ウチの戦隊ブルーが悪の女幹部として配信してるんだけど、どうすれば良いと思う?   作:新月

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いつも誤字報告ありがとうございます!

エックス難しい。
宣伝との両立が中々難しいです……
書籍化とかの話来ないかなー。



先輩達に歓迎会開かれたんだけど、どうすればいいと思う?

 ──なんやかんやありまして。

 

「おおおおぉぉ────ッ!!! 念願のサークル部屋だぁー!!」

「わあぁ────っ! やりましたね!!」

「フッ、これくらい当然の事……」

「おー、これでもう誰かの部屋を集合部屋にしなくて済むー」

 

「はえー……。思ったより広いな、まだメンバー5人だけなのに」

 

 あれから数日。

 講堂の修理を終えた俺たちは、ティアーから正式にサークル部屋が支給されたと聞いて、今まさにその部屋に着いたところだった。

 思ったより広く、部屋の中で1階は元より、2階部分のロフトのようなスペースもある。

 もはやちょっとした高級マンションの一室みたいな状態だ。

 

「いやー、今まで正式サークルじゃなかったからって制度上貰えていなかったけど、実績自体は重ねていったから、通常より豪華なルームを支給してくれたんだとよ! いやー頑張った甲斐あったぜ!!」

「でも、家具とかほとんどまだありませんねー」

「最低限のテーブルと椅子くらいか。他の備品はまだ無いな」

「んあー、後で希望出したら、予算の範囲内でその分支給してくれるらしいー」

 

【インフォーマル四天王】の全員は、部屋に関しての話で盛り上がっている。

 ひとまず、備品類は後で希望を出すから必要なものはリストアップする必要があるが、それは後回し。

 そう言って、部下Aエースはコホン、と咳払いをして……

 

「よし! 改めて、新人サタン・クロス! 【インフォーマル四天王】にようこそ! 歓迎するぜ!」

「よろしくお願いします! なんか気絶している間に決まってたらしいですけど、嬉しいです!」

「まあ、思うところが一切無いわけでは無いが、まあいつもの事に比べたら些細な事だ。歓迎しよう」

「ほらー。言った通りでしょー」

「……ああ、そうだな。うん、よろしく頼む」

 

 こうして俺は、正式に【インフォーマル四天王】に所属したことになった。

 さて……、と部下Aエースが仕切り出す。

 

「正式に所属したからには、リーダーの指示には従ってもらうぜ? ここでは俺がリーダーなんだからな」

「と言っても、無理そうな指示がきたら遠慮なく言ってくださいねー。あくまで方針を決める決定権がリーダーにあるだけで、無理そうなら辞退してもいいので」

「ああ、了解だ」

 

 ……そういえば、“俺自身がリーダーじゃ無い状況って久々”だな。

 いつもは【ジャスティス戦隊】のリーダーとして活動していたから、グループ活動でリーダーじゃ無いって状況はグリーンさんと二人きりの時以来か? 

 ブルーが入る前はすでに俺がリーダー引き継いでいたから、まとめ役じゃないのって新鮮だな。

 そんなことを思っていると、部下Aエースが早速だが……と前置きをし。

 

「こうして新人が入って来たからには、速急に決めることがある」

「なんですか、それは?」

「そんな速急に決めることあったか?」

「んあー? なにー?」

「それは────」

 

 

「あだ名を決めることだ!!」

 

 

「めっちゃ前置きした割に、大したことない内容ー」

 

 て言うか、あだ名? 

 それってもしかして……

 

「あー、もしかしてDちゃんとか、Cさんとか、“アルファベット”のあれですか? なんとなく初期に使って、そのままずっと使い続けて来たやつ」

「そうそう、それそれ」

「んあー? それわざわざ決める必要あるー?」

「いや、結構大事だな。私たちは敵対組織のアジトに潜入とかすることもあるから、コードネームがわりになる文字は持っておいた方がいい」

「おおー、そっかー」

 

 なるほど、あだ名というよりコードネーム扱いか。

 ある意味ヴィラン名がコードネーム扱いじゃね? とは思うが、まあ複数名前を持っていて損はないか。

 

