ゲェェエティアァアア! 作:ならば来い! カルデアァァア!
なんかカクヨムとかも攻撃受けてたらしいし不安になる。
「はぁぁぁあ!」
「喰らいやがれ!」
闘いが始まり、マシュとクー・フーリンが猛攻を仕掛ける。
マシュの盾にクー・フーリンのルーン魔術、投影し射出した武器に所長のガンド。
様々な攻撃がオルタへ向かう。
だが──
「
それら全てを、漆黒の光が跳ね除ける。
だがクー・フーリンも大英雄。
聖杯の支援を受けているオルタと意地で渡り合う。
みんなが戦っている間、僕は聖杯を狙う。
倒し終わってからじゃレフが来るから間に合わないからね。
「
2本の刀を投影する。
僕ではサーヴァント戦にはついて行けない。
だからこの武器はあくまで時間稼ぎ用だ。
宝具ですら無い武器を射出した所で時間稼ぎにすらならない事は先のエミヤ戦で分かった。
だが、直接剣術を扱うのなら別。
なにせ僕は伊織の剣技や草十郎の戦闘技術も極僅かだが使えるからね。
流石に秘剣や悪霊殺しは使えないけど、強化魔術とかと組み合わせれば一時凌ぎにはなるだろう。
「
オルタに気づかれる前に、一気に行く!
魔術で時間を加速し、駆け出す。
「行かせると思うか!」
「ぐだ男! 『緊急回避』!」
「無駄だ!」
「がはっ!」
聖杯に辿り着く直前、オルタに追いつかれた。
ぐだ子の支援で1度は凌ぐが、すぐに追撃が来る。
そして、蹴り飛ばされ腹に衝撃が走った。
吹き飛ばされる。
クソッ!
あと少しだったのに!
「すまねぇマスター! ヘマしちまった!」
よかった、クー・フーリンは無事か。
「地の型!」
オルタの攻撃に備え、刀を1本消し、護りに特化した型へ切り替える。
更に令呪を使用して自身を強化する。
だが──
「あまりに脆い!」
片腕が斬り飛ばされた。
痛みはない。
アドレナリンが出ているからだろうか。
エミヤとの戦いではあれ程苦痛だったのに、何も痛みが感じない。
「来い! クー・フーリン!」
「了解した!」
令呪によって自身とオルタとの間に転移させる。
ここでオリチャー発動!
斬り飛ばされた自身の腕を即座に掴み、聖杯の方へぶん投げる。
「なっ!?」
そして、置換魔術で自身と腕の位置を置き換えた。
ふっふっふ、成功して良かった。
ぶっつけ本番だったからヒヤヒヤしたよ。
置換魔術は劣化交換だから痛覚が劣化したみたいだけど触覚はそのままだから問題ない。
前に使った時は理性が削れたしランダムなのだろうか。
置換魔術自体ほぼ使わないから分からないけど。
「
この水晶体が聖杯か。
流石、万能の願望機と言われるだけはある。
これ程の魔力が有れば腕を生やす事も固有時制御の反動も無効化出来るだろう。
オルタと聖杯の繋がりを断ち切り、自身を全回復させる。
「さて、人間に出し抜かれた気分はどうだい?」
「まさかそんな方法で出し抜かれるとは。とはいえ驚きは無い。貴様なら何をしても可笑しくはなかったからな」
瞬間、魔力が荒れ狂う。
これは……。
「オルガマリー・アニムスフィア。死にたく無ければマシュの宝具に名前を付けろ」
「ええ!? 急に言われても……ええっと、それじゃあ……そうだ! 『
ゲーティアに言われ、所長はマシュの宝具に名を与える。
「──卑王鉄槌」
黒い聖剣から、魔力が嵐のように立ち上った。
「マシュ! 宝具を!」
「──極光は反転する」
「──真名、偽装登録。宝具、展開します!」
マシュは盾を構え、防御の姿勢に入る。
「『
「『
「くっ……! うぁあああ!」
盾から結界が展開され、聖剣から放たれた黒い光を押し止める。
「令呪よ! マシュに勝利を!」
「はぁぁあああ!」
ぐだ子の支援によって強化されたマシュの盾は、見事オルタの宝具を防ぎ切った。
「……ふむ。其の盾であれば防がれるのも道理。これは詰み、か。だが!」
まさか、また──いや、出来るのか!?
聖杯からの魔力供給はもう無いんだぞ!?
