KAREKORE Z~Z戦士のカゲチヨ~   作:yakyo

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平行世界の戦い

 

並行世界のカゲチヨside

 

 

くそ・・・ラプラスの箱はどこにあるんだよっ!

 

 

俺は予知魔ラプラスが見た「墓の前に立った俺の未来」の事を知るために、ラプラスの箱を取りに来るようにこの地獄の様な迷路に入ったけど、滅茶苦茶ヤベー所じゃねーか!

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・。」

 

「ブモー!!」

 

 

やべっ!!

またモンスターにやられるっ!!

 

 

俺に襲い掛かったミノタウロスのモンスターだったが、急に腕が凍り出した。

 

この能力はまさかっ!

 

 

「カゲ!」

 

「いいぞヒサメ!」

 

 

ヒサにシディ!!

 

何で!!

 

 

「二人共さがれ!くらえ!!」

 

「ブモー!!」

 

 

シディの能力でモンスターは怯んだ。

 

 

「カーゲー!」

 

 

やっべ・・・怒ってる!

 

 

「・・・はぁ、よかった。もう心配したんだからね!」

 

「カゲチヨここは危ない。一緒に帰ろう。」

 

「・・・ラプラスに聞いたんなら分かってんだろ。俺に関わると不幸になるぞ。」

 

「はぁ?まだそんな事言ってんの?」

 

「俺が普通の身体ったら、ここに来てからもう三回は死んでる。いくらお前らが強くたって・・・。」

 

「それ単にカゲが弱いだけでしょ。」

 

 

それ今ここで言うか!?

 

 

「俺と関わったら不幸になるとか中二病もいい加減にしてよ。」

 

 

中二病って・・・。

 

 

「今まで何度も死ぬ思いをした。けど三人で生き残ったでしょ?それを無しにするつもり?私の大切な思い出なんだけど。」

 

 

・・・!

 

 

「俺もカゲチヨのせいで不幸になった覚えは無いぞ。」

 

「・・・でもラプラスの予知が・・・。」

 

「きっとラプラスのイタズラだ。気まぐれな性格らしいからな。」

 

「けどラプラスのいう事は・・・。」

 

「シディの言う通りだよ!あの映像だけじゃ何も分からないじゃん!」

 

 

ヒサ・・・。

 

 

「ほら、いいから戻ろう。パンドラの箱が無くても未来なんてどうとでもなるよ。」

 

「でも、俺は・・・。」

 

「カゲチヨ。カレコレ屋はそんなに弱くない。三人揃えば俺達は誰にも負けないさ。」

 

・・・っ。

 

 

「そうだな・・・俺達三人揃えば・・・。」

 

 

 

 

 

「おいおい。獲物が三人も居やがるぜ。」

 

 

・・・!!

 

 

崖の上に5人の影が現れた。

 

何だあいつ等。

異宙人なのか?

 

 

「知らねぇ星に飛ばされたと思えば地獄のような場所に着いちまったもんだ。」

 

「だが、俺達のする事は変わりねぇ。この星に「神精樹の種」を蒔いて実を収穫しなくちゃーな。」

 

「あの実さえ食えれば俺ら宇宙一クラッシャーターレス軍団の敵じゃねぇーぜ。」

 

「へへ。あのフリーザだってチョロいもんよ。ターレス様が大宇宙の帝王と言う事だ。」

 

「ンダ。」

 

 

なんなんだこいつらは・・・なんだか不気味でヤベーと肌で感じてやがるぜ。

 

 

「種をまく前に少しあいつらで遊ぶか。ずっと宇宙船に居て身体が訛っちまってるからな。」

 

「あの長身の男が三人の中で一番強いようだな。」

 

「だが俺らの敵じゃねぇーぜ。」

 

「俺らと会ったのが運の付きだ。」

 

「ンダ。」

 

 

まずい!

あいつら俺らに襲い掛かってきやがる!!

 

 

「ヒサ!シディ!あいつら何かやべーぞ!!」

 

「分かってる!」

 

「何とか逃げ切らないと・・・!」

 

「逃がすと思ったか。」

 

「きゃ!!」

 

「ヒサ!!」

 

 

短髪の男がヒサを蹴り飛ばした。

 

 

「ぐっ・・・。」

 

「ほぉ?力はまぁまぁあるようだな。」

 

 

赤い肌をしたおさげの男がシディと力比べして押している。

 

マジかよ!シディはホルスの力で強さ全開のはずなのに、その力を上回るって化け物じゃねーかよ!!

 

 

「へへへへ!!」

 

「ヒヒヒヒ!!」

 

 

くっそ!俺の方は二体で襲いに来やがった!!

 

 

「レイズ。こいつ弱いぜ。」

 

「ラカセイ。殺すなよ。もっと遊ばないとな。」

 

「がはっ!!」

 

 

こいつら小さいくせに滅茶苦茶つえーじゃねぇーか!!

 

ウイルスを撒き散らしてる筈なのに全然効いてねぇー!!

 

 

「かぁ!!」

 

「ぐはぁ!!」

 

 

シディ・・・っ。

 

 

「でぃあ!!」

 

「きゃぁあああああ!!」

 

 

ヒサ・・・っ。

 

 

「そぉれ!!」

 

「くらいな!!」

 

「がはぁっ!!」

 

 

お、俺のせいだ・・・。

俺がこんなとこ来たせいで二人が・・・。

 

やっぱり、俺と関わった人は・・・不幸に・・・。

 

 

「ンダ。」

 

「おいおいマジかよ!」

 

「カカオが放つぞ。全員避けろ!」

 

 

あのロボットが身体から何か出そうとした。

 

 

(あれを食らったら絶対にヤベーに決まってる!ヒサとシディは死なせねぇー!)

