ウチの戦隊ブルーが悪の女幹部として配信してるんだけど、どうすれば良いと思う? 作:新月
また、別件でお知らせです。
<CM>
ん、今日は久々に新人が入ってきた。
担当カラーはレッド。主人公カラーだ。
素質だけなら、俺より遥かに高いだろう。
貴重な新人だ。大事に大事に育てていこう。
──とりあえず、不意打ちで額を撃ち抜いてみた。
これぐらい対処出来るようにならないと。
ひっくり返ってビックリしてるようじゃまだまだ。
大丈夫、出来る様になるまで付き合うよ。
とりあえず、毎日油断した時にこれやるね。
地味な色、戦隊グリーンの後輩育成日記:その1
#戦隊グリーンの後輩育成日記シリーズ
エックス(Twitter)で、短編の番外編を不定期連載開始致しました。
後日、ある程度纏ったらここにも提示する予定ですが、先に見たい場合は@newmoonexより。
場合によっては、未登場の三幹部が主役の場合も?
フォロワー数増やしたいので、よければよろしくお願い致します。
「見せてやるよ。──“人の右腕一本が、どれだけの可能性に満ち溢れているものかってなあ!!”」
「っ、やって見ろやこの野郎ぉおお──ッ!!」
俺の啖呵に応える様に、部下Aエースが両腕を構えた。
その両手の先に、炎の塊が集まっている!!
「今度は溜まりきってないが、しかたねえ! “クラッシュ・フレイム! 発射ぁーッ!!”」
「ぐおおおおおおおぉぉぉぉ──────ッ??!!!」
そうして、両手の先から火炎放射が放たれた!
先ほどの大爆発ほどでは無いが、そこそこの火力が襲いかかる──!!
……“隣の部下C、コーデットに”。
「……あり?」
「り、リーダー……どこ狙って……ガクッ」
「し、Cさぁぁぁーんッ?!!!」
「うおー、リーダー狙い違うー!!」
「ち、ちが!? 俺はちゃんと狙って……!? こ、この手が勝手に──!!?」
「あーあー、“ちゃーんと狙わないから”」
そう言って、俺は何気なく“ディメンション・ロッド・プロキシ”を軽く振り回す。
その言葉を聞いて、部下Aエースは何かに気づいたのか、俺を睨んで来た。
「てめえ!? やっぱり今、何かしやが──どわあッ!??」
そう言いながらズカズカと歩いて来そうだった部下Aエースは、突如転んでしまう。
“まるで誰かに足を引っ張られた様に”。
「リ、リーダーさん!?」
「んん! 足元、リーダーの足首! “手!!”」
「誰だ、“足引っ張ったやつ!?”」
「“まあ、俺なんだけど”」
そう言って、俺は“ディメンション・ホール”で出した“右腕”を、引っ込めた。
すると、部下Aエースの足首を掴んでいた“右手”も引っ込んだ。
「“DH・キャッチフック”。文字通り、“相手の足とかを掴んで引っ張る技”だ。ちなみにさっき部下Cに攻撃が行ったのは、“DH・プッシュアーム”。相手の攻撃の瞬間、照準している相手の腕を動かして、“フレンドリーファイアを誘発させる技”だな」
「陰湿にも程があるじゃねえかよ、おいッ?!」
俺の答えた言葉に、部下Aエースは叫ぶ様にツッコミを入れて来た。
オイオイ、何を言ってるんだろうかコヤツは。
「“戦闘なんて、相手の嫌がる事をするのが当たり前”。これは対戦スポーツ全般そうだろう? “相手に有利な行動をさせない”。大前提の話だ」
ふーやれやれ、と俺は分かりやすくジェスチャーを出す。
それを見て向こうは余計に苛立ったのか、ムカツクぅ!! と叫んでいる。
「ま、そうだな。確かに陰湿な技を披露したから、今度は“正統な技”を見せてやるか」
そう言って、俺は腰を落として、右腕を振りかぶる。
そして、正直に。
「宣告する。──“右ストレートのパンチを今度は放つ”」
「──ッ!」
俺の宣言に、向こうは……
「そう言って、“俺の頭の後ろとかから殴るつもりだろ!” もう騙されねえよ!!」
「いえ、ここはもっとシンプルに、“男の急所を狙ってくるのでは……?”」
「どっちもやりそうで怖ぇーよ!? ええい、ただのパンチくらい、今度も食らっても耐えてやらあ!!」
そう言いながら、部下Aエースは、しかしさり気なく片手を股間あたりに添えていた。
やっぱり警戒してるんだ、そこ。
まあ、安心しろ。
「心配しなくても、正真正銘ドストレートパンチだ。まあ、“鳩尾あたりはガードしておけよ”」
そう言って、俺は右拳を放ち出す──!
