キヴォトスRTA風ナギちゃん√   作:reira

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悩みに悩んで男先生になったので初投稿です


シャーレ奪還作戦2(先生視点)

目覚めるなり、突然連れてこられて状況がよくわからない自分に、キヴォトスについて説明をしてくれる女性。七神リン。

 

彼女があらかた話し終えて外へ案内する所で……

 

外から扉が空き、3人の女の子が入ってきた。そのことに、リンは目を丸くしている。

 

「貴女方は?こんなところで、何を?」

 

「げっ」

「にはは」

「あはは……」

 

3人の女の子は、バツが悪そうにしつつ……青い女性が一歩前に出る。

 

「キヴォトスにおける大規模な治安悪化に対して、連邦生徒会から音沙汰がないため直接出向きました。連邦生徒会長がいなくなったことは分かりましたが、だからといって放置は認められません!」

 

リンさんは、そんな罵倒のようなそれを、苦い顔をしながらも頷く。受付の時点で望み薄だと思ったけど、意外とちゃんと聞いてくれる人だ。

 

「にはは!風力発電止まっちゃってるんですよこっちも!どうにかしてください!」

 

愉快犯のようなピンクの髪の少女もそれに続く。

 

「そうですね……皆さんの狙いは分かりました。それらは先生が何とかしてくれます」

 

もはや、苦しいと言った表情になったリンは、それらを私にぶん投げた。

 

"そ、そうだね。生徒のみんなが困ってるなら、頑張るよ"

 

困った顔をする3人。それぞれ見て、自分のやるべきことを見定めた。

 

「そうなんですね!先生なら、SRTの廃校も何とかなりますよね!お願いします!友達の通ってる学園が連邦生徒会によって廃校になりそうなんです!」

 

えっ

 

"は、廃校だって!?ちょっと詳しく聞かせてもらえるかな。先生として、見過ごせない"

「その件は……!」

 

 

……もう一度、考え直す必要が出てきた。

 

 

 

 

 

 

___________

 

_____

 

 

 

 

 

"概ね、状況はわかったよ。SRT。連邦生徒会長の運営してた治安維持のための学園、か……その生徒達に一度会ってみないとね"

「一重に、私達の力不足です。申し訳ございません」

"ううん、大丈夫。精一杯何とかしてみるよ"

 

その後、リンから話が出た。SRTを取り巻く現状に、そんなことになっていたのかと3人の少女は顔を合わせる。

 

"ところで……学園都市だって話だったけど、学園がなくなったら、その生徒達はどうなるの?生徒手帳が身分証明書って話だったけど"

 

キヴォトスに来たばかりだからこその質問。外から来た

 

「……身分証明ができず、大体不良になって路頭に迷ってしまうと噂です」

"かなり大事だ……!どうにかする方法は"

「こんな状況だからこそ、ですが。一つ手はあります。かなり強引な手法ですが」

 

一声。リンから提案がくる。

 

「サンクトゥムタワーには、このキヴォトスのすべての権限があります。実は、連邦生徒会長がいなくなったことで連邦生徒会に権限がなくなってしまい……連邦生徒会も、身動きが取れずにいるのです。治安の悪化の一因でもあります」

"……もしかして、その権限を使えば"

「連邦生徒会とSRTのつながりを断つ事が可能です。断ってしまえば、1学園として独立。彼女達は自ら動くことが可能でしょう。最も、費用が連邦生徒会から落とせなくなってしまいますが」

 

それは、サンクトゥムタワーの権限を用いた1学園としての独立化。少なくとも、路頭に迷うことはなくなる。

 

「この後、先生にお願いするつもりだったのですが。先生には、連邦捜査部『シャーレ』に所属してもらいたいと考えています」

「シャーレ?」

「はい。困りごとが連邦生徒会に多く寄せられるのですが……人員の多くは連邦生徒会長の捜索に動いていて、動けない状態です。ですので、先生にそちらの解決をお願いしたいと」

 

つまり、連邦生徒会に寄せられる依頼の解決……あれ

 

"SRTとあまり変わらなくない?"

「はい。SRTも指令系統がいないと困ってしまいますし、シャーレ所属としてもいいのではないでしょうか」

 

いい案、だと思う。けど……

 

 

 

この物語の主題は生徒だ。

私はこの場に来た三人の女の子に問う。

 

"今言った作戦でどうかな?そうすれば、こんなところに忍び込む必要はないでしょ?"

「は、はい!問題ないと思います!」

「治安が良くなるなら、異論はありません」

 

黄色の子と青い子は納得してくれたが……ピンクの子はつまらなさそうだ。

 

「にははっ!んー……なんかお硬い生徒会長の印鑑で無理やりSRT動かす作戦の方が面白そうなんですけど」

"だめだよ、人のものをとったら泥棒だからね"

「えー」

 

となりで大きいため息をついてキッと睨みを利かせるリン。うん、まぁとんでもない事考えるよね……

 

「はぁ、問い詰めるのは別として。。。モモカ、先生を送るので車を__」

『急に何ー?え、サンクトゥムタワー?あそこ、不良達が集まってて近寄れないんだよねー。あ、明太子チップス届いたからあとでー』ブチッ

「………」ブチッ

 

みんなから離れてどこかに連絡を取るリン。その後ものすごい顔をして、こちらに戻ってくる。

 

「さて、こんなところに来るほどお暇な皆さん。先生をサンクトゥムタワーへと連れて行ってください」

「暇とは何ですか!私はこの治安の悪化について正当に文句を「い・い・で・す・ね!」……はい……」

 

青い生徒はリンの圧に負けた。

 

「にははっ、まぁなんか聞こえましたが……面白そうですし良しとしましょう!そこの外から来た人はヘイローもないので一発でお陀仏ですしね!」

「あっ、そうですね。先生はヘイローがないので……後ろに下がっていてくださいね」

 

そして、愉快そうに笑うピンクの子に黄色の女の子が気付いたように話す。

 

"行く前に、皆の名前を聞いていいかい?"

「自己紹介がまだでしたね!トリニティ総合学園2年生の阿慈谷ヒフミといいます。よろしくお願いします、先生!」

「ゲヘナ風紀委員会、行政官の天雨アコです」

「ミレニアムセミナー所属の1年生!黒崎コユキです!」

"アコ、ヒフミ、コユキ。よろしくね。それじゃあ……"

 

 

 

"あとは任せて"

 

 

 

 

 

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