 

 

俺は、軋む身体に鞭をうって二人の前に立った。

 

 

「カゲ・・・チヨ・・・。」

 

「な、何を・・・。」

 

「ワリー二人とも・・・俺が出来る事はこれくらいしかねぇ・・・二人は生きてくれ・・・。」

 

「駄目!カゲ!」

 

「カゲチヨ!」

 

 

ロボットが俺らに向かって光線を発射させてきた。

 

あぁ・・・復讐も出来ずに終わっちまうのかよ・・・・。

 

 

「!!」

 

 

死を覚悟した時、俺の目の前に一人の男が上から降りてきた。

 

そして光線を片手で防いで横へと弾き流した。

 

 

「ん・・・。」

 

「マジかよ・・・。」

 

「カカオの光線を片手で弾きやがった。」

 

「何者だアイツは・・・。」

 

 

な、何だよこいつ・・・。

 

颯爽と登場しては俺達を助けてきた。

まるで漫画の主人公みたいじゃねーかよ。

 

 

「お前ら。まだ動けるか?」

 

「あ、あぁ・・・。」

 

「そうか。ならとっととこの世界から脱出するんだな。」

 

「おいおい。急に現れてなんだよ。」

 

「もしかして一人であいつらと戦う気ですか。」

 

「そうだ。」

 

 

おいおいマジかよ!

 

一人でも滅茶苦茶強いのに、その五人を一人で戦うとか正気かよ!

 

 

「一人では無茶だ。戦った俺達が一番分かってる。あいつらは普通じゃない。」

 

「そうですよ!ここは協力して・・・。」

 

 

「ごちゃごちゃ言ってないでとっとと行け。足手纏いは邪魔だ。」

 

 

「「「!!」」」

 

 

・・・確かにこいつの言う通りだ。

 

こんなボロボロの俺たちが居たら足手纏いになっちまう。

 

 

「・・・ヒサ、シディ。こいつの言う通りだ。今の俺達の状態じゃ足手纏いになっちまう。」

 

「・・・・っ。」

 

「そう・・・だな・・・。」

 

 

そうだ。とりあえずは、生き残る事を優先にしよう。

 

 

「おいアンタ。」

 

「・・・・。」

 

「無視かよ。・・・一人で本当に大丈夫なんだよな?」

 

「あんな雑魚共にやられる方が難しい。」

 

 

おいおい、あいつらを雑魚呼ばわりかよ!?

強気に出たもんだな!?

 

 

俺達はこの男の言葉を信じて、元の世界へと脱出した。

 

 

「・・・あの男の匂い、カゲチヨと似ているな。」

 

「は?」

 

 

俺とあいつの臭いが似てる?

 

俺はあんなボディービルダーな体してねぇっつーの!

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

やっと行ったか。っと内心ホッとするカゲチヨ。

 

あと少し間に合わなかったら、カカオの光線によって平行世界のカゲチヨ達は死んでいただろう。

 

 

 

「貴様、さっき俺達を雑魚呼ばわりしたな?」

 

「俺達クラッシャーターレス軍団を一人で相手するとは舐めた事言ってくれるじゃないの。」

 

「命知らずの馬鹿かな?」

 

「けへへへ!」

 

「ンダ。」

 

 

一先ず安堵したカゲチヨに見下す様に話しかけてくる五人組。

先ほどカゲチヨ達に発した言葉が引っかかったようだった。

 

 

(あの戦闘服に片耳についてるスカウター・・・。まさかフリーザ軍の生き残りか?)

 

 

そう考えつつも五人に目線を向け、挑発するかのように口角を上げる

 

 

「御託はいい。こっちはとっとと頼み事を終わらせて帰りたいんだ。来るならかかって来い。」

 

「舐めやがって!」

 

「後悔するなよ!」

 

 

小柄の双子。レズンとラカセイがカゲチヨに襲い掛かる。二人の連携攻撃をいとも容易く避け、二人の頭を掴み思いっ切りお互いの頭同士をぶつけさせ、怯んだ所を手刀でまとめて胴体を斬り裂いた。

 

 

「調子に乗るなよ!」

 

「ンダ」

 

 

残りの三人。ダイーズ、アモンド、カカオがカゲチヨに猛攻を仕掛けるが、レズンとラカセイと同じ様に、避けたり腕で攻撃をいなしたりとしていた。

 

 

「・・・ンダっ!」

 

「ごはっ!」

 

 

カカオとダイーズの画面を殴って吹き飛ばす。

 

 

「くおああああ!!」

 

 

アモンドがカゲチヨの頭上に手刀を振り落とすが、簡単に掴まれ腹に一発拳を叩き込まれ腹部に穴を開けられてしまった。

 

 

「あがっ・・・。」

 

「アモンド!!」

 

 

味方が倒れた所で、カカオと挟み撃ちにして突撃するが顔面すれすれに手の平が目の前にあった。

 

 

「がああああああああ!!」

 

「ん・・・ダ・・・。」

 

 

カゲチヨの気功波をもろに食らい両者共に消え去った。

 

 

「これで粗方は終わったな。後は・・・。」

 

 

パチパチパチパチ

 

 

一度一息つたカゲチヨの背後から拍手音が聞こえた。

 

 

「俺の部下をこうも簡単に倒すとは・・・。貴様、ただ者じゃないな。」

 

「!!」

 

 

振り向いた瞬間、一人の男が岩の上に座っていた。

カゲチヨはその男が居た事や、先ほど倒した他の連中とは強さが格別に違った事で驚いてなかった。

 

驚いたのはそいつの顔だった。

 

 

「ご、悟空・・・。」

 

 

そう、そいつは悟空と瓜二つの顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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