キヴォトスRTA風ナギちゃん√   作:reira

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資格試験の自己採点が合格基準ギリギリだったので初投稿です。

なお、今話は自己解釈バリバリになってます(特にカヨコが便利屋になった所属理由回り)
現在語られない話なので作りましたが違ったら修正話作ります。


part22

オフ会0人を免れたRTA、はっじまっるよー。

 

 

今回は6年生に学年が上がったところから!

基本的には通りブラックマーケット狩りしつつモモフレンズのアニメは確実に追いかけながら日常を倍速スキップで飛ばすいつものルーティンですね。

……珍しく着信が入りました。相手は見なくてもわかります。普通は着メロがなるはずでして、ミカがしょっちゅうかけてくるので、聞き慣れている音のはずなのですが何故かUnwelcome schoolが流れております。

察しの良い方は気づきました?察しが悪かろうと気づくと思います。はい、あの方です。

 

「はい、もしもし」

『あたし、会社を設立したいの!手を貸して!』

「・・・はい?」

 

__トリニティなのに便利屋結成に巻き込まれるとか、これもうわかんねぇな???(チベスナ顔)

 

とりあえず呼び出されたブラックマーケットのとある個室の喫茶店にて。ちなみにお祝いの意味も兼ねて全て私持ちです。とりあえず長々と美学を語られましたが、要約するとですね。

 

「あなたのような、立派なアウトローに私はなる!」

「そんなアルちゃんが、会社を設立するんだって!」

 

ということらしい。まぁ、うん。言いたいことは色々あるけども……

 

「うーん、2人では厳しいのでは?兎も角にも、まずはメンバー集めからでしょう。部活としてすらこれでは申請通りませんよ?」

「そうね、わかったわ!メンバーくらい、ちょちょいと集めてみせるわ!」

「よっ、頑張れアルちゃん!」

 

まずは人数問題からでしょ。そこはアル様がなんとかしてくれる。はず。

あと、ゲヘナで会社を設立させる方法を知りません。この辺、詳しい事情を調べましょう。現段階でできるのはこのくらいまで。さっさと別れて調べてみましょ……ん?なんか電話かけ始めた???

と思ったらすぐに切りましたね。うーん、腹芸とかよくわかんねっす。

 

 

 

 


 

 

 

「妹様、習い事のお時間です」

「……わかった」

 

ゲヘナの大きな豪邸の一角。鬼方カヨコは習い事として英才教育をうけていた。

その内容はピアノ、バイオリン、英会話といった基礎から情報戦、軍略等。様々な知識を学ぶカヨコには自分の時間などなく、ましてや友人といったものもない。しかし、それを望む権利すらもなかった。

 

「早くしてください。『雷帝』のご意向です」

 

その原因は彼女の姉__雷帝にある。文武両道、博識で幼いながら特許を多数取得する彼女に、父親や母親は完全に熱中。その全てを姉に注いでいた。新たな連邦生徒会長と言われるほどの評判をかっさらった彼女は各種企業に取り入り、大きく動いているようだ。しかし、その内情は妹であるカヨコには伝えられないどころか姉妹で会うこともなく。姉の命で習い事に行かされ父親や母親がそれに付き従うといった歪な家族があっという間に出来上がってしまった。

そして、姉である雷帝の命令は姉である雷帝自らが選定した専属の秘書官__天雨アコに一任、その管理を徹底されていた。

 

「今いく……ごめん電話。え?桐藤ナギサ……?」

「あのくそったれトリニティですか……即切りしたいですが、家柄のつながり的にそうにもいきません。今忙しいと穏便に切ってください」

「はいはい」

 

厳重に縛られた生活の中、突然鳴り響く電話。その相手は、姉に参加を命じられた政治色の強いパーティ会場で知り合い仲良くなった、桐藤ナギサである。手紙の連絡はたまにするが、直接電話をかけてきたのは初めてだ。

 

「もしもし、鬼方です」

『カヨコさんですね。いまお忙しいでしょう。あなた一人の時またかけなおしてください。では』

「ちょ……」

 

一方的に切られる電話。珍しく無理くりな電話に戸惑うが、相手方の意図はすぐに分かった。アコに聞かれたくない話なのだろう。

 

「相手方からはなんと?」

「でたら急にきられた。いたずら電話の類」

「トリニティも暇ですねぇ」

 

アコはトリニティを見下している。これを逆に利用して難なくごまかすことに成功する。

 

「では、ちょっとした邪魔が入ってしまいましたが。レッスンを行います」

 

いつもと変わらない地獄の日々。たったの電話一つに希望を感じてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし。鬼方です」

『まぁこの時間ですよね』

「明日もあるから、くだらない話は切るよ」

『まぁまぁそうおっしゃらず。くだらないかどうかはあなたが決めてください』

 

夜遅く、自室を抜け出し電話をかけた。相手はもちろん桐藤ナギサである。

 

『今、仲良くなったゲヘナの方から起業したいと相談を受けていまして。ゲヘナの法に疎いので少々相談させていただこうかと』

「ふーん、なるほど。で、どんな企業?」

『そうですね。強盗、誘拐、猫探しまでお金を払えば何でも依頼をこなす、アウトローな何でも屋だそうで』

 

想像以上のトンデモ企業に、思わず頭を抱える。

 

「そんな起業、いくら混沌なゲヘナだとしても受け容れられると思う?」

 

いくら何でも、犯罪やりますと言ってる輩を放置するほど風紀委員会は甘くない。

 

『それを受け入れられるようにするだけじゃないですか。そこであなたの知識をお借りできないかと』

「そう……そうね……いいわ。その代わりだけど一つ聞いていい?」

『どうぞ』

「その組織、桐藤さんはどう見てる」

 

伝聞だが、桐藤さんの観察眼は確かだ。その点から謎の組織について情報を得ておくのは悪くない。その程度のつもりだったが、返ってきたのは意外な回答であった。

 

『そうですね。僅か一発でトリニティの正義実現委員会の元委員長を仕留める確かな腕前を持つスナイパー、そして状況判断が的確で広範囲の爆発を多用し多数を混乱に陥れるキラークイーン。少数精鋭ながら実力は折り紙付きです』

「随分高くかってるね。正義実現委員会についてはあなたがやった事になってるけど?」

『情報が正確ではありませんね。彼女達とともに行いました』

「そう……それなら……」

 

思った以上に実力が高い。また、少数精鋭なのも大事を避けられる。想定以上にカヨコが探していた人選に近い。その上、お金さえ払えば何でもやるというのも都合がいいことこの上ない。

カヨコは少しの間考えて、周囲を再度警戒し声を抑えて話を入れる。

 

「ねぇ、桐藤さん。初仕事について話があるんだけど」

『はい。どうぞ』

 

 

 

「私を誘拐してほしい」

 

 

 

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