「──ッ!?」
「うっせえ!! そんな言葉信じる訳ねーだ──」
「リーダー!! 邪魔ッ!!」
「ぐへえ!!?」
「Dちゃん!?」
俺がパンチを放ち切る前に、部下Dディヴィーが庇う様に出て来た。
その勢いで部下Aエースが横に吹っ飛ばされているが……まあ、“正解の行動だ”
俺の右腕は、“そのままロケットパンチの様に吹っ飛んで”、部下Dディヴィーに当たった。
ただし、“ブーストが付いた様に、超高速移動で”
「ぐ、うぅ────ッ?!! っぁ────っ?!!」
最年少、部下Dディヴィーはそのまま俺の打撃を受けて、ステージの上まで吹っ飛んで行った。
そのままステージ裏の壁までぶつかり、めり込む様な音があたりに鳴り響く。
「ディ、Dちゃあああんッ?!!」
「て、テメエ!? 今のパンチはなんだ!?」
「──“DH・ブーストパンチ”。見たまんま、“ロケットパンチ擬きだよ”」
やった事は単純、右腕の殴りに合わせて、“ディメンション・ホール”の片方の穴を、相手に向けて移動させただけ。
穴は、空中でも自由自在に動かせるからな。まっすぐスライドの様に動かす程度、簡単にイメージは出来る。
ただし、“それを超高速で動かして”だが。
つまり、“俺の通常のパンチの速度+穴の座標移動による速度”の乗ったパンチだ。
運動エネルギーはE=1/2mv^2。Vが速さ。つまり速さが上がれば、二乗部分で威力が上がる。
「まあ、ロケットパンチと例えたけど、どっちかって言うと“腕が伸びた”イメージで使ってるな。そっちの方が、他の技でも色々応用が効きやすくて」
「“ゴム人間でも目指してんのかてめーは!?”」
「“海賊王は目指してないけど”」
まあ、イメージとしては参考にはしてる。某海賊漫画の主人公。
俺はその右腕だけ、使わせてもらってるイメージだ。
まあ、それはさておき……
「ほら、さっさと来なよ。“大したダメージにはなってないでしょ”」
「あ? 何いって……」
「──っ! ウナーッ!!」
「っ、Dちゃん!?」
雄叫びと共に、部下Dディヴィーがステージの上から飛び出してくる。
“殴った瞬間、自分から後ろに吹っ飛んだ感触があった”。手応えが無さすぎたからな、ダメージ殆ど無い事は分かってたよ!