「と言うわけでサタン・クロス、なんか希望はあるか? 正直俺は“部下E”がいいと思ってるんだが。ちょうど5人目で5文字目で収まりがいいし」

「いえ、待ってください。それはちょっと強引では? “サタン・クロスにアルファベットEの要素全然無い”じゃ無いですか」

「そうだな。私たちの時は丁度当てはまるから使っていただけで、全く関係無い新人にそれを押し付けるのはどうかと思うぞ」

「えー、じゃあ何がいいんだよ。それこそサタン・クロス。何か希望はあるか?」

「いや、俺は特に希望は無いけど……」

「なんだよー。そう言う何でもいいって言うのが、一番困るんだぞー」

 

「んあー。“部下S”は?」

 

 部下S? 

 その言葉に、部下Bベルファウトと、部下Cコーデッドがおお! と驚き。

 そして何故か、部下Aエースは目を見開いている。どうした? 

 

「おお! いいんじゃないでしょうか! サタン・でSが来ますし!」

「なるほど、それなら違和感が無いし、いいんじゃないだろうか? 私は反対意見は無いが……」

 

「待った! 俺はそれを否定したいぜ!!」

 

 すると、部下Aエースがいきなりそう大声を出して止めて来た。

 なんかすごく焦ったような表情をしているが……

 

「えー、どうしてー?」

「決まってる……“格好良すぎるからだ”。考えてもみろ、ホワンホワンホワ〜ン……」

「それ口で言うのか……」

 

 ▽==================================▽

 ──どこか未来で、【インフォーマル四天王】がやられた時

 

 どこからともなく、現れる部下S。

 

「あー、先輩達やられちゃったかー。まあしゃーない、頑張ってたよ、うん」

「と言うわけで、俺が出るしか無いか。……え? 俺一人で何が出来るって?」

「まー、そりゃそっか。ずっと新人として活動して来たもんな。そう思うのも仕方ないか。OKOK、それじゃあ改めて、自己紹介といこうか。“部下S”あらため……」

 

 

「──“ヴィランネーム:サタン・クロス”。これ以上の説明、いるか?」

 

 

 △==================================△

 

「──ってなる、前振りだろ絶対!! 真の黒幕が現れるシチュエーション!! 格好良すぎて俺達が霞むから絶対反対だぜおい!!!」

 

 何を言ってるのだろう、この男は……残り4人全員がそう思った。

 それはそれとして、まあ確かに、そのシチュエーションは格好良くはあるか……と、少しだけ俺も納得してしまっている。

 何と言うか、男のロマンのシチュエーションが詰まってる感じ。

 何だろう、俺そんな気なかったのに、その名乗り出来そうだとなると、ちょっとワクワクして来たぞ……? 

 

「ほら! 真の幹部の登場みたいなシチュエーションにされて、俺達噛ませっぽく見えちゃうだろ!! そんなの許されねえよ!!」

「そもそも、勝手に新幹部に仕立て上げないでください新人を。ちょっと格好いいですけど」

「全くだ。…………………………一応確認だが、“本当に次期幹部候補”とかだったりしないよな? 実は事前に俺たちを内部監査するためにティアー様から派遣された人材、とかじゃないよな?」

「おおー。ちょっと不安に思ってる」

「安心しろ。完全にアルバイターだよ。そんな話一切ねえよ」

 

 まあ、カイザーとティアーにスカウトされて入って入るけど。

 と言うか、幹部候補どころか、“敵対組織のヒーロー”ではあるんだけど。

 ぶっちゃけそっちの情報の方がやばいと思うけど、まあ黙っていよう。

 

「まあ確かに? 最終的にティアーに勧められて、お前達のサークルに入った形ではあるけど。そう言う内部監査とか、そう言う話は一切聞いてないし、されてないから安心しろって」

「そ、そうか。安心した……ところで、じゃあ結局あだ名はどうする?」

「えー………………暫く、“新人”で良くないか? と言うことで……」

「んあー、後回しにしたー」

「せめて“クロスさん”って呼んであげましょうよ、決まるまでは……」

 

 部下Aエースの日和った言葉に、部下Dディヴィーがブーと文句垂れている。

 まあ、俺としては何でもいい……いやでも、“それで【ジャスティス戦隊】のクソダサタイツみたいなパターンでダサい名前支給されても困るしな”、うん。

 後でよく考えておくか。……クロス部分で、“部下X”。だめだ、これもなんかS並に文句言われそう。

 

 すると、部下Dディヴィーが、以前のようにまた背中をポンポンと叩いて来た。

 何ー? 