「ゲーティア!」
「ではお見せしよう。かつての理想、我が大偉業、人理の果て、生者の行き着く先を」
「ただで殺られてやるつもりは無い!」
「真名、偽装登録。宝具、擬似展開」
ゲーティアが手を掲げると、膨大な魔力が収束する。
それは先程のエクスカリバーの何倍もの量だった。
「芥のように燃え尽きろ」
「『
「『
2本の光線がぶつかり合い、押し合う。
だが、それも一瞬のこと。
「くっ……! がぁぁあ!!!」
すぐにゲーティアの光線が押し勝ち、オルタを呑み込む。
光が消えると、未だに彼女は立ち続けていた。
とはいえ最早満身創痍。
消滅を待つのみだ。
「聖杯を守り通す気でいたが、己が執着に傾いたあげく敗北してしまった。結局、どう運命が変わろうと、私ひとりでは同じ末路を迎えるという事か」
「あ? どういう意味だそりゃあ。テメエ、何を知っていやがる?」
「いずれ貴方も知る、アイルランドの光の御子よ。グランドオーダー……聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだという事をな」
そう言い残し、オルタは消滅する。
「おい待て! それってどういう──ああクソ! ここで強制送還かよ! チッ! 仕方ねぇ。お嬢ちゃん、後は任せたぜ! 次があるならランサーで喚んでくれよな」
そしてクー・フーリンも後を追う様に消滅した。
「セイバー、キャスター、消滅を確認しました。……勝利なのでしょうか」
「
さて、ここからが本番だ。
何処からか拍手が聴こえてくる。
「いや、まさか君たちがここまでやるとはね。計画の想定外にして、私の寛容さの許容外だ」
そこに居たのはレフ・ライノール・フラウロス。
魔神柱の一柱でありカルデア爆破事件の犯人。
「レフ教授!?」
『レフ!? レフ教授だって!? 彼がそこにいるのか!?』
そこに居るはずの無い人物が居る事に、マシュとロマニは驚きの声を上げた。
「うん? その声はロマニ君かな? 君も生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来てほしいと言ったのに、私の指示を聞かなかったんだね。まったく──」
まるで紳士の様な微笑みから一転、残虐な顔へと変貌する。
「どいつもこいつも統率のとれていないクズばかりで吐き気が止まらないな。人間というものはどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」
「マスター、下がって……下がってください! あの人は危険です……あれは、私たちの知っているレフ教授ではありません!」
「レフ……ああ、レフ、生きていたのねレフ! 良かった、あなたがいなくなったら私、この先どうやってカルデアを守ればいいか分からなかった!」
「ダメです所長!」
レフの元に走り出そうとする所長を後ろから抱きしめ、留める。
「離して! 離しなさいよ!」
「大丈夫です、所長。僕を、信じてください」
「ふん、そんなにもその死人が大事かね。君ならとっくに気づいてるのだろう? もはやソレに価値は無いと」
マジでコイツ……!
いや、こんな奴に構ってる暇はない。
さっさとやってしまおう。
「──術式展開。
守護英霊召喚システム・フェイトに接続し、所長を触媒にとある英霊を指定召喚する魔法陣。
消滅した所長の肉体を置換魔術によって召喚した英霊のエーテル体に置き換え、霊基を融合させる魔法陣。
そして、所長の精神と魂がサーヴァントに侵食されないよう保護する魔法陣。
併せて3層の魔法陣を所長の真下に展開する。
「させるとでも?」
「
「承知した」
「何っ!?」
ゲーティアが魔術を妨害しようとしたレフの後ろへ瞬時に移動し、腕を斬り落とす。
「ロマニだと……!? キャスター……そうか! 貴様が召喚第1号か! どんな方法で私の目を欺いたか知らんが、英霊如きが生意気なぁ!」
違うけど、当たってる。
まあロマニだと思うよね。
ゲーティアだってロマニがソロモンである事に気づかなかったんだ、魔神柱がゲーティアに気づかなくても仕方ない。
なんて言うと思ったか。
そもそもゲーティアが気づかなかったのはロマニが人間に成っていたから。
霊基を再取得した時には気づいてた。
そしてゲーティアはサーヴァント。
つまりフラウロスは節穴。
「──糾し、降し、裁き給え。天秤の守り人よ!」
聖杯の魔力によって、術式が起動する。
魔法陣が光り輝き、所長の姿が変貌した。
それはデミ・サーヴァント、と言うよりは『
「なっ! 何よこの格好!?」
「クハ、クハハハハ! 見るがいい! 地球国家元首、U-オルガマリーである!」
恥ずかしがりながら混乱する所長を傍目に、僕は高らかに告げる。
勝ったな。
風呂喰ってくる。
「ぐだ男?! 何言ってんの?!」
「令呪を以て命ずる。所長、レフをぶん殴れ!」
「ちょ、何なのよもう!」
所長は理由もわからずヤケクソとばかりに駆け出す。
その速度は音速を超え、一瞬にしてレフの前に現れる。
そして、全力のパンチで吹き飛ばす。
「がはっ!」
おお、風穴開いてる……。
殺らせた僕が言うのもなんだけど……怖っ。
「このクソがぁ!」
レフは勿論ブチギレ状態。
とはいえ特異点崩壊も間近、何も出来ないだろう。
「ちっ! 殺してやりたいがこの特異点も限界か。この特異点と共に消えるがいい」
彼はそう吐き捨て、消え去った。
「ドクター!」
「レイシフト、準備完了だ!」
レイシフトによる不思議な感覚に包まれる。
そして、次第に意識が消えていった。
所長にはサーヴァントになってもらいました。
今の彼女はクロエに近い状態です。
そして片腕無くして腹に風穴が空いた節穴フラウロス。
彼は復活出来るので何をしても許されるのです。