KAREKORE Z~Z戦士のカゲチヨ~   作:yakyo

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閑話1

 

エピソード1

「「助けて…!」ヒサメが誘拐されてしまいました・・・」

 

 

依頼を終わった事を依頼人に報告した時、睡眠薬か何かに眠らされ、目が覚めると変な森に怪しげな大きな建物が立っていた。

 

 

周りには俺とシディ、そして依頼人だけでヒサが居ない。

 

 

「ヒサメー!・・・駄目だ。さっきのガスのせいか頭がクラクラする。上手く鼻が効かん」

 

そうシディが頭を押さえて言い出した。

 

仕方がない。ヒサの気を探るか。

 

 

・・・・・・見つけた。

 

 

「じゃあ、俺はヒサを連れてくるから、シディは逃げる準備しておけ。」

 

「え?それはどーいう・・・。」

 

 

シディの話を最後まで聞かずにヒサの元へ舞空術で飛んで行った。

 

 

「・・・・飛べるっていうのは便利だな。」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「・・・ん。」

 

 

あれ・・・ここは・・・。

 

なんで私手を縛られて吊るされてるの?

 

 

「・・・・っ!?」

 

 

私の目の間にナイフを持ったピエロのような恰好をした怪しい奴が入って来た。

 

逃げなきゃ・・・!

 

 

ジャキッ!

 

 

「ひっ。」

 

 

そいつが手に持ってるナイフを私の顔に近づけた。

 

やばい!早く脱出しなきゃ!!

 

このままじゃ殺され・・・。

 

 

ドゴォォォォン!!

 

 

横からどでかい音が聞こえ、ナイフを持ったピエロは横へと吹き飛ばされた。

 

何々!?どー言う事なの!?

 

 

「何とか間に合ったか。」

 

「カゲ!!」

 

 

助けに来てくれたんだ!

 

 

「すぐにこの場から出るぞ。」

 

 

パキン!

 

 

何ともないかのように鎖を切断して、私は自由になった。

 

 

「・・・・!!」

 

 

だけど、カゲの後ろにはピエロがナイフを振りかぶっていた。

 

 

「カゲ!!危ない!!」

 

 

 

ドォォォォォォン!!

 

 

さっきのピエロはカゲの光の光線をもろに食らい、黒焦げになって倒れてしまった。

 

 

「何だこいつ?変質者か?」

 

「さ、さぁ?」

 

「まぁいいや。とっととシディと依頼人と合流して帰ろうぜ。」

 

 

そう言ってカゲは私にお姫様抱っこした。

 

お姫様抱っこしたのだ。

 

 

「ふぇ!?///////ちょちょっとっと、い、いきなり・・・。////////」

 

「ジッとしてろ。落ちても知らんからな。」

 

 

そう言って、建物の外へと飛んで出て、シディ達と合流。

 

扉が頑丈で開けなかったが、カゲがまた光の光線を出して、扉はあっけなく壊された。

 

 

な、なんて力技なの・・・・。

 

 

私の勘だけど、もっと謎解き様相があったような気がするよ?

 

結局あれが何なのか分からないけど、世の中に私達が理理解できないような化け物が居る。

 

 

 

・・・・・っけど、カゲの前じゃ無意味な気がするのは私だけだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピソード2

「女子高生の抜き打ちカバンチェックで意外なものが…」

 

 

 

いかにも厳しそうな女先生が、急にカバンの中の抜き打ちチェックを実行しようとする。

 

まぁ、俺ははなっから余計な物は持ってきてないしな。

 

昔だったらゲームとか持ってきてたな。懐かしい。

 

 

まぁ、他の奴らは動揺してるがな。

 

 

「・・・・・。」

 

 

?ヒサにしては珍しく焦ってる?

あいつ普段優等生なくせに何か変な物持ってきたのか?