「むー! 手加減、無用っ!」
「おっと、そらそら!!」
急接近した部下Dディヴィーが、インファイトを仕掛けてくる。
クマの腕力を活かした豪腕で、こっちに反撃の隙をつかせない様矢継ぎ早の連撃だ。
「んっ! インファイトなら、さっきまでの攻撃意味なし!」
「なるほどなあ、“確かに腕を伸ばしてる暇は無いな”」
部下Dディヴィー、やっぱりこの子が一番俺に取って厄介だ。
判断力もそうだが、単純な“俺以上のパワーによる暴力”がシンプルに効く。
“仮に今この場で腕相撲した場合、負けるのは俺だろう”。それほどのパワー差がある。
まあ……
「おー! 隙あ──……おっ?」
「こう言う相手は、直接相手にせず──」
俺は右腕を、“着ぐるみの背後に出して掴み”──
「ほーれ、“高いたかーいっ”」
「お、おお〜〜〜〜〜っ???」
そのまま腕を伸ばす要領で、高く上げる。まるで子供をあやす様に。
天井付近まで、高い高いと持ち上げ続け────“そのまま天井の出っ張りに引っ掛ける”。
天井の鉄骨のボルトあたりかなー。そこが引っ掛けるのに丁度良かった。
はい、“天井にぶら下がる少女の完成ー”。
「おお〜〜?」
「暫くそこで、大人しくしててなー」
「ディ、Dちゃアアアアアアアんッ?!!!」
「て、てめえ!? ガキの女になんて事を!?」
「アッハッハ。“じゃあ戦場に女子供連れてくるんじゃねえよ”」
「畜生ごもっともだ!!」
生憎俺は、戦闘中相手が女子供だろうが、敵なら容赦無く無力化はするタイプだ。
仮に味方で戦闘に出させるなら、覚悟を持たせる。
ピンクだって、その辺の覚悟はしっかりしてたぞアイツ。
というか、見た感じ部下Dディヴィーもそういうタイプだろ。
年齢の割に戦闘意識が高すぎるタイプだな、アイツは。
普通に倒そうとしても、この中で一番時間が掛かりそうだ。俺が天井に引っ掛けたのは子供だからと言うより、そう言う手間を掛けたくなかったから。
こういうタイプはシンプルに動けなくさせるのが一番手っ取り早い。
ほら、今も呑気に声を天井から出してるし。
「うおー。たーすけてー?」
「結構余裕そうだなおい!?」
「ま、待っててください! 今助けてあげますから! “錨/イカリよ!!”」
そう言って、部下Bベルファウトが錨を構えたのが見えた。
恐らく、天井の鉄骨あたりを無理矢理壊して、救出するつもりだな?
「行きます! そー、れぇッ!!」
そうして、ビュオオオンっと吹っ飛んでいく鎖付き錨。
“の、鎖部分を途中で掴む俺の右腕”。
「へッ?!」
「“DH・インターセプト”。からの、ほら返す。“DH・キャッチスロー!!”」
「うおおお!? 俺に向かって投げて来やがったー!??」
鎖の部分で振り回して、先の部分の錨を部下Aエースに向かって振り下ろす!!
ほらー、“長い右腕があると、防ぐのが簡単になる”。
ちなみに錨を引き止められたのは、純粋な腕力。普段鍛えた甲斐はあるな。
ちなみに、こういう事もできる。
俺は、“倒れたままの部下Cコーデッドを伸ばした右腕で掴む”
「Cさんを掴んだ!?」
「おい、倒れてるやつに一体何をっ!?」
「言っておくけど、“気絶したフリしてるの気付いてるから”」
「──!? ば、馬鹿な!? 私の完璧な擬装をぉぉぉおおおおえええええええええ────────ッ?!!!」
「“DH・ジャイアントスイングゥゥ────────ッ!!!!!!”」
「「し、Cぃ/Cさぁぁん──!??」」
ところで、ここで一つ円の勉強を出そう。
こういう振り回しって、円の一番外側。つまり外周が一番外への力が働くのだが。
この際、角速度ωが一定の場合、“円の半径rが長いほど、遠心力のパワーは強くなる”。
えーと、遠心力をFと表すと、F=mrω^2だっけ?
で、DHシリーズの効果で、半径となる俺の腕の長さが実質めっちゃ長くなってる。
Q:つまりどう言う事?