 

「ねえねえー。そういえばクロスって、誰派閥ー? やっぱりティアー様ー?」

「派閥?」

「あー。派閥っつーか、どちらかと言うと“誰のファンか”ってところだな。要はティアー様、レイス様、アイリス様、ミクス様の4人の内、誰が好きかって話なんだが。“ちなみに俺はティアー様派閥だな”」

「まあ、普段よくお世話になってる人、と言う意味でもいいですよー。”ちなみに私はレイス様派閥”です」

「ふ。まあ私は、断然“アイリス様派閥”だな」

「ふわー。“ミクス様派閥ー”」

 

「「「「“さあ、誰の派閥?”」」」」

 

 急にこえーよ、なんか気合篭った質問されたし。なんか全員目がギラギラしてるし

 と言うか派閥って、そんな綺麗に別れてるの? 全員バラバラなのに、一つのサークルやってるの? 

 いや、もしかして逆か? 全員バラバラだったから、丁度釣り合い取れてたのか? 

 え、これ俺誰かとかぶったらどうなるんだ? その派閥に一気にサークルの方向性決まるとかじゃないだろうな。あれこれ、思った以上に重要な選択肢? えー……? 

 

 えーと、どちらかと言うとティアー派閥になるんだろうか……? 

 でもなー。下手に被ると、特に部下Aエースと被ると、何かとめんどくさくなりそうな予感がしそうだし……

 誰も決めない……それはそれで文句出そうだし、うーん……

 

 

「……か、“カイザー派閥”で、どうっすか……?」

 

 

 その俺の言葉に、ザワッ!! となる4人。

 え、苦し紛れの言葉だったんだが、そんなに驚く? 

 

「お、お前……幹部を飛び越えて、あろうことかボストップだと?? は、発想がちげえ……」

「その発想はありませんでした……凄いですね」

「何と言う選択肢……やはりリーダーの言ってた懸念あってるのでは?」

「んあー、大物ー」

 

 あー、まあ……幹部の誰これで騒いでいたところに、トップ持ってくればそうなるか。

 早まったかなー……そう思っていたのだけど。

 そんなこんなで暫くざわついていたのだが、まあ何やかんやで俺が“カイザー派閥扱い”なのは受け入れられたらしい。

 あー、何とか丸く収まったか……

 

 そうして、他にも軽くいろいろ話したり決めたりして……

 

「さて! まあいろいろ話したが。そろそろ、“次のミッションについて決めようじゃねえか!!”」

「そうですね! 5人集まっての初めてのミッションです!」

「しかし、何をやる? 流石に新人にいきなり、“別の悪の組織の壊滅”は荷が重すぎるんじゃないか? 実力云々より、連携とか諸々で」

「おー。最初は簡単なのが良さそうー」

 

 なんかさらっと、めっちゃ重要そうなミッションについて聞こえた気がするんだけど。

 そういえばさっきもアジトに侵入とかどうとか……

 やっぱりこいつら、普通にかなりの実力者だな? 

 ヒーロー組織でランキング2桁台は普通にあるなこいつら? 

 

 そういえば……

 

「“ヒーローと戦ったりはしないのか?”」

「「「「っ?!」」」」

 

 俺はふと、疑問に思ったことを素直に口に出した。

 だって、悪の組織と言ったらヒーローとの対決は避けられないだろう? 

 ……潜入中の俺が実際にヒーローと戦うと問題だらけなのは置いておいて、まずその案が出てこないのか? と言う疑問はあった。

 

「お前……いや、今はっきり説明した方がいいな。“基本的にヒーロー関連は全部ティアー様管轄だ”。だからティアー様通さずヒーローと関わることは原則禁止されてんだ」

「あ、そうなの?」

「そうですね。まあ、好き好んでヒーローと敵対する必要も無いと言いますか……いえ、人によってはヒーロー倒してやるぜ、と熱くなってる人もいますので、人によりますが……」

「まあ、わざわざこちらから積極的に倒しに行く必要も無い。他の悪の組織を勝手に倒してくれるのだから」

「んあー。勝手に争えー」

 

 なるほど、ティアーの管轄か。

 どうりで、【カオス・ワールド】関連について、ヒーロー組織でそれほど積極的な動きがないなと思ったわけだ。

 規模だけ見ると、どう考えても上位ヒーロー案件なのに、何で今の【ジャスティス戦隊】案件になってんだ? と思ったけど、やっぱりティアーが管理してたんだな? 

