貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
「あぁ〜!〇〇ちゃん!」
「偶然だね♡何してたの?」
休日の午後、一番出会いたくない人物と、貴方は出会ってしまった。
現在、貴方は少女に纏わり付かれている。
貴方はとある用事があり、ピノコニーへと訪れていた。
何事も無く終わればいいなぁ、と思っていたが、どうやら面倒事は避けられないようである。
貴方は黙ってその場から去ろうと足を進めた。
「ねぇねぇ、何してるの?」
それでも、彼女は貴方の腕を引っ張り逃げられぬ様に拘束しようとした。
貴方に腕を振りほどかれた少女は、露骨に残念そうな表情を浮かべる。
そんな少女にあきれて、貴方は嫌な顔をしながら、絶賛背中に寄りかかる人物の名を呼んだ。
「そうだよぉ〜君の彼女の"花火"だよ!」
貴方に花火と呼ばれた少女は、ニヤニヤとした、煽りの意を込めた笑顔を向けてくる。
苛々と、貴方は苛立ちを覚えながらスタスタと帰ろうとする。
しっかりと恋人何かじゃないだろと否定しながら。
「えぇ?〇〇ちゃんは花火と恋人ごっこしたくないのぉ?」
何故か、花火は貴方のことをちゃん付けで呼ぶ。
これもおちょくりの一つだろうが、貴方には確かに効いていた。
花火は貴方の後を着いてきて、隣に並び歩こうとする。
貴方は花火の方を見向きもせずに、そんな遊びに付き合わないと言って歩き続ける。
貴方が見向きもしないでいると、彼女は貴方に聞こえるように呟いた。
「花火と恋人になったら……イケない事も出来ちゃうよぉ〜?」
その瞬間、貴方の足は止まる。
"イケない事"と言う言葉に反応してしまったのだ。
その反応を見逃さなかった花火は、ニヤニヤと悪い笑みを浮かべて貴方に問いかける。
花火が指している、イケない事とはつまりそう言うことだろう。
貴方は少し頬を赤くして、花火から目を逸らした。
そんな貴方を見て、花火は更にニヤニヤと笑いながら貴方の肩に手を回して乗りかかってくる。
「ほら、花火の体柔らかいよ♡」
花火の女子特有の柔らかさが、貴方の背中に確かな感触を与える。
貴方はその感触に、不覚にも興奮を覚えてしまった。
そんな貴方を見て花火は嬉しそうに笑いながら。
───ちゅ♡
そんな擬音が響かせながら、いやらしく恍惚な表情で貴方の頬に唇を落としてきた。
貴方はキスをされた事に、当然驚く。
そんな貴方の反応を花火はクスクスと笑い、貴方から離れて歩いていく。
そして振り返りながら─── キスされた頬を、手で抑えている貴方に告げた。
「花火は何時でも……〇〇ちゃんを歓迎するよ♡」
いつもより短くてごめんね