A:めっちゃ凄いジャイアントスイングになる。
「ぉぉぉオオオオオオオオ────ッ?!!!! あ、頭ぁ!!? 私の崇高な頭に血がああああぁぁぁぁぁ? ぁぁ──────」
「なるほど、血が巡って頭の回転が早くなりそうで良かったじゃねえか! あ、今まさに回転中か。あはは。じゃあそのままぶっとべえッ!!!」
「ぶべえええええええええええッ??!!! ────ガクッ」
「あ、あっぶねえええ!?? し、Cぃぃぃ!??? サタン・クロスてめえ、俺に向かって投げただろぉ!!!」
ッチ(ガチ舌打ち)、外したか。
部下Aエースと衝突させて、二人とも一気に戦闘不能にさせたかったんだが。
流石に何度も好き勝手されたせいか、部下Aエースの警戒心が強くなってて避けられたか。
まあ、“今度こそ確実に部下Cコーデッドは気絶させられた”から良しとしよう。少なくとも直ぐには目を覚まさないな、あれは。
「流石にこれ以上は好き勝手させません!! もう一度、“錨/イカリよ!!” そーれぇっ!!」
残りは部下Aエースと、部下Bベルファウト。その内のベルファウトが、もう一度鎖付き錨をぶん回して来た。
意趣返しのつもりなのか、あっちも錨を使ったジャイアントスイングの様に大スイング!
「けどあいにく、ただのスイングだったらさっきと同じだ! “DH・インターセプト!!” そして──」
「“リリース!!” からの、“アンガー・ストライク!!”」
「ッ!? 何!!」
俺が鎖をキャッチした瞬間、“すかさず解除”。さっきの武器形態解除をまたやられた。
けど正直、それだけなら予想内だった。だが、間髪入れずに次の攻撃に移っている!
部下Bベルファウトから、錨をスイングじゃなく“直線でこっちにぶん投げられている!!”
「けど、ギリ避けられる! 残念だった──」
「“リリース!!” からの、“アンガー・ストライク!!”」
「っ!?」
「“リリース!!” からの、“アンガー・ストライク!!”」
「おい、これ……っ!?」
「気付きましたね! でももう遅いです、止まりません! “リリース!!” からの、“アンガー・ストライク!!”」
“無限攻撃”──!
投げた武器を途中で実体解除、からの、手元で再展開!
これにより、“弾切れなく攻撃を投げ続ける事が可能”──!!
鎖部分が手元に残ってるからこそ、行える方法か!?
途中でキャッチしても、直ぐに解除されるから殆ど意味が無え!
「どうですか! “カイザー様直々に伝授して頂いた方法!!” 並の相手じゃ止まりません!!」
「っ!? カイザー!? お前、カイザーから直接戦闘方法教えて貰ってたのか!?」
俺やレイス以外の、戦闘技術指導を受けた人材──!?
「そうです! 私だけじゃ無いです! 私以外にも、カイザー様から技術指南を受けた人は沢山──キュ?」
「そうか。じゃあ油断出来ないから、“悪いがちょっと手荒な真似するぞ”」
「あれ、ちょっと、これ首が締ま────キュウッ……」
“DH・ネックロック”。首締めだ。正確には、“首の頸動脈部分を正確に圧迫して、失神させた”。
縄とか使わなくても、指の正確な圧迫だけで、数秒で人を気絶させることは可能だ。
“それはガジェットで変身していても同じ事。グリーンさんに身を持って教えられた。”
女性の細い首だったからよりやりやすかった。すまん、後でティアーとかに回復ポッドに入れて貰ってくれ。
「Bぃ!? テメエ!!」
「残りはお前だけだ、部下A、エース!! まだやるか?」
「っ、クッソ! “クラッシュ・フレイム!”」
「“DH・プッシュアー……!?”」
俺が相手の腕を押そうとした直後、部下Aエースは自分から横に飛んだ。
「ネタバレした状態でもう食らうかよッ!! 発射ぁっ!!」
「チイッ!!」
俺は急いで、横っ飛びで避ける。
チャージ無しのその攻撃なら、ただの火炎放射だ。十分避けられ──“待て、アイツ別の【ダーク・ガジェット】を取り出してる?”
「切り札だ!! “フルチャージ・クラッシュ・フレイムゥゥゥ────!”」
直後、講堂の床面は、全て炎に包まれ────
☆★☆
「っはあ、っはあ、っはあ!! っ────ふぅー…………」
──プシャああああああああッ!!
