キヴォトスRTA風ナギちゃん√   作:reira

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今更ですがご都合主義のタグをつけたので初投稿です。

ナギサ様、お誕生日おめでとうございます!


part7

前回はミレニアムプライスへ行ったところでしたね。

むむむ、チャートではここでの好感度を足がかりに第二部へ割り込む予定でしたが……どうしたものか。ウミカ、ストーリーに絡むキャラでもなんでもないので、好感度稼いでもうまみがなぁ……いや、あって損はないはずです。

 

いいや。ミレニアムプライス自体毎年行われるのでまた次の年に来ましょう!とりあえず先に進みます。今から最初までリセットはやばいくらいロスですので。

 

「ナギサ先輩!ブラックマーケットへいきませんか!」

__ヒフミから誘いを受けた。

 

お、キタキタ!ブラックマーケットへのお誘いイベントです!これは是非こなしておきましょう!

こちら、《モモフレンズ好き》を習得したうえで阿慈谷ヒフミと友人関係であることが条件のイベントとなっております。このイベントさえ発生すれば間違いなくヒフミとのアビドス合流√へたどり着くことが可能です!

これ、簡単に思うでしょ?ナギサちゃんなのでそう見えるのですよ。

このイベント、ヒフミのナイーブな部分……自分の好きなもの、青春について踏み込んだイベントとなるため、かなりの好感度およびブラックマーケットへ行っても大丈夫なレベルが必要となるイベントです。それでいて、小学生の間限定の時間制限付きイベントとなっています。中学生以降このイベントの条件を満たしても危険だからと1人でブラックマーケットに行っちゃうんですよファウスト様。トリニティ所属で条件を満たしていたとしてもレベルか好感度が足りず発生しないことがよくあります。あと、別の校区でそもそもファウスト様と別の学校になることも多いです。ファウスト様が偉大とはいえ、こんなんでリセマラなんてやってられません。

だから、ファウスト様が確定で後輩枠かつ好感度上昇がしやすいナギサ様で走る必要があったのですね。

 

というか、今回は本当にバカ早いです。本来は六年生で発生することを見越していたのです……。

一歩引いた立場のファウスト様、本来は好感度を上げるのにめちゃくちゃ苦労するキャラなのですよね。誰に対しても分け隔てなく平等に接するからこそ、自分自身のパーソナルスペースを把握していて詰めすぎると引いてしまいます。トリニティではこういった繊細なキャラクターが多く、お手本のような位置づけです。

とどのつまり、友人関係まではすぐになれますが親友や仲間、恋人等深い関係性までの必要好感度がバカ高いんですよファウスト様。どれだけ猛アタックしても、補習授業部関連のイベントをこなさないと通常プレイ……とりわけ開始が遅い先生√では基本的にそういったものは難しいです。

ま、ファウスト様ならイベント早まったとして大丈夫でしょう。むしろ、最低限度のファウスト様攻略が終わったことで他学園に関わる時間が取れたと考えましょう。

 

とりあえずは目の前のイベントです!ここは結構賭けになるのでチキンセーブをしときます。前回もいった通り

小学生段階のトリニティ生としてブラックマーケットは事故率が高いです。

ミカやセリナには事前に今日は別行動をする旨を伝えておきましょう。今回のイベントは2人旅です。マーケットガード等とはちあわないように気をつけます。

 

さて、ブラックマーケットですね。本イベントですが、ペロロ様の限定グッズ入手が目的です。そして、EXスキルがモモフレンズ固定です。ナギサの場合『それいけ!アングリーアデリー!』となります。ちなみに、ファウスト様との好感度一定以上かつモモフレンズスキルを未入手の場合ペロロ様のExスキルを習得できる《ペロロ推し》補助スキルが入手可能となっていますのでご安心を。

ヒフミちゃんを守りつつ目的地へと向かいます。さすがに身代金目的の戦闘がはげしいです。ペロロ様やアングリーアデリーを駆使し、陽動することで、戦闘を避けて進みます。

マーケットガードは勝ち目がないので戦闘になったら即リセです……が、なんとか戦わず目的地にたどり着けましたね。お店に入り目的のものを探す__ところで、突然銃の音が。

 

「おらぁ!ふざけたもん売ってんじゃねぇ!」

 

はい、キヴォトスにありふれた強盗ですね。スケバンが押し入り、商品を次々破壊していきます。

 

「あ、ペロロ様が……」

 

目的のものが破壊されるのを目の当たりにしたヒフミがしょんぼりします。アングリーアデリーまで壊されまして……

 

「そ、そんな……」

「はっ、こんなよくわかんねぇもんでアホみたいな利益を取りやがって!」

 

ヒフミがショックを受けてしゃがみ込み……

……あれ?こんなイベントでしたっけ。

このイベント、本来は好きなものを壊されたヒフミが、本編より一足先にブルアカ宣言とともに勝負を仕掛けるイベントのはずですが……六学年より前だからか?

 

く、ここは逃げ……あれ、操作できない、こんなときに

 

「あん?」パン

 

あぁぁぁぁ!!!ナギサちゃんいきなり抗戦し始めたぁ!なんでぇ!

