KAREKORE Z~Z戦士のカゲチヨ~   作:yakyo

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閑話2

 

エピソード4

「目を開けたら死ぬ、、、化物が襲ってくるデスゲーム」

 

 

カップルが消える街を調査してきてほしいと言う依頼が舞い込んできた。

 

こういうのは俺は戦力外だからヒサとシディに任せようとしたが、シディがバイトで行けないため、結局俺とヒサで行く事になった。

 

 

カップルの街にやって来たが、この数百年まともに女性と付き合った事ないから、どうカップルぽく見えるのか分からん。

 

 

「とりあえず手でも握るか?」

 

「は!?////ばばば馬鹿じゃないの!?/////そそそんなんでカップルに見えるわけないじゃん!!/////」

 

「そ、そうなのか?」

 

 

分からん。カップルらしさって何なんだ?

 

 

「あ、アクセサリーショップでぺ、ペアリングでも・・・つけてみる?」

 

「それでカップルぽくなるのか?」

 

「さ、さぁ・・・。」

 

 

仕方なく自腹でヒサと俺用にペアリングを買って指にはめた。

 

 

「・・・・・。」

 

 

なにやらずっと指輪を見てるが、そんなに欲しかったのだろうか?

 

するとヒサの腹の音が鳴り飯を食う事にした。

 

個室に案内され、大量の料理を平らげる。いつ見てもいい喰いっぷりだ。

 

まぁ悟空親子ほどではないが・・・。

 

 

あれ・・・なんか・・・眠く・・・・。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

気付いたら、辺りは真っ暗・・・いや、目元に黒い布が縛られていた。

 

 

「え?何これ・・・目隠し?」

 

 

どうやらヒサも気が付いたようだ。

 

 

『それは取らない方が身のためだぞ。』

 

「誰!?」

 

 

老人のような声をした男性がアナウンスで俺らに語って来た。

 

 

『先ほど君達が食べた料理・・・。目に光が当たると脳組織が破壊される毒物が入っている。』

 

「なんでそんな事を・・・。」

 

『それは君たちカップルにこれからデスゲームに参加してもらうためだ。』

 

 

なるほど、カップルの失踪事件はこの声の持ち主のせいって事か。

このゲームにクリアできれば解毒剤をくれてやるとの事らしい。

 

俺は大丈夫だがヒサはそうもいかず、仕方が無くそのデスゲームとやらに参加する事になった。

 

 

『ではまず最初のゲームだ。最初は「目隠し鬼」の部屋だ。君は今、彼氏を含めた10名が取り囲んだ円の中心にいる。ゲーム返しと同時にその10名は一斉に「鬼さんこちら手の鳴る方へ」と手拍子を始める。他の言動は一切無しだ。君はそれを頼りに彼を探し出し、タッチしながら彼の名前を呼ぶ。それでクリアだ。』

 

 

なるほど、道理で俺らのほかに他の気があったわけか。

 

 

『だが、君の回りには血気盛んな異宙人達・・・。もし彼とそのほかの異宙人とを間違えた場合待ってるのは死だ。制限時間は15分。では始めよう。』

 

 

一切の言動は無しか・・・だったら・・・。

 

 

「鬼さんこちら手のな・・・ぐほっ!!」

 

「鬼さんこちら手の鳴る・・・ぎゃばっ!!」

 

 

俺以外の奴をぶっ飛ばせばいい。

目が見えなくても気で相手の位置くらい余裕で分かる。

 

 

「(あれ?なんか複数人のやられ声が・・・)カゲ見っけ!」

 

「あたりだ。別に俺以外の奴を倒してはいけないってルールはなかったから問題ないよな?」

 

『・・・・いいだろう。』

 

(あ、やっぱりカゲがやったんだ。なんて力技・・・・。)

 

 

次のゲームのネズミ捕りも俺がすぐに捕まえて即終了。

 

 

 

『こざかしい奴め。クリアおめでとう。では最後の部屋に移動したまえ。』

 