講堂が再び炎に包まれた後、再度スプリンクラーが作動する。
先ほどの爆発並みの炎の一面が、あっという間に消火された。
その中で、部下Aエースは呼吸を荒くして立っている。
その近くには、気絶した部下Bベルファウトと部下Cコーデッドが倒れている。3人とも、位置的に炎には当たっていなかった。
「……“事前にチャージを済ませていた、別の【ダーク・ガジェット】を起動して、即大技発動”。カイちゃ、カイザーに教えて貰っていた方法ね?」
部下Aエースに対し、ティアーが近づいて行きながらそう話しかけていた。
あの大技の炎があっても、ティアーにダメージがあった様には見えない。上手く回避していたのだろう。
「ティアー様!? す、すいやせん……熱くなりすぎて、思わずあなたがいる事を忘れていました……」
「別に私の事はいいのよ。それより、“Dちゃんの事は大丈夫なの?” クロス君の事はともかく、Dちゃん巻き添えにしちゃってない?」
ちゃん巻き添えにしちゃってない?」
「あ、それは大丈夫っす。ちゃんと巻き込まない様、“天井付近は範囲外にして撃ったつもりなので”……」
「────“なるほど。やっぱここが安置だったか”」
「──は?」
そうして、部下Aエースが見上げた先には……まあ、“無事な俺の姿が見えただろうな”。
あと、部下Dディヴィーも。
今俺は、“天井付近の鉄骨に、片手で掴んでぶら下がっている”。
「うおー、どっちも無傷ー」
「あぶねーあぶねー、流石にさっきの大技当たってたら、無傷じゃ済まなかったな……と言うか、さっきの誤爆の時より明らかに火力強えじゃねーか。とんでもねー切り札隠してやがって」
「なん、で……!? どうしてそこにいる!? どうやって回避した!?」
「どうやってって……“普通にDHシリーズ使って”」
「馬鹿な!? 10cmしか開かない“穴”で全身ワープなんて出来っこ無えだろ?!」
「ワープはしてねえよ。ただ、“掴んで引っ張っただけだ”」
「掴んで……!?」
そう、それこそ俺がロケットパンチではなく、“腕の延長”と捉えた真の理由。
すなわち……
「腕を伸ばす事が出来るなら……“何かを掴んだあと、腕を縮める事も出来るよな?”」
「っ!?」
そう、俺がやった事は説明するとシンプル。“天井を掴んで、長い腕を縮めただけ”。
自分よりデカいものを引っ張ろうとしたら、逆に自分の体が引っ張られるよな?
まあ、鉄棒をつかんだ要領だ。
離した“穴”同士を近づけて、伸ばしていた距離を縮めただけだ。
端からみると、俺がただ大ジャンプした様に見えただろうな。
名付けるなら、“DH・ハイジャンプ”ってところか。
「ちなみに、見ての通り、ゆーッくり着地する事も出来るぞ。端からみると、“空中に浮かんでいる様に見えないか?”」
「わー、見えるわね。“片腕無くなってる様に見えるけど”。けど、演出としては中々じゃないかしら?」
「て、テメエ……!」
よっと。こんなふうに、逆に縮めた腕を、ゆっくり伸ばす形で降りてくる事も出来ると。
いやー、流石は幹部の能力。ちょっとコツ掴んだら応用範囲エグいな。
そして、“このコツ教えてくれたカイザーやべえな”。他にもいくつかのテクニック他のメンバーに教えてるっぽいし。AとBが使ったテクニック、俺も驚いたぞおい。
「さて、と……まだやるか?」
正直、このあたりで終わっていい頃合いだろう。
向こうも結構な切り札らしきものを切っていたし、向こうは4人中3人が戦闘不能。
これ以上は“意地”でしか無い。……正直“上が気になる”所だけど、ここで終わるなら関係無いだろう。
しかし……
「……すんません、ティアーさん。“やっぱ最後まで、やらせて下さい”」
そう言って、部下Aエースは、別の“待機状態の【ダーク・ガジェット】を取り出した”。
あれは……?
