹部級と聞いた時点で、かなり余裕を無くしており、手段選ばない状態になっている。
今回色々めちゃくちゃやった様に見えるが、盤面少しでも自分に有利にする為にかなり必死。
最悪敗北しても、ティアーの監視のある内なら比較的マシな結果になるだろうと言う打算もあった。
ちなみに敬語とタメ口が入り混じっているが、演劇要素の側面が強くなると敬語になりやすい模様。今回は先輩に対する新人としての立場を自覚した為。
現在“黒刀”使用不可状態。
ならば、使えるのは……?
★
22歳
168cm
青髪
混沌・善
【ジャスティス戦隊】のブルー。
兼、【カオス・ワールド】の幹部、“コバルト・ティアー”。
「こ、これはカイちゃんにも見せないと……!!」
親切心で、先輩達の事を新人に紹介するつもりだった人。
流石に新人イビリまではいかないだろうと、信頼出来るメンバーだけを最初に紹介したつもりだった。
思ったより新人側に余裕が無かったのが読み違いだった。
端末の映像通話機能で、カイザーに繋げるつもり。
★カイザー
22歳
172cm
紫髪
混沌・悪
【カオス・ワールド】のボス。
ティアーの幼馴染み。
「ティアーから映像電話? ……おい昨日の今日で何面白い状況になっている!?」
完全に寝耳に水だった人。
玉座の間で寛ぎ中だった。
【インフォーマル四天王】
通称“部下A、B、C、D”
★部下A
24歳
177cm
赤髪
秩序・悪
ヴィラン名:エース・ザ・クライシス
所属3年。
リーダー。男性。
性格は破天荒に見えかけて、割とルールは守るタイプ。
いろいろ抜けている所がある。
最近ジャスティス戦隊のレッドに対抗して、その戦闘スタイルを真似ているらしい。
ティアー直下。
★部下B
21歳
164cm
水色髪
中立・善
ヴィラン名:ベルファウト・フォン・シップス
自称マネージャー。女性。所属3年。
普段はショップ定員をやっている。
在庫管理など数字の管理が好き。
レイス直下。
★部下C
19歳
172cm
緑髪
秩序・中庸
ヴィラン名:コーデッド・コール・コーディアス
自称参謀。メガネ。男性。
やや人を見下しガチ。
クロスを呼び出したのは彼が提案したのがきっかけ。
アイリス直下。
★部下D
13歳
142cm
茶髪
中立・善
ヴィラン名:ディヴィー・ガブリー・パックメン
着ぐるみ少女。
めっちゃ寝ぼけ目。しかり割と周りは見ているタイプ。
年齢の割にかなり優秀。
ミクス直下。
新キャラ登場させるとき、凝った名前付けても読者に覚えられづらいと思ってるので。
基本的に先に記号でそのキャラを覚えやすい様に意識して書いてます。
聖夜はレッド。涙(るい)はブルー。と言った様に。
場合によっては肩書きが記号扱いですね。長官とか、三幹部とか。
そうすれば、どのキャラがどの立ち位置か、と言うのが連想しやすいと思ってます。
感想、評価をくれるととても嬉しいです。
キャラクター人気投票第一回。どのキャラが現時点で人気かちょっと確認も兼ねてアンケート取ってみます。枠の関係で戦隊のみのグループがあります
-
佐藤聖夜 | レッド/サタン・クロス
-
天野涙 | ブルー/コバルト・ティアー
-
カイザー | ―
-
大地鋼 | グリーン
-
空雲雷子 | イエロー
-
大地心 | ピンク
-
空本神矢 | ―
-
トール | ―
-
レイス | 次元のレイス
-
ミクス | ―
-
アイリス | ―
-
マッハ情熱戦隊
-
クロス戦隊
-
リトル・ブレイブ戦隊
-
ガリオ・リベンジャー
-
赤城広人 | イフリート
-
白原雪音 | イース
-
その他