 

 

そして始まった抜き打ちテスト。

アサヲはあさっさりとゲームを没収された。

 

ミキは化粧ポーチを、ルイは美容液と日焼け止め、ノリコは大量のお菓子、チダイはナイフ。

 

マチャソに関しては、カバンが小さいためスルーされた。

 

 

んで、次に先生に目を付けたのはヒサだった。

 

 

「・・・・。」

 

 

明らかに目を逸らすヒサに、先生はニヤけた表情を浮かべる。

何て人が悪い女だ。

 

 

「クラスというものは連帯責任です。彼女のカバンから没収の対処が出てきたら、今までに没収したものすべて問答無用で破棄します!」

 

 

その言葉にざわめく生徒たち。

 

何とも酷い言い分だ。

 

なら・・・・。

 

 

「それはフェアじゃなっすよ。」

 

「はい?」

 

「だって割に合わなくないっすか?ヒサから何も没収する物が出てこなかったら、これまで没収したもの全部返してもらいえるっていうなら話は別っすけど?無論、反省文なしで。」

 

「なるほど、いいでしょう。」

 

「か、カゲ!!」

 

「大丈夫だよヒーちゃん!さっきカバン見せてもらった時は特に怪しいものなかったじゃん!」

 

 

どう転ぼうと、俺は真面目であるヒサを信じるしか出来ないな。

 

例え余計な物を持ってきたとしても、それは仕方がない事だ。

 

 

そして、ヒサの荷物のチェックが入る。

 

 

水筒、筆記用具。

ここまでは普通。

 

更に中には、スーパーのチラシが入っていた。

家庭科に使うという事で見逃される。

 

他には、弁当二つ。

シディが作った奴と、おそらく自分が作った奴だろう。

 

中を開けると子想像通り食材が真っ黒だった。

別に腐ってるわけでなく、ただ調理に失敗した奴だった。

 

そー言えば、料理苦手だっけ・・・。

 

 

「うっ!?なんですかこれ!?ぐぅ・・・っ!酷い臭いで目眩が・・・!」

 

「うぅ・・・。」

 

「こんな危険物は何ですか!劇薬ですか!?こんな物を学校に持って来るなんて・・・!没収です!」

 

「ち、違うんです・・・。それは・・・お弁当です。」

 

「嘘をつくんじゃありません!お弁当ならさっきのがあるでしょう!」

 

「さっきのは友達が持たせてくれたもので・・・。こっちはその・・・私が作ったんです・・・。

(カゲ達が人生で一回でいいから女子から手作り弁当貰ってみたいって言うからついで、ついでに作ったんだけど・・・それにしても大失敗したから自分で食べようと思ったのに、まさか抜き打ち検査があるなんて・・・!)」

 

「ふん!無理がありますね!こんなヘドロみたいなものが弁当なわけないでしょう!」

 

「・・・・。」

 

 

先生の言い分に、涙目でへこんでしまったヒサ。

 

俺はヒサが作った弁当を全て食った。

 

 

「ごちそうさん。」

 

「か、カゲ!?」

 

「ちょっとあなた何を!?」

 

「何って、ヒサが作った飯を食っただけだが?味はお世辞にも美味いとは言えないが食えなくはなかったぜ。」

 

 

パオズ山なんてもっとやばい飯とかあったからな。

 

それに比べりゃ、黒焦げなんてまだ可愛い方だ。

まぁ俺はそういう毒系なものは効かないと言うのもあるけどな。

 

 

「食えたから危険物じゃないだろ?約束通り、不要物は無かったんで全員の荷物返してくださいよ。」

 

「・・・ま、まぁ彼女はいいでしょう。ですが没収した他の人の不要物は返しません。」

 

 

まぁ、こんな口約束を守らないのは当然だな。

 

 

「そもそも不必要な物を勝手に持ってきてるあなた達が悪いんでしょ!?」

 

「そもそもの話。必要か不必要かって、誰がどー言う理由で決めてるんっすか?例えるなら、この前の体育でルイは首が日焼けしてます。だから日焼け止めを持ってきてるんっすよ。」

 

「そーいえば。ノリピーのお菓子も子供に配る用だよね。」

 

 

授業は要らないかもだけど悪い事はしていない。

何でもかんでも不必要って決めつけりゃあいつかは命に関わりそうだ。

 

 

「ぐぬぬぬ!い、いいでしょう。これらの物は全て返します。ですがこのゲーム機は没収します。」

 

「あ、それはどうぞ。」

 

「そんなぁー!!」

 

 

いや、ゲーム機は流石にフォローできねぇーぞ。

 

 

「最後に、あなたの抜き打ち検査します!私に散々説教垂れたんですから不必要なものがあれば即没収です!」

 

「構いませんよ。」

 

 

俺は先生に自分のカバンを手渡し     

 

 

 

ドシン!!