「ちょ、ちょっと待ちなさい!? それ使うの!? 待ってそれ本来の……!?」
「ええ、“プロキシじゃない、俺本来の【ダーク・ガジェット】”」
「何?」
「ああ、気付いているかよ、サタン・クロス。俺達は全員、“プロキシしか使ってねえ。本来の【ダーク・ガジェット】を誰一人使って無え”」
……なんだと?
つまり、“俺と同一条件だった”……?
「そしてこいつは、“幹部用ガジェット”だ。この意味が分かるか……?」
「──っ!?」
「つまり、俺は──“俺達は、出力だけならとっくに幹部級なんだよ!!”」
そう叫んだ部下Aエース……いや、エースから、圧が出される。
まるでどこかの悪の組織のボスが、目の前にいるかの様な圧が。
待機中のガジェットを、俺によく見える様に前に出して構え始める。
「悪いな、お前のメイン武器が無い状態で。……【インフォーマル四天王】を代表して、俺だけ先に本気の実力を見せてやるよ」
「さあ、やり合おうぜサタン・クロス────ここからが、本当の勝負だッ!!」
★
23歳
175cm
黒髪
中立・善
主人公
【ジャスティス戦隊】のレッド。
サンタクロース改め、サタン・クロス。
“DH・キャッチフック”
“DH・プッシュアーム”
“DH・ブーストパンチ”
“DH・インターセプト”
“DH・キャッチスロー”
“DH・ジャイアントスイング”
“DH・ネックロック”
“DH・ハイジャンプ”
大量新技ゲット。まだまだネタはあるらしい。
レイスのプロキシの強さを改めて実感している所。
ちなみに実は、“空中の穴の操作速度は感情エネルギーによって移動速度が変わる”。
逆に言えば、空中の穴の移動に“腕力はほぼ関係が無い”。
つまり、“DH・ハイジャンプ”などは、“殆ど腕力使わずに発動出来るアクション”。
つまり感情エネルギーさえ十分あれば、あれだけ暴れているのに、“スタミナ効率めっちゃいいコスパ技”ばかりだったりする。
この事をカイザーはとっくに気づいていて、それも裏テクとして教えてくれていたらしい。
>生憎俺は、戦闘中相手が女子供だろうが、敵なら容赦無く無力化はするタイプだ。
ちなみに、“無力化”はしても、暴力振るうとは言い切って無い。
選べる余裕があれば、使う手段は選ぶタイプ。
だからこそ、余裕の無い相手だと判断すれば躊躇はしないが。
【インフォーマル四天王】
通称“部下A、B、C、D”
──その正体は、三幹部直下の最高戦力達。
【ダーク・ガジェット】の出力だけなら、とっくに三幹部と同等の強者の集団。
★部下A
24歳
177cm
赤髪
秩序・悪
ヴィラン名:エース・ザ・クライシス
所属3年。
リーダー。男性。
ティアー派閥。
クロスの強さを目に見て、本気を出したくなった。
隠しテクニックは、チャージ済みのガジェットを複数持って、ノータイム大技発動。
それ専用のプロキシを多く持っていた。
ティアーから直ぐ動かせる最高戦力の一つとして数えられている。
★部下B
21歳
164cm
水色髪
中立・善
ヴィラン名:ベルファウト・フォン・シップス
所属3年。
自称マネージャー。女性。
レイス派閥。
隠しテクニックは、実体化した武器の一部を手元に残して、起動スイッチON/OFFによる高速リセット。
これにより、即武器の仕切り直しが可能。
★部下C
19歳
172cm
緑髪
秩序・中庸
ヴィラン名:コーデッド・コール・コーディアス
所属2年。
自称参謀。メガネ。男性。
アイリス派閥。
死んだフリをしていた。見破られた。気絶中。
普通に生きてはいる。
★部下D
13歳
142cm
茶髪
中立・悪
ヴィラン名:ディヴィー・ガブリー・パックメン
所属1年。
着ぐるみ少女。寝ぼけ目。
ミクス派閥。
接近戦のバトルセンスは四天王の中で一番。
とっさの判断力が強い。
天井でぶら下がって休憩中。
「さあ、やり合おうぜサタン・クロス────ここからが、本当の勝負だッ!!」