「最後のゲームもさっさとクリアしてこんな場所・・・。」

 

 

扉が開いたであろう音がしたとき、風の音が聞こえた。

 

 

「動くな。」

 

「えっ、え!?」

 

 

ヒサを背後から抱き、動きを止めた。

 

 

『ふっ、どうやら薄々気付いたようだな。気を付けたまえ。その部屋はまっすぐ進まないと100メートル下に真っ逆さまだ。』

 

「あ、ありがとカゲ。よくわかったね。」

 

「何となくだ。部屋の影響がこれまでと違う気がしたんだ。」

 

『この部屋の名前は天国と地獄。地面から無数の槍が飛び出ている地獄とクッションに解毒剤が用意された天国。天国側に飛び込めばクリアだ。このデスゲームから解放される。自分が犠牲になる覚悟で愛する者のため、先に飛び降りるのもアリ。逆に自分が生き残るため、相手を蹴落とすのもアリだ。制限時間は30秒・・・。よーく・・・。』

 

 

俺は迷いなくヒサを抱え舞空術で降りた。

流石に気のない場所には飛び込めれないが、ゆっくり下りればどっちに落ちても対して問題ないだろう。

 

 

どうやら、たまたま降りた場所が天国側だったようだ。

 

 

「これでクリアだな。」

 

「・・・私、終始何もしてないんだけど・・・。」

 

『何なんだ!何なんだ君達カップルは!!』

 

(いや、君達って言うかほとんどカゲのおかげなんだけど・・・・。)

 

 

それと最後に弁明して置くが、俺らカップルじゃないからな。

 

 

 

 

 

失踪事件もわかった事だし、依頼人に報告した所

 

 

「つまり、2人は愛の力でそのデスゲームを乗り越えたっというわけね!」

 

「全然違う。」

 

「全然違います。」

 

 

っという変な解釈された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピソード5

「ぼっち系女子高生の日常」

 

 

「大体、同じタイミングで同じものを食べたい人を探す方が無理じゃないですか?食べたい物なんて人それぞれですし。そもそも私が1人でご飯食べようが何をしようがアナタには関係ありますか?って話なんですよ。」

 

「くっちゃべるのはいいが手を動かせ手を。」

 

 

リサイクルショップの手伝いしてるときにヨーメイの愚痴ともいえる言動を聞かされる。

 

お前がサボるから俺までやる羽目になったじゃねぇか。

俺だって暇じゃないんだぞ?

 

 

「そんなに愚痴りたいならシディかヒサに言えよ。」

 

「あの2人はボッチ理論を理解できないでしょうし可哀想とか思われたら本当に可愛そうな気分になるんで。その点カゲチヨなら大丈夫です。」

 

「俺の事なんだと思ってんだよ。」

 

「あとカゲチヨだしどうせ暇かなと。」

 

「少なくともお前よりは暇じゃねぇよ。」

 

 

畑仕事とか修行とかあんだよ。

オーナーの頼みじゃなかったらバックレてるぞ。

 

 

「カゲチヨ、ヨーメイ。」

 

「シ、シディさんにヒサメさん!?」

 

 

2人が俺らの前に来て、ヨーメイは動揺しだした。

そして2人の背後に依頼人の女性が居た。

 

シディからは、依頼人との話し合いをしていたが自分達では対応が難しそうだったとの事だ。

何でも「ボッチ高校生生活のアピール動画」を作りたいらしい。

 

理由を聞くに、その依頼人は教師をしており不登校が問題になっているらしい。

それでボッチでも高校生活は問題が無いと分かってほしいがためにヨーメイに白羽の矢がたったらしい。

 

 

「わわ、私はカレコレ屋ではありません!!頼むならそこのボッチ非モテ陰キャっぽい人に・・・。」

 

「でもうち女子高なんで・・・。」

 

「ってか、非モテ陰キャはともかく友達くらいはいるからな。」

 

 

アサヲ達とかな。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

なんだかんだあって、ヨーメイは渋々と依頼を引き受ける事になった。

 

