KAREKORE Z~Z戦士のカゲチヨ~   作:yakyo

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極限バトル!!吸血鬼VS人造人間

 

マズミがDr.ウイローの研究から持ち出した人造人間達は、カゲチヨに対する復讐心をコンピューターによってインプットされ、カゲチヨの命を狙ってきた。

 

自分らを研究所から持ち出したマザミを殺し、今カゲチヨ達の前に人造人間13号が立ちはだかる。

 

 

「腐血のカゲチヨ。貴様の戦闘データは全てインプットされ、動きも全て予測されている。」

 

「こ、コンピューターが憎しみを増大させるなんて・・・。そんな事可能にするとは流石マッドサイエンティストDr.ウイロー博士っすね。」

 

「そこのメガネの男。俺の目的は腐血のカゲチヨを殺す事だけだ。だが、庇い立てするのであれば殺す。」

 

「い、いや~。別に庇うつもりはないので、好きにしてください。僕は帰らせてもらうっす。」

 

 

13号の殺気に当てられたレイナは冷や汗をかきながらそそくさと逃げていった。

 

 

「ヒビキ。お前も行け。今近くにヒサが来てる。」

 

「え?」

 

「ヒサと合流してなるべく遠くへ避難するんだ。」

 

「カゲ君は!?」

 

「あいつと戦う。」

 

「相手、絶対に強いよ。・・・勝てるの?」

 

「さぁな。」

 

 

ヒビキと会話しつつ、常に目線は13号の方へと向いている。

 

 

「腐血のカゲチヨ。今度は俺の番だ。俺の回路は全て貴様を倒すために作られている。」

 

「けっ。散々俺の身体欲しがってたじじぃが、今度は俺を殺すことを考えるとはな。」

 

「それほど、Dr.ウイロー様は貴様が憎かったのであろう。貴様は生きてこの場から逃げる事は出来ない。」

 

「なら、全力でお前を倒すだけだ!」

 

 

13号は人差し指をカゲチヨに向け、赤い気弾を放った。

 

 

「ふっ!くっ・・・がぁあああああああ!!」

 

 

その気弾を受け止めるが、威力がすごく、カゲチヨは建物の壁際まで飛ばされ、瓦礫の下敷きになってしまった。

 

 

「カゲ君!!」

 

「ヒビキちゃん!!」

 

 

吹き飛ばされた事で、カゲチヨを心配したヒビキ。そこにヒサメが到着し、ヒビキの傍まで来た。

 

 

「ひ、ヒサメさん・・・。」

 

「さっきの大きな物音は何!?どーなってるの!?」

 

「か、カゲ君があの男の光線を食らって・・・。」

 

 

ヒビキが13号を指さす。

指先の方向を見たヒサメは冷や汗を流しながらヒビキに質問した。

 

 

「だ・・・誰なの?」

 

「詳しくは分からないわ。・・・でもカゲ君が言うには・・・じ、人造人間だとか・・・。」

 

「人造・・・人間?」

 

 

聞き覚えの無い言葉に困惑するヒサメ。

 

13号はヒサメとヒビキの事を無視し、カゲチヨが飛ばされた方向をじっと見ていた。

 

瓦礫が吹き飛び、中からカゲチヨは無傷で飛び出し、13号に攻撃を仕掛けるが避けられ片足を掴まれた。

 

 

「くっ。」

 

「流石だな。俺のあの一撃をまともに食らってまだ生きてるとは。」

 

 

片足を掴んだまま地面に勢いよく叩きつけた。

 

 

「がはっ!!」

 

 

負けじと反撃するカゲチヨだったが避けられ、逆に反撃され13号の赤い気弾をガードしつつも受けてしまった。

 

吹き飛ばされた衝動で上空に避難し、体制を立て直す。

 

カゲチヨを追って上空へと移動した13号。

 

 

「あの2体の人造人間とは違うな。」

 

「ふん。貴様ではどうあがいても俺には勝てない。」

 

 

13号は両手から玉状の赤い気弾「S.Sデッドリィボンバー」をカゲチヨに放った。カゲチヨは気弾を飛んで避けたが、S.Sデッドリィボンバーが追尾し避けても避けても追ってくる。

 

 

「光線がカゲを追ってる!!危ない!!」

 

「カゲ君!!」

 

 

カゲチヨのピンチに心配するヒサメとヒビキを余所に、カゲチヨは逃げるのをやめ、受け止めようと構える。

 

 

「S.Sデッドリィボンバーを全て受け止めようと言うのか。この星の半分を吹き飛ばす程のパワーがあるのだぞ。」

 

 

カゲチヨの行動に、理解不能とばかりに驚愕する。

 

S.Sデッドリィボンバーを両手で受け止めた。

 

 

「ぐっ・・・あああああ!!」

 

 

叫びながらS.Sデッドリィボンバーを上空に打ち上げ、全力の気功波で打ち消した。

 

 

「な、なに!!」

 

「・・・さぁ続けようぜ。」

 

「・・・・・。」

 

 

そのまま2人の激しい戦いが繰り広げられた。ヒサメとヒビキは戦ってる2人を必死で目で追うも、早くて全く目では追いつけづ見失なっていた。

 

 

(す、すごい・・・。早くて全然見ない!私やシディとは比べ物にならない戦いだ!こんなんじゃ、援護したくても出来ない・・・っ!)

