貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
とある辺境の星。
辺りは業火の海に流され、暑苦しい熱風が巻き起こっている。
この地獄の様な光景を巻き起こした人物は、貴方でも、貴方の仲間でも無く、この星に住む住民達が引き起こした。
元々、貴方が狙っていた星ではあるのだが、手を出す必要も無かったらしい。
貴方が手を下す間もなく、住民達は生き残る為の戦争を始めたのだ。
火の海を横目にしながら、貴方は住民達に憐れみの目を向ける。
住民達は、酷い性格の持ち主だけでなく、心の優しい子供達も暮らしていた。
その子供らが殺されている事に悲しく思いつつも、貴方はこの星の最期を見届けようと住民達の戦いを眺める。
────ゴンッ
鈍い音が、貴方の背後から聞こえた。
恐らく鈍器を振りかざした音。
貴方はその音に気づきながらも、受け入れる様抵抗をしなかった。
そして───貴方の後頭部へ鈍器が振り下ろされ………
『〇〇……?』
貴方が殴られる様を、ホタルは目に捉えてしまったのだった。
◆◆◆
貴方が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
見慣れた天井で、何時も自分が就寝する馴染のある布団。
つまり、ここは星核ハンターのアジトである事が分かった。
横ではホタルが寝ており、自分の身体状況から看病してくれていた事が見受けられる。
きっと、ここにもホタルが運んでくれたのだろう。
そして、貴方が放けていると、ホタルが目を覚ました。
「〇〇……良かった……生きてた…」
ホタルは目を覚ますと、貴方の姿を確認してか抱きついてくる。
大粒の涙を流している為、恐らく自分は酷い状態にあったのだと、貴方は理解をした。
「目を覚まさないって……銀狼は泣いてたし、カフカと刃も悲しそうな顔してたから……本当に良かった…!」
ホタルは目一杯の力を込めて、貴方を強く抱きしめる。
そんなホタルを、貴方は抱きしめ返そうとするが……
───貴方の右腕は存在しなかった。
先程から、右腕の感覚が無いと違和感を感じていたが、まさか千切れているとは思ってもいなかった。
「 ……!ごめんなさい……ごめんなさい…ごめんなさい……!」
貴方が自分の腕を見て唖然としていることに気が付いたのか、ホタルは延々と謝罪を繰り返す。
ホタルの様子から察するに、恐らく。自分が気絶した後、何らかの事故によってホタルが誤ったか、暴徒とかした住民にやられたかの二択。
しかし、ホタルがそんなミスを起こすとは到底思えない為、恐らく後者だろう。
「ごめんなさい……あたしが貴方を守りきれなかった……」
やはり、後者で間違いはないようだ。
ホタルは貴方を守れなかったことを後悔し、自分を責め続けている。
そんな様子のホタルへ、貴方は申し訳なく思いながらも抱きしめ返してあげた。
右腕が切断されているため、左手だけの少し不格好な抱きつき方になってしまうが。
「不都合があったら言って、あたしが何でもしてあげるから…」
こんな暗いムードの中、貴方は最低なことを思いつく。
何でも、その言葉に貴方は少しイタズラをしてみる事にした。
"おっぱい揉ましてくれ"
最低である。
貴方は怪我人の特権を使い、態々頼み込む程ではない行為を頼んだ。
女性に対して、胸を揉ませろなど言語道断であると言うのに。
頭を鈍器で殴られた為、混乱しているのだろうか?
しかし、貴方も冗談で言った為、予想としては若干引かれるぐらいだと思っていたのだが。
「それだけで良いの?」
ホタルは貴方の発言に、何故か乗り気だった。
冗談だよと貴方は言うが、ホタルは貴方が怪我人だからか、それとも貴方を元気づけたいのか。
貴方に胸を触らせてくれる以上の事でも可能だ、そう意を告げてきた。
「何でもしてあげるって、そう言ったから……良いよ?」
貴方は予想に反してホタルがグイグイ来る為、少し焦ってしまう。
ホタルは本気だ。本気で、貴方の願いを叶えようとしているのだ。
それに、据え膳食わぬは男の恥、とはよく言ったものだ。
「ふふ♡……それじゃあ、よろしくね?」