貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
どうしても眠りにつけない、そんな日が貴方に訪れていた。
目を閉じても、正しい呼吸法を意識しても、貴方の眠気は一向にやってこない。
貴方は何とか眠ろうと、試行錯誤を繰り返すが眠ることは出来なかった。
最終手段として、何考えずに目をつむる事を決めるが───
しかし、今の貴方が寝付けない理由は、ただ単に眠気が来ないだけではない。
それは、貴方の眠りを妨げる存在がいるからであった。
「貴方は……眠れそうか?」
「眠れないなら、子守唄でもどう?」
貴方と同じベッドの両隣に寝転ぶ、二人の美女が熱烈な視線を送っているからだった。
何故貴方が美女と添い寝しているのか、話せば長くなってしまうので簡潔に説明しよう。
"眠れない"
「ならば、私が隣に居よう」
「じゃあ私も」
こう言う事があったのだ。
日常の瞬間、何気ない時間で、1人で呟いた刹那、巡海レンジャーの黄泉が隣に現れ前述の通りを告げた。
そしていつもの間にか背後にいた、メモキーパーのブラックスワンもついでと言わんばかりに申し出てきた、というものである。
「どうかしたのか?」
貴方は右隣に寝転んでいる、黄泉の方へと体を向ける。
就寝時であるため普段とは違うラフな服装、濃い紫色の長髪に豊満な乳房。
少し困惑したような表情で見つめてくる黄泉に、貴方は気恥ずかしくなり体を背けた。
「どうしたの?……寒いかしら?」
貴方は左隣に寝転んでいる、ブラックスワンの方へ体を向ける。
普段と同じで、就寝時であるのに露出の多いセンシティブな寝巻き。
薄紫色の長髪に、これまた豊満な乳房。
笑みを浮かべながら貴方を見つめてくるブラックスワンに、貴方は子供だと馬鹿にされた様な気がして、厶っとした表情を布団で隠した。
しかし───
「うふふ、どう?お姉さんのおっぱい♡」
甘い声色で、貴方の頭を胸に押さえつけてくる。
突然の事に驚きつつ、必死に拘束から逃れようとするが。
ただの一般人である貴方では、ブラックスワンには敵わなかった。
貴方は為す術なく、ブラックスワンの豊満な胸で窒息死させられてしまう(しない)
すると、背後からも柔らかな感触が伝わってきた。
何かと思って確認しようとするが───
「メモキーパー。彼が窒息してしまう、それにあまり下品な言葉を使うものではない」
「あらあら、〇〇はこういった方が喜ぶから」
前方からも、背後からも、所謂おっぱいと言われるものに挟まれてしまっている。
柔らかい感触に、貴方は流石にこの状況はマズイと感じ始めた。
何とかして抜け出そうともがくが……
しかし貴方を拘束している二人の力は強く、抜け出すことは叶わなかった。
「………ならば、私の乳房の方が柔らかい。〇〇に貴方の乳房は不要だ」
「固い人ね。巡海レンジャーさん、〇〇は私のおっぱいを喜んでくれているから……♡」
二人はそれぞれ貴方を拘束しながら、貴方へのアピール合戦を開始してしまった。
"マズイ"と貴方は心の中で大きく叫ぶが、二人はそんな言葉を知らずか、どんどんエスカレートしていく……
「私ならば、〇〇を脅威から守ることが出来る」
「私にも可能だけれど?」
「………メモキーパー、ここは手を引いてくれないか?」
「いくら巡海レンジャーさんの頼みでも、それは無理ね」
どうしようか、貴方の頭はそれでいっぱいになる。
貴方からは二人の表情が見えないが、険悪な事になっているのは確実であろう。
二人に挟まれているため、中々発言をする隙が見つからない。
打開策を模索するが───
「ところで……巡海レンジャーさん。提案があるのだけれど」
「……聞こう」
「〇〇に決めてもらうのが一番ではないかしら?」
「と言うと?」
嫌な予感が体中に走る。
「だ・か・ら♡どっちの体が気持ちいいか、〇〇に判断してもらいましょう」
「異論は無い、承った。〇〇、少々我慢してくれ」
「うふふ……〇〇、夢を見せてあげるから♡」
◆◆◆
「あれ?〇〇、その赤い跡何?」
貴方の体には、びっしりとキスマークが付けられていたのだった。
お久しぶりです。