 

「・・・・っ。」

 

 

2人を余所に更に激しい戦いをし続けた2人だが、13号の攻撃をくらい、地面へと叩きつけられたが舞空術で地面に衝突する前にブレーキをかけて落下を防ぐが、両足で追撃され壁に直撃し、更に赤い気弾を連続で放った。

 

避ける事も防御する事もなく、もろに攻撃を食らい、瓦礫の下敷きになったカゲチヨを見て不敵の笑みを浮かべる。

 

 

「どうした腐血のカゲチヨ。これはほんの小手調べだ。それとも恐ろしくて出てこれんか。」

 

 

その瞬間、瓦礫から勢いよく13号に直進し、タックルを決め吹き飛ばす。

 

 

「ぐっ・・・!」

 

「さっきから聞いてみれば。俺の力を見くびっちゃ困るぜ。」

 

「何?」

 

 

 

「はぁああああああああああああああ!!」

 

 

 

雄叫びを上げ、カゲチヨの髪が真っ赤に染まり逆立てた。

 

 

「な、なんだ。」

 

 

カゲチヨの「超吸血鬼」の姿を見て、驚きの表情を浮かべる。

 

13号だけでなく、ヒサメもヒビキもカゲチヨの姿に驚いた。

 

 

「か、カゲ君がへ、変身しちゃった・・・。」

 

「あれは・・・吸血鬼化したカゲ・・・なの?でも・・・聞いた話とは違うような・・・。」

 

 

真っ赤な気を放出し険しい表情で13号を見た。

 

その表情を見たカゲチヨはニヤリと軽く口角を上げた。

 

 

「この姿のデータはそんなに無い様だな。」

 

「ぐっ・・・。」

 

 

13号に突撃し、連打で顔面や腹を殴りつけた。

 

 

「はぁああああああ!!」

 

 

そして気功波で今までの借りを倍にして返すかのように放ち直撃させた。

 

 

「ぐおっ!」

 

 

負けじと13号はカゲチヨに挑み、激しい戦いを繰り広げるも、今度は逆にカゲチヨの攻撃が入る様になった。

 

13号の両足を掴み、数回ぶん回した後地面へと投げた。

地面に衝突する前に舞空術でブレーキかけ、カゲチヨが居る上空へと戻った。

 

 

「貴様のそのパワーはデータには無い。今の俺よりもパワーもスピードも全てにおいて俺より上であろう。だが、それでも貴様は俺には勝てない。」

 

「なに?」

 

 

自分のポケットからある物を4つ出し、カゲチヨに見せた。

 

 

「これが何なのか分かるか?」

 

 

手元には部品らしき物があり、カゲチヨに見せた。

 

 

「それが何だって言うんだ。」

 

「これらは、お前が破壊した14号と15号の戦闘データーチップと動力炉だ。」

 

 

両手にあった動力炉と戦闘データーチップが自動的に浮き、動力炉は両胸に、戦闘データーチップ頭に吸い込まれるように埋め込まれた。

 

 

「はははは!!」

 

 

笑うと同時に、13号の肉体が膨れ上がるかのようにだんだん大きくなり、肌が青く変色。目が黄色に変わり、白い髪が逆立て、オレンジ色へと変わっていった。

 

 

「はぁあああああああ!!」

 

「・・・っ!」

 

(な、なにあれ・・・あ、あんなの・・・まるで化け物だ・・・。)

 

変貌を遂げた13号に冷や汗を流すカゲチヨ。ヒサメは腰が引いて座り込み、立てなくなった。

 

カゲチヨは気を感じなくても、目の前の敵がやばいって事は直感で分かっていた。

 

冷や汗をかいてるカゲチヨとは違い、13号は不敵の笑みを見せる。

 

 

「くっ、だぁーりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

 

 

13号に突撃し、殴る蹴るの攻撃を繰り出すも、全く効いてる様子を見せなかった。

 

そして、そんなカゲチヨの必死に繰り出す攻撃を笑い、片腕を掴んで腹を殴りつけた。

 

 

「ぐぉあ!!」

 

 

そのまま勢いよく地面に叩きつけた。

 

地面に叩きつけられたカゲチヨを、追い打ちをかける様に踏みつけようとするも寸前で避ける。

 

だが、避けてもすぐに傍に来て頭を鷲掴みにし、持ち上げて投げつけた。

 

 

「ぐぁあああああ!!」

 

 

柱や鉄骨などに衝突し、地面に転がされた。

 

 

「がっ・・・あ、あ・・・。」

 

 

地面に倒れてるカゲチヨを歩いて近付き、腹を踏みつけた。

 

 

「ぐぁあああああああ!!」

 

 

カゲチヨの苦痛の叫びが建物内に鳴り響く。

 

 

「いや・・・やめて・・・!これ以上カゲを傷付けないで!!」

 

 

ヒサメはこれ以上カゲチヨの叫びを聞きたくないかのように両耳塞ぎながらも、涙を浮かべてそう放った。だがそんな言葉を13号が聞くこともなく、カゲチヨを襲い掛かり、更に苦痛の叫びが建物内に響く。

 

 

「・・・・っ。」

 

 

13号の攻撃をもろに食らい。身体も服もボロボロになった状態でも、カゲチヨは立ち上がる。そんなカゲチヨに13号は赤い気弾を食らわせる。

 

食らったカゲチヨだが、それでも諦めずに立ち上がるが、赤い気弾を食らってはまた倒れまた立ち上がるを繰り返した。

 

 

(セルの時と同じくらいの強さに戻ったはずだが・・・まいったなこりゃ・・・。今の俺じゃ・・・奴には勝てねぇ・・・。)

 

 

カゲチヨはこの世界に帰ってきてから初めての危機に瀕していた。

 

 

 

 

 

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