KAREKORE Z~Z戦士のカゲチヨ~   作:yakyo

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サイヤ人細胞を持った吸血鬼の実力

カゲチヨside

 

 

 

やはり俺の考えは当たっていた。

 

この教師はただの顔がいい教師ではなかった。

 

 

 

「さっきまでヒサと戦っていたのはお前だろ?」

 

「な、何を言ってるんだい?」

 

「そうだよ!!私が戦ったのは、腕が四本で紫の肌をした異宙人だよ!?」

 

「そいつが擬態能力があるからだ。俺は人の気配を感じ取れるんだ。ヒサと戦った奴とあんたの気配は同じだ。」

 

「・・・・・。」

 

「それにあんた。別の学校で空手部の生徒を殺してるそうじゃないか。」

 

「もしかして調べ事があるって言うのは・・・。」

 

「こいつの素性を知るためだ。」

 

 

俺はそいつの腕を掴み、外へと投げ飛ばした。

 

 

「ちょっ!カゲ!!」

 

 

奴は未だに演技をしてるのか正体を現さない。

 

 

「な、何をするんだい。酷いじゃないか!こんな暴力を・・・・ぐふっ!!」

 

 

俺は奴をボールの様に蹴り上げた。

 

 

「やめてよカゲ!!酷いよこんな事するなんて!!」

 

「カゲチヨ!やり過ぎだ!!相手は普通の人間だぞ!!」

 

(くくっ、このまま演技をすれば隙を見て逃げられる。)

 

 

攻撃では正体を現さないか・・・なら。

 

 

「あんた。自分が楽しみたいがために相手を強くさせようとしたんだろ。それで伸びしろのあるヒサを選んだ。違うか?」

 

(な、なぜそれを!!)

 

 

言葉で攻めてみる事にした。

生き残った生徒の話と、ヒサの記憶を見て、奴は自分と戦える生徒と作るために鍛え上げようとしていた。

だがお眼鏡にかなう奴がいなく、今回は慎重に探し、ヒサを見つけたって所かな?

 

腕を掴んで呼び止めたのがその証拠だ。

 

 

「俺からしてみれば、あんたは自分が最強だと思い上がっている井の中の蛙だぜ。」

 

「あ”っ?」

 

 

あくまで俺の推測だが、反応をしてくれた事でどうやらあながち間違っていない様だ。

 

 

「あんたに相手を強くさせるほどの技量はねぇーよ。向いてねぇーよ体罰野郎。」

 

「ふっ・・・・。」

 

 

お?

 

 

「ふざけるなクソガキがー!!」

 

「正体を現したな。」

 

 

ちっとばかし沸点が低いような気もするが。

 

「先生がさっきの六本腕の異宙人!?」

 

「どうやらカゲチヨが言ってたとは本当のようだな。」

 

「貴様が強いのは認めよう!!だが、僕の邪魔をするだけでなく、僕の理想を愚弄する貴様を許さない!!この場で始末してやる!!」

 

「悪いが、学校で暴れられたら困る。場所を変えさせてもらう。・・・・はっ!!」

 

「ぐおっ!!」

 

 

両手を教師に向けて気合砲を放って飛ばした。

 

 

「ちょっくらあいつとやり合ってくるわ。」

 

「カゲチヨ!なら俺も・・・。」

 

「無理するな。お前もわかってんだろ?日が沈んでる今のお前じゃ足手纏いだって。」

 

「・・・っ。」

 

「あとは俺に任せて、お前はヒサを頼む。」

 

 

2人を置いて俺は奴を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

(今の俺じゃあ・・・足手纏い・・・か。)

 

(立場・・・変わっちゃったなぁ・・・・。)

 

 

俺はそんなこと思っていた二人の心情を知る由もなかった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「ぐぉぉ!!(何だ!?奴は何をしたんだ!?空気に押されて学校から遠くに飛ばされてしまった!!)」

 

 

奴を追いかけてやっと追いついた。

辺りは森、この辺でいいか。

 

 

「ぐほっ!!」

 

 

俺は奴を肘撃ちで地面へと叩き落した。

奴はゆらっと立ち上がり俺を見据えた。

 

 

「最近イメージトレーニングしかしてないんだ。俺のスパーリング相手になってくれよ。」

 

「くっ・・・ふ、ふざけるなよクソガキ。僕とヒサメさんのひと時を邪魔をするな!」

 

「ふざけるなはこっちの台詞だ。テメェーの都合をヒサに巻き込むんじゃねぇぞ。」

 