 いや、他の上位ヒーローも非公開で対応してるのかもしれないけど。表向きそこまで特別な悪の組織扱いしてなかったもんな【カオス・ワールド】。いや新世代悪の組織の代表とは言われてはいたけど。

 どっちかと言うとやばいのは旧世代の悪の組織の方が多いし……話それたな。

 

「まあ、そんなわけで。基本的に勝手にヒーローと関わるのは原則禁止。それだけ覚えておけよ。んなことより、直近のミッションだが……」

「あ。これちょうどいいんじゃないですか? クロスさんも、知っておいた方がいい場所だと思いますし」

「どれどれ……?」

 

 そう言って、部下Bベルファウトが見せて来たものは……

 

「“運送部隊の荷物整理の手伝い!” 近くにワープルームもありますし、クロスさんの説明にちょうどいいですよ!」

 


 

 ★佐藤聖夜(さとうせいや)

 23歳

 175cm

 黒髪

 中立・善

 

 主人公

【ジャスティス戦隊】のレッド。

 サンタクロース改め、サタン・クロス。

 

 暫定“部下S”。または“新人”

 流れで“カイザー派閥”になった男。

 仮にヒーロー側と戦うことになった場合、言い訳で何とか戦い避けられねーかなーと思っている。

 

 

 仮の仮に、もし戦いが避けられなかった場合、まあとりあえず正体バレない程度に本気を出して戦うだろう。

 手抜きの俺に簡単に負けるようなヒーローならそっちが悪い。

 

【インフォーマル四天王】

 

 通称“部下A、B、C、D”

 サークルルームゲット。めっちゃ広い。

 

 ★部下A

 24歳

 177cm

 赤髪

 秩序・悪

 ヴィラン名:エース・ザ・クライシス

 

 所属3年。

 リーダー。男性。

 ティアー派閥。

 

 格好良さを追求したい男。

 だって男の子だし。おい24歳。

 

 

 ★部下B

 21歳

 164cm

 水色髪

 中立・善

 ヴィラン名:ベルファウト・フォン・シップス

 

 所属3年。

 自称マネージャー。女性。

 レイス派閥。

 

 さらっと自分の派閥の仕事をさりげなく提案した女。

 抜け目のない。

 

 

 ★部下C

 19歳

 172cm

 緑髪

 秩序・中庸

 ヴィラン名:コーデッド・コール・コーディアス

 

 所属2年。

 自称参謀。メガネ。男性。

 アイリス派閥。

 

 部下Aエースより、クロスの真の正体についていろいろ考えちゃってる様子。

 

 

 ★部下D

 13歳

 142cm

 茶髪

 中立・悪

 ヴィラン名:ディヴィー・ガブリー・パックメン

 

 所属1年。

 着ぐるみ少女。寝ぼけ目。

 ミクス派閥。

 

 次の仕事用に別の着ぐるみ準備するらしい。

 




感想、評価よろしくお願いします!

キャラクター人気投票第一回。どのキャラが現時点で人気かちょっと確認も兼ねてアンケート取ってみます。枠の関係で戦隊のみのグループがあります

  • 佐藤聖夜 | レッド/サタン・クロス
  • 天野涙 | ブルー/コバルト・ティアー
  • カイザー | ―
  • 大地鋼 | グリーン
  • 空雲雷子 | イエロー
  • 大地心 | ピンク
  • 空本神矢 | ―
  • トール | ―
  • レイス | 次元のレイス
  • ミクス  | ―
  • アイリス | ―
  • マッハ情熱戦隊
  • クロス戦隊
  • リトル・ブレイブ戦隊
  • ガリオ・リベンジャー
  • 赤城広人 | イフリート
  • 白原雪音 | イース
  • その他
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