俺はたまにだが農業作業の休憩中に別荘のPCで動画を視聴していた。

 

 

「何見てるの?」

 

 

気になったのか、農業作業を手伝ってくれてるロットが背後からPC画面を覗き込んできた。

 

 

「カレコレ屋の「ボッチ高校生生活のアピール動画」を作ってくれという依頼が来てな。ヨーメイがその動画に出てるんだよ。その確認って所だ。」

 

「そのヨーメイって人、前言ってたもの凄いネガティブな人だっけ?」

 

「何故か俺に強気なんだがな。」

 

 

同じ陰キャなら強気に出れるようだ。

んでシディやヒサの様にキラキラした人は極力弱いらしい。

 

しばらくヨーメイの学校生活の様子を視聴していた俺達。

 

 

「・・・なんか生き辛くない?」

 

「言っていやるな。世の中全員明るい奴ばかりじゃないんだ。」

 

「そっかぁ・・・。カゲ兄ちゃんもこんな感じなの?」

 

「ここまでは酷くない。」

 

 

アサヲ達が居るだけ俺は恵まれてる・・・のか?

 

昔だったら学校生活は苦だが、今はそこまでじゃないな。

普通に女子との会話も出来るし。

 

 

「はぁ・・・作業の後これ編集するのか・・・。」

 

「大変だねぇ。」

 

「修行の時間が減る。」

 

「え?そこなの?」

 

 

 

作業を終え、カレコレ屋に戻り動画を編集してアップした。

するとまたとなく動画が滅茶苦茶再生されていた。

 

割と好評の様だった。

 

 

「ヨーメイが知ったら調子に乗りそうだな。」

 

「そうかな~?」

 

 

ヒサはそんな事ないと否定するが、あいつの性格上そうに違いない。

 

まるで自分の力を過信したベジータの様にな。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

数日後

 

 

『全国のボッチの皆さん!!堂々としましょう!!』

 

 

やっぱりな。

 

 

今俺らはPCの前でヨーメイの生配信を見ていた。

 

どうやら視聴者のボッチに関する質問に答えてる様だった。

 

 

「え!?これヨーメイちゃん!?」

 

「コメントもすごい来てるな。」

 

 

生配信から次の日にリサイクルショップに寄ったら、いつにもましてニヤけ面をしていたヨーメイが店番していた。

 

 

「あーこれですか。いつまでたってもボッチへの偏見が無くならないのも生き辛いですしぃ。ちょっっとやってみようかなって思ってただけなんですけどねー。いや、ホント軽い気持ちで全然バズろうとか思ってなくてぇ。」

 

 

見て分かるほど調子に乗っていやがる。

 

 

「カレコレ屋のSNSアカウントにもヨーメイちゃんあてのDMいっぱい来てるよ。」

 

 

カレコレメンバーじゃないのにな。

ヒサがスマホを持ってDMの一部を見せた。

 

内容はアイドル事務所のマネージャーという人からヨーメイをボッチ系アイドルにして売り出したいから紹介してほしいとの事らしい。

 

すると、店にヨーメイのファンらしき男女が来て勧誘されたり感謝されたりとされていた。

 

まぁ、こいつが嬉しそうにしてるし、別にいいか。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

そう思っていた後日、ヨーメイのチャンネルが無くなっていた。

 

 

「どうしたんだヨーメイ?何かあったのか?」

 

「疲れました。ボッチに戻りたいです。」

 

 

根っからの陰キャのヨーメイには耐えられなかったか。

 

まぁ、何となくそーなるとは予想していた。

 

しばらくヨーメイの安息な日々は訪れなかったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピソード6

「カレコレ屋の夏!2022」

 

 

「夏だ!」

 

「海だ!」

 

「くそあちぃ・・・。」

 

「テンションの落差がすごいな。」

 

 

俺らカレコレ屋とヨーメイが海に来ていた。

 

ヒサとシディは盛り上がっていたがその逆にヨーメイは見るからに暑さにやられていた。

 