「どうやら、貴様とあの狼男を消さなければ、ヒサメさんは僕の物にならないようだな。」

 

「そんな事させねぇ。それにお前じゃ無理だな。」

 

「なに?」

 

 

 

「お前は俺には勝てない。戦わなくてもわかる。」

 

 

 

「ほざけー!!」

 

 

奴の拳が俺の顔面を捕らえた。

 

 

「・・・っ!」

 

 

だが、そんな拳では大したダメージにはならなかった。

 

 

「う、うあぁああああああああ!!」

 

 

叫びながら俺の身体に連打をしてくる。

 

 

(何だと!?何なんだ!?目の前には私より強い奴がいるのに全然楽しくない!!こんなの私の求めていた戦いじゃない!!こんな、こんな一方的な・・・っ!!)

 

 

奴は俺を一方的に殴るも、俺が効いてない事を見て汗を流し焦り始めた。

大雑把になった奴の拳を掴んだ。

 

 

「それで終いか。」

 

「ひっ!」

 

「なら、次はこっちの番だな。」

 

 

ちょっと本気を出した拳を奴の腹に目掛けて殴りつけた。

 

 

「ぐはっ!!」

 

「まだまだいくぞ!ダァ!!」

 

 

今度はお返しとばかりに俺が奴の身体に連打を打ち付けた。

 

そして顎にアッパーを食らわせ、その反動で飛びあがった所を追い越し、裏拳で地面に叩き伏せた。

 

 

「あ・・がっ・・・がっ・・・。」

 

「他の学校の生徒やヒサに、師の真似事しておいて本人はこの様か。拍子抜けだぜ。」

 

 

ピッコロも昔は悟飯に対して酷い事していた。

だが、あいつはなんだかんだ優しい奴だった。

 

痛めつけて修行してる所もあったが、愛情もあった。

 

だから悟飯もピッコロを尊敬した。

 

 

「あいつと比べるのも烏滸がましいな。」

 

(こんな・・・こんな化け物がこの世に存在していたなんてっ!!僕が何をしようと何十年・・・いや何万年修行しても・・・勝てる気しないっ!!)

 

 

奴が地面に伏せていた顔を上げ、俺の方に向いた。

だから俺は奴を睨みつけた。

 

 

「ひっ!!」

 

 

転勤して来た時の威勢とは違い、完全に怯え切っていた。

 

 

「これに懲りたら、二度と人を傷つける事はするんじゃねぇーぞ。」

 

 

俺は奴の首を手刀で叩き気絶させ担いだ。

 

とっととこいつを警察に通報するか。

 

 

「結局、スパーリング相手にすらならなかったな。」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

「カゲ、ヘクト先生は・・・。」

 

「警察に通報した。奴は生徒を何人も殺しているからな。」

 

 

奴を警察に引き渡して、カレコレ屋に戻ったらヒサとシディが心配そうな表情して出迎えた。

 

 

「カゲチヨ1人でやったのか・・・すごいな。」

 

「すごくねぇよ。日が出てるお前でも勝てる相手だった。」

 

「む、そうか・・・。(日が出ていればか・・・。)」

 

「・・・・・。(何だか・・・私だけ置いてけぼりにされた気分・・・・。強くなったと思ったのに、シディはともかく、カゲにも追いつかない・・・・。昔のカゲも・・・こんな思いしてきたのかな・・・・。)」

 

 

・・・・。

 

 

「ア”ーそんなに落ち込むことはねぇーんじゃねーかな?」

 

「え?」

 

「俺も昔はさ、お前らに戦闘では役に立たなくて悩んでた時あるぜ。そんな俺でもここまで強くなれたんだ。ヒサも必死で努力すりゃあんな野郎よりももっと強くなんじゃねぇーかな。」

 

「・・・・。」

 

「だから・・・その・・・なんだ。あんまり悲観すんなって話。」

 

「・・・ふふっ。何それ。」

 

 

うるさい!こういう慰め方は慣れてないんだ。

 

 

「ありがとうカゲ。私、頑張って強くなるよ。」

 

「おう。」

 

「なら、俺も足手纏いにならない様にもっと強くなろう!」

 

「えぇ・・・シディ、これ以上強くなる気なの?」

 

 

お前らが本気で強くなりたかったら、俺はいつでも手を貸すつもりだぜ。

 

弟子とかは取る気はないけどな。

 

 

俺は亀仙人のじーさんとは違って、師匠には向いて無いからな。

 

 

 

 

 

 

 

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