貴方の事が好きすぎるスタレ女子だなんてそんな。 作:究極進化さむらい(2歳)
貴方がこの世に生を受けてから、既に7年の月日が経った。
まだサンタさんの存在すら信じる程純粋な心を持ち、漸く善悪の区別が付いてくる年頃。
そんな貴方は、見知らぬお姉さんからプレゼントされたゴミ箱のぬいぐるみを抱え、びくびく震えていた。
それもそのはず、貴方は一攫千金を狙う野党に誘拐されてしまったのだ。
「へへへ……こいつを売れば億万長者も夢じゃないぞ!」
「兄貴ィ!!僕らの人生今がハイライトですよ!!」
「馬鹿やろぉぅ!!今からがハイライトだろうが!!」
まだ幼い貴方は野党が何を話しているのか、何故こんなにも楽しそうなのかを理解することはできなかった。
見知らぬ場所に誘拐され、縛られる貴方。
何故自分がこんな目に合っているのかもわからずに、ただ恐怖するだけ。
貴方は心の中で祖母に助けを求めながら、ぷるぷると涙を流すのだった。
「兄貴!こいつを売ったら美味いもん食いましょう!!……あれ?兄貴
「大丈夫か?〇〇」
突然、目の前にいたはずの野党が姿を消したと思えば、代わりに目隠しをした女性が現れた。
青みがかった白髪に、なんかやたらと露出が多い服装。
自分を心配してくれているのだろうか、何処か不安そうな表情を浮かべながら貴方の前にしゃがみ込んでいる。
たまたまここを通りかかったとは思えないし、何故か目隠しをしているし露出が多い。
割と不審者であろう。
しかし、今の貴方にとっては救世主でしかなく、自分を助けてくれた優しい大人の人と認識してしまっている。
「怪我はないのか、ならば我も安心だ」
白髪の女性は貴方が無事な事を確認した後、こちらに向かって両手を伸ばしてくる。
そのまま貴方の脇の下に手を通し、ひょいっと持ち上げた。
「怖かったであろう……もう大丈夫だぞ」
貴方はその女性の優しい手に安心感を覚え、ぎゅっと抱きつく。
そんな貴方の行動に女性は驚きはしたものの、すぐに優しげな笑みを見せながら抱き返してくれるのであった。
その後、彼女は自身を鏡流と名乗り貴方を自宅まで送り届けてくれた。
鏡流には多大なる感謝の念を抱いている。
しかし、彼女はやはり変質者である事が判明した。
例を挙げると。
「散歩か、我もついて行く」
ちょっと外出するだけでも同行して来るし。
「お風呂か、我も一緒に入る」
お風呂には必ず一緒に入る。
一人で入れると言っても中々譲ってくれない。
「もう寝るのか?我も一緒に眠ろう」
就寝するときは必ず一緒に添い寝。
抱きしめられながら寝ることに。
何故か家に入り浸っているし、祖母にも受け入れられてるし、何故あったばかりの自分へこんなにも世話を焼くのか聞いてみるも「我はお前の剣だ」と言う典型文しか返ってこない。
いや剣にしてもいつも携えないだろ。
貴方が何をしようといつも付いてくる為、普通に迷惑である。
それにしても本当に謎である。
まだ数日しか過ごしていないというのに、貴方は困惑していた。
そんな事を考えながらソファに座り足をパタパタさせていると、バランスを崩し転びそうになってしまった。
床はカーペットである為それ程の痛みはないであろうが、来る衝撃に備えるべく目を瞑った。
しかし、何故か何時までたっても浮遊感は続いたままであり、痛みも衝撃も襲って来ない。
貴方は自分がどうなっているのか確かめる為目を開けた。
「無事か?〇〇」
鏡流が自分を抱えており、ギリギリ助けてくれたみたいだ。
貴方は鏡流に感謝を告げ、下ろしてもらおうとするが。
「やはり一人でいると危険だな。これからはずっと我が側にいよう」
いや今までもそうじゃないか。
とツッコんで欲しいが、貴方はクソボケな為純粋な目で鏡流を見つていた。
そして鏡流は、貴方を何時まで経っても降ろさないどころか、そのままソファに座り貴方を膝の上に乗せた。
「フフ………これからはずっと一緒だ……♡」
目隠しを外し、目にハートマークを浮かべ、捕食者のそれとなった瞳の鏡流に気づかぬまま、貴方は足をパタパタさせているのだった。
今話のみのせってー
貴方
転生ショタ
元鏡流の恋人で雲上の五騎士とも面識あり。
うっかりポッカリ死んでしまった。
転生してからは、今までも度々視線を感じており不気味に思っていた。
この後貴方がどうなったのかはだれもしらない。
鏡流
ヤンデレ。
目隠しえっちおねえさん
彼が死んでから死人のようだったが、転生したのを発見して復活した。
以後、何処にいようと何が起ころうと絶対に貴方守るウーマンになっちまった。
誰かこいつをとめてくんろぉ〜