俺も昔だったらヨーメイみたいになっていたが、亀仙人の修行していたからか日差しの耐性が付いたようだ。

あの人の修行はためになった。

 

よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む。

日常生活全てが修行と言っていたな。

 

本当にいい師匠に巡り合えたよ。

スケベじじぃではあるけどな。

 

俺にエロ本買わせた事は嫌な思い出だ。

 

 

「お前、よくこんな場所来たな。こういうの苦手そうに見えるが?」

 

「えぇえぇ、お察しの通りですよ。誰が好き好んでこんな陽キャイベに混ざろうなんて思いますか・・・。でもオーナーさんがすでに私の分の旅行費まで出してるなんて聞いたら来ないわけにはいかないでしょうが・・・。」

 

 

あの人はそういう所あるな。

しかも俺だけ自腹。差別もいい所だ。

 

・・・まぁ空飛べるから実質タダだけどな。

俺に関する事であの人に期待はするのはやめておこう。

 

 

しかし海か・・・悟空達と行ったきりだな。

まだ3、4歳くらいのパンが小さな波にのまれて泣き出しちゃったっけ。

 

はは、懐かしいや。

 

そんな思い出に感傷に浸っていると、水着姿のヒサ達がやって来た。

 

 

「あれ?カゲ、水着は?」

 

「持ってきてねぇーよ。海に入る気ねぇからな。」

 

「うわ、自分だけ違いますよアピールですか。そー言うのキモいのでやめた方がいいですよ。」

 

「お前はいちいち馬鹿にしないと会話できんのか。」

 

 

それに俺はオーナーに思い出写真を撮ってこいって言われてんだよ。

 

海に入ったら撮れねぇーだろ。

 

 

「と、ところでカゲ・・・その・・・この水着・・・どうかな?////」

 

「ん?あぁ。似合ってるぞ。可愛い。」

 

「そ、そう・・・へへっ。ありがとう。/////」

 

 

俺は荷物の見張り役で他は海で楽しんでいる。

その姿をスマホで撮る。

 

何枚くらい撮ればいいんだ?

 

さっきまで海で遊んでたヒサが俺の方にやって来た

 

 

「暑くない?ちゃんと水分取ってる?」

 

「小まめに取ってるよ。お前もしっかり水分取っておけよ。」

 

「分かってるって。」

 

 

ヒサは帽子を被り、俺の横に座った。

 

 

「楽しそうだよねあの2人。」

 

「シディはともかくヨーメイは違うような気もするが・・・。」

 

 

どっちかというとシディのハイテンションにヨーメイが巻き込まれてるだけに見えるがな。

 

 

「ヒサ、こっち向け。」

 

「え?」

 

 

ヒサがこっち向いた瞬間、写真を撮った。

 

 

「夏の思い出だ。」

 

「もう!急に撮らないでよ!」

 

「わりぃわりぃ。」

 

 

なんだかんだ俺らは、夕方まで遊び、夜の海の砂場でバーベキューをする事になった。

 

俺は夜空と共に騒いでるヒサたちを撮ろうとした。

 

 

「カゲさ、やたらと写真撮ってるけど動画とかに使うの?」

 

「いいやオーナーに頼まれたんだよ。」

 

「オーナー?」

 

「旅費出してやるからお前らの遊んでる写真撮って来いってさ。」

 

「じゃあそのお礼に、とびっきり楽しそうなみんなの写真撮らなきゃね。」

 

「ちゃんと撮ってるから心配するなよ。」

 

 

そういって俺のスマホを奪ってこっちに向けた。

 

 

「カメラマンのカゲが写ってないから「みんな」じゃないでしょ。」

 

 

確かにそーだが・・・・。

 

 

「あの人が俺の写真欲しがると思わないから別にいい。」

 

「いや、そこは素直に撮られなよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

リサイクルショップにて。

 

 

 

「お前の写真1枚しかないな。」

 

「うるさい。」

 

 

アンタに気を使ったんだから有難く思え。

 

 

 

 

 

 

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