「いくぜ!! 【ダーク・ガジェット】、起────」
サッ。←(待機状態のガジェットが取られた音)
「動────ぉ、……お?」
そう叫んだ、部下Aエースの手元には、【ダーク・ガジェット】が無かった。
“そして俺の右手には、幹部用【ダーク・ガジェット】が”
「──“DH・スティールハント”」
「…………お?」
そう言って、俺は右手に持ったものをブラブラ見せる。
そして、起動スイッチを押して────“黒刀”を出した。
呆けたままのアイツに向かって、こう喋る。
「悪いな、お前のメイン武器が無い状態で。……“新人”を代表して、俺だけ先に本気の実力を見せてやるよ」
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………フッ」
やっっったら長い無言の間を置いた後、カッコ付けた様に部下Aエースが声を出し。
そして、両手を上げた。
「まいったよ、サタン・クロス。……“降参だ”。流石は俺達が目を付けた男。十分な実力の持ち主だった。見極めはこれで十分だろう」
そう言って、部下Aエースは、端末を取り出した。
「お前の勝ちで、クエスト成功だ。ほら、完了のボタンを今押して────」
サッ。←(待機状態の“端末”が取られた音)
「やる────ぉ?」
「──“DH・スティールハント”」
そう言って、俺は“右手に持った端末”をブラブラ見せる。
“そしてそれを、床にポトリと落とす”。
「………………………………」
「………………………………ニコリ」
そうして俺は笑みを見せて(見えないけど)、自分の剥き出しの右拳をバキ、ボキッと音を鳴らし始めながら近づいて────
「あ、あのう。えっと、そのですね? もう決着は付いたというか、降参させて欲しいというか、そのですねー……あ、そうだ!? て、ティアー様? えっと、ティアー様の権限で、クエスト終了の通知を出して欲しいっていうかー」
「私、『“やっぱ最後まで、やらせて下さい”』って、言われちゃったし」
「あー……、えっと、そのー、状況が変わってしまったというか、やっぱりもうやめたいと言うか──え? 言った事の責任は取れ? 最後まで見守っている? わー、それはありがたいですね、そして出来れば今直ぐ止めて欲しいなって、思ってるんですけど可愛い部下の要求を受け入れてくれるとありがたいと言うかもう直ぐそこまで来てるって言うか待って欲しいマジで待って待って待って待て待てぁぁぁアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ????!!!!!!」
★
22歳
168cm
青髪
混沌・善
【ジャスティス戦隊】のブルー。
兼、【カオス・ワールド】の幹部、“コバルト・ティアー”。
部下Aエースに対し、“そういうとこだぞ”と。三幹部に上がれない理由。
★カイザー
22歳
172cm
紫髪
混沌・悪
【カオス・ワールド】のボス。
ティアーの幼馴染み。
ティアーの通信越しに、クロスの戦闘を見れてご満悦。
決着が付いたところで、教えたコツを活かしている様で何より、とご満悦でポカリを飲もうとした。
その後の天丼展開で吹いた。
感想、評価どうかよろしくお願いします!
キャラクター人気投票第一回。どのキャラが現時点で人気かちょっと確認も兼ねてアンケート取ってみます。枠の関係で戦隊のみのグループがあります
-
佐藤聖夜 | レッド/サタン・クロス
-
天野涙 | ブルー/コバルト・ティアー
-
カイザー | ―
-
大地鋼 | グリーン
-
空雲雷子 | イエロー
-
大地心 | ピンク
-
空本神矢 | ―
-
トール | ―
-
レイス | 次元のレイス
-
ミクス | ―
-
アイリス | ―
-
マッハ情熱戦隊
-
クロス戦隊
-
リトル・ブレイブ戦隊
-
ガリオ・リベンジャー
-
赤城広人 | イフリート
-
白原雪音 | イース
-
その他