あぁもう、エンカウンター!!!(ヤケクソ)

 

 

 


 

 

 

私は、同じモモフレンズ好きのナギサ先輩を誘って、ブラックマーケットのモモフレンズショップにやってきました。

限定品のペロロ様がズラリと並んで大興奮する私をにこやかに眺めながらアングリーアデリーさんを吟味してます。

 

同じモモフレンズ好きでも、私とナギサ様は違いました。ペロロ様のグッズを限定品含め見境なく集める私に対して、ナギサ様は気に入ったアンデリーアグリーさんしか買わないのです。限定品やレア物でも気に入らないものは買わないし、どこでも買えそうなものでも気に入るものは必ず購入しています。とりわけモモフレンズゲームは特にお気に入りで、かなりやり込んでいるそう。

恥ずかしいことに私はゲームの存在を知らず、教えてもらっておそろいのゲームを購入しました。キャラクターやアイコンはそれぞれ推しのキャラクターなのはもちろんです。そういったゲームではアニメだけではないオリジナルのストーリーを知ることができて、よりモモフレンズが大好きになりました。

 

「ん?ヒフミさん、私の顔になにかついていましたか?」

「あ、すみません。ちょっとナギサ先輩のことを思い出してて」

「私のこと、ですか?」

 

気がつけばじっと見ていたらしい。考えていたことを口にすれば首をかしげるナギサ先輩に私は続ける。

 

「はい。一部のアングリーアデリーさんしかいつも買わないなぁって」

「あぁ、それは……っ!」

「えっ、きゃっ!?」

 

ナギサ先輩に突然押し倒されて、顔を赤らめて戸惑う私。ですが、その後に飛び交った銃の音に一転して青ざめる。

突然銃をもった自分達より背の高い高校生達が押し入り、銃を乱射してきたのです。

 

「ひっ!?」

「無事のようですね……良かった」

 

ナギサ先輩は倒れたまま棚を蹴り、直ぐ側にあった大きなアングリーアデリーさんの人形を落として盾にして隠れました。

 

「こんなふざけた面のもん売ってんじゃあねぇ!」

「ちゃっちい商売で得たお金全部だしなぁ!」

 

店員さんに高校生たちが群がり、お金を巻き上げています。ひどい言葉の数々に拳を握るほど怒りが湧いてきます。しかし、相手は倍ほどに大きな高校生。立ち向かう勇気は湧いてきませんでした。

ですが、それでもナギサ先輩は立ち上がりました。

 

「お、ガキがどうした?おもちゃ壊されて泣いてんのか?」

「痛い目見せるぞおら!」

「……」

 

高校生達の暴力にひるまず、盾と銃を構えるナギサ先輩はとても頼りになる背中でした。

 

「私は、愛しております」

「は?」

「なんだ?」

 

ナギサ先輩は、一步一步、勇ましいオーラと光り輝くヘイローを纏い高校生たちの前にでます。

 

「あなた達がふざけてるとか、ちゃっちいとかいったものを。いま、あなた達が泣かせた後輩を。私の友人を。すべて、私は愛しているのです」

「ぶはっ、こんな変な鳥をか「ペロロ様です」なんだっていい!気持ち悪いだけだろ!」

「だれが、なんといおうと!愛したものは譲れません!私達が愛するものは、私達が決めます!」

 

黄金に光輝くヘイローを身にまとうナギサ様の弾丸は、高校生を次々と貫いていきます。

 

「ふっ、ふざけるなぁ!」

「潰せぇ!」

 

弾丸を盾でいなし、一気に詰め寄って蹴り飛ばしてぶつける。慣れた動きは間違いなく強者のそれだ。

 

「なんなんだ、なんなんだよてめぇは!!」

「私は、私の愛するみんなと物語を紡ぎます!そう、青春という物語(ブルーアーカイブ)を!!」

「ひぎゅっ!?」

 

ナギサ先輩の宣言の下、高校生は倒れふし店内はどこからか拍手が巻き起こります。

 

「ありがとよ、嬢ちゃん!強いんだな!」

「トリニティつえー!」

「いよっ!愛の天使!」

「あ、ありがとうございます……」

 

そんなナギサ先輩に対して、私はどうでしょうか。好きなものを壊されても我慢して逃げようとして……そんなの、私だって嫌です。そう、嫌なんです。

 

「ナギサ先輩!」

「ヒフミさん、お怪我は」

「大丈夫です、って、そうじゃなくて」

 

私は、ナギサ先輩をじっと見返して、宣言します。

 

「私も、好きなものを譲らない人になりたいです!ナギサ先輩の青春の物語(ブルーアーカイブ)に、私も……!」

「そう、ですか。大丈夫です、ヒフミさんならなれます」

 

その後。お礼としてお店の方からそれぞれ推しキャラのグッズを一ついただいて帰りました。

 

「あのー、ヒフミさん、近いですよ?」

「えへへ……だめですか?」

「もう……勘違いされてもしりませんよ?」

 

目的のペロロ様とおそろいバージョンのアングリーアデリーさんを抱えたナギサ先輩。その近くで私はナギサ先輩の腕を取って歩きます。

 

私、ナギサ先輩みたいになりたいです。

好きなものを愛して守る、そんな人に。




アウトロー?「好きなものを、譲らない……!とってもアウトローね!」
幼馴染「なになに?急にどうしたのアルちゃん」
アウトロー?「こないだブラックマーケットでね__」
(以下略)
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