 

 

持った瞬間、カバンの重さに耐えきれず地面に落ち、先生は力を入れて持とうとしても持てなかった。

 

 

「うぐぐぐ!!な、何でこんなに重いんですか!!中に何が入ってるんですか!?」

 

「普通に教材と筆記用具と弁当だですが?」

 

「う、嘘おっしゃい!!明らかにそれだけじゃないでしょ!!」

 

「重いのはカバン本体だけで中は普通の重さですよ。ちょっと特殊な液体掛けると重くなるようになるんですよ。」

 

 

いい筋トレになるんだよな。

 

 

「普通のカバンを使いなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピソード3

「惚れ薬を飲むとどうなるのか」

 

 

依頼人が惚れ薬をを作って俺らで実験したいと言う依頼が来た。

 

どうやら、これを使って振り向かせたい奴が居るのだろう。

 

だがそれは一種の洗脳だ。

あまりよろしい考えとは思えないな。

 

シディもあまり賛成しかねるようだ。

 

だがボティスの言葉巧みで結局依頼を引き受けることになった。

 

 

「効果は1滴に10分だってさ。」

 

「なら俺が実験台になろう!カゲチヨ、相手になってくれるか?」

 

「何でだよ。」

 

 

自ら挙手しだしたシディ。別に自分が実験台になるのは構わんが、俺じゃなくてヒサかヨーメイにやってもらえよ。

 

 

「じゃあ掛けるね・・・・ふっ、ぐ・・・っ!」

 

「おいおい、そんなに力んだらこぼれ・・・。」

 

「うぁあ!!」

 

 

お約束通り、ヒサが惚れ薬を掛かってしまい、初めに見た俺に惚れてしまった。

 

 

「カーゲ♡」

 

「お、おう。」

 

 

甘い口調で俺の名前を呼び近づいてくる。

 

そんならしくないヒサの行動に動揺してしまった

 

 

「ねぇ・・・名前呼んで?」

 

「ひ、ヒサ。」

 

「・・・!嬉しい・・・!」

 

 

はぁ・・・結構液を浴びたから何時間かかるんだろうか・・・。

 

この分じゃあ家に帰りそうもないな。

後でロットに連絡しよう。

 

 

「ヒサ、流石に引っ付き過ぎだぞ。」

 

「カゲにくっつきたいから・・・だめ?」

 

 

もう好きにしてくれ。

 

 

今日一日中、クラスの連中に色々と勘違いされるわ、授業以外ずっと抱き着かれるわ、弁当をアーンっとかしてくるわ・・・精神と時の部屋に入った以上にしんどいぞこれは。

 

トイレに行きしばらくヒサとの距離を離していた。

 

 

「うっ・・・!」

 

「おい!」

 

 

なんだ?ヒサが急に倒れたぞ!

 

息遣いが洗い。デコを触ったら熱かった。

熱があるな。

 

とりあえず保健室に連れていくか。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・うぅ・・・!」

 

「しっかりしろヒサ。」

 

 

もしかしたら薬の効果で熱を出したのかもしれないな。

 

 

「うぅ・・・く・・・っ・・・。」

 

「どうした。苦しいのか?」

 

「わ・・・わかんない・・・。カゲが側にいないと思ったら胸が急に苦しくなって、怖いくらい寂しくなって・・・っ!」

 

 

な、なんだそりゃ?

 

それで熱出したって事か?

あ、呆れるぜ・・・。

 

 

「カゲ・・・もうどこにも行かないで。側にいて・・・!」

 

 

そう言って泣き始めた。

ったく、仕方がない。

 

 

「わかった。お前の気が済むようにすればいいさ。」

 

「・・・じゃあ抱きしめて。」

 

「はいはい。」

 

 

呆れながらもヒサを抱きしめてやった。

昔に悟飯、悟天、パンをあやした様にヒサの背中を軽く叩いてやった。

 

 

「・・・・あれ?ちょ、ちょっと!?//////ははは離れて!!今すぐ離れて!!//////」

 

「は?お前が抱きしめろと・・・・もしかして戻ったのか?」

 

「もも戻ったみたいだから!?/////とりあえずいったん離れて!!//////」

 

「お、おう。」

 

 

どうやら薬の効力ぎ切れてよかったよ。

 

 

「あ、あれは私じゃない別人!!/////薬のせい!!薬のせいだから!!////」

 

 

そんな必死にならなくてもわかってるっつーの。

 

 

数日後、この騒動を聞いた依頼人は惚れ薬が効いて喜んでいたが、シディの「自分の気持ちを蔑ろにする」という言葉と、別の方法で考える事により惚れ薬を使うのをやめるそうだ。

 

 

まぁこれで一件落着って奴かな?